<藤縄哲也 Live at 下北沢 ラ・カーニャ>

藤縄哲也(Vo、G)

2008.2.3.(日) 藤縄哲也 Live at 下北沢 ラ・カーニャ

2007年、大晦日の北浦和 パラダイス・ロードでのカウントダウン LIVEに出演した藤縄哲也氏(以下、てっちゃんで)。
その時に、「今度、ラ・カーニャでやるよ」とのこと。
ラ・カーニャといえば、西岡恭蔵さん。一度は足を運んでみたかったお店である。
こんな巡り合わせもいいなとスケジュールを合わせ、行ってきました。

この日はあいにくの雪。
転ばぬよう気をつけながら歩いてお店に着き、チャージの支払い時に、「ご予約は」の問いに、「していません」と言いながら、予約表に目を移すときっちり自分の名前。てっちゃんに行くと話していたことを忘れてました(笑)
ということで予約したことでチャージが安くなりました(THANKSです)。

お客さんが後ろのほうから埋まっていくので、ずうずうしく一番前を陣取る。
お客さんと少しお話の後、てっちゃんがステージへ。
ライブの始まりです。
この日は2部構成。

まず、さりげなくMCを済ませて、アルバムのタイトル曲「MY BLUES HEAVEN」。
そして「雨上がり」、「宝さがし」と続く。
この「宝探し」が私のお気に入り。
ここからブルースで攻める。
「スリーピーブルース」、高田渡さんの曲「夜の灯」、そして「Route66」を披露。
お客さんも既に温まっており、手拍子、掛け声で応戦。
そして替え歌コーナー。
てっちゃんの替え歌はいつ何度聴いても笑えます。
そして一部最後に「私の青空」を演奏。


しばし休憩。
「まだ、オリジナルのあの曲、この曲やってないなぁ」なんて考えつつ、2部が始まった。
最初から飛ばします。
「タイガー・ラグ」で一気に盛り上げる。
そしてここからしっとりと、中川五郎さんの「ミスターボー・ジャングル」を披露。
(ホワイト&ぶるーの原曲をやっと聴いたぞ!)
「Blue Moon」、そして大阪で評判「聞いてみる」、「あの空」とゆったりとした雰囲気に包まれながら披露。
ここで代表曲の一つ「コインパーキングブルース」で笑いをとりつつ、演奏。
お客さんは一緒に口ずさんだり、リズムをとったり。
そして一回クールダウン。
「ひとり暮らしの部屋」、「悲しみが空にはばたく頃」を歌う。
ここから一気に攻めあげる。
ドブロを手にして、高速機関車の如く弾き、歌う、「僕は特急の機関士で」、そしててっちゃんの真骨頂、「環状線ブルース」を披露。
お客さんから奇声、笑いが飛び交う。
演奏終了後、大きな拍手でステージから帰さない。
アンコールに「What A Wonderful World」を演奏して、お客さんから花束を頂き、暖かい雰囲気の中、この日のライブは終了。


場所がフォークの聖地、ラ・カーニャということもあり、てっちゃんの緊張感も感じつつ、思いっきり攻めの演奏。
てっちゃんのオリジナル曲が聴きたくて集まったお客さん達。
曲名を紹介するごとに「いぇい」と声がかかり、一緒に口ずさむ情景に、私は思わずニヤリ。
他のミュージシャンとの演奏だと、サポートに徹することが多いてっちゃん。
サポートする時の演奏は大御所と一緒に演奏するぐらいだから、その個性は太鼓判を押されている。
今回のソロでは自分のオリジナル曲で持ち味を存分に披露とあり、改めててっちゃんの培ってきた奥深さを味わったライブでありました。

下北沢 ラ・カーニャのHPはこちら


藤縄哲也(Vo、G)




この手はどんなテクニック...MCです。


ドブロを持つと...


スライドしたり...


叩いたり...


擦ったり...


はじいたり...


絶叫までも...


唸りをあげる!!



最後にはお客さんから花束を頂いて満面の笑み!


よい日であった。


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