ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外53(家で祀る神さんも力を付けたらこれをやる)
 ええのか?・・・悪いのか?・・・、家で祀る神さんも・・・力を付けて来たらこれをやる傾向が有るな・・・。

 その神さんを祀る方の人間にしたら・・・ええ迷惑かも知れんな・・・。

 しかしこの家の方は、「それでこの土地に居られる神様が救われるのならそれで宜しいです・・・」、と言われていたな・・・。

 そない言われるが・・・ある日の朝・・・目が覚めたら・・・主人も奥さんもえらい調子が悪くなって・・・子供が小さいので交互に病院に走ったと言われるな・・・。

 主人は急性膵炎の疑いがあると言われて・・・その日は寝ていたらしいな・・・。

 奥さんは胃が痛くなって・・・薬をもらって来たらしいな・・・。

 「あ・・・やっぱりな・・・」、と思っていたら・・・、「胃が痛くなって来て・・・酸っぱいものが上がって来たわ・・・」、と嫁さんが言い出したな・・・。

 まあ・・・嫁さんは昔からその傾向・・・症状がきつくあって往生したが、ある時期から胃潰瘍の薬を飲み始めて治まっていたが・・・な・・・。

 「地神(巳神・水神・土地の神)様の勧請・・5」、「霊視・・1」・・・の○○さんのとこやが・・・地神さんを正式に祀ってから何事も良い方向に進んで・・・子供が出来て・・・主人・・・会社の中で・・・ええらしいな・・・。

 それで今回・・・転勤で関東から西宮へ来られたが・・・主人が賃貸マンションを見て・・・気に入った・・・と思って、そのマンションを出た途端・・・気分が悪くなって少し車の中で休んだ・・・と言われていたな・・・。

 その事で地神さんに聞いたが・・・別に何も言わなかったな・・・。

 それでそのマンションに引っ越しされて来た訳やが・・・今まで祀っていたこの家の地神さんと一緒に・・・。

 まあ・・・少し落ち着いたらこの家の地神さんに・・・、「どや?。西宮は?・・・。この家族、守ってやってよ・・・」という釜を焚く予定ではいたが・・・な・・・。

 しかし、何回もこの家の地神さんを呼んだが・・・姿が出んかったんやな・・・。

 また・・・、この家の地神さん・・・○○さんが転勤で西宮へ行く事を伝えたはずやが・・・何か?、気に入らん事が有って怒っているのかな・・・とも思ったな・・・。

 しかし・・・よう考えてみたら、この家の地神さんがそんな事で怒って・・・其処の主人や奥さんに痛みを出すわけが無いし・・・変やな・・・とは思ってたんやな・・・。

 この家の地神さんへの、「西宮へ引っ越して来たので、頼むわな・・・守ってやってな・・・」、という祈祷の予定の前日やが・・・、「地神さんの身体が太〜くなって、グニャグニャ激しく動いて・・・下を見ているわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「あ・・・やっぱり居るな・・・マンションの建つ土地の下に・・・」、と思ったな・・・。

 「しかしや・・・其処が住んだらあかん土地なら・・・私の方の地神さんも・・・この家の地神さんも、「そんなとこ・・・あかんで・・・」と言うはずやがな・・・」、と思ったな・・・。

 「何〜にも見せてくれんし・・・この家の地神さんの姿も出んし・・・まあ・・・行ったら解るやろ・・・」、と思ったな・・・。

 まあ・・・何〜にも解らん事はないんや・・・ほんまは・・・。

 「水やわ・・・」、と嫁さんが言うとったんや・・・その前に・・・しかしや、問題はその水の色やが・・・そんなに汚くはないが・・・綺麗なものでもなかったんやな・・・。

 現地に着いて・・・地形を見て・・・土を見たら解ったな・・・。

 私が最初・・・知らない家に行って其処らをキョロキョロ見てるのは・・・あれは何か良いものが落ちてるんかな・・・と思って見てるのではなく・・・事前の霊視の上に・・・周りの地形や土の状態を見てる事が多いんやな・・・。

 このマンションの土地も、昔は果樹園やったらしいな・・・、・・・で、何処が駐車場かが分らなかったお蔭で其処らをウロウロさせてもらって・・・よう観たら・・・ほんまにゆる〜い坂になっとるな・・・ここらの地形は・・・。

 やっぱり・・・このマンションの土地、雨が降ったら水が溜まるらしいな・・・。

 急遽・・・一つ目の釜は、この土地に向けて焚く事にしたな・・・。

 しかし・・・私の方の地神さんの姿は出るが・・・この時点でもこの家の地神さんの姿は出なかったな・・・。

 まあ、何でこの家の地神さんの姿が出ないのか・・・というのも、大体は解っいるんや・・・大体は。

 「まあ、釜、焚いたら解る。釜、焚いたら、この家の地神さんの姿も出る」、と確信して・・・この土地に向けて釜を焚いたな・・・。

 祓い消すとかではなく・・・まあ・・・丁寧に、「土地の事など何〜にも解らん者が・・・まあ、一応、近所の神社に頼んで地鎮祭をしたと思うが・・・重機で土地を掘ってえらい迷惑をかけたそうな・・・謝ります・・・許してください・・・」、という意味の事を伝えて釜を焚いたな・・・。

 釜は少し波のある・・・そんなに癖のある様な音や鳴り方ではないが・・・まあ、こんな音やろな・・・という音?で鳴ったな・・・。

 釜が鳴り終わって、「どやった?」、聞いたら・・・、
「釜が鳴り出したと思ったら・・・後ろで髪をくくった・・・巫女さんの様な恰好をした女の人が5人ほど出て来て・・・興味深そうに釜の中を覗いていたと思ったら・・・ス〜ッと上に上がって行ってしまったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「そいでや・・・周りの感じは?・・・」、と聞いたら、「周りは青かったみたい?・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「そやな・・・やっぱりな・・・」、と思ったな・・・。

 「地神さん・・・
巫女さんやが・・・これ・・・巳やな?」、と聞いたら、うなづいたな・・・。

 「これも巳やな・・・」、と思ったな・・・。

 「まあ・・・初めてみる形やが・・・これも有やな・・・」、と思ったな・・・。

 そうこうする内に・・・、「あっ、此処の巳さん・・・出て来てあったわ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「解っとったんや・・・このタイミングで出てやろな・・・」、と思とったや・・・。

 
「○○家の地神さん・・・あんた、全て解っていたんやろ?・・・この土地に神さんが居る事を・・・。それで・・・あんたがこの家族をこのマンションに住む様にしたんやな?。そいで・・・私らに釜焚かせて・・・あんた・・・この土地の神さんを助けたかったんやろ?」、と聞いたら・・・「うなづいてるわ・・・此処の地神さん・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 
普通の家で祀る神さんも・・・ある程度の力が付いて来たら・・・他に居られる神さんが困って?おられる状態なら・・・助ける事もあるな・・・。

 余り例はないが・・・
その傾向はあるな・・・。

 普通は、その神さんを祀る人間を守るだけで・・・
殆どの神さんはそんな余裕はないな・・・。

 いかに・・・この家の方が一生懸命にお祀りされたか・・・やろな・・・。

 いかに・・・
この家の地神さんの力が強いか・・・という現れやろな・・・。

 この後、この家の地神さんには・・・この家族の西宮での生活の守護と・・・この家の主人の会社での活躍を祈願して釜を焚いたな・・・。

 声に出さず、

 「地神さん(私の方の)・・・、○○家の地神さん・・・、釜が鳴ったら・・・此処の主人のこの先・・・見せてくれるか?・・・会社での活躍を・・・綺麗な形で見せてくれるか?・・・」、と伝えたな・・・。

 「地神さんも・・・この家の地神さんもうなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 まあ・・・注文を出す方も出す方やが・・・「良し」、とうなづいてくれる方もそれだけの自信が有るからうなづいてくれたんやろな・・・。

 釜は・・・まあ・・・極普通の音で鳴るやろな・・・と思とったが・・・力強い波のある音で鳴ったな・・・。

 ちょっとだけ・・・「あれ?・・・波・・・出すか?」、と思ったな・・・。

 「まあ・・・意味が有るんやろ。神さんのする事やからそれだけの意味が有るんやろ」、と思ったな・・・。

 「どや?」、と聞いたら・・・、「釜が鳴ったらシューッと釜から光が一直線に上に上がって・・・光はずっと上に続いて・・・それと違った綺麗なものが釜から出て周囲に広がって行ったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「まあ・・・説明せんでも解るやろな・・・」、と思ったが・・・この意味を説明させて頂いたな・・・。

 此処の主人・・・会社で活躍してやろ・・・今以上に。

 しかし・・・この家の地神さんが短期間に・・・こんなに力を付けるとは・・・余程祀ってくれた事が嬉しかったんやろな・・・。

 しかし・・・
普通の家で祀る神さんでも力が付いて来ると・・・こんな事するんやな・・・。

 しかし・・・巫女さんの恰好で出るとはな・・・。

 まあ・・・確かに・・・事前にこの家の方や私らに入って来るお知らせの・・・「どうにかしてくれ〜」という念は強かったが・・・この家の方も良い事をしてあったし・・・私らにしても・・・終わってみると責任を果たせた・・・という気持ちで、帰りは身体が軽くなって気持ちが良い祈祷やったな・・・。

 ところで・・・この家の地神さんの絵を描いてもらおうと思ってたが、「普通に出とってあったよ・・・」、と嫁さんが言うので・・・まあ・・・今回はこの家の地神さんの絵は無しにしてもらおうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察