<GYPSY VAGABONZ Live at 高田馬場 Blue Drag>

GYPSY VAGABONZ
(左から)林さやか(B)
Hideko(Vo, Flute)
大西孝旺(G)浜脇コウヘイ(G)

2009.6.19.(金) GYPSY VAGABONZ Live at 高田馬場 Blue Drag

2月に足を運んだ後、「新曲、作ってまーす」、「ライブで披露しまーす」等のコメントが並んでいた。
こういうのに疼くんだよね(笑)

高田馬場駅を降りててくてく歩く。
頭に地図を思い浮かべながら...
そう、池袋にあったBlue Dragが移転したんだ。
「ここかな」と道を曲がったら違った。
で、引き返し、「目印見っけ」と思ったら、ギターの浜脇さんの顔が(笑)
目印になるねぇ(失敬!)
したら、ライブハウスの場所まで同行してもらっちゃった。
感謝!

ということで、無事たどり着いた新店舗 Blue Drag。
今回はギターの大西さんとお話。
(結構、世間話でしたぜ)
そしてピザを食して待つ。


さて、ライブです。
この日はワンマン、2ステージです。
軽くインストを演奏した後、定番、「I Can't Give You Anything But Love」から。
非常にライブな音場です。
会場の湿気が一気に吹っ飛んだ感じ。
「What A Difference A Day Made」を日本語歌詞で。
続けて、オリジナル曲、「いたずら仔猫のワルツ」。
夢見る乙女心の歌詞。
スウィング・ジャズに合うよね。
「シモンの歌」を日本語でシックに。
Blue Dragはジプシージャズのお店。
ということで、ジャンゴの「Swing42」を披露。
そして、ベースのさーやが作ったオリジナル、「雨の夜空に月が咲く」を披露。
ふわふわと楽しい時を頭に描いた想いを綴った、ポップな曲。
次もオリジナル曲で、ドキドキワクワクの「日曜日」。
1stステージ最後に元気良く、「Shine」。
私が手拍子していると、後ろから援護射撃(笑)
すると、会場全体が手拍子の渦。
「調子に乗ってきたぞ!」ってところで、1stステージ終了。


さて、2ndステージです。
まず、オリジナルのインスト曲、「ミツバチのささやき」から。
ゆったりした雰囲気で進行すると思ったら、定番、「Love Me Or Leave Me」、「Gift」で攻めに転じる。
場の雰囲気がガラリと変わった。
手拍子も繰り出され、夜の酒場の雰囲気が出てきた。
そしてGYPSY VAGABONZのアレンジでの「アマポーラ」。
さて、ここからオリジナル曲を続けざまに披露。
ベースのさーやが書いた、「紡ぐ」。
誰もが一度は経験した切ない恋心を歌にしてます。
サビはメンバーみんなが歌ってます。
お客さんも酔いしれています。
大西さんの書いた、ホラーをモチーフに綴られた曲、「Unknown」。
ジプシーの哀愁のサウンドを巧みにアレンジしてます。
そして、さーやが書いた、「モノクローム」。
別れた人を回想しながら、悲しみを綴ってます。
ここで一度カバーに戻って、「Lover Come Back To Me」、「I Love Paris」。
ソロではHidekoさんがメンバーをどんどん囃し立てる。
小気味良いリズムに酔いしれる。
そしてオリジナル、「マトリョーシカ」。
ここでハプニング。
Hidekoさんのフルートが衣装に引っかかってしまって、ブレーク後の演奏が放送事故のように...
でもお客さんは茶化すでもなく、次の音が出てくるのを待っているんだよね。
それぐらいGypsy Vagabonzのお客さんの中で定着した曲です。
ここから一気に晴れやかな楽しい夜の雰囲気に。
オリジナルで「いつも一緒」、「Boom Boo」とリズミカルな演奏に、ウキウキ。
最後に「After You've Gone」で会場みんなが弾けちゃいました。
アンコールにフィドルのみすずさんを迎えて、「Swingしなけりゃ意味ないぜ」を演奏。
そして観に来ていた吉本興業の高田フランケンさんがジャンゴの「Minor Swing」を即興の歌詞で歌って大盛り上がり。
最後に、「All Of Me」を演奏して、この日のライブは終了。


Hidekoさんの歌が一段と安定感増したな。
フルートも板についたね。
と思ったら、みんなそう。
演奏に重厚感が増していて、バンドとしての安定感を出しているんだ。
3ヶ月の間にバンドとしてこんなに成長するもんなんだなと、感心しちゃった。
ギターの二人は互いの個性を出しつつ、最後まで攻めてくる。
時にはキャッチーに、時にはギター好きを唸らせる。
ジプシー・スウィングのお店であるBlue Dragだから、出し惜しみなしだったね。

そして、新曲。
アレンジにオリジナリティ爆発だね。
このバンドならではのアレンジ。
既存の曲までアレンジし直してるし。
これがね、細かいニュアンスを少しずつ手を加えてる。
もう、圧巻だよ!!

こんなに楽しませてくれるバンドは、そうはないぞ!
演奏、歌にステージワーク。
バンドとしてのサウンドの色合いがより強くなってきて、何度か観ている私にとって、これが一番嬉しい。
バンドは続けていくことが難しいのを知っているからね。

お客さんもライブの楽しみ方を知っている人がちらほら。
ソロのフレーズに思わず笑いがでたり(「やってくれたなっ」て言う意味ね) 、気持ちの良くなったところで歓声を上げたり。
そして手拍子で盛り立てる。

こういった場で楽しく過ごせたな。
やはり只者ではないね。
クリエイター集団、GypsyVagabonz。
是非足を運んで観て下され。


帰り道、酔いつぶれた学生がたむろしていたよ。
良い夢見れてるかい。
私は下戸だけれど、GypsyVagabonzでどっぷり酔いつぶれてたよ。


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GYPSY VAGABONZ
Hideko(Vo, Flute)大西孝旺(G)
林さやか(B)
浜脇コウヘイ(G)




林さやか(B)


Hideko(Vo, Flute)




(左から)大西孝旺(G)浜脇コウヘイ(G)






2ndステージでHidekoさん、衣装を替えて登場








Hidekoさんが囃し立てる


大西氏「これでっ、キメッ!」


HidekoさんのMCでさーやが笑っちゃってる




ロックじゃないよ(_●_)




アンコールでヴァイオリンのみすずさんも一緒に


Hidekoさん客席に繰り出す!


高田フランケンさんが即興で「Minor Swing」に歌詞を付けて歌ってくれました。


楽しかったよ!!


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