白狐様
 歴史的、学術的な見地からみる白狐様については、その道の専門家に任せるとして、此処では日常私が接する白狐様について書いてみたいと思います。

 これから書く事は、人によっては、「そんなあほな、頭がおかしなった(狂った)んとちがうか」、と思われる方も居られると思いますが、まあ日常、沢山の人と接して普通に生活していますので、異常はないと思っています。

 先ず私が白狐様をお呼びした時、白狐様の御姿が見えて来る状況は、急に目の前(私の場合、此方の巳神様が左上に姿を見せますので、一番最初に白狐様をお呼びした時、右上に出てくださいと頼んでいました)、右側に姿が出る時もありますが、殆んどが右上からすーと姿が出て来ます。そして白狐様のお姿の奥の方には、緑色の山の様なものが見えます。全ての用が終り、「稲荷大神秘文」を上げてお送りする時も、くるっと後ろを向かれ上に上がって行かれますが、後ろに緑色の山の様なものが見えます。

 そして右上に来られた時の状態は、大概が長く白い毛が乱れた状態です。

 息の荒い時もあります。

 そして犬がする様に、体をぶるっと震わせて、毛を落ち着かせます。

 途中、雨にあったのか(この日は名古屋で祈祷を行いましたが、関西は雨でした・・・。これが分かりません)、濡れた状態の毛を、体を激しく揺すり、体についた水を払い除ける事もありました。


 その後、「何か用か」、と言う様に座って此方を向かれます。

 お呼びする時は、此方の巳神様を通してお呼びしますので、私達の問いに関する答えを持って来られる事が多いです。

 殆んど此方の巳神様の見せてくれる答えと同じですが、少し形を変えたり、巳神様よりも分かり易い表現が多いです。

 巳神様は、人間で言う手足が有りませんが、白狐様は同じ様に有りますので、表現が豊かです。

 又お顔の表情も豊かで、お呼びした時点の、白狐様の状態が良く分かりますので、そいいう意味では対処し易いです。

 そして一番有り難いのは、京都伏見稲荷大社、白狐社の白狐様の御力が、他の稲荷系の神様にまで通用するという事実です。

 今まで何回もこの御力をもらい、願い事をかなえさせていただいています。

 同じ伏見系の稲荷様に対しては、絶大な力を発揮されます。

 つい先日ある方から、大阪市生野区に本社を置く○ー○製薬から取引の話が入ったと言われます。

 最大手の会社が、何故個人の小さい商売をしている商店に、しかも向こうから取引の話を持ってこられたのか分からないと言われます。

 この方は私の進言で、家に伏見稲荷大社の普通のお札をお祀りされています。
 
 何故普通のお札なのかは、白狐様が普通のお札で良いと言われたからです。

 勧請された稲荷様ではなく、お札で良いと言われたからです。

 つい先日この方が、伏見稲荷にお参りに行くが、白狐様の御姿を一回は見たいと言われます。

 この方は遠方に住んでいますが、時間を作っては伏見稲荷にお参りされています。

 普段白狐社の前に立ち目を瞑ると、御社の中に祀られている二体の眷属神の一体の方が、祀られているままの形で此方を見て、この方が帰る時も、伏見稲荷の境内を出るまで着いて来てくれると言われます。

 もう一体の方は、無関心を装っていると言われます。(無為関心を装っているのは、女の稲荷さんです)


 この方が伏見稲荷にお参りに行く前の日と当日、私は白狐様に、この方がお参りに行くと言っていますので、一回姿を見せてあげてくださいと頼んでいました。

 当日、この方が白狐社の前に立つと、やはり一体の稲荷様は機嫌よく迎えてくれたそうです。

、私に聞いて来た旨を告げ、どうか御姿をお見せくださいと頼むと、今まで白狐社の中は何もなく、空の様に見えていましたが、突然白い稲荷様の姿が現れたと言われます。

 その方は私達に、白狐様の御姿について聞かれますので、貴女はどの様な稲荷様を見たのですかと聞きなおしました。
 


 その方は、毛が長く、白い稲荷様で、余り大きくなく、柴犬位の大きさに見えたと言われます。

 そして、目は金色に光ったと言われます。

 この方の見たのは、紛れも無く、白狐様です。

 柴犬位の大きさというのも、ある意味で正解です。

 これが出る所によっては、その偉大な力から、他のものを寄せ付けぬ程大きな存在としての大きさになります

 そしてこの方の言葉で、一番信用がおけるのは、目が金色に光ったと言われるところです。

 普通私達が御呼びして御姿を見る時は、時には光って、赤い色の時も、普通の黒っぽい時も、朱色の時もあります。

 朱色の目の時は、大変怖い雰囲気を持っておられます。

 そして白狐社の前に出てくる白狐様は、目が金色です。

 白狐様は、これをやられます。

 此方の巳神様を通して頼んでいた事も有りますが、本当に純粋な気持ちで前に立つと、お姿を見せる事があります。

 この方は思わず、「見えた」、と言葉に出してしまったそうです。

 その言葉を聞いて、少し離れた所に居た人が近づいて来ようとした途端、白狐様の御姿は瞬時に消えてしまったと言われます。

 近づいて来られた方は、白狐社の前で宗教的な勧誘をされている方みたいだったと言われます。

 何故白狐様が瞬時に消えられたかは書きません。

 この方が何故○ー○製薬から商談が入ったかは、先ずこの人の純粋な気持ちを白狐様が汲み取り、○ー○製薬に祀られているであろう神様に話をつけたからです。

 後日、この方から聞いた○ー○製薬の住所に祀られている神霊をお呼びしました。


 此方の巳神様に住所を告げた途端、耳がつんと立った、鼻がすーと長い、見るからに強そうな、偉そうな(関西で言う、えらそぶった、態度の大きな)稲荷様が、少し横向きに出て来ました。

 お前らは、何処のどいつや、という感じです。

 貴方は伏見系の神様ですか、と尋ねましたが、それがどうした、という感じです。

 貴方は伏見稲荷、白狐社の白狐様を知っていますか、と聞きますと、知っているが、それがどうした、という感じです。

 下々の者が、急にお呼びした事を侘び、私の情報を告げ、時間が有りましたら、白狐様に私の事を聞いてくださいと伝え、この度、こうこうした者が、○ー○製薬と契約する旨を伝え、この先末永く宜しくお願いしますと頼みました。

 この場で、白狐様に私の事を聞いてくださいと言う様な雰囲気ではありませんでしたので、この度のお礼を言い、「稲荷大神秘文」を上げ、お帰り願いました。

 終始この稲荷様は、斜めに此方を向き、帰る時も一度首だけ後ろを向き、その後もう一度斜めに私を見て、帰られました。

 その日の夜、白狐様に礼を言い、○ー○製薬の稲荷様に、今日の事お詫びを伝えてくださる様に頼みました。

 これで話はとんとん拍子に進みます。

 

 この方とは電話でしか話をした事が無いのですが、神霊から観て、何か裏表の無い人なのでしょう。

 計算の無い方なのでしょう。

 この方は京都の人です。

 ある日、伏見稲荷大社にお参りし、白狐社の前で、、私の名前を言い、これからも宜しくお願いしますと念じると、白狐社の御社の中から、「パーン」、と拍手が一つ鳴ったと言われます。

 電話でこの事を知らせて来られましたが、白狐様も機嫌が良かったのか、粋な知らせ方もされるものだと思いました。

 

 去年の9月、京都での祈祷の帰りに伏見稲荷大社に寄りました。

 ここ数年、私の中で考えている事があります。

 私はおびんた(おく病、びびり)ですので、行動を起こすまで時間がかかります。

 この事については、家の方に御呼びし、何回も聞いていたのですが、直に白狐社の前に立ち、聞きたい気持ちがありました。

 図は、それに対する此方の巳神様の答えです。



 下記の図は、白狐様の現れる状況と、私の問いに態度で示されたものです。

 白狐社の前に立ち、名前を告げ、御姿をお見せくださと言いました。

 普段白狐様は、御社の中には居られない様です。

 前に居る二体の稲荷様が、この旨を伝えたのでしょう。

 御社の後方、上の方から白狐様が降りて来られました。




 光る軌道の様なものも見えます。

 後ろの場面は緑色です。

 稲荷山の何処かに居られるのでしょう。

 白狐社の前で御呼びした時は、髪も乱れずに清ました御姿で現れる事が多いのですが、今日は少し違います。

 髪が逆立っています。

 目つきも少しきついです。

 言葉に出さずに、考えている事を聞きました。

 白狐様は、うん、うんと二回程うなずきました。

 同じ様に言葉に出さず、次の質問をしました。

 前足で地面を二回程叩きました。

 巳神様、白狐様に聞いた内容は書きません。

 
 

 私は、相談者の方から美味しいお酒を送ってもらった時、よく白狐様をお呼びして、此方の巳神様と一緒に召上っていただきます。

 巳神様もそうですが、白狐様のお酒を飲む姿は見た事がありません。(当たり前ですが)

 私の家に来られて、巳神様と並び座って居られます。

 巳神様は、お酒を飲まれて、言葉は悪いのですが、とろん〜とされる事があります。

 白狐様が伏見から来られない時は、少し離れた所に顔だけが出て来ます。

 少し前、白狐様にお聞きしたい事があり、此方の巳神様の御社の前に白狐様用のお酒を置きに行った途端、私の左の耳からキーンという音が入り、右に抜けて行きました。

 来たぞ、という意味です。

 家に戻り、直御姿をお見せくださいと言おうと思ったのですが少し間を置いていますと、又左の耳から白狐様が入られ、右の耳から抜けて行かれました。

 早くしなさい、と取ります。



 祈祷時に白狐様を御呼びした時、殆んどが御姿をお見せになりますが、白狐様の判断で、自ら行かなくても良い時は、使いの者を寄こされる時があります。

 又御姿は見えませんが、白狐様の念が形として来る時があります。

 先日の祈祷時、此方の巳神様だけでは少し難があった時、白い塊としお見えになり、その塊が赤い色の塊に変わり、此方の巳神様と一緒に上に追い詰めて消してしまいました。(これは根本から消したのではなく、この依頼者の家から追い出したと取ります)



 此方の巳神様もそうですが、白狐様も同じく、余りにも程度が悪く汚いものには、御姿を見せないこともあります。

 御姿は見えますが、そのものに近づかず、遠くで見ている場合もあります。

 先日、余りにも汚いものを出し、そのものの判断を仰ぐ為にお呼びしましたが、そのものの障りだけを形で見せてくれますが、御姿が見えません。

 やっと頼んで御姿が出て来ましたが、少し離れた所に、透明に近い御姿で来られました。

 早く帰ろうとしてか、御顔は横向きで、最後には伏見の方を向かれています。

 この汚いものは、年末から妻の体に悪影響を与えていたのは分かっていましたので、今日、今から伏見稲荷大社の白狐様の御社の前に行っても宜しいですかと尋ねると、白狐様は目をしっかりと閉じてしまいました。

 挙句の果て、その途端に消えてしまいました。(伏見へ逃げて帰られました。そんな汚いものを連れて来るなという意味です)

 

 白狐様の優しい御姿もあります。

 私事ですが、私の所にはかなり難解な相談事が持ち込まれます。

 以前では分からなかった真相も私達がこなせる様になったので、此方の巳神様があえて縁をつけるのか、少し体にこたえ、後に残るものもあります。

 電話やメールでの相談事も、事前に私達の体に入って来るものも有りますし、相談内容を私の頭に入れた時点から一応の決着がつくまで、私達の体に作用します。

 正統な神霊が関わる相談内容は大変やりがいも有りますし、事が解決し、神霊の私達に対する気持ちも、大変清清しく気持ちの良いものです。

 この反対の、邪が殆んどを支配している、一応神霊といえるものに対する対処は大変きびしく、相手も私達が関わって祓いに来られては困るので、此方に対し攻撃をして来ます。

 私には入っているものがあるのと、この領域のものに対しては、好戦的で性格的にも引きずらないのですが、妻の方は、何の修行もしないで、ただお役というだけでこの領域に入っていますので、辛いところがあります。

 下記の図は、祈祷が続き、又本業中に電話やメールでのこの領域の仕事が入り、その為に体調を崩している状態の事で白狐様を家にお呼びし、お聞きしている場面です。

 白狐様を御呼びすると、瞬時に御姿が出て来ます。



 私達が本当に困っている時は、瞬時に御姿が出ます。

 恐いほど通じているのだな、と実感します。

 此方の巳神様は、心配しないで良し、と言われます。

 念の為、白狐様をお呼びし、妻の体は大丈夫ですか、と聞いたところ、妻は自分自身の体が白狐様の前にあって、白狐様が優しく肩をとんとんと叩いてくれたと言います。(妻の肩付近に居るのは小さい巳神です)

 心配しなくても良しと取ります。

 私の場合は、此方の巳神様と喧嘩し、負けるのは分かっているのですが、何年も私の考えを貫いていた事がありました。

 巳神様はその事の限界が来たのか、私の体を通してある症状を出して来ました。

 勿論痛みも伴います。

 まあ結果は、私の完敗ですが、その症状がきついため、白狐様をお呼びして審判を仰いだわけです。

 霊視している妻が、白狐様が私の前に来て、優しそうに私の頭を撫でていると言います。

 白狐様にも完敗です。


 


  
 
鳴釜神事の実際と考察
(語尾に追記登載有り)