●この方は、「稲荷勧請」で紹介した会社の社長です。
何か相談事が有ると、度々私の所に来られます。
この方は、伏見稲荷様を一生懸命にお祀りしています。
ある時私達の所に来られて話をしていますと、小さい巳神が姿を現しました。
白狐社の白狐様に聞くと、余りにも真面目に祀り事をするので、伏見から縁をつけたと言われます。
この方の実家（海を埋め立てた土地）には、龍神様が祀られています。
この方の会社も例外なく、不景気の波が押し寄せ、経営的にも大変な状態です。
神様には、今まで何回もこの方の会社の事を聞いていますが、何時も良い答えを頂いています。
此方の巳神、伏見稲荷大社、白狐社の白狐様、この家の伏見稲荷様にお伺いを立てても、何時も良い答えを頂いています。
神から観れば、この方はどの様な状況になろうとも、どん底まで落ちない事が分かっているからです。
二進も三進も行かなくなり、自殺をする一歩手前まで落ちて行くというお役はありません。
しかしその分、一方では辛いお役も持っている方です。
私達から観ても、そんなに心配しなくても良いと思いますが、この方は子供さんが在りませんので、余計に将来に心配を感じるのでしょう。
今日、私の所に来られたのは、本業の方で、不景気の為に人員整理をしても良いものか、本業の他に、副業を持っても良いものか、という相談です。
先ずこの家の伏見稲荷様、巳神様をお呼びし、人員整理の件を聞いてみました。
何時でもそうですが、この家の伏見様は大人しい。
この社長夫婦と同じ様に、仲は良いのですが、控えめです。
何も言いません。
この家の巳神様は、まだ無理です。
まだそれだけの力は有りません。
次に、本業の他に、副業の件も聞いてみました。
伏見様は何も言いません。
困ったと思っていますと、突然、この家の伏見稲荷様の間から、この方の実家でお祀りしている龍神様が出て来ました。
堪りかねて出て来たという感じです。
お前等が出来ないなら、わしが助けてやる、という出方です。
私も長年いろんな経験をして来ましたが、初めてのケースです。
この龍神様に、人員整理の件を聞いてみました。
良し、と目を閉じました。
副業の件は、厳しいお答えを頂く事も有りますので、言葉に出さずに聞いてみました。
龍神様の前に、金色に近い玉が出て来ました。
同じく言葉に出さずに、聞いてみました。
副業と言っても、まだ具体的に何をするかが絞れていませんので、この方達にとって、良い方向に行くもと縁をつけてもらえるのか、そしてそれが金銭を生むのかを聞いてみました。
龍神様の前の玉が、微妙に膨張して行きます。
大きな金色の玉になりました。
そしてその玉は、微妙に横に振動しています。
良し、と取ります。
この社長夫婦は、今までにも何回か同じ様な事で相談に来られていますが、内容を聞いて、殆んどが騙されそうな内容のものばかりですので、その都度止める様にと進言していました。
その時も、この家の伏見稲荷様にお伺いを立てていたのですが、殆んど明確な答えは頂けませんでした。
龍神様は見かねて助けに来たのでしょう。
龍神様に任せておけば良いと思います。
任せきってしまえば良い事ですが、それが中々難しい事です。