ある眷属神について
 これは私の本職のお客様で、「伏見稲荷の眷属神(白狐)様について・・・2」、「生霊、怨念、邪念のとる形」に登載させて頂きましたある寺の事です。

 今の住職の家族には、何ら関係の無い迷惑な話ですが、縁があって、その地に住まわれる事になってから、家族にいろんな不幸が起き、先代の住職は亡くなり、今は若い息子さんが跡を取り、一生懸命に頑張っておられます。

 亡くなられた先代の住職もこの息子さんも、祈祷の修行では、これ以上厳しいものは無いと言われる、有名な宗派の修行を終えられ、資格を習得されています。

 普通の寺の跡取りなら、まだ気楽に遊び呆けている年齢です。

 この若い住職は左足が痛く、又修行の途中、不注意で足に怪我をしています。

 お母さんが昔から、私の美容室のお客様ですし、本来の寺の仕事の上に、祈祷の依頼も多い寺ですので、他の人に話しても通じないこの領域の話題を、私達が理解出来る事も有り、来店された時にその事をよく聞かれていましたので、頭の方をしながら、聞いてみました。

 その日に見せられたものだけでは、全く分かりませんでしたので、後日何回も聞いてみました。

 尚私のホームページに登載している絵は、沢山見せてもらったものを、清書と言えば可笑しいですが、後で分かり易く書き直していますが、今回は神様に聞きながら、見せて頂いたものを忘れてしまわない内に早く書き記していったものを、そのまま登載したいと思います。

 そういう訳ですので、同じ事を何回も聞いている場面も有りますし、筋(流れ)がちぐはぐになっていたり、得体の知れないものも沢山見せられますが、それは今までの経験から省いたりして、次々に見せてくれるもののスピードについて行く為に、出来るだけ早く、鉛筆で書いて行きますので、実際はこんなものです。

 どうしても漫画の様になってしまいます。

 勿論正統なものは、正統な形で現れますし、得体の知れない程度の低い物は、程度の低い見せ方をします。

 又途中で、本筋と違う事も沢山聞いていますが、それは説明を省きますし、絵も除外しています。

 
此方の巳神様に、この住職の足の障りを聞いてみました。

                      @



 先ず@の図ですが、このものが皆、同時に出て来たわけではありませんので、これだけでもある程度の時間をかけて聞いたものです。

 その上、このものの分析もしないといけませんので、案外時間と根気が要ります。

 簡単に見えて来る様に勘違いをされて、安易に聞いて来られる方もありますので、この場を借りてお知らせさせていただきます。

 上段左の図ですが、地中(と思われます)から何かが出て、足(これは住職の足です)を捕まえています。

 長いくちばしの様なもの、その後で、目らしきもの、鳥の羽らしきものが出て来ました。

 長細い風船の先が膨らんだ様なものも出て来ました。

 何か分からないものも出ています。

 一日目はこれで終りです。

 全く意味が分かりません。

 何日か後、同じ事を聞きました。

 上段右の図ですが、何かの屋根の様なものを見せられました。

 その後、下段左の図ですが、手箒(てぼうき)の様なもの、その横に動物の手のひらの様なもの、下段右の図の様なものが出て来ました。

 巳神様に、見せられたものは祓えるものかと聞くと、祓えると言います。

 アホですので、全く分かりません。

 何日か後、前回と同じ事を聞きました。

                   A



 
上段左に足(住職の)をつかんだで離さない手、その手の持ち主を聞くと、くちばしの有る鳥の様なもの、足に踏まれた鳥のようなものも見えます。

 足をつかんで離さない手は、鳥の手と観ます。

 上段右の図は、その鳥の様なものの顔を大きく見せてもらいましたが、どちらも鳥の体をなしていません。

 下段の左の説明は省きます。

 下段右の図は、この時点では全く分かりませんでしたので、このふざけたものが、何かに作用され、縛られているので、この様な格好で出るのかと思い、、それを解くと、鳥が出て来て羽ばたきました。

 このふざけた鳥の様なものに、いろいろと話しかけましたが、確かに聞こえているはずですが、全く答えません。

 この段階でも、全く分かりません。

 何日か後、同じ様に聞いてみました。

                         B




 上段左に、又このふざけた鳥の様な形が出て来ました。

 上段右の図は、伏見稲荷大社、白狐社の白狐様に聞いて見せてもらったものです。

 地面から、先が丸くなった透明のものが出て来ました。

 兵庫県川西市に在る、能勢の妙見様を呼びましたが、程度の悪いものが出て来ました。

 何故、能勢の妙見様をお呼びしたかというと、今の住職が移り住む前は、この寺の地に、ある拝み屋さんが住み、信者を集めていました。

 この拝み屋さんが亡くなってから相当な年月が経ちますが、この方はN○系の祈祷をしていたと聞きます。

 私はこの拝み屋さんの親族をよく知っていますが、拝み屋さんとは直接お会いした事はありません。

 この拝み屋さんは各地に出向き、祈祷をされたと聞きますが、敷地には沢山のお社や、今の私が観ても、首をかしげたくなる様なもの、理解不能なものを沢山祀っています。

 この拝み屋さんが亡くなって後、どの様な縁が有ってか分かりませんが、同じN○系の、今の住職家族が引越しされて来ました。

 拝み屋さんの時は、只の集会所の様なものでしたが、今の住職が来られて、正式な寺の形にされました。

 大変な努力をされ、正式な寺の形にされましたが、亡くなった先代の住職の人柄か、この拝み屋さんが祀っていたものも、全て引き継いで祀っています。

 そして何処まで人が良いのか、亡くなった先代の住職は、拝み屋さんの墓も寺の敷地に建てています。

 後日も同じ事を聞きました。

                          C

 


 上段左の図は、この寺の障りを聞きました。

 同じふざけた鳥が出て来ました。

 今までもそうですが、このふざけた鳥に、羽根を動かせと言うと動かしますので、聞こえているはずですが、何とも此方の言う事を聞かない、ふざけた奴です。

 上段右は、この寺の地の、地神様です。

 小さく弱く、力が有りません。

 此処まで、全く何も分かりません。

 全く分かりませんので、現地に身を置けば、何か分かるはずと思い、仕事の帰りにこの寺に寄せていただきました。

 下段左の図は、丁度息子さんも居られたので、神龍様にこの住職のお役を聞いてみました。

 神龍様は光の玉で来られましたが、程度を落として、私達に分かる様な姿になってくれるように頼むと、眩しく光る龍の姿になられました。

 この住職のお役を聞くと、神龍様の目がはっきりし、神龍様の周りが一層眩しい光に包まれました。

 その後、下段右の図に示すものが出て来ました。

 この時点でも、何が何だか全く分かりませんので、帰ろうと思いふと横を見ると、何と同じものが在ります。

 最初から出ていたものです。

 最初から見えていたものです。

 先が丸く、地面から伸びていたものです。

 お坊さんのお墓です。




 独特な格好の形です。

 恥ずかしい話ですが、お坊さんの墓石の形を、今まで知りませんでした。

 少し分かって来た気もします。

 後日、今日は聞く前に出て来ました。。

                       D



                  
 此方の巳神様が、お坊さんの墓石に巻き付いて出て来ました。

 同時に鳥も出ています。




 この領域の知識や歴史を、学問として頭に入っている方なら、直にお分かりになったと思いますが、私の程度ではかなり無理が有ります。

 アホな頭で考えてみますと、この寺の若住職の足の痛み(尋常な痛みではないと言われます)の元の障りは、先代の住職が建てた、拝み屋さんの墓にあると取ります。

 しかし、先日この寺にお伺いした時、この拝み屋さんの墓は、何も無い、からっぽでした。

 お正念は入っていません。

 空(から)です。

 私はこの拝み屋さんに対し、少し言いたい事が有りましたので、此方の巳神様に頼み、この拝み屋さんを呼んでみる事にしました。

 この拝み屋さんの評価は、人によっては、何も貰わずに祈祷に出かけていたと言われますが、この拝み屋さんが築いたものは、私には理解出来ないほどの物欲的なものが残されています。
 
 巳神様に頼むと同時に、昔からこの寺に居る稲荷(野狐)にも頼みました。

 直に稲荷が姿を見せましたので、「お前、昔、この地に住んでた拝み屋さんを知ってるか」、と聞くと、「知ってる」、と答えますので、「その拝み屋を此処に呼んでくれ」、と頼むと、霊視している妻が、「作務衣の様なものを着て、全身がぶるぶる振るえた人が出て来た」、と言います。

 本当は此方の巳神様が呼んだのでしょうが。

 この拝み屋さんの、今の状態です。

 この拝み屋さんに、どの様な事を言ったのかは書きませんが、貴方が作ったこの領域のものが、何も関係の無い今の住職に周って来ている事を話し、少し説教しました。

 本題に戻りますが、この拝み屋さんは、能勢の妙見菩薩様をお祀りしていましたし、今もこの寺には、拝み屋さんが残した妙見菩薩様が祀られています。

 能勢の妙見さんはN○宗の寺です。

 妙見菩薩の眷属神は狼と言われています。

 図@の下段左右二枚の絵は、狼の毛と狼の手と観ます。

 千葉県市川市の○N系の○○院に、狼の毛と牙が安置されています。



 ○○院は荒行堂とも言われ、先代の住職、今の若住職も、此処で厳しい修行をした所です。

 ふざけた鳥は、鷲妙見菩薩と名がついたものもありますが、妙見菩薩が鷲に乗って現れたと記されている書物もあり、狼と同じく、妙見様の眷属神と取ります。

 若住職の足の痛みの根元(障り)は、今の住職家族が住む前に、此処に住んでいた拝み屋さんがこの地に祀った妙見菩薩様の眷属神の鷲と取ります。

 しかし眷属神の鷲が、何故今の様な姿になったのかが分かりません。

 このふざけた姿の鳥に、貴方は妙見菩薩様の眷属神の鷲かと尋ね、そうなら何故今の様な姿を取るのかを、根気良く、時間をかけて何回も訪ねてみました。

 この鳥に、妙見菩薩の眷属神かと尋ねると、確かに今までとは違う反応を示します。

 この鳥に、眷属神なら、羽を広げ、飛んでみろ、口を開け、等の質問をすると、案外素直に従います。

 仕事の合間にこの鳥を呼んで、何日もかけて話していますと、勿論此方の言う事も聞く様になったし、それ以上に、このふざけた鳥の姿が、だんだんと普通の鳥の姿に変わって行きました。

 勿論、毎日こんな事をやっている暇は有りませんが、要するにこの鳥は、拝み屋さんが祀った妙見菩薩様に付いて来た眷族神で、拝み屋さんが亡くなった後30数年、この寺から離れられず、何とかして誰かに分かって欲しいが為、その後この地に住んだ若住職の足にしがみついたと観ます。

 眷属神は眷属神の仕事が有ります。

 修行も有ります。

 しかし自分自身でこの地を離れ、本来の所に帰る事は出来ません。

 助けて欲しかったのです。

 それと、この眷属神がこの様な姿になったのは、拝み屋さんと一緒に行った行為にも関係します。

 内容は言いませんが、私はその事を拝み屋さんに説教しました。

 私はこの眷属神の鳥に、「本来の所に帰って、修行がしたいのやな」、「俺に任せろ、心配するな、何とかしたろ」、と言いました。

 この様なやり取りを繰り返していると、この鳥は精悍な鷲の姿に近づいて行くのが分かります。

 そして私が呼ぶのを待っていたかのように、直に姿を見せ、近づいて来る様になりました。

 私は寺に電話をして、これまでの経過を話し、出来るだけ早く能勢の妙見様の所にお参りに行く様に言いました。

 若住職が能勢にお参りに行けば、若住職に付いて帰って行きますので、その様にしてくださいと伝えました。
 
 お伝えしましたが、この時点で、若住職は何処まで私達を信用されているのか・・・。

 3ヶ月位先に、時間を作って行きますという返事でした。

 少し本題からそれますが、この寺には拝み屋さんが遺していった、何を祀っているのか分からないお社が沢山並んでいます。

 これらのお社を一つ一つ霊視し、処分出来るものは処分をするようにお伝えしていますと、あるお社だけが、中に何が入っているのか分かりません。

 巳神様に聞きますと、この御社の扉が見え、その扉を開けようとしている若い男の人が出て来ました。

 開けようとしても、中々開きません。

 以後日にちを変えて、このお社の事を聞きましたが、同じ様に、若い男の人が扉を開けようとしますが、開けられない場面が出て来ます。

 因みに、この若い男の人は、この寺の若住職です。

 そしてこの御社の中に入っているだろうものも、この寺の障りです。

 ある日、この御社の中に入っているものを呼んでみると、図Eの下段のものが見えて来ました。

                   E


 これは今回の主旨と違いますので、説明を省きます。

 上段の図は、もうこの段階では、しっかりと鷲の形を取っています。

 先代の住職をお呼びすると、もうこの時点で白く輝く先代の住職が出て来られました。

 もう相当修行が進んでいると取ります。

 拝み屋さんも呼んでみました。

 灰色で、ぼ〜とした姿が出て来ました。

 死後30数年経っています。

 最初の鳥の形や、この拝み屋さんの状態を観ると、この領域に携わる者の考えや行いは、普通の方より、相当律していかないといけない思いを、再確認しました。

 本題に戻りますが、この眷属神の鷲は、私達が呼ぶと喜んで姿を現します。

 早く能勢の山に帰りたくてしょうがない様です。

 もしこの若住職が能勢に行かないのなら、どうしたら良いものかと考え、一度神龍様に頼んでみようと思い立ち、神龍様をお呼びしました。

                          F








 今までの経過を話し、どうしたら良いものかとお聞きしょうとすると、菩薩様(雰囲気からして、菩薩と思います)が現れました。

 この菩薩様が、眷属神の鷲を大元まで送り届けると取ります。

 この菩薩様は神龍様の変化です。

 神龍様が、他にもどの様なものに変化するかを聞いていますが、又機会が有りましたら、書いて行きたいと思っています。

 後に、元の形に戻ってくださいと言うと、神龍様に戻られました。

 尚この寺の地に居る、沢山の野狐達は、元気がありません。

 あれだけ、私達が呼べば喜んで姿を見せていましたが、事情が変わった事を察したのでしょう(内容は書きません)。

 やはり、若住職が扉を開けようとしますが、なかなか開けられないものも見せてくれます。

少し後、再度眷属神の鷲を呼んでみました。




 喜んで飛んで来ました。

 目の前に来ます。

 早く帰りたいのでしょう。

 まだ何も入っていない、僧侶(拝み屋さんの墓)の墓が出て来ます。

 狐達も出て来ましたが、元気が有りません。

 以前伏見稲荷の白狐様に、この狐達を伏見の山に連れて帰って頂くように頼んだのですが、数百匹となれば、やはり釜の力、勢いが要るとの事です。

 この寺に出かけて行って、勝手に釜を焚くわけにも行きませんので、困っています。

 2ヶ月位後、この若住職が能勢の妙見様の所に行くと、お母さんから知らせが有りました。

 日にちを確認して、直に眷属神の鷲を呼びました。

 「お前、住職が○日に能勢に行くので、しっかりと付いて行けよ」、と伝えました。

 嬉しそうに羽ばたいたのを覚えています。

 若住職が能勢に行った後、1ヵ月位してお母さんが来店されました。

 そして眷属神の鷲は、今どんな修行をしているのかと聞かれますので、私も興味が有りましたし、呼んでみました。




 やはりあの拝み屋さんの墓が見え、その上に眷属神の鷲がとまっています。

 そして山の方に飛び立って行きました。

 鷲の足には数珠を掴んでいるのが見えます。




 確か、若住職が能勢に届けたはずですが・・・・。

 この眷属神の鷲は、大元の所、○延山へ修行に行っている途中かも知れません。
 

 その後、若住職の足の痛みは、殆んど感じない位まで回復しました。




 
鳴釜神事の実際と考察