命婦専女神様には有り難い事です。
つい先日行った祈祷から帰って来た明くる日の朝、「地神さん、命婦専女神様にはよう謝っといてください。私の我ままを聞いて頂き祈祷に来て頂いた事を謝っといてください。私からもよう謝りますが、地神さんの方からも謝っといてください」と地神様にお伝えすると、「地神さん、うなづいとってやわ・・・」と妻が言いました。
地神様がうなづいたところを観ると、やっぱり命婦専女神様は私がしつこく、何回も、祈祷に来て欲しいと頼んだので来られたのでしょう。
この家(会社)で祀る伏見稲荷様夫婦がいやに祈祷を急かすものですから、また、この家とその親戚に回帰が周る仏様も居られましたし、私や妻の身体に入って来るのは仏様のお知らせそのものでしたので、それとこの直前に行った祈祷が難解なものでしたのでその方に気を取られて肝心な事は釜を焚く直前まで気がつきませんでした。
確かに、この会社の社長は5年前の苦境をこの家に祀る伏見稲荷様の御力で乗り越えて、今、やっと一段落したところでしたので、そして私にしてもその苦悩は見て来ていましたのでもう少しの間は心身ともに休まれたら良いと思っていましたが、どうやら、神様から観たらその判断は違っていた様です。
今回の祈祷は、この家の仏壇の前で、4月に3回忌が周るこの家の仏様と、同じく4月に7回忌が周るこの家の親戚の仏様の供養を行い、その後、命婦専女神様とそのお連れの稲荷様を御呼びして感謝の釜を一つ焚き、二つ目の釜は事業繁栄を祈願して釜を焚く予定を立てていました。
仏様の供養の前に、この家の伏見稲荷様をお呼びしましたが、そのお姿は出ませんでした。
この家で祀る伏見稲荷様が祈祷を急かせましたので当然そのお姿が出ると思っていましたので、その時、少し不安を覚えました。
「嘆佛偈」を上げて、「正信偈」に入った途端、私の左耳に綺麗な稲荷神の音が入って来ました。
同時に、妻の耳にも稲荷神の音が入って来ました。
「地神さん、命婦専女神様・・・今、京都を出発されたのですか」と声を出さずに聞くと、「地神さん、うなづいてあったわ」と妻が言いました。
「あ・・・安心した・・・直ぐ来てやな」とその時は思いました。
・・・と同時に、「普通ならもう此処に来られていてるのに・・・」という不安も覚えました。
この仏壇の前での供養は大成功?に終わりました。
「屋根?・・・寺の屋根?・・・の様な形の下に沢山の・・・これ、何やろ?・・・白ものが沢山出てるわ・・・嫌な感じはしないわ・・・」と妻が言いました。
両家の仏さんが沢山来られたという事です。
「○○さん(社長の父親)、久しぶりです。○○さん、ちょっと前に出てください。元気ですか。どうですか?、そっちの世界は快調ですか?。そうなら手を上げてください」と変な事を聞いてしまいました。
「前に出て来てあったわ・・・手を上げてあったわ・・・」と妻が言います。
「○○さんは知ってるから・・・はっきりと見えるわ・・・夢の中の場面みたいやわ・・・」と妻が言いました。
親戚の7回忌の周る仏様も前に出て来られて良い返事をされていました。(親戚の方のお姿は白い形です)
これで気を良くして、さあ、一つ目の釜は命婦専女神様とそのお連れの稲荷様に釜を焚いてお礼を伝えようと思い「稲荷五社大神祓」をもって命婦専女神様を御呼びしたのですが、中々そのお姿が出ませんでした。
その後、この家で祀る伏見稲荷様夫婦を御呼びすると、「稲荷さんが向き合って・・・手で(前足で)・・・何をしてるんかな・・・喧嘩ではないわ・・・どちらもが手を出してごじゃごじゃしてるわ・・・」と妻が言います。
そうこうしていると、「釜の上の方に、ポツンと一つ、白い点が見えるわ・・・綺麗な点やわ。それを地神さんがずっと見てるわ・・・気を使いながら見ている様な感じやわ・・・」と妻が言いました。
それが命婦専女神様だというのは直ぐに解りましたが、何故、この場に来られないのかというのが解りませんでした。
「地神さん・・・祓い消すものがあるのですが?。それで命婦専女神様が此方に来られない訳ですか?」、と聞いてみましたが、何も返事はありませんでした。
そうこうしていると、「何か?出て来たわ・・・チョンチョンチョン・・・とした形やわ・・・、でも嫌な感じはしないわ・・・汚いものではなさそうやわ・・・」と妻が言いました。
嫌な感じでもなく、汚いものではなかったにしても、これを消さないと命婦専女神様は来られないという事だけは解りました。
一つ目の釜は、妻の言う、このチョンチョンチョンとしたものを消す為に焚きました。
釜が鳴ると直ぐに消えて無くなってしまったと妻が言います。
その時、この様なものはわざわざ釜を焚いて消す様なものではないとも思いましたが、それが何かというのは、この時点では解りませんでした。
ただ言える事は、このチョンチョンチョンとしたものが此処にあると命婦専女神様が来られないという事だけでした。
このチョンチョンチョンとしたものが消えた時点で、この家の稲荷様夫婦は静かに此方を見ておられました。
二つ目の釜の準備が終わって、「命婦専女神様、すみませんでした。もう綺麗になりましたのでどうぞ御越し下さい」とお伝えして「稲荷大神秘文」を上げました。
「来てあったわ・・・」、と妻が言います。
「何時もなら右上から来てやけど・・・今日は釜の上の方から来てあったわ・・・」と妻が言います。
釜の上にポツンとあった白い点が命婦専女神様とそのお連れの稲荷様一行だったという事です。
「命婦専女神様・・・今日は毛が長いわ・・・この前の○○さんの所に来てあった時の表情とは違うわ・・・厳しい表情やわ・・・お連れの稲荷さん・・・この前は二列に並んで来られたけど、今日はバラバラやわ・・・」、と妻が言いました。
妻が言う、命婦専女神様の表情がきついというのも、ある程度、私の中では予想はしていました。
「あ・・・やっぱり私が無理を言ったので来られたな。本意ではなかったんやな・・・」と思いました。
二つ目の釜は、一つ目の釜で予定していた感謝と事業繁栄を祈願して焚きました。
声に出さず、
「命婦専女神様、地神様(私の方の)、○○家の伏見稲荷様・・・、○○さん、此処まで一生懸命に頑張って来られました。考えてみれば、自ら命を絶つ寸前にまで追い詰められて、この地の伏見稲荷様を祀る小さな御堂に日参し、其処に居られる神霊に私達と縁を付けてくれる様に命婦専女神様に頼んでくださいと頼まれて、そんな経緯で私達夫婦が来させて頂いた訳ですが、まあ、その経緯は命婦専女神様もよく御存知だと思いますが、その時のこの家、会社の状態はそれはひどかった。それが解っていましたので何回もお断りをさせて頂いた事を覚えています。その後、○○さんの純粋な気持ちが伏見に通じて、この家の普通の伏見稲荷様が正位一に代わられました。この家、この会社、もう私達が関わって正すものは何も無くなりました。命婦専女神様、○○家の伏見稲荷様、地神様、今から釜を焚きます。釜が鳴ったら良いものを見せてやってください。それがまた、○○さんのこの先の活力にもつながりますので・・・」と声に出さずに頼んでみました。
「地神さんとこの家の稲荷さんはうなづいてあったけど、命婦専女神様は何も返事はしてないよ・・・」と妻が言います。
「そうか・・・返事は無いか・・・」と思いました。
釜は普通以上の音で鳴りましたが、これだけ長い間釜を焚いているとこの音が何を意味するのかが大体察しがつきます。
「・・・何にも・・・出なかった・・・力強いものは見えなかった・・・只、透明なものが釜から出てたけど・・・上に上がらずに下に広がって行ってたわ・・・」と妻が言いました。
この家の方には、「大丈夫ですよ」とはお伝えしましたが、私の中では、「あっ、やっぱり神さんは厳しいな・・・」と思いました。
この後、命婦専女神様には社長のこの先を聞きましたが、良い返事はもらえませんでした。
私が余りしつこく聞くものですから、命婦専女神様も根負けしたのか、終いにはうなづかれていましたが、これは私がしつこく聞いたので仕方なしに返事をされたというのは解っていました。
只、私の方の地神様とこの家の伏見稲荷様は、「大丈夫」と優しくうなづいていました。
命婦専女神様とはもう少しお話をしたかったのですが、厳しいお顔のままでしたので、もうここらでお帰り願いました。
「稲荷大神秘文」を上げました。
「命婦専女神様・・・パッと消えたわ。皆、パッと消えたわ・・・」と妻が言いました。
「そうか・・・パッと消えたか・・・」と思いました。
この時点で、一つ目の釜で祓ったもの、この家の稲荷様夫婦が向き合ってしていた動作の理由、命婦専女神様の厳しい顏の理由などをお話しようと思ったのですが、社長の他に人が何人も居られましたので何も話さずに帰って来ました。
そして、祈祷から帰って来た明くる日の朝、「地神さん、命婦専女神様にはよう謝っといてください。私の我ままを聞いて頂き祈祷に来て頂いた事を謝っといてください。私からもよう謝りますが、地神さんの方からも謝っといてください」と伝えると地神様はうなづかれましたので、やはり私がしつこく頼んだ為に来られたという事がはっきりと解りました。
そして、この様な事情を社長にははっきり伝えて良いものかというのも悩みました。
はっきりとは書かれませんが、5前の辛い試練を乗り越えて、最近、表面上はやっと明るくなって来られたのですが、やはりまだ5〜6年前のトラウマが残っているが分かりますので大変悩みました。
しかし、黙ってると会社の存続にも影響しますので、ワンクッション置いて、社長のお姉さんに電話をして事実をお話ししました。
今回、普通なら絶対来られない祈祷に命婦専女神様が来られた事、命婦専女神様の厳しい表情、厳しい答え、この家で祀る伏見稲荷様が祈祷を急かせた理由、この会社で祀る伏見稲荷様夫婦が向き合って取った行動、妻が言ったチョンチョンチョンとした形の正体、二つ目の釜が鳴った時に出た形など、社長のお姉さんには話をしました。
しかし社長のお姉さんは社長に直接話してくださいと言われますのでメールで説明させて頂きました。
普通なら絶対来られない命婦専女神様が来られたのは、私がしつこい程頼んだので来られた事。
社長と会社のこの先を命婦専女神様に聞いたが良い返事が無かった事。
この家で祀る伏見稲荷様が祈祷を急かせた理由は、当初、仏様の3回忌の法事をお坊さんが行った後(回忌の日にちが過ぎた後では意味が有りません)で私達が行う事をこの家の方が考えていた事、それと出来るだけ早く、妻の言うチョンチョンチョンとした形の念を釜で消して欲しかった事。
この家で祀る伏見稲荷様夫婦が取った行動の形は、まだこの時点でも稲荷様夫婦の間で妻が言うチョンチョンチョンとした形のものの対処で意見が分かれていた事。(この私の解釈は、私が間違っているかも知れません)
妻が観た、チョンチョンチョンとした形の念は、社長の外に向かって挑戦しない消極的な考え、態度が形になったもの。
二つ目の釜が鳴った時に出た形は、このまま行けば会社も社長も上に上がれない、弱いこの先の展開を示したもの。
社長の消極的な考えを改めない限り、会社の存続にも影響が出るぎりぎりの所まで来ているという事を、今回の祈祷できつく命婦専女神様が警告したと観ます。
尚、この家の正位一位伏見稲荷様(形は普通のお札です)は今までの社長の事情が解るだけに優し過ぎる傾向があると私は観ています。
女性の経営者は現実的ですので決してこの様な傾向はないのですが、男性の経営者はややもすると神様に頼る度合いが大きい傾向があります。
しかし、つくづくこの社長は神様に気に入られた方だなと思いました。
普通、神様のお試しはもっと違う形を取って知らせて来ますが、まだ会社に力が有る内に、事前にこの様な解り易い形で見せてくれるのは幸せな方です。
尚、この社長はこの祈祷の後、直ぐに動き始められたと聞きました。
私は社長と会社のこの先を我が家の地神様に聞いてはいます。
そしてそれはこの社長のお姉さんには話してあります。
その後、社長が今回の祈祷で気落ちされてるのかと思い電話をすると良い声の返事が返って来ました。
そこで思わず言ってしまいました・・・「大丈夫やで・・・。べっちょないで・・・。この先の事は全て聞いてますので・・・」と言ってしまいました。
「大丈夫やで・・・。べっちょないで・・・」と聞いて、気を緩める方ではありませんので、これで良かったのでしょう。
今までは先代の恩恵(三回忌を迎えた今も、仏前には毎日先代の社長の知り合いがお参りに来られると聞きました)の上に成り立っていましたが、今から若社長の本番が始まります。
しかし、命婦専女神様も優しい神様です。
不本意?ながらも来てくださって、この様な形を見せて知らせてくださったというのは有り難い事です。
そして神霊(命婦専女神様)の警告を素直に前向きにとらえる社長のこの先を神霊(命婦専女神様)もしっかり見ておられるでしょう。
そして何より心強いのは、いつ御呼びしてもこの家の正位一位伏見稲荷様の御姿がドンと出て来られる事です。
年齢的にも今からの方ですので頑張って欲しい方です。
尚、此処まで書いて来て私の判断が間違っていた事に気づきました。
命婦専女神様がこの会社に来られたのは、私が何回も頼んでので来られたのではなく、この会社の社長を信じているから来られたのだと思います。
この会社の社長の今までの事情が解っているので来られたのでしょう。
それと、やはり、「もう動きなさい」という事を言いに来られたのだと思います。
そして二年程前、妻が霊視した事が既に一部は現実となって進んでいます。
そしてこの先、それが充実して行くと思います。
軽トラの横で亡くなった先代の社長が大きな魚を持って立っています。
先代の社長が「会社で扱う品種を変えて、当分はこの方向で頑張れ」という事でしょう。
私にしてもこの社長の事情がよく解っているだけにはっきりとお伝えする事に疲れましたが、これだけ稲荷神に好かれた方ですので、この先は大丈夫でしょう。
尚、この地域に祀る伏見稲荷神社の神様には、行く行くはこの方が神社の御世話をさせて頂く事の了解も頂いています。
命婦専女神様にしても、この地域の伏見稲荷神社の神様、この家の伏見稲荷様にしても、有り難い事です。
私達にしても祈祷のやりがいのある方々です。