<沢登秀信 Live at 鶯谷 What's Up>

沢登秀信(Vo, G)

2007.12.14.(金) 沢登秀信 Live at 鶯谷 What's Up
ゲスト:竹内章人(Vl.:ドルフィン・カフェ)

薄ら寒いこの日。
年末です。鶯谷。
What's Upで今年最後の沢登秀信氏(以下、ヒデさん)のライブ。

この日はヒデさんにお願いがあって、ライブ前にちょっと談笑を交えながら快諾!
(終電ぎりぎりまで歌うからね。THANKS、ヒデさん!めったにしないお願いだから...ホント、THANKSでした)
今回も途中からライブ参戦でしたのでヒデさんのみのライブレポね。


さぁ、場のお客さんはヒデさんの一見さんも垣間見える。
まずはカバー曲で「COTTON FIELDS」 、を歌ってお客さんの反応を見ます。
手拍子もあって、結構良い感じだと感じたところでもう一つ、「HOMEWARD BOUND」を披露。
お客さんはこの曲の良さがわかっていて、ところどころで足踏みや机を叩いて応戦だ。

さて、ここでこの日も共演した近広さんが歌うカバー曲、「伊達男」を歌う。
前回のライブで、「私も歌って良い?」ということを近広さんが快諾したことで、お約束をここで披露となりました。
近広さんのゆったりとしたリズムの歌い方と同じになってました。
(原曲は違うんだけれど...)
その後、カバー曲が続く。(クリスマス謝恩ライブだそうな)
アットホームに包まれた雰囲気の中、続いて近広さんのサポートとして来たベースの「ささやん」と演奏したいと巻き込み、「STAND BY ME」、「I SHALLl BE RELEASED」 を披露。
ベースが入ると安定感があって気持ち良い。
こうなったらみんなでと、大合唱と相成りました。

さて、ここでオリジナル曲に移ります。
ゲストのヴァイオリンの竹内章人さんが加わります。
まず、「世界中の鳩に」を披露。
いきなり自分の世界に引きずり込む。
やっぱ強引だね。
一見さんの顔が圧倒された顔に変わる。
(味わったことないだろうな)
そしてソロで「アメリカの日本人」。
何度聴いても響くね。
ちょっとアレンジが変わったかな。
「喝采Part2(ちあきなおみに捧げる歌)」 を披露。
歌&音による演出。What's Upに合ってました。

さぁ、そして今日はクリスマス 謝恩ライブ。
ということで、「大きな古時計」から。
小気味良いリズムに仕上がってました。
みんなで「チクタク、チクタク」だ。
この日のヒデさんはベースの「ささやん」がお気に入り。
クリスマスということで予定していた「SILENT NIGHT」 、「赤鼻のトナカイ」を竹内章人さんも含めて一緒になって演奏。

さぁ、ソロでオリジナルに戻ります。
「東京パラノイア」から。
かき鳴らすギターが箱に響く音に包まれながら、都会の宵に沈んでいくような曲。
鶯谷にはうってつけ。
情景は「あにい」へと続く。
哀愁漂う「カサブランカ」で竹内章人さんのヴァイオリンの音が胸に響く。

この日はヒデノビズム全開だ。
「春の散文」と春の曲まで披露。
竹内章人さんの演奏が一転、春風を呼ぶ。
そして代表曲「犬」だ。
沼地に足を踏み入れたように自身の世界に陥れる。
ここでもう一回ベースの「ささやん」を呼び、オリジナル曲「錆びたレールと夏草の歌」を一緒に演奏。
いきなりのオリジナル曲への参加に臆することなく、ソロでは存分にスラップベースを披露してくれました。
曲間ではささやんのズシンとくる演奏に「カモン、カモン」とはやし立てる。
また良い出会いをしたようだ。
竹内章人さんの演奏がまた一つ哀愁の度合いを深めた演奏になっていました。
アンコールに応えて「山梨へ帰れし」でこの日のライブは終了。


この日のヒデさんは細かな演出が際立ってました。
アレンジも少しずつ変化を続けながら進化していく。
そしてアットホームに繰り広げながら、オリジナルでドスンと貶める。
20年近く聴き続けると一見さんの反応やミュージシャンとしての盛り上げ方まで想像を巡らせてしまう。
(困ったもんです。)
といったことで、非常に客観的に仕上げてみました。

ライブが終わって外に出ると、寒かったぁ。
それだけほんわかしたライブだったのであります。

P.S. ヒデさん、また来年もよろしゅう!

沢登秀信氏のHPはこちら
ドルフィン・カフェのHPはこちら
What's UpのHPはこちら


沢登秀信(G, Vo)
ゲスト:竹内章人(Vl.:ドルフィン・カフェ)

今回は遠めに観戦!!


竹内さんのヴァイオリンが時には軽やかに。
そして哀愁を帯びた響きで胸に突き刺す。


近広さんのサポートベーシスト、
「ささやん」さんも参加して数曲披露



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