ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外39(やっぱり・・、これを心配してたんや・・)
 やっぱり、現実に起こったな・・・。

 極端な場合・・・これも有かな・・・とは思とったが・・・「いや、此処までは起こらんやろ」、とも思とったんやな・・・。

 「此処までの知らせは送って来んで・・・」、と思とったが・・・「やっぱり来たか・・・」、と思ったな・・・。

 「そこまでするんかい・・・」、と思ったな・・・。

 そうならん様に・・・と以前からお伝えしてたが・・・お伝えさせて頂いてた方は分家やからな・・・本家の方はほっとけさん(この領域には興味がない人)やからな・・・。

 つい最近、サーフィン中に亡くなってあったが・・・これで本家は此処で切れて・・・苗字が無くなる・・・この代で終わるという事になるんやな・・・。

 本来の宗旨の他に違うものを祀っておられたんやな・・・其処のお母さんが・・・まあ、いろいろ理由が有って祀っておられたらしいが・・・。

 長男が取られたな・・・やっぱり。

 長男は子供さんが居られないので・・・当然、、此処で苗字が途切れるわな・・・。

 分家の方は男の子供さんも居られるので・・・後の流れとしては、当然、此方へ来るわな・・・。

 ましてや、この領域を大事にされる家族やからな・・・余計に頼って来られるやろ。

 それと、代々、男が短命の筋らしいから・・・気・・・つけんとあかんわな・・・。

 ・・・と言うて・・・、本家の仏壇を分家の方に持って来たら・・・この家の場合・・・またややこしい事が起こる可能性があるわな・・・。

 「分家でも小〜さな卓上型の仏壇を置いて、ちゃんと御正念を入れてお祀りしたらどうですか?」、とお伝えしたら、「祀らせて頂きます」、と言われるので・・・行かせて頂いたな・・・。

 仏壇開眼供養の数日前から・・・嫁さん・・・「寒い・・・寒い・・・」、と言い始めたな・・・。

 水死の仏さんは寒いんや・・・こっちが氷の世界に居る様な感じやからな・・・大概の方は分からんやろけど。

 日にちの浅い仏さんはまだましやが・・・行方不明のままの仏さんは・・・そら・・・冷たいからな・・・私らが・・・まあ、主に嫁さんの方やが。

 仏壇の開眼供養は・・・釜が鳴ったら・・・面白い?形が仏壇の方に入って行ったな・・・初めての形やな・・・。

 「光がクルクル回りながら仏壇の方に行ったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 まあ・・・釜を焚く前に、「釜が鳴ったら目に見える形で教えてください」、とは地神さんにお伝えしてたが・・・。

 鳴釜で開眼して・・・その後、線香護摩で供養させて頂いたな・・・。

 日にちの浅い仏さんをお呼びするのは良い事ではないが・・・そして、お呼びしてもそのお姿は出るもんではないと解ってはいたが・・・ちょっと聞きたい事が有ったので呼んでみたな・・・。

 やっぱり出んかったな・・・お姿は・・・。

 「当たり前や・・・テレビや映画のシーンではないで・・・お前・・・何を考えとるんや、アホちゃうか・・・」と自分自身、思ったな・・・。

 「いや・・・そやけど、ちょっと聞いとかなあかん事が有るんや・・・無理してでも出て来てもらおう・・・」、と思ったな・・・。

 「正信偈」、上げたら・・・出て来られる・・・という自信は有ったんや・・・。

 線香護摩の後、「正信偈」、を上げて供養させて頂いたな・・・。

 「○○さん・・・ちょっとあんたに聞きたい事が有るんや・・・悪いけど、出てくれるか・・・。地神さん、日の浅い仏さんを呼ぶのはあかんが、聞きたい事が有るので呼んでください」、と伝えたな・・・。

 「・・・ローソクの炎みたいな形が出て来たわ・・・ローソクは見えないわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「・・・炎?・・・みたいやけど・・・
真ん中が真っ白で周りが赤色やわ・・・周りは炎の色やわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「あ・・・まあ・・・呼ぶのはあかんから、こんな形で呼んでくれてあったんやな・・・」、と思ったな・・・。

 「○○さんか?・・・そうなら、ちょっと炎を上に上げてみ」、と尋ねてみたな・・・。

 「炎が上に上がったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「○○さん・・・あんた・・・この度はえらいめに遭ったな・・・どないや?・・・本心は無念やろ?・・・急にこんな事になってしまって無念やろ?・・・」、と聞いてみたな・・・。

 「炎が上に上がったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「なあ・・・気の毒やけど・・・なあ・・・もう起こってしまった事やからな・・・それにしても気の毒やと思う・・・私も」、と伝えたな・・・。

 「○○さん・・・あんたのお母さん・・・まあ、理由が有って本来とは違うものを一生懸命に祀ってるが・・・あんたもそっちの世界に行って初めて解ったと思うが・・・そっちの世界から観たら・・・落ち着かんな?・・・」、と聞いてみたな・・・。

 「炎が上がったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「そいでや・・・あんたとこは子供が居らんので、当然、○○家はこの弟の○○さんが継いで行く事になるが・・・言うて・・・あんたをこの弟の家で祀る事は出来ないんや、それは解るやろ?。・・・まあ・・・出来る限り、当分はあんたの名前を読み上げて供養させてもらうが、早よ、成仏してよ・・・・。そいで、この弟の○○さんが○○家を継いで行く事になるがそれで宜しいですね?。了解したら炎を上に上げてください」、と伝えたな・・・。

 「炎が上に上がったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 この了解をお兄さんに取っておきたかったんやな・・・。

 それと、お兄さんには酷な事やが・・・急に命を取られた無念さも聞いておきたかったんや・・・。

 それにしても・・・年老いたお母さんを責める訳にはいかんが・・・一家に二つの宗旨を祀るという事はせん方がええな・・・。

 そのお知らせは跡取りの方に行くな・・・。

 もう終わった事やけど・・・。

 

 

 
 

 

 

 

 
 
鳴釜神事の実際と考察