伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)にて
 兵庫県の淡路島、一宮という所に、いざなぎ神宮が在ります。

 国生み、神生みの神話、いざなぎの命、いざなみの命をお祀りする神社です。

 縁有って此処3年、正月の3日にお参りさせていただいています。

 縁有ってというより、正月も3日目になると退屈ですので、景色の良い所で、明るい雰囲気(気の漂う)の神社ということで、3年前に初めてお参りさせていただき、その後毎年参拝させていただいています。

 舞子から明石大橋を渡るのですが、橋の上から見る景色が綺麗ですし、淡路サービスエリアからは、神戸、垂水、明石、姫路方面を見るのも楽しみです。

 いざなぎ神宮の境内に入ると、その気の強さに地面が揺れ、少し体がふらふらすると妻が言います。

 伏見稲荷大社程ではありませんが、やはり気の集まり安い場所なのでしょう。

 勿論、良い意味での気ではないもの(邪)も沢山集まって来ます。

 釜焚きに行った先の家でも、良く経験します。

 今までの経験上、奈良の大神神社(三輪明神)だけはこの様なものの作用は感じませんが、重い、崇高な神霊が、上から包み込むように降りて来ます。

 
 私達は、正月の三が日間は、この領域の事は頭に入れない様(考えない)にしています。

 いざなぎ神宮に着くと、やはり沢山の人が参拝されています。



 拝殿に進み、頭を空にして手を合わせます。




 白く光るものが、神社の屋根の様な形になり、現れました。

 その右側に、白く光る巳神様が丸い形で現れました。

 先に見えた神社の屋根の形のものも、巳神様です。

 次にその二体の巳神様が、丸い輪になり光っています。

 毎回の事ですが、夫婦で見えたものの事を話していると、直近くに居る人が変な目で見ます。

 何も考えずに、手だけ合わせて帰ろうと思っていたのですが、やはりスケベー根性が出ます。

 次に少し横に在る、岩楠神社にお参りしました。



 いざなぎ、いざなみの子供、蛭子大神(ひるこのおおかみ)様が祀られています。

 御社の横には、夫婦の大楠が在ります。

 今度は、左側に此方の巳神様に出てもらいました。

 手を合わせ、この御社の御祭神様、姿をお見せください、と言いました。



 二体の白い巳神様が、図で示した形で現れました。

 此処も同じですが、見えたものを話していると、近くの人が聞き耳を立てて聞いています。

 次に池の中に祀られている、延寿宮(弁財天)にお参りしました。



 此処は、去年スケベー心で、この宮の方、御姿をお見せください、と言うと、一筆で描いた様な巳神様が出て来た所です。

 今年はもう少し丁寧に、祝詞を上げてみました。



 二体の巳神様が、丸い形で姿を現しました。

 この二体の巳神様は、今までの巳神様の様に真っ白ではなく、少しくすんだ色をしています。

 この二体の巳神様に、「去年お呼びした事を覚えていますか、覚えているのなら、舌を出してください」、と聞きますと、一方の巳神様が、赤い舌を出しました。

 私は、神話には全く疎く、何故今回、この様なものを見せられたのか、又今回見せられたものが、どういざなぎ神宮と結ぶ着くのか分かりません。

 蛭子大神に関しては、巳神様に通じるものもありますが、はっきりとは分かりません。

 この方面の知識の有る方が居られるなら、教えてください。



             (1月12日、追記登載)

 兵庫県三木市在住のNさんという、古代神話の識者から、上記したいざなぎ神社での場面に関する説明の連絡がありました。

 Nさんが言われるには、
 
 「古代、蛇神、龍神信仰を持った海人族のナーガ族というものが存在していた。その一族が海を渡り、淡路島、徳島県、和歌山県に渡来している。ナーガという言葉は、古語で蛇を意味します。那賀郡、那珂郡、那賀川などの地名もナーガから由来します。そして先住民の土着の信仰と、稲作を広めた渡来系との両方の蛇神、龍神、太陽信仰が習合した。又いざなぎ大神の一団が最初に着いた所が淡路島で、国生み神話の一番最初がオノコロ島、淡路島という説もあります。又、天孫降臨神話の舞台も、宮崎県ではなく、淡路島、徳島県辺りであるという説もある」、と言われます。

 
 確かに私の体に入っているのは巳神様ですので、龍神信仰、蛇信仰に関係のある所では、良くこの様な場面は展開されます。

 龍神様が祀ってあるといわれる場所でも、殆んど巳神様が姿を見せます。

 龍の姿を見せる所は、極わずかです。

 両者も、本来は崇高であったであろう御姿からは、少しずれた形を見せる事が多いのも事実です。

 又当然崇高な神が鎮座されているであろう所でも、何も居ない様な所も多いのは確かです。

 それは神社なりの、祀る方(そこで働く)の人間の考え、資質によります。

 話が少しずれましたが、この度のNさんのご説明で、頭が悪い私でも、少しは納得出来ました。

 そしていざなぎ神宮についても、お参りする価値の有る神社と納得出来た事に、Nさんに感謝いたします。




鳴釜神事の実際と考察