神の試練?お試し?・・・、あるひとつの形の例。
先ず、それが実際に私達が関わった正統な神霊からのものであって、私達が関わった事のないものや、邪霊のそれではない事を明記して書いて行きたいと思います。
正統な神霊を正統な祀り方で、間違いの無い正統な考え方でそれこそ一所懸命にお祀りすれば、大変悪い、程度の低い言い方ですがその努力に応じた見返りは有ります。
そしてそれは当然その神霊の強さや専門性にもよりますが、祀る方(人間)のその神霊に対する、何故、何の為に祀るのか、祀らせて頂くのかにもよって、それは自ずと違った形の見返りとなって祀る方(人間)に返って来ます。
自分の不遇を感じている方は人生が良い方向に展開する様に・・・。
病気で体調が悪い方は回復する様に・・・。
商売をされている方はお金の苦労がない様に・・・。
勤め人の方は昇進出来る様に・・・。
家族が仲良く円満に暮らせる様に・・・。
事故や怪我、災難に遭わない様に・・・等、其処には人の数だけの神霊に対する、神霊に期待する願いが展開されます。
例によって、私が実際に経験した事から書いて行きます。
この方は事業をされています。
数年前、最初に私の方に連絡をされて来られた内容は、「事業は大変厳しい状況です」、という内容でした。
事業所の方(家屋と土地)を霊視してみますと、確かに、土地の神霊は居られますが、一癖も二癖も有りそうな神霊((巳神様)が出て来ました。
釜を焚いてこの神霊を何とかなだめて、この方が祀らせて頂く様にさせて頂きました。
その後業績は回復し現在に至っていますが、今年に入ってからは大変悪い状態だという連絡が有りました。
早速この会社に祀る地神様をお呼びしましたが全くそのお姿が出ません。
不思議な事に、私の方の地神様も知らん顔をしています。
この会社の社長は、「会社の地神様は私の父親です」、と言われるくらい純粋な気持ちで日々神霊と接しておられます。
会社の地神様を試そうとか、他の事と地神様との優劣を付けた事など無く、地神様が第一だと言われます。
この社長を観ていて、それは信用の有る方だというのは解ります。
何時もなら、私達がこの会社の神霊をお呼びすれば直ぐにそのお姿が出て私達の聞く事に答えてくれるのですが、今回は全くお姿が出ません。
その時妻が、「前々から気になっていたけど・・・○○さんの奥さんの事やけど・・・」、と言います。
確かに、この社長の奥さんがこの領域は全く信用しないという事は社長から聞いていました。
私、「地神さん・・・、此処の地神様のお姿が何故出ないのか?・・・やが・・・、此処、少し前から女の地神様も出て来られて・・・さあ、今から本格的に会社が飛躍すると観ていたが・・・しかしそれは女の地神様を通して何か正す事を知らせたかった・・・でそれは○○さんの奥さんの考えを正す為・・・という事ですか?。この推測が間違ってなかったらこの会社の男の地神様をお呼びしてください・・」、と伝えました。
妻、「・・・うん・・・出て来てあったわ・・・」、と言います。
私、「・・・出て来てあったか・・・」。
この後、出て来られたこの会社の地神様にも私の方の地神様にもこの件を聞いたのですが、不思議なほど全く何も反応は有りませんでした。
知らん顔です。
兎に角、会社が回って行く様に、仕事が入って来る様に、会社に来て祈祷をしてくださいと言われます。
「あ・・・これは喋らなあかんな・・・それも口に出して言われない事を声に出さずに黙って・・・まあ・・・幸い、此処の地神様はそれが通じるので・・・しかし難儀やな・・・しかしこれを熟さんと先の展開が臨めんし・・・しかしもう此処まで来たか・・・この会社も社長も・・・」、と思いました。
祈祷の当日、この会社に近づくにつれて妻が、「体が揺れるわ・・・」、と言います。
鳴釜の準備が終わって、
私、「高橋家の地神様、どうかお姿を見せてください・・・。○○家の地神様、どうかお姿をお見せください・・・」、と伝えました。
妻、「どちらも出てるよ・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「地神さん・・・、○○家の地神さん・・・、ちょっと祓うもの?・・・いや・・・対処するもの・・・見せてください・・・」、と伝えました。
私、「どや?・・何か出たか?」。
妻、「・・・此処に着く前から・・・形のはっきりしない・・・いろんなものが沢山・・・ボワ〜ッと出てるけど@・・・」、と言います。
声に出さず、
私、「地神さん・・・、○○家の地神さん・・・、今、目の前に出ている沢山のもの・・・これ・・・○○さんの奥さんがこの領域に持つ疑念や馬鹿にした気持ちの感情がこの様な形になって出ているのですか?」、と聞いてみました。
私、「どや?。うなづいてあったか?」。
妻、「どちらもうなづいてあったけど?・・・。何を聞いたん?・・・」、と言います。
私、「そうか・・・此処の地神さんもうなづいてあったか・・・」。
声を出さずに、
私、「地神さん・・・、○○家の地神さん・・・、まあ・・・確かに、此処の社長の奥さんはこの領域を全く信用されない事は前から聞いていたが・・・、○○さんもその事を本人に言うと家庭がもめるので黙っておられるらしいが・・・、こういう事を信じない方に無理に信じさせるのは不可能です。○○家の地神さんの言われる事も良く解ります。この会社が今以上発展するには地神さん夫婦もどちらもが力を合わせないといけないし・・・人間の夫婦も然り・・・やはり奥さんの方もこの領域の力を解って欲しい・・・今がその時で・・・その為に少し会社を暇にして社長に知らせたのも解ります。○○県の○○さんの会社も然り、やっと社長の奥さんもこの領域を信じる様になられたが、やっぱり少し時間がかかりました。此処も同じで・・・もう少し時間をください。その内に解る様になると思います。もう少し、もう少し待ってください。きっと解るようになりますので・・・」、と伝えました。
声に出して、
私、「どや?」。
妻、「うなづいてあったわ・・・どちらも・・・」、と言います。
私、「有難う御座います。いつか解る時が来ますので、それまで待ってやってください・・・。すみません」。
私、「地神さん・・・、一つ目の釜・・・この念を消除する為だけに使いたいと思います。それで宜しいですか?」。
妻、「うなづいとってやわ・・・」、と言います。
目の前には、私の方の地神様とこの会社の男の地神様だけが出ていますし、もうとっくに社長の奥さんから放たれた念の形は消えて無くなっていました。。
釜は大きな音で鳴りましたが・・・余り意味をなさない・・・意味の無いものでした。
妻、「釜が鳴っても何も見えて来なかったわ・・・」、と言います。
当然だと思いました。
一つ目の釜は祓いだけに使いましたので、二つ目の釜は感謝と事業繁栄を祈願して焚きました。
祝詞の種類は書きません。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は不定期な小さい波を伴って鳴り出しました。
少し長く鳴らしたかったのでその様にして・・・やがて音が消えて行きました。
私、「どや?。此処の女の神さん出たか?。他に何か出たか?」。
妻、「此処の女の神さんの姿は見えないわ・・・。それと釜が鳴ったら釜の上に待針が出たわ・・・。その後・・・釜の直ぐ上にこんな形のものが出たわA・・・」、と言います。
私、「待針?・・・って」。
妻、「待針・・・針の頭にいろんな色の丸いものが付いた・・・」、と言います。
私、「○○家の女の地神さん・・・ちょっとお姿を見せてください。男の地神さん・・・奥さん、呼んでください」、と伝えました。
妻、「???・・・女の神さんの姿は見えないけど・・・、男の神さんの後ろ辺りに居られる様に思うけど・・・。その辺りに・・・釜の直ぐ上に出ていた形の反対の形Bが出てるけど・・・。これ・・・女の地神さんの口の形と思うけど?・・・」、と言います。
私、「・・・という事は、まあまあ・・・了解したと受け取っても良いという事やろな?・・・」。
妻、「言ってる事が解らないけど・・・」、と言います。
この後、会社のこの先、商売のこの先、また、社長を守ってやって欲しいと何回も聞きましたが、私の方の地神様、此の会社の地神様の反応は全く有りませんでした。
見事に有りませんでした。
そうこうしていると、
妻、「釜の周りに・・・ザ〜ッと波が押し寄せては引いて行く場面が見えるわ・・・砂浜みたいやわ・・・水は透明・・・」、と言います。
「あ・・・此処の神さん・・・試しに入ったな・・・」、と思いました。
「あ・・・この試練・・・お試し・・・受けさせてもらわなあかんな・・・逃げたらあかんな・・・」、と思いました。
「あ・・・正当な神霊はこれをやるな・・・この試練・・・お試し・・・熟さなあかんな・・・」、と思いました。
「社長が真面目にやっていたら・・・その内奥さんも理解する様になるやろ・・・」、と思いました。
「正念場やな・・・これを抜けたら・・・この会社も飛躍するやろ・・・」、と思いました。
社長に、
私、「○○さん・・・今までは釜を焚いたらその場で問題が解決していましたが・・・これはちょっとかかりますよ・・・。決して会社がつぶれるとか、そんな心配は無いですので、今まで通り祀ってください。会社が発展するには○○さんの奥さんの心がけも大事な様なのですが、又その事を直接奥さんに言うと余計に反対の方に行きますので、何も言わずに気長に待ってやってください。その内奥さんも解る時が来ますので・・・」、とお伝えしました。
此処まで読まれた方は、何故、正統な神霊を一生懸命にお祀りしているのにこの様な試練を与えるのか?・・・と思われる方が居られると思いますが・・・正当な神霊だからこそ試練を与えるのです。
正統な神霊は、独身の方には清浄な人間形成を求め、結婚されている方には先ず夫婦和合を基礎に人間形成を求めます。
何故なら、正統な稲荷神、巳神は夫婦で居られます。
其処で祀る神霊の夫婦を観れば、其処の人間の夫婦関係が解ります。
人間の夫婦関係が良い所は、神霊の夫婦も良い状態で居られるのが観えます。。
人間の夫婦関係が悪い場合、神霊の夫婦の状態も悪い状態で観えます。
神霊の夫婦は人間の夫婦関係が写る鏡です。
そして神霊の夫婦関係が悪いという事は決して有りません。
世間では出世をされてお金も名誉も手にされた方が沢山居られますが、その方の私生活、夫婦関係、家族関係を観れば、上辺では分らないその奥には複雑な事情をかかえている方を多く見ます。
正統な神霊をお祀りされている所は神霊がその様な矛盾は許しません。
そして正統な神霊をお祀りさせて頂いた後、皆さん、不思議と真面目な考え方になられます。
皆さん、不思議と道徳的、社会的観念の発達が顕著になられます。
私が今まで関わらせて頂いた所は、独身の方は皆真面目で勉強熱心な方で、結婚されておられる所は皆夫婦仲が良い所ばかりです。
そうなってしまうのです。
勿論、2〜3の例外は在ります。
「ひとりごと・たまに・ふたりごと・・4(333)」の所ですが、多分、振り出しに戻られると思います。
神霊のお知らせを無視されたのでしょう。
そして今回、祈祷を終えて阪神高速3号神戸線、海老江付近を走っていると社長から、「工場の中に青大将が出て来ました」、と電話がかかって来ました。
決して蛇が出て来る様な環境ではありませんが、まあ、今回の祈祷の内容と何か関係が有ったのでしょう。
「もう出て来たらあかんで・・・と言って、コップに日本酒を入れて工場に置いてください」、とお伝えしました。
神霊がかったシマヘビ?と思いますが、もう人間の目につく所には出て来ないでしょう。
この蛇が年月を経て真っ白な蛇(白蛇)(長い期間日光に当たらないと白くなります)になるのですが、考えると、この蛇は、社長の奥さんの今の状態をこの社長に教える為に出て来たのかも知れません。
今回、社長も辛いでしょが、真面目な方ですので乗り切られると思いますし、この会社の地神様が一番良く社長を知っていますので大丈夫でしょう。