ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外76

(まあこれも・・命婦専女神様がつくってくれた流れやろ・・そう観るがな・・)
 いや・・・まあ・・・此処は気になるんや。

 何でかいうと・・・ちゃんと、一生懸命に祀るんや。

 いや・・・一生懸命に祀る方は沢山居るが・・・ちゃんと・・・間違えずに祀る方は少ないんや・・・神さんを・・・実際。

 障害を持つ子供さんが居ってやが・・・この領域から観て何でそうなったんや?・・・と今更言うてもしょうがないが・・・一生懸命に祀るんやがな・・・。

 命婦専女神様が・・・「お前ら、この家に行って来い」と言われて来られた伏見稲荷さんが居ってやが・・・まあ、確かに、最近になってやっと稲荷さんが認めてくれた部分も有るんや・・・時間がかかったが・・・。

 最近になってやっとこの家の伏見稲荷さんがこの家族を認めてくれたという部分やが・・・それは神さんの前で・・・まあ、前でも後ろでも横でも上でも下でも何処でも良いが・・・手を合わす気持ちに偽りが無くなったという事やろな・・・此処の伏見稲荷さん・・・今回、はっきりと言うたな・・・「それで良い」と言うたな・・・。

 とことん追い詰められんと・・・中々出来ん。

 私も人の事は言えん。

 いや・・・一生懸命に祀っている方でも・・・その期間が長くなると他の事を考えたり・・・ひどい方は他の神さんに気が移る方が多いが・・・此処はそれが無いな・・・。

 それが無い分・・・一生懸命になる分・・・今回は究極の間違いをしてあったんやな・・・。

 まあ、それも、そう仕組まれたものやったんやろ・・・此処は命婦専女神様の指示で来られた伏見稲荷さんやからな・・・。

 いや・・・此処の主人・・・片道4時間かけて京都の伏見稲荷大社にお参りされて・・・お祓いを受けて・・・その都度、お札をもらって・・・そのお札が家に二つあるが・・・裸祀りは失礼と思われたのか、それを二つのお社に入れて・・・正一位の伏見稲荷様の前に祀っておられるんやな・・・。

 此処の主人も・・・家には正一位の稲荷様を祀っているが、このお札もお祀りしても良いのかと神社の方に尋ねられたらしいが・・・そら、神社の人は良いと言われるわな・・・そんな訳で大事にお札を祀った訳やがな・・・。

 神社の方はそう言われるが・・・実際、その家に正一位が居られる訳やから必要ないが・・・まあ、お札も売らんとな・・・実際。

 確かに、正一位をお祀りされてる横に普通のお札を並べている家も在る・・・沢山積んでる家も在る・・・実際、その普通のお札に入っているであろうものを呼び出しても何も出て来んがな・・・。

 「正」は出て来んが・・・偶に、「邪」が出て来る時があるな・・・それが今回の家にあったんやな・・・。

 この家の正一位の伏見稲荷様夫婦が出て来られたが・・・全く反応が無かったんやな・・・怒ってる訳でも無いんやな・・・「怒っておられるのか?」と聞いても無表情やったな・・・。

 この家の者が貴方の前で手を合わす・・・それに偽りの心が有るので返事をしないのか・・・と聞いても反応はなかったな・・・。

 それなら、この家の者が貴方の前で手を合わす・・・その気持ちは貴方に伝わってるのか?・・・と尋ねたらうなづいていたな・・・此処の稲荷さん夫婦。

 私の方の地神さんもそう言うたな・・・それで良い・・・その姿勢は間違ってない・・・と言うたな・・・。

 それなら何が悪いんや?・・・と聞いてみたが何も返事は無かったな・・・。

 何か?・・・気づいていない事が有るんか?・・・と尋ねた時だけ・・・うなづいたな・・・この家の稲荷さんは何も言わなかったが・・・私の方の地神さんがうなづいたな・・・。

 さあ・・・それからや・・・困ってしまったな・・・そんもん、私らアホやから分らんがな・・・。

 仕舞い目に・・・私の方の地神さんが斜め上を向いて・・パクッと口を開いて閉じたな・・・。

 「このアホが」という意味やな。

 その前から・・・「苦しいわ・・・胸を刺し来るわけではないけど・・・。頭が鳴り出したわ・・・。耳がワ〜ンと鳴り出したは・・・〇〇さんの祈祷で血が出た時と同じやわ・・・」と嫁さんが言いだしたな・・・。

 いや・・・祈祷の前にこの家の伏見稲荷さんを呼んでも出て来んし・・・山陽道を走っていても重たいものが乗って来て顔が真っ赤になるし・・・いうて・・・地神さんに聞いても何も見せてくれへんし・・・いうて・・・私らが本気で祓い消すものも入ってる訳でも無いし・・・「何やろな?・・・」と思っていたがな・・・。

 その時、この家の主人が・・・伏見で祈祷を受けた時もらった二つのお札を二つのお社に入れて祀っています・・・と言われたんやな・・・・。

 いや・・・それは見とったが・・・えらい大そうに祀って・・・こんなもん空やからどうでも良いわと思っていたがな・・・ちょっと私の気が抜けていたのかもな・・・。

 「ちょっと、目の前の二つのお社に入ってるもの・・・出て来てみ・・・悪い様にはせんから出てみ」と何回も言ってたら・・・「人の耳・・・人間の片耳が一つ出て来たわ・・・」と嫁さんが言ったな・・・。
 
 「此奴かい・・・しょうもない輩が・・・」と思ったな・・・。

 「ちょっと縛ったろ」と思ったな・・・。

 「楽になって来たわ・・・」と嫁さんが言ったな・・・。

 此処の主人にしたら・・・日頃お世話になっている伏見稲荷様のお札をお祀りすれば、この家の正一位が今以上に喜ばれると思って一生懸命に祀った事が・・・この家の正一位に取っては究極の迷惑になっていた事やったんやな・・・。

 いや・・・実は・・・少し前・・・急にこの家の子供さんの具合が悪くなって・・・救急車を呼ぶ前に昔からかかっている病院に電話をしたら断わられたらしいんやな・・・それで急遽、違う病院に行って入院をしたが・・・何年も前からかかっていた病院の薬や治療方法とは全く異なる治療法でもう直ぐ退院されるらしいがな・・・。

 「あ・・・こういう事になっていたんやな・・・」と思ったな・・・。

 「地神さん・・・お札に憑いて来てこの家に入っていたもの・・・此処の子供を悪くしたんか?・・・」と聞いてみたらうなづいたな・・・。

 「あ・・・そうか・・・そうさせたな・・・あえて、そうさせたな・・・」と思ったな・・・。

 「昔からかかっている・・・何回も入院している病院にかかっていては駄目なので・・・あえて、この流れを作ったな・・・」と思ったな・・・。

 此処の主人が伏見稲荷大社でお祓いを受けてもらったお札に・・・鈍感な方には全く分らん・・・感じない・・・あの、伏見稲荷大社の境内に充満する・・・人によってはパワーをもらったと取って喜ぶ・・・そんな念をあえてお札に入れたな・・・この主人が境内に居る間に・・・お札に入れたな・・・と観たな・・・。

 この事に気が付いてこの家の伏見稲荷さんに謝ったら・・・途端に稲荷さんの反応が出だしたな・・・。

 「あ・・・良かった・・・」と思ったな・・・。

 いや・・・何にも思わんと焚いた一つ目の釜がえらい怒った釜やったからな・・・何で怒るんや・・・感謝の釜やのに・・・此処の稲荷さんは何で怒ってるんや?・・・と思ったが・・・こんなものが入っていたとはな・・・。

 二つ目の釜は此処の子供さんの病気平癒と家内安全を祈願して焚く予定にしてたが・・・・一回目の釜の感謝の表白も再度読ませて頂いたな・・・。

 この家の稲荷さんは子供を守ると言われたな・・・。

 そして釜は力強く鳴った・・・しかし、そんなに楽観的なものは見せてくれなかったな・・・。

 守ってやるが・・・パッと治るものではないんやろな・・・。

 釜は正直やな。

 こんな時・・・霊視が出来ない方が良いな・・・。

 釜は大きな音で鳴ったので大丈夫ですよ・・・と言えるこの領域の者は幸せやろな・・・。

 この家の仏壇を拝んだ時・・・子供さんを守ってやって欲しい旨を伝えると・・・阿弥陀様の三道が出たな・・・いや、この家は真言宗なので・・・後から考えたらあれは大日如来の三道やったんやろな・・・私もええ加減や。

 しかし・・・この家もやっと流れが変わって来た事は感じたな・・・。

 帰り道・・・「〇〇さんの奥さんの顔が穏やかになってたわ・・・それと、〇〇(主人)さん・・・やっと殻がとれたみたいに感じたわ・・・」と嫁さんが言ったがな・・・。

 変に真面目過ぎるとこがあるな・・・。

 もう殻を破らんとあかん。

 まあ、今回のこの流れを作ったのは命婦専女神様やと思うがな・・・。

 そんな事聞いても答えてくれんやろから黙っとこ。


















 

 

 






鳴釜神事の実際と考察