くるみ美容室は廃業しました
 平成30年1月12日(金)、「くるみ美容室」は廃業しました。

 48年間の美容師生活は終わりました。

 最初から自分には向いてない職業だという事は解っていましたが、一歩引いて人の下から接する人間関係を学んだ仕事でした。

 「高橋君・・・タオル、洗って」・・・「ハイ」。

 「高橋君・・・毛、掃いて」・・・「ハイ」。

 「高橋君・・・シャンプー入って」・・・「ハイ」。

 「高橋君・・・朝の食パン、買って来て」・・・「ハイ」。

 「高橋君・・・パッパッとご飯食べて来て」・・・「ハイ」。

 48年前、中学を卒業したての女の子と一緒に住み込みで就職した神戸市灘区天城通りの美容室での光景です。

 朝早くから夜遅くまで働いて・・・夜間の講習で三宮まで通って・・・住み込みの給料が4500円でした。

 あえて遠くを見ないで、上を見ないで、目の前の事を下を向いて生活する事を学んだ時代でした。

 独立して美容室を経営する様になった後も、変にストレスを感じた事はありませんでした。

 美容師の仕事はその日の仕事が終わればそれで終了で、次の日に引きずる事はありませんので仕事に関する悩みはありませんでした。

 まあ、もう、今年で69歳・・・もう良いでしょう。

 平成30年1月12日(金)、朝、美容所検査確認証は在りました。





 平成30年1月12日(金)、昼前、美容所検査確認証が無くなりました。



 まあ、ええか・・・。


 平成30年1月12日(金)、午後1時、廃業届を提出に行った年配の保健所の方と、

 私、「美容室の廃業届けを出しに来たのですが・・・」。

 保健所の方、「そうですか・・・」。

 私の書いた美容室の廃止理由の書類を見ながら保健所の方が、

 保健所の方、「年齢的限界ですか?・・・」。

 私、「まあ・・・そんなもんやな・・・」。

 保健所の方、「あきませんか・・・?」。

 私、「あきませんな・・・」。

 保健所の方、「そうですか・・・」。

 私、「まあ、そうです・・・」。


 
「プロカット二見駅美容室」、「くるみ美容室」をご愛顧頂きましたお客様

               
有難う御座いました

 

 

 

 

 

 

 
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