霊視・・4


(この難解な形の意味と、この形を取って知らせた神霊からのきついお知らせ)


 「白い布がかけられているわ・・・何やろ?、墓石に白い布がかけられてるんやろか?・・、墓石やったら白い布が巻かれている(まだ開眼されていない墓石)と思うけど?・・・」、と妻が言いました。

 その後、急に私の体調が悪くなりました。

 霊障の代表的な一つの風邪に似た症状になりました。

 頭痛、喉の痛み、発熱、胃の不調、体中、各部位の痛みが出て来ました。

 特にこの症状は一年程前から出ていたのですが、胸、背骨の痛み、背骨の一つ一つから音が出る位の強さで絞め付けられる様な痛みが増して来ました。

 妻の方は物が食べられない、悪寒(深い水の中に居る様で、水の底に引き込まれて行く感覚)、不眠、身体の痛みが激しくなって来ました。

 上記した絵は、以前から知り合いの方がご主人の体調、様子が急に悪く(変になった)なったので心配されて連絡をされて来られた時に霊視したものです。

 相談されて来られた方のご主人のお兄さんは平成29年の春、サーフィン中に急死されています。

 そしてご主人の不調とほぼ同時期、相談されて来られたご主人のお母さんが腕を骨折して入院されました。

 その入院の数日後、サーフィン中に亡くなられた方の奥さんが○○を骨折されました。

 この様な事が起りかねないので、一年以上前から先祖供養(複数の宗旨で祀っている)の大切さを指摘させて頂いていたのですが、何分、ご主人の本家の問題ですので、そのままになっていました。

 何故、この方のご主人のお兄さんが海で亡くなったのか、その障りの元を教えてくれる様に言ったのですが、私の方の地神様は上記したものだけを見せて、見事に、後は何も教えてはくれませんでした。

 亡くなった方が出ているのですから、其処に「墓が建つ」という意味にも取れます

 海でサーフィン中に亡くなられたのですから「波」とも取れます

 しかし、上記した意味では、人が亡くなった後の形(墓が建つ)と原因(波)を示すもので、その障りの元が何なのかという説明にはなっていません

 不覚にも、私にしてもこの時、難題な相談や祈祷を複数聞いていましたので頭も回らず、ましてや、相談されて来られて主に動くのが亡くなられた方の弟さんの奥さんですので、私達にしてもいろいろと聞くべき事も抜けていた事は否めません。

 早速、本家の住所を聞いて、本家の方が留守の時に連絡されて来られた方と私達とで祈祷を行いました。

 肝心の本家の方が居ない時というのも変な話ですが、今回亡くなられた方には子供が居ず、その奥さんはこの領域には全く無関心で、そして亡くなられた方のお母さんは入院中ですのでこの様な形になってしまいました。

 本家に着いて、仏壇を見たのですが、到底、仏壇の体をなしていない、只の箱に近い物でした。

 8か月程前に新仏様が出て、それをお祀りしている形跡は全く何も無い状態の仏壇でした。

 微かに、何本かの線香に火をつけて立てたであろう灰が香炉に見る事が出来ましたが、線香の煙の臭いが嫌いだという事で線香は立てていないと言われます。

 一応、この家の宗旨は聞いていたのですが、本尊も脇仏も無く、新仏の位牌もない状態でした。

 仏壇にお経を上げ、その後、御先祖様と新仏様に釜を焚いたんですが、何の反応もありませんでした。

 この始終は省き、上記した絵に関する事に入ります。

 上記した絵からと、私達の体に入って来るお知らせから、この本家の土地には地神様が居られたという事が解っていました。

 その事をお伝えすると、連絡されて来られた方が、十数年前、本家の工事に入る時、確か、井戸の様なものが在ったが埋めてしまった様ですと言われます。

 しかし、この様な例は数え切れない程経験していますが、こんなにきつく私の体に作用して来るのも珍しく思っていました。

 そしてこの地に着いて一番驚いたのが、この本家の敷地から水がなみなみと湧き出て横の小川に流れているという光景でした。

 地形的には富士山の影響もあるという事ですが、多分、この辺り一帯は沼地を埋めて出来た地域だと思われます

 そして、過ってこの土地に在った井戸ですが、直ぐに場所が判明しました。

 この土地から水が湧き出ている場所よりも、過って井戸が在った場所に対して釜を焚く様に地神様が言われます

 家を建てる時に埋めた井戸には神霊が居られて、その井戸も水が湧き出ている様な井戸だったと思われます

 この井戸に居られたと観る神霊(地神様)に対し、詫びの表白を読む前に尋ねてみました。

 私、「地神さん・・・、この井戸の巳さん・・・、これ、普通の巳さんやないな?。相当な位の巳神様ですか?」、と尋ねてみました。

 妻、「地神さん・・・、うなづいてるわ・・・」と言います。

 「やろな・・・。普通のきつさやないからな・・・」と思いました。
 
 詫びの表白の後に「龍神祝詞」を上げ、コンロに火をつけました。

 釜は大きな音で鳴り出し、平均的な時間を鳴って止んで行きました。

 私、「どや?」。

 妻、「釜が鳴ったら、ぼんやりとした三角形が出て消えてしまったわ・・・」、と言います。



 私、「それだけ?」。

 妻、「それだけ」と言います。

 地神様に聞くと、「それで良い」と言います。

 地神様が「それで良い」と言うので「それで良いのでしょう」と思いましたが、私の身体にはまだまだきついものが作用しているのが解ります。

 上記した絵の解釈を追記すると、この本家の敷地には井戸が在った事から、地神様(水神様)の形とも取れるし、この土地からなみなみと水が湧き出ているところから観ると、水神様(地神様)が噴水の様な形を取って知らせた形とも取れます
 
 いずれにしても、今回の不幸は、この本家の土地の井戸に居られた水神様(地神様)の窮地の知らせを長年に渡り誰も気がつかなかった為に起こった出来事だったと思われます

 現に、この本家の直ぐ横の家の主人は、家が完成してほどなく急死されている事を聞きました。

 御先祖様の祀り方が無茶苦茶な形でも、此処までのお知らせはないと思います。

 尚、帰りに亡くなった弟さんの家に寄り仏壇にお経を上げると、光の形を取って御先祖様と海で亡くなった仏様が出て来られました。

 亡くなってから日の浅い仏様をお呼びしたりするのは余り感心しませんが、またそれが光の形を取って出て来る例も余り経験した事もないことから、多分に本家の地神様(水神様)の意向も影響して、その様な形を取らせて見せたのだと解釈しています。

 何故、新仏様を呼んで話しをしたかったかという意味ですが、本家は誰もこの領域に無関心で、この先も仏壇祀りをしないのは分っています。

 今回も海で亡くなった仏様が、何もしない本家の事を知って欲しいが為に、分家の弟さんの体調を崩して知らせを送って来ました。

 新仏様に、

 私、「○○さん・・・、あんた、えらい事やったな・・・気の毒やったな・・・、あんた、亡くなったからそこらが解ったやろが、本家の土地に神さんが居って、それを誰も解らんと、先祖祀りも、あれは仏壇やないな?。あれはただの箱やな。それでお母さんは違うものをタンスの中に祀ってるし・・・な・・・、あんたも被害者やな・・・。それでや、まあ、あんたのお母さんもこの先、そんなに長くはないわな・・・。あんたの奥さんは・・・まあ・・・あんたが亡くなっても○○○やしな・・・。あんたも落ち着くとこがないわな・・・。それでや・・・これははっきりとあんたに言うとかなあかんのやが・・・、あんたの弟さんの家は信心深いからちゃんと仏壇を置いて先祖を祀ってるわな・・・。あんたも今回、あんたの弟さんを通してあんたの不遇な状況を知らせて来た訳やが・・・、これははっきりと言うとかなあかんのやが、あんたは弟さんの家の仏壇には入られへんのやで。それは解るやろ?。あんたは本家の仏壇にしか入られへんのやで。だからな、あんた、まあ、この仏壇を通してあんたには手を合わさせて頂くが、あんたが頼るのはあんたのお母さんと奥さんやで。そやからこの家に頼って来るのは止めて欲しいんや。解るやろ?。解ったらちょっと光ってか?」、と伝えました。

 妻、「・・・まあ、光ったわ・・・」、と言います。

 きつい様ですが、新仏様にはこれをはっきりと伝えたかったのです。

 祈祷が終わっての帰り、途中、静岡のホテルに着いた頃からス〜ッと私の身体が軽くなって行くのが自覚出来ました。

 一年程前から私の背骨の一つ一つから音が出るという表現が当てはまる痛みが消えていました。

 釜で詫びを入れた地神様(水神様)が納得されたのでしょう。

 その後、祈祷を依頼された方からご主人の体調が戻ったと連絡が有りました。

 そして、あのままでは主人が死んでしまうと思ったと言われます。

 妻が霊視した形は、このままでは新仏が出来る(弟さんも亡くなる)、また新しい墓が建つぞという形を見せたものだったのかも知れません

 昔の様に沢山の霊視場面を見せてくれる時のそれからの判断はなやすいのですが、一つだけを見せて、後は何も見せてくれない、何も言ってくれない場合、頭も体も大変疲れるものです


 *「ひとりごと・たまに・ふたりごと(某月、某日、(382)(383)(384)(385))」に登載しました。







 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 そして

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察