ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外52(ある稲荷神?の誤算)

  (この領域の大概の方が判断に惑われると思われる例)
 家(うち)の地神さんも疲れとったな・・・。

 帰りのフェリーの中で、大分放送の横のセブンイレブンで買ったお酒と金つばを窓際に置いて・・・、「地神さん・・・今日は有難う御座いました。・・・疲れてあったやろ?」、と聞いたら・・・、「地神さんの体の色が白ではないわ・・・表情もぐったりしてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「あ・・・そら疲れるわな・・・地神さんも・・・」、と思ったな・・・。

 それにしても・・・ふろ屋さんで何十年と祀られていた稲荷さん・・・もう疲れ切って疲れ切って・・・稲荷さん自身が・・・自分が居る場所が何処なのか?・・・自分が何故此処に居るのか?・・・何をする為に此処に居るのか?・・・今まで何をして来たのか・・・全く何も解らなくなってウロウロウロウロ・・・頭を抱えて歩き回ってたな・・・

 まあこれは・・・一つ目の釜を焚く前の稲荷さんの状態やが・・・。

 ふろ屋さんに着いて、最初に呼んだ時は・・・、この稲荷さん、耳が黒で・・・体が茶色で・・・やる気の無さそうな稲荷さんやわ・・・、と嫁さんが言ったな・・・。

 この稲荷さん・・・近所の拝み屋さん経由でこのお風呂屋さんに祀られていたらしいが・・・、その拝み屋さんはこのふろ屋さんに稲荷さんを降ろして?、その後直ぐに亡くなられて・・・、その後、其処の息子さんが跡を継いで拝み屋家業をされてるらしいが・・・、こんな仕事、親がパーマ屋をしてたので息子が同じ仕事をしている(何処かで聞いた様な話やが・・・)という様な仕事と違うからな・・・。

 このお風呂屋さんも・・・何十年か前に稲荷さんを祀ってから・・・拝み屋さんの跡を継いだ息子には連絡をせずに今まで来たらしいな・・・。

 その息子には・・・何か?、疑問が有ったのかもな・・・。

 それでこの稲荷さんに、「あんた、何処の稲荷さんや?。何系の稲荷さんや?。あんたの元は何処や?」、と聞いたけど・・・、「解らへん・・・」、と言うたな・・・この稲荷さん

 いや・・・また・・・拝み屋さん経由の稲荷さんやと聞いてたのと・・・家の方から何ぼ呼んでも姿を見せんから、てっきりややこしい稲荷さんかな?・・・と思ってたが、「右耳からキ〜ンと綺麗な音が入って来たわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 それで呼んだら出て来るし・・・まあ・・・しかし・・・あんまりええ状態ではないな・・・見場も・・・表情も・・・仕草も・・・色も・・・私が何を聞いてもはっきりした態度も取らないし・・・それを見ていた家(うち)の地神さんが横を向いてしまったからな・・・。

 「もうあかんわ」、という事やったんやろな・・・。

 「いや・・・あんたと喧嘩する為に此処に来たんと違うんやで・・・、此処の方と・・・このふろ屋さんが良い様に行ったらええな・・・と思って来させてもらったんやで・・・まあ、あんたが神霊やという事は解った・・・しかし、何でそんな色になっとるんや?・・・、あんた、此処のふろ屋さん、よう繁盛しとったらしいな・・・、あんたがお客さんを連れて来て、このふろ屋さん・・・忙しかったらしいやないか・・・あんた、疲れてしまったんやな・・・なあ、そうやろ・・・」、と聞いてはみたがな・・・。

 「あかんわ・・・この稲荷さん、何かウジウジして・・・此方を向かないで・・・下を向いたり横を向いたりして・・・右手の指?で・・・何か?・・・ウジウジした人間がする様な仕草で・・・地面か空間に何かを書いている?んやろか・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「あんた・・・わしの顏を見てみ・・・」、と言うたが・・・見んかったな・・・。

 「地神さんが横を向いてしまったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「いや・・・あんたがやる気が有るんやったら・・・釜焚いて・・・あんたに力をつけてもらって・・・それでもう一回、このふろ屋さんを繁盛させてもらおうかな?・・・とも考えていたんやがな・・・」、と稲荷さんに伝えたが・・・全く反応が無かったな・・・。

 「まあ、あんたが正当な稲荷神やという事は解った。ややこしい稲荷なら出て来んからな・・・。この家の先祖供養
が終わったらもう一回呼ぶから出て来てよ」、と伝えて先祖供養に入ったな・・・。

 先祖供養は・・・五つの襟が出て来たな・・・五体の仏さんやという意味やな・・・。

 まあ・・・この8月に一周忌が周っている仏さんは此方の言う事を聞いて・・・此方に任すと言われたから良かった。

 この仏さん・・・自分が死んだら樹木葬にしてくれと言って亡くなってあったらしいが・・・、残されたこの家の方にしてもいろんな事情が有ってどうしたら良いのか悩んでおられたので・・・その旨を仏さんに伝えて・・・、「死んだら樹木葬にしてくれと言っておられたらしいが・・・、奥さんにしてもいろんな事情が有るので、樹木葬は止めて、本来の形で進めて宜しいか?。良かったら手を上げて・・・」、と聞いたら、「手を上げてあったわ・・・」、と嫁さんが言ったので・・・「ああ・・・良かった」、と思ったな・・・。

 (先祖供養の詳細は省きます)

 先祖供養が終わって・・・さあ・・・この家の稲荷さんを呼んでみたら・・・、「???何やろ?、人が髪の毛をかきながらが頭を抱えてウロウロ歩き回ってるわ・・・。向こうへ行ったと思ったら・・・ぐるっと回ってこっちに来たり・・・落ち着きが無いわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「その人・・・男やろ?」、と聞いたら・・・、「男の人に見えるけど?・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「ちょっと・・・あんた・・・稲荷さん・・・ちょっと落ち着いて話をしよう・・・そんなにウロウロしてたら話が出来んやないか・・・」、と伝えたな・・・。

 「え・・・この男の人・・・稲荷さん?」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「それ・・・稲荷や・・・。それも稲荷や・・・。それ・・・此処に稲荷さんを勧請した拝み屋さんや・・・ある意味・・・ある程度は正当な拝み屋さんやったと思うな・・・。だから商売が繁盛したんや・・・」、と嫁さんに言ったな・・・。

 ところでや・・・この稲荷さん・・・何を聞いても頭を抱えてウロウロウロウロしてるな・・・しかし。

 「この稲荷さん・・・自分が何者で・・・何故このふろ屋さんに居るのか・・・今まで何をして来たのかを考えてるみたいやわ。でも全く思い出せないので頭を抱えて動き回ってるみたいやわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「あ・・・そういう事な・・・ええ事言うな・・・」、と思ったな・・・。

 「稲荷さん・・・今、嫁さんが言った事・・・おうとる(合ってる)か?」、と聞いたら・・・「そうらしいわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「地神さん・・・この稲荷さん・・・もうあかんか?」、と聞いたら・・・うなづいたな・・・。

 声に出さずに聞いてみたな・・・地神さんに。

 「地神さん・・・この風呂屋さんのビルやが・・・店子によう繁盛しとる飲み屋が在るが・・・此処に何か、強烈なものを祀ってるのは解っとったが・・・まあ、此処へ来る前にこのものには、「あんたとは関わらへんから、私らはこの風呂屋さんがようなる(良くなる)為だけに其処へ行くわけで、あんたとは関わらへんから安心してくれ」、と伝えていたから何も言って来んが・・・
稲荷さん、この同じ屋根の下で祀るものに負けたな?、完全に負けたと観るが・・・。この風呂屋さん、稲荷さんを祀ってから十数年、一回も神事をされてない事も関係して・・・この稲荷さん、飲み屋さんで祀るものにふぬけにされたな・・・。正統な神霊ならこんな事にはならないが・・・、地神さん・・・此処の稲荷さん負けたな・・・、と伝えたな・・・。

 地神さん・・・うなづいたな・・・。

 「稲荷さん・・・どうする?。あんたもう一回、このふろ屋さんを再興させて頂くのは無理か?。あかんか?」と聞いたら・・・「こっちの言ってる事が全く何も解らない見たいやわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 稲荷さん・・・あんたどないする?。こんな状態で居ってもしょうがないやろ・・・あんたの元へ帰るか?。釜で送ろうか?」、と聞いたら・・・、「「送ってくれ・・・」、と言ってるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 あっ、道理で・・・最初、この稲荷さんが出て来てやり取りしていた時に・・・
「向こうから稲荷さんに向かって白い線の様なものがス〜ッと来たわ・・・」、と嫁さんが言った事を思い出したな・・・。

 「そうか・・・あの時、帰る所が分らんのなら伏見へ道を付けよか?・・・伏見へ行くか?」と聞いた事を思い出したな・・・。

 まあ・・・私としたら、伏見稲荷がら迎えが来てくれたらええな・・・とは考えていたんやが

 「そうか・・・ほな・・・あんたを釜で・・・何処か分らんが・・・送るわ・・・」、と伝えたな・・・。

 当然、何十年もこの稲荷さんを信じて商売をされて来たこの家の方は涙をこぼされていたな・・・

 「稲荷さん・・・どうする?。ほんまにええんやな?」、と聞いたら、「稲荷さん・・・うなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「ほな・・・釜・・・焚くで・・・ええな・・・」、と伝えて釜を焚いたな・・・。

 釜はこの事情通りの鳴り方で鳴ったな・・・。

 こんもん・・・
此処で釜が脳天気みたいな鳴り方をしたら嘘や・・・「北は北海道から南は沖縄まで・・・日本晴れ・・・」、という様な鳴り方で鳴ったら釜のど素人や・・・。

 釜が鳴り終わって、

 「どやった?」、と聞いたら・・・、
「釜が鳴ったら稲荷さんが白くなって上に上がって行ったわ・・・。途中で此方を振り返って礼をしてあったわ・・・。今でもまだ見えてるわ・・・。上に上がって消えてあったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「あ・・・やっぱりええ稲荷さんやったんやな・・・。正統な稲荷さんやったんやな・・・」、と思ったな・・・。

 それと・・・、
この稲荷さん・・・最初からちょっと判断を誤ったな・・・判断も誤ったが・・・根本的な間違いを犯したな・・・。

 このお風呂屋さんが最初、私達に連絡されて来られた時に言われるのには・・・、「全て、この稲荷さんを信じて今日まで来ました。この稲荷さんをお祀りしてから商売は繁盛しました。その月の売り上げが苦しいという時も、この稲荷さんに頼べば不思議とその月の採算が取れました。此方の問いかけや願い事に、稲荷さんはいろんな光の色で答えてくれました。この稲荷さんの前に立てば頭がすっきりして、気持ちも落ち着きました」、と言われたな・・・。

 そして風呂屋さんの言われるには・・・、「しかし最近、商売が思わしくなく、この稲荷さんの前に立っても、何故か、頭に幕が張った様になり、稲荷さんからの反応も全く無くなりました」、と言われたな・・・。

 この男の拝み屋さん・・・実は・・・
この領域のお役の何も無かった普通の人やったんやろな・・・

 何かの縁で・・・この男の人に・・
・ひょいっと稲荷が入ったんやろな・・・

 稲荷にしては・・・
そんな人間を探していたのかも知れんな・・・

 
そんな人間に入って・・・その人を動かして稲荷自身が人助けをしたかったかも知れんな・・・

 この領域の人も・・・一生懸命に修行をしている方は沢山居られるが・・・お役の付いてる方はそう居らんからな・・・。

 
お役の付いてる方に神霊が入ると否応なしに辛い修行をさして、辛さや厳しさをその人に覚えさせて・・・それから人助けをさすからな・・・。

 そら・・・相談されて来られる方は、自身の辛さや厳しさを訴えられて来られるからな・・・相談される側が・・・五月みどりさんの歌やないが・・・幸福(しあわせ)いっぱい空いっぱい〜・・・みたいな側に居る人間には出来んからな・・・ちょっと言い過ぎかな?・・・

 いや・・・私も長い間勘違いをしてたんや・・・アホやから

 
地神さんの修行の為に私の身体を使っていたと勘違いしてたんやな・・・。

 相当前・・・ホームページの何処かにそんな事を書いた記憶が有るが・・・あれ・・・訂正せなアカンな・・・恥ずかしいわ・・・。

 この稲荷さん・・・最初から拝み屋さんに入ってしまって・・・拝み屋さんやなしに、この稲荷さんが人助けをしてたんやろな・・・

 
この稲荷さん・・・この拝み屋さんを修行させなかった事がそもそもの間違いやったんやろな・・・

 それと
この稲荷さん・・・この風呂屋さんに自分が降りた途端に・・・この拝み屋さんが亡くなってしまうという事の読みが無かった・・・浅かったという事やろな・・・

 それと・・・此処の風呂屋さんにしても・・・何十年もこの稲荷さんに御礼の気持ちを・・・例えば、稲荷さんの元気が出る様な・・・稲荷さんに力が付く様な事をされていなかった・・・というのも・・・それもあるな・・・

 それと・・・この稲荷さんにしても・・・此処の風呂屋さんのご主人が亡くなった・・・というのも・・・それも関係あるな・・・

 この稲荷さん・・・この風呂屋さんの主人が好きやったんやろな・・・何処か?、合うところが有ったんやろな・・・。

 それと・・・
この稲荷さん・・・店子の店で祀る強烈なものに負けてしまって・・・ふぬけにされてしまった・・・というのも関係あるな・・・これが大いにある

 要するに・・・
この稲荷さん・・・此処までのお役(寿命?)やったんやろな・・・。

 まあ・・・この稲荷さんの騒動?はこれ位で・・・しかし、私らにしても、「はい、これで終わりました。ではさようなら」、と言って帰る訳には行かんからな・・・。

 こんなもんで帰ったらこの後、この風呂屋さん・・・どないするねん。

 実はこの風呂屋さんのビルが建つ土地には本来の地神さんが居ってんやな・・・。

 こんなもん・・・霊視の効く拝み屋さんなら解ったはずやが・・・まあ、もう今になってはどうしょうもないわな・・・。

 此処・・・、某月、某日、(411)」にも書いたが・・・地神さんが居ってんやな・・・。







 「犬の鼻?・・・みたいなものが出て来たわ・・・」、と嫁さんが言ったが・・・これ・・・稲荷さんの鼻やったんかも知れんな・・・。

 この巳さん・・・フェリーに乗る日の朝には二体で出て来てあったな・・・。

 二つ目の釜でこの地神さんの勧請をしたな・・・。

 釜が鳴ったら・・・まあ・・・すんなり出てあったが・・・、「普通の巳さんやわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「そらそうや」、と思ったな・・・。

 一か八か・・・声を出さずに聞いてみたな・・・。

 「今日来られた地神さん・・・あんたら、この○○さん・・・助けてやってよ・・・」と聞いてみたな・・・。

 「うなづいてるけど?・・・巳さん」と嫁さんが言ったな・・・。。

 「地神さん(私の方の)、もう今となってはしょうがないが・・・この土地に地神さんが居る事をもっと早く気がついて・・・もっと早く祀っていたら・・・正統な稲荷なら巳と通じるので・・・どちらもが力を合わせて・・・店子の店で祀っている様なものには負けなかったと思うが・・・」と聞いてみたな・・・。

 「地神さんがうなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「あんたら(今日勧請した地神さんに)・・・あんたらだけで、この飲み屋さんに祀ってるものと対抗できるか?・・・。大丈夫か?」、と尋ねたら・・・、「巳さん・・・うなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 声に出して、

 「そうか、頼むで・・・」、伝えたな・・・。

 「地神さん(私の方の)・・・、今回来られた地神さんを祀る場所やが・・・、今日まで稲荷さんを祀っていた場所を綺麗にして・・・其処で祀って宜しいですか?」、と尋ねてみたら・・・其処で良いと言ったな・・・。

 「お・・・、珍しい事やな・・・。まあ・・・今まで祀っていた稲荷さんが正当な稲荷さんやっという事やったんやろな・・・」、と思ったな・・・。

 今回勧請をさせて頂いた地神さんに・・・、「あんたらを祀らせてもらう場所やが・・・稲荷さんが居られた場所を綺麗にするから・・・其処で良いか?」、と尋ねてみたが・・・返事は無かったな・・・まだ、其処らが解らん程度の神霊やろな・・・と思ったな・・・。

 まあ・・・祝詞を上げて・・・毎日手を合わせて行ったら力をつけるやろ・・・。

 まあ・・・この風呂屋さんのこの先の景気は横に置いて・・・○○さんに取って良い様に・・・良い様な・・・方向に導いてくれるやろ・・・この地神さんが・・・。

 しかし・・・まあ・・・飲み屋さんで祀るものには、私らはあんたとは関わらへんから心配するな・・・とは伝えていたが・・・相当な抵抗の念を飛ばして来ていたんやろな・・・。

 疲れたからな・・・私らも。

 それと一つ訂正やが・・・サンフラワーの自動販売機にキリン淡麗グリーンラベル・・・売ってたな・・・。

 しかし・・・350ミリだけやったな・・・。

 人の気持ちが解らんのかな・・・。

 さあ・・・今から、・・・さあ・・・やれやれ・・・という時に・・・ドンと目の前に350ミリでは絵にならんからな・・・。

 実際。

 やっぱり・・・500ミリは置いてもらわんと・・・。





 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






鳴釜神事の実際と考察