ある土地の事

(巳神様と稲荷様のお役(判断)の違い)
 

 ある都市の駅前の土地についての、巳神様と稲荷様の、本来お持ちのお役の違いについての事です。

 この駅名や、付近の土地の名前は、駅の近くに有る〜寺の名前が付いています。

 この駅前の土地に賃貸マンションを建てたいという旨の電話相談が有りました。

 此方の巳神様に、この土地の事を聞いてみました。

 二日間(二回)に分けて聞きました。

              (一日目)




 此方の巳神様の体全体から、線の様なものが出て、菱形の様なものに通じています。

 菱形の様なものは光っています。

 その中に、円形のものが有り、その中には、又菱形の様なものが有ります。

 その円形の中の菱形は、絶えず動いて、点になったり、菱形になったりしています。
 
 その菱形について、もう少し詳しく聞きました。

 光っている菱形の下に、棒の様なものが出ています。

 そして、その横棒の端にも、光っている菱形が付いています。

 後は、丸いものの中心に、黒い点が有るものが出て来ます。

 三角形が縦に二つ、つながったものも出て来ます。

 この時点で、本職が入りましたので、今日はこれで止めました。

              (二日目)

 昨日と同じ様に、この土地の事を聞いてみました。



 昨日と同じ様に、光る菱形が出て来ました。

 その菱形は、頭にかぶる王冠の様なものに付いています。

 その王冠の様なものの上に(重なって?)、何かがかぶっています(後ろに存在するものとも、取れます)。

 顔の輪郭も出て来ました。

 吊り上がった、きつい目も出て来ました。

 首の下から胸にかけて、横線の丸いしわが見えて来ました。

 横に、ライオンの様な顔も見えて来ました。

 太い、どっしりとした男の足が、股を開き、大地を踏みしめています。

 髪の毛は、長めです。

 そして腕は、弓を引いています。

 私は、この弓を引く者に、「この土地は、将来有望か、価値を生む土地なら、その矢を放ってくれ」、と言いますと、その者は、力強く矢を射りました。

 そうこうする内に、何も呼ばないのに、小さな巳神が二体(夫婦)、姿を見せました。

 この相談の方を守る巳神です。

 この相談の方にしても、銀行からの借り入れで建てるのですから、やはりこの土地が、金銭を生むものでないといけません。

 伏見稲荷の眷属神、白狐様を御呼びしました。

 今日の朝、白狐様に大体の事を知らせていましたので、直に御姿をお見せになりました。

 今日の白狐様は、一瞬ライオンの顔の様な白狐様に見えました(白狐様とライオンが重なって見えました。直前に出て来たライオンの顔の様なものは、他所に見えています)。

今日の白狐様の毛は、いつもより長くなっています。

 この相談者の方が家でお祀りする、伏見稲荷様を呼びますが、全く姿を見せません。

 白狐様に、この土地は金銭を生みますか、と尋ねると、少し落ち着きが有りません。

  
 白狐様に、この土地はお金を生みますか、と何回も尋ねましたら、白狐様は片目をつむり(ウインク)しました。(わりと、トリッキーな仕草をよくします)

 此方の巳神に、この土地は良い土地ですか、と聞きますと、白く光ります。

 そしてこの土地は、この相談者を守っている巳神が守る、と言います。

 道理で、呼ばないのに、この二体の巳神が姿を見せたわけです。

 巳神は土地を守るという事です。

 この方の家で祀る稲荷様が姿を見せないのと、白狐様が片目をつむるという事は、悪い土地ではないが、この土地が生む金銭的なものは、そんなに大きくはない、という事です。

 この土地に関しては、稲荷の管轄ではない(関知しない)、という事です。

 巳神は巳神のお役が有り、稲荷は稲荷のお役が有る、という事です。

 つり上がった、きつい目のものは、この〜寺の菩薩と観ます。

 後に、つり上がった目も、此方の意思が伝わったのか、穏やかな目になりました。

 ライオンの様なものは、〜寺の狛犬です。

 大空に弓を射ったのも、この〜寺の狛犬です。

 その昔、この土地(付近)は、〜寺所有の土地だったのでしょう。

 余談ですが、巳神は菩薩に通じ、稲荷も菩薩に通じます。  
鳴釜神事の実際と考察