<musey Live at 吉祥寺 MANDA-LA2>

musey
mue(Vo, G, P)、okyon(Perc, Vo)
サポートゲスト:Taro(B)

2008.02.11.(月) musey Live at 吉祥寺 MANDA-LA2

1月に千葉 佐倉 サンライズのMooneyさん、ホワイト&ブルーと共演したライブにて、私の心を一瞬にして射抜いてしまったmueさん。
アンコールを含めて4曲なのにね。

このライブ時に、ホワイト&ぶるーのZeal金子氏が「告知は?」と質問したら、
mueさん:「遠いので来てもらえないと思うので...」と。
Zeal金子:「何をおっしゃる。ばかなこというんじゃありません。」と、遠方から来た私が紹介されました。
で、mueさんは2/11のライブの告知をした。

「これは行くっきゃないでしょ。」と、足を運んだのは吉祥寺 MANDARA2。
mueさんとパーカッションのokyonさんのユニット、「musey」のライブです。
早めに会場入りして、夕食を食らう。
知り合いが直前に会場入りしてご挨拶。
そうこうしているうちに客席が埋まり、ライブスタート時には立ち見が出るほどの中、ステージが始まった。


この日はmuseyの3rdアルバム「東京の夜」のレコ発ライブということもあり、アルバムの曲順に曲紹介しながら披露。
まずスキャットで繰り広げる「with time」。
曲の始まりからコンガのリズムが変化した瞬間、目の前の情景が広がった。
二人のコーラスが心地良く、ハミングしたくなるような一時といったイメージ。
次に「カタルシス」。
これを聴いて、「言葉の選び方が独特だな」と思いながら、メロディーにのった歌詞に私は上機嫌。

ここで、このアルバムのエンジニアのTAROさんがウッドベースにてサポートに入って「my little sunday」を披露。
mueさんの口笛がスキャットと同じようにメロディアス、okyonさんのパンディーロが心に高揚を促す。

「知らぬ間に」。アダルトなテイストに仕上がっております。

そしてmueさんがピアノに移動して「star tour」を披露。
星空をイメージしながら、mueさんとokyonさんのスキャットを存分に味わえる内容。
ベースのTAROさんのソロも聴くことが出来ました。

ここから二人で演奏。
アルバムに未収録となった曲(曲名不明)、「Mr.クレイジー」を披露。
「Mr.クレイジー」はタイトルのイメージとは違って、回想した歌詞の内容でした。
(タイトルを聞いたときには、「ボッサでギャー」とか歌ってしまうのかと思った)

ここで再度TAROさんが加わり、「笑う口」、「月恋星」と披露。
「笑う口」を聴いて、mueさんの言葉の選び方がおもしろくて、個性があることを感じながら聴いてました。

最後にアルバムのタイトル曲「東京の夜」の演奏となる前に、Promotion Videoを製作したということで、ほぼ完成したものをスクリーンにて披露。
その映像が楽しくて、みんなが笑いながら見入っておりました。

Videoが終了してメンバーがステージに出てきたときに、Promotion Videoと同じ衣装に替えたメンバーの登場に観客が沸く。
まだ映像を見ていなかったokyonさんはお客さんに聞いてみるが、笑い声がするだけではてなマーク一杯(笑)
そしてアルバム最後の曲である「東京の夜」を暖かい手拍子の中、曲中に各自のソロも含めて披露した。

ここでアンコールが起こり、初心に戻るという意味で、1stアルバムから「BRAZIL」を披露。
この曲はブルース進行でスキャットがウキウキ気分で楽しい。(museyのHPから試聴できます。)
再度惜しみないアンコールに、「I'm looking for the one」を演奏。
新たな二人がステージの予感を残して、この日のライブは終了となった。


私はボッサのリズムに気持ち良さを感じつつ、「やっぱり歌ものだから、歌詞をきちんと聴かないと」と思って聴いておりました。
そう、気持ち良いボッサのリズムは流されてしまうんだ。
購入したアルバムで歌詞カードを眺めながら聴いて補完してますが、オリジナリティがあります。
2ndも同時に購入して聴き比べてみると、この3rdアルバムは歌詞をどのようにメロディにのせようか、言葉選びにも工夫が伺える内容。
歌詞を語るのではなく、その分言葉選びに重視した内容。
重くしないことで間ができて自由度が広がってきたようで、okyonさんのコーラスを加えることで表現の幅が広がっています。
アルバムは、音の粒が表に出てきた感じがします。

人の気持ちを和ませる要素たっぷりのmueさんの歌声。
ギター、ピアノのボッサのリズムは安定感があって気持ちよい。
前回、アクシデントに見舞われながらもリズムをキープして話しながら歌い続けたことからも折り紙つきです(笑)
mueさんの作る歌は聴いた後にしっかり心に浸透している。
そして歌詞に日常が感じられ、mueさんの視点で紡がれ、繰り広げられていく。
ここまでボッサのリズムにメロディアスに日本語の歌詞をのせた人はいないんじゃないかな。
mueさんの歌う節回しが言葉のツボを押さえていて、聴いている人にメッセージとして浸透してくる。
ホント、敬服します(_●_)。

okyonさんのパーカッションの音はやさしい。
叩き方もやさしく、mueさんとは気持ちで繋がっているように音を紡ぐ。
叩きながらmueさんの早いスキャットやメロディーにコーラスを歌う。
okyonさんはリズムを叩きながらなんなく歌ってしまう。
二人の歌声はコーラスとして紡ぐと私にはよさげな味わいに響きます。

MCはmueさんのとぼけた調子で繰り広げられるのだが、会場がのどかな雰囲気に包まれる。
途中、mueさんの話が飛ぶんだよね。それをokyonさんが笑みを浮かべながら頷いている様子をお客さんも楽しんで聞いている。

でもね。今回、ライブを観ていて、「この人、場数と経験が違う」と感じさせる場面が随所にある。
今まで出会えなかったことの悔しさと、ここで出会えたことに感謝です。

ライブ終了後、少しお話することが出来た。
一ヶ月前のライブで出会ったこと、覚えていてくれたんだよね。
歌姫に顔を覚えてもらうのは気持ちの良いものである。(ミーハーか?)

1月に聴いた、「音楽がやってきた」がまだアルバムになっていない。
これからも楽しみであります。


P.S.やっぱ最近の若いお客さんは静かだよなぁ。

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musey
mue(Vo, G, P)、okyon(Perc, Vo)、
サポートゲスト:Taro(B)



mueさんがピアノの演奏を披露
















PVがスクリーンに映し出され、お客さんから笑い声が...



PVで着ていた衣装を身に纏い、ステージに現れた!
TAROさんはPVに出演していなかったが、演出上プロデューサー(笑)



mue


okyon


TAROさん










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