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古都トレドの朝
トレドの街は朝日を浴びて美しく輝いていた。人口60万のこの都市は、16世紀
には首都であった。街全体が博物館みたいなもので世界遺産となっている。
ギリシャ人画家エル・グレコが住んでいたことでも知られている。 |
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メスキータ大聖堂
8世紀から13世紀にかけて、スペインはイスラム教徒に支配されていた。その
ため、メスキータ大聖堂はイスラム寺院として建造された。イスラム教徒が去った
あとにカトリック聖堂となった特異な建造物である。世界遺産である。 |
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ラ・マンチャの風車
ラ・マンチャ平原のコンスエグラ村にある「風車の丘」は、スペインの観光目玉の
一つである。風車が9基並んでいる風景はなかなか絵になる。小麦、豆などの
脱穀に使われていたものだが、小説「ドン・キホーテ」とは直接関係ないという。 |
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世界最小の闘牛場
アンダルシア地方の「白い村」として知られるミハス村に小規模な闘牛場がある。
気軽に見物できるので観光客に人気がある。ただ、牛を刺し殺して耳を切り取った
りする残酷なショーなので、馴染みのない東洋人には向かないような気がする。
周囲の住居は、どの壁も白一色で、いかにもスペインという雰囲気である。 |
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広大なオリーブ畑
バスで3,4時間移動しても、オリーブ畑の風景は途切れることがない。地中海に面
している国のオリーブ生産量は世界の98%を占めているという。この写真はバスの
車窓から撮ったものだが、遠くの山々の斜面まで延々と続くオリーブ畑は圧巻であ
る。スペインはオリーブオイルの生産量が世界第一位だというのも肯ける。 |
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洞窟のフラメンコショー
グラナダには丘の側面を掘り込んだ洞窟住居があることでも有名である。この洞窟
は「クエバ」と呼ばれている。狭い穴倉のようなクエバでフラメンコショーが行なわれ
たりしていて、これ又「今スペインに来ているんだ」という実感を持つことが出来る。 |
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二姉妹の間の天井
グラナダのアルハンブラ宮殿にある「二姉妹の間」の天井は、その異様な作り故に
格別印象的である。モカベラ(鍾乳石装飾)と呼ばれる独特な文様は、光の当り方
によって様々な色に変化する。 |
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聖家族教会 T
バルセロナの聖家族教会(サグラダ・ファミリア)は1882年に着工されたが、未だに
工事中である。外観の写真はよく見かけるが、内部はまだこの様に青天井である。
アントニ・ガウディ(1852−1926)の設計によるもので、完成まで100年以上かか
ると言われていたが、技術の進歩と資金の好転のお陰であと20年くらいで完成する
という。 |
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聖家族教会 U
内部はこの様に工事現場そのもの。観光客でいっぱいである。観光客は工事の邪魔
にならないのか、危険ではないかと気にもなるが、工事資金の好転の一因にもなって
いるので「神様」なのである。 |
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ガウディ設計の建造物
アントニ・ガウディが設計・建造した旧実業家の邸宅「カサ・ミラ(Casa Mila)」である。
バルセロナの繁華街にあり、ガウディに関する博物館となっている。建物には直線部分
が無く、波打つ曲線が特色である。世界遺産である。 |
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モンセラット修道院
バルセロナの郊外にある修道院である。モンセラット山とは「のこぎり山」という意味で、
ギザギザの奇岩が印象的である。この修道院は標高1235mの中腹にあり、スペイン全
土から巡礼者が訪れるという。ここに「黒いマリア像」のあることが有名で、カタルーニア
地方の守護神として信仰されている。
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