鳴釜神事において、釜が鳴るとどうなるのか・・3
(最近行った2件の祈祷の目出度い出し物)
今回釜を焚かせて頂いた二つの所は今までに何回もこのホームページに登載させて頂いた会社ですが、今回のコロナウイルスの悪影響もなく順調な状態にあります。
この二件の会社をも含め、順調な経営状態にある所の社長は兎に角良く働く方が多いです。
今から書く二件の社長は釜を焚いた後、其処に祀る伏見稲荷様と地神様に何か言いたい事、今後して欲しい事が有りますかと尋ねた時、いつも、「有難う御座います。ただそれだけです。頑張ります」と言われます。
社長によっては少し仕事が減って来ると、「暇や暇や・・・」と言われたり、忙しくなると、「忙しい忙しい・・・」と言われて、「そんなに忙しいのなら神様にもう少し暇にしてくださいと言いましょうか」と私が冗談で言った所もありますが、そういう所はやはり余り良い状態が続かない様に思います。
はやり家でお祀りする神様は例え正一位や龍に近い地神様と言えども人間に近い感情を持った神様ですので、其処は祀る方も気を付けて接した方が良いと思われます。
先ず一つ目の会社ですが、私達が関わらせて頂いている所ではそんなに珍しいい事ではないのですが、普通の御札に付いて来られていた伏見稲荷様がある時期を境に正一位の稲荷神と入れ替わる所があります。今回の会社も然り、途中で正一位と入れ替わりました。
それは、この会社の事業繁栄にとって、普通の御札に付いて来られていた今までの稲荷神では力不足だと観た上で、私達が関わらせて頂いている所の場合は、命婦専女神様がそうされたのだと思います。
そして事業の状態が少し悪くなりそうだと思われた時、前もって早い目に神様に釜を焚かれますので良い状態が続いて行くのだと思います。
そしてこれは何処の会社でも言える事なのですが、事前の霊視では何も祓い消すものが出ないので安心して現地に着いてみると、今回もそうですが、やはり細かい、小さな祓いの対象がありました。
これは釜を焚いてやっと分かる様な微々たるもので大局には影響しないのですが、やはりこれも消徐して、この会社の神霊の力がフルに出る状態にあるのがベストだと思います。
今回、この会社の場合、小さな祓いの対象と、それと社長のお父さんの兄弟(疎遠状態)の回忌が周って来ていましたので、一つの釜はその供養に使わせて頂きました。
、祈祷の少し前から私達の方には人霊の念が来ていたのと、現地に着いてこの会社の地神様を御呼びしても御姿が出ない事から、いろいろ聞いてみると疎遠状態にある社長のお父さんの兄弟の回忌が周っている事が分り、急遽、祈祷の段取りを変えて社長のお父さんの兄弟の供養をさせて頂きました。(供養の釜の始終は省きます)
二つ目の釜はこの会社の正一位伏見稲荷様と地神様に対し、日頃の守護の御礼と事業繁栄を祈願して焚きました。
今回、この会社の地神様は仏様の供養の方に気が行っていたのか、余り商売繁盛の釜の方には関わらなかった様に思います。
この会社の伏見稲荷様は夫婦で正面(釜)を見ておられます。
表白、祝詞などの詳細は省きます。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は当然ながら、一つ目の釜とは明らかに違う種類の音で鳴り出しました。
音の大小は関係ありません。
場合によっては音の強弱も関係有りません。
音の種類、音色(説明はし難いです)が仏様の供養で焚いた一つ目の釜の音とは明らかに違いました。
釜は短くもなく、長くもなく、普通の時間?を鳴って消えて行きました。
私、「どや?。何か出たか?」。
妻、「・・・こんものが出たのは初めてと違う・・・」。
私、「何や?」。
妻、「釜の中心は金色の柱の様なものが勢い良くドンと上に上がって・・・その一番外側は白色で・・・その白色の内側は白と銀色が混ざった様なものが釜の外・・・部屋全体に広がって出ていたわ・・・」と言います。
妻、「・・・で、金色の柱の様なものの中に変な形のものが出て・・・金属?・・・金の固まりやろか?・・・出ていたわ・・・」と言います。
金色の柱の中に出て来た金の固まりの様なものを妻が絵に描きましたが、そしてそれが何なのかというのは解りませんが、この会社のこの先は大丈夫だというのは理解できます。
伏見稲荷様に詳しい方ならそれが何の形だという事はお解りだと思います。
この後、この会社で祀る正一位の伏見稲荷様には何回もこの会社のこの先を聞いたのですが全て良い返事を頂きました。
この会社の社長には何か稲荷様に頼みたい事が有りますか、と聞いたのですが、「何もありません。ただ有難う御座います。それだけです」と言われます。
そしてこの会社の伏見稲荷様にしても釜が終わって、私が「今日は有難う御座いました。どうか御姿をお隠しください」とお伝えするまでその御姿がずっと出ていましたので、日々祀る方がどの様な気持ちでお祀りしているのか、またそれを稲荷様がどう受け取っておられるのかが解る祈祷でした。
神霊にしても釜を焚く間中ずっと御姿が出ているというのは稀な事です。
大概は直ぐに御姿が消えて、必要な時に私達が御呼びした時だけその姿が出るのが普通です。
この会社の伏見稲荷様も力が付いたという証拠です。
これから書く二件目の会社はも然り、祈祷が終わって、この会社に祀る正一位伏見稲荷様と地神様に、「何かして欲しい事がありますか」と尋ねた時、いつも「有難う御座います。ただそれだけです。頑張ります」と言われます。
そして一つ目の会社と同じく、何か気になる事が有れば、早い目、早い目に釜を焚かれます。
事がこじれない前に釜を焚いて対処されますのでそれが事業繁栄につながっているのだと思います。
今回も事前に命婦専女神様の方には、「○日には○○で釜を焚きますので沢山の御連れの稲荷様を連れて来てください。しかしこの様な御時世?ですので、無理な場合は結構です」とお伝えしていました。
祈祷の当日、この会社の正一位伏見稲荷様の前には沢山のコップにお酒を入れて、先ず、この会社の伏見稲荷様の御姿を請いました。
私もこの様な場面は沢山経験しているのですが、そして命婦専女神様を先に御呼びすべきか、またはその家の伏見稲荷様を先に御呼びすべきかという事に迷う時があります。
何故なら、もう直ぐ其処に命婦専女神様の一行が来られて待っておられる事がありますので、その場合、どちらを先に御呼びしたら良いのか迷う時があります。
今回も命婦専女神様一行が其処まで来られているのが分りましたので、その事を地神様に聞くと、「先に此処の稲荷を呼べ」と言いましたので、この会社の稲荷様の御姿を先に請いました。
この会社の伏見稲荷様は夫婦仲良く此方を向いて出て来られました。
「あ・・・此処の人間の夫婦も仲良くやっておられるな・・・」と思いました。
その後、「稲荷大神秘文」を上げて命婦専女神様と御連れの稲荷様を御呼びしました。
妻、「あっ、来てあったわ」と言います。
妻もこの様な場面には慣れっこになっていますので、「えらい簡単に言うな・・・」と思いました。
私、「今日の命婦専女神様の感じはどんな感じや・・・威厳のある感じか・・・厳しい感じか?」と聞いてみました。
妻、「いや・・・澄ましてとってやわ・・・普通の感じやわ・・・」と言います。
「まあ、そらそうやわな・・・祓うものも無いし(本当は有ったのですが、これはこの会社で働く人間の決断次第で直ぐに消え去るものですし、程度の低い野蛇の類でしたので、あえて社長には言わず、この後のこの会社の地神様の釜の時に消しました)、伏見稲荷大社の直ぐ近くやし・・・瞬時に来れるわな・・・」と思いました。
私、「御連れの稲荷さんらは・・・バラバラか?」。
妻、「いや、今日の御連れの稲荷さんらはきちっと二列に並んでるわ・・・」と言います。
私、「命婦専女神様、今日はお忙しいところを○○にお越し頂き有難う御座います。○○の事業の繁栄も命婦専女神様、○○の正一位伏見稲荷様の御蔭と感謝しています。そして先日、私達が白狐社の前に立たせて頂いた時も有難う御座いました。・・・・・・・・(少し個人的な話をさせて頂きました)・・・」。
私、「命婦専女神様、○○の伏見稲荷様、○○の事業のこの先、釜が鳴った時、はっきりと見える形で教えてください。宜しくお願いします」と御伝えしました。
妻、「皆・・・命婦専女神様、○〇の稲荷様、私の方の地神さん・・・皆・・・うなづいとってやわ・・・」と言います。
釜の前の祝詞の種類は書きません。
コンロに火をつけ、湯が沸騰して来ます・・・米を入れます。
釜は少し緩い小さな波はありますが大きな音で鳴り出しました。
祝詞(種類は書きません)を上げます。
口には出しませんが・・・「良いものを見せてやってください」と念じました。
やがて音は消えて行きました。
私、「どや?。何か見えたか?。良いものが上がったか?」。
妻、「???・・・私・・・こんなもの?・・・釜を焚く前にこんなものを何処かで見たんやろか?・・・。初めてやわ・・・こんなものが出て来たのは・・・」と言います。
私、「・・・で、何が出たんや?」。
妻、「此処で見たんやろか?」。
妻は周りに置いてあるこの会社の商品をキョロキョロ見ています。
私、「で、何が出たんや?」。
妻、「・・・釜が鳴ったら釜からドンと金色の柱が立って・・・その中に・・・こんなものが出て来たわ・・・」と言います。
妻の話によると、どうやら、「小槌」の様なものが出て来た様です。
それを聞いていた社長が商品のカタログと実物を持って来られました。
それを見た妻が、「これ・・・これやわ」と言いました。
どうやら、釜から立った金色の柱の中に「木の小槌」が出て来た様です。
後日、この会社の商品で絵師が書いた小槌の写真が送られて来ました。
要するに釜を焚いたら、それを振ればその中から何でも出て来るという富の象徴の「打ち出の小槌」が出て来たという事になります。
この「打ち出の小槌」は命婦専女神様が出したものなのか、またはこの会社の伏見稲荷様が出したもなのかは分かりませんが、非常に目出度く力強いものを出してくれたものです。
話を祈祷時に戻します。
私、「・・・で、御連れの稲荷さんら・・・お酒を飲んでいたか?。バラバラになってお酒を飲んでいたか?」と聞いてみました。
妻、「いや・・・他の方(小槌)に気を取られていたので余り見てなかったけど・・・ずっと二列に並んでいたと思う・・・」と言います。
今までなら命婦専女神様が連れて来る稲荷様は直ぐに列を乱したり、お酒を飲む時は並べられたコップに群がったりして余り程度の良くない、まだまだ修行の必要な稲荷神が多いのですが、今回の様な目出度い「打ち出の小槌」を見せてくれ様な時は、少し修行を積んだ稲荷神を連れて来られていたのかも知れません。(ただ今回、私が御連れの稲荷様にお酒を飲んでくださいと言わなかったのも関係有るのかも知れませんが)
妻、「それと、ドンと金色の柱が立った以外に、釜の周りから足元・・・部屋全体(会社)に白いものが広がって行ってたわ・・・」と言います。
要するに、事業繁栄はしかり、家族、其処で働く従業員も守ってやるという事なのでしょう。
上記した二件の会社の場合も然り、順調な経営にある所の社長は余り仕事上の細かい事を一つ一つ神様に聞く事はなく、自分で出した決論の是非を(神様に)聞かれる所が多いです。
占いではないのですから、それは当然の事だと思います。