相談にみる「邪」の形 5
メールでの相談を二件登載します。
両方共、相談者自身が作った安易なものに起因します。
メールでの相談に、電話で答えました。
今の土地に引越しした後、主人がパニック症候群になり、喉、胸の苦しさ、不眠、無気力感と調子が優れないと言われます。
喉が詰り、異物感も有り、変な咳が出ると言われます。
一生懸命に生きているが、思い通りに事が運ばないと言われます。
家の近くの神社にお参りをしているが、ご利益が無いので、何か間違いが有れば教えて欲しいと言われます。
又、我流で〜様をお祀りしたり、霊能者に〜明王がついている、前世では蛇に関わっているので、龍神様をお祀りする様に言われたが、疑問を感じるので、何か信仰する神仏が有るのなら、教えて欲しいと言われます。
失礼な事を言いますが、この様な方は、人は悪くはないのですが、確固たる信念が無く、何か事が起こると人のせいにして、自分の悲運を嘆いてみたり、その反対に、何かを妄信して、救いを求める傾向が有ります。その時は、病気や不運の原因を、自分自身の方に持っていく傾向が有ります。
此方の巳神に、この方の病気の障りを聞いてみました。
人の手が出て来て、二本の指で何かを持って、ゆらゆらと揺すっています。
小さい巳神に、この揺すっているものの下から中に入り、中のものを出して来る様に言いました。
小さい巳神が入っていくと、直に図に示す様なものが出て来ました。
このものに脅しをかけたりおだてたり(目を出してみ、目が見たいから、目を出してみ、偉いな〜)すると、つり上がった目の様なものが出て来ました。
その後、顔が茶色で、白色の、喉と思われるようなものが出て来ました。
妻は、喉が引っ張られると言います。
小さい巳神に、その顔の所へ行く様に言いましたが、全く動きません。
直に此方の巳神が近づき、白い喉を噛んで引っ張りますが、白い喉は伸びるだけで、何らダメージを受けていない模様です。
何も頼まないのに、此方の巳神が動くという事は、相当な理由が有るはずです。
巳神は白い喉を噛んで離しません。
私から観て、この相談者の方の考えが観えますので、巳神には、もう帰って来る様に言いました。
次にこの方の住んでいる土地の障りを聞きました。
何も出て来ませんでしたので、小さい巳神に、現地に行って、障りを持って来る様に言いました。
小さい巳神は、汚い紐を引きずって来ます。
汚い紐にはガラクタの様なものが付いています。
長い紐です。
枝分かれしていますが、その枝にも、ガラクタが付いています。
このガラクタの正体を暴きたかったのですが、そこまでする必要も感じませんでしたので、止めました。
指で摘まれて、ゆらゆらと揺れているのは、この家の主人です。
この揺れているものから出て来たもの(白い喉の顔の様なもの)は、この信心深い家人が、我流でお祀りしている場所に居るものです。
それは、この信心深い家人が、拝み屋さんの所や神社、又外に漂っていたものを連れて帰ったものです。
お酒やお供え物を置かれては、この「邪」は、この家から動こうと思っても動けません。
天国です。
主人の病気の障り、そのものです。
私が家人にその事を言っても、通じませんでした。
まだ、「自分を清めます」、と言われます。
何も悪くはないものは、清める必要はないと思いますし、どの様な清め方をされるのか、理解できませんが・・・・・・。
この家人の思っていた事と、私の言った事が違っていたのでしょう。
今まで以上に、お祀りされるでしょう。
この男性は私のよく知っている方です。
神仏に対し、一生懸命お祀りされますが、何処か隙が在ります。
この領域を、純粋な心と、一部期待をかけ過ぎる所の何処かから、入って来たものです。
よく神仏の研究をされます。
家には不動明王をお祀りしています。
ある日、不動明王にお姿を見せる様に念じました。(ここが素人です)
白い光が現れ、口、あご、耳たぶに変化しました。
奈良の大仏様の唇に見えます。
耳飾をしています。
耳の形は菩薩形と言われ・・・・・、その説明もついています。
次に太陽の様な赤い光が出現し、その光の中から赤い鳥がこの方に向かい、飛んで来ました。
翌日、同じ様に瞑想しますと、白い視界の中に、赤い光が出現し、不動明王の火炎の様になり、炎の様に燃えています。
不動明王の火炎はカルラ炎で、カルラは千手菩薩の眷属で・・・・・・、不動明王が観音様に・・・・・、と説明がついています。
又、昼休みに目を閉じると、白い光が現れ、その後視界全てが青と紫の光に包まれ、光の中を同じ色の鳥が優雅に飛んでいます。
手塚治の火の鳥の鳳凰の様な形です。
青と紫の光は白にも変化します。
鳥は、マンガの様なものではなく、飛び方も本物の様に羽を動かしています。
白い光の鳥にも変化します。
此方の巳神に頼み、この方の見る、白く光る鳥を見せてもらいました。
私、「地神様、〜さんの前に出て来る鳥さんを、此処に呼んでください。
妻、「来てるわ」、「綺麗やわ」、「真っ白やわ」、と言います。
私、「こら、お前、わしをそこらに居る拝み屋やぼんさん(お坊様)と同じ様におもとったら(思っていたら)あかんぞ、な、ほんまの姿を見せてみ、見せんかったらお前の首を、この刀でバラバラにするぞ」、と脅しました。
妻、「汚い、太い、寸詰まりの蛇の様な姿になったわ」。
私、「こら、お前、賢いから今度は鳥になってみ」。
妻、「さっきの鳥になったわ」、「でも鳥から蛇の尻尾が出てるわ」。
私、「偉いな、賢いな、今度はお前のほんま(本当)の姿を見たいねん、ほんまの姿になってみ」。
妻、「小さい鳥みたいになって、それがトカゲみたいになってしまった」。
私、「小さい神さん、あんた、あのトカゲの所へ行って、ボカンといわしておいで(一発殴って来い)」。
私、「小さい神さん、人間の子供になって、棒を持って殴っておいで」。
妻、「子供の姿になって、こんなもん、怖いないわい、と言って殴りに行ったわ」、「殴って直に帰って来たわ」、と言います。
正直なところ、私や妻もそうですが、この小さい神さんの変身に関しては、説明出来ません。
小さい神さんの変身した男の子の身につける着物の様なもの(2〜3種類が有る)は、黄緑で金色がかったものを着ています。
妻、「トカゲがもっと小さくなってしまったわ」、と言います。
私、「こら、トカゲ、まだ違う、ほんまの姿になってみ」。
妻、「黒い塊になってしまったわ」。
私は黒い塊に向かい、刀を振り下ろしました。
妻、「消えてしまったわ」。
この方の世界に展開するものは、何も悪いものではありませんので、このままでも良いのですが、余りこの領域に期待を持って神経を向け過ぎると、この様な事になりかねますので、やはり程々が良しとします。