ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外36(私達が取る審神者(私)と神主(妻)の形)



(思うんやがな・・いつも思うわけやないが・・偶に思うんやな・・私や嫁さんのこの領域でのお役の立ち位置を・・審神者と神主の事やが・・)
 こんな仕事・・・たらふくやって来て・・・そいで、私と嫁さんの関係は神道で言う審神者(さにわ)と神主、修験道で言う修験者と憑坐(よりまし)になるんやが・・・ちょっと違うで(ちゃうで)・・・と思うんやな・・・。

 言うて・・・この領域の・・・普通の本屋では売ってない様な古神道、両部神道の専門書もそこそこ読んだけど・・・やっぱり違うんやな(ちゃうんやな)・・・私らの立ち位置が・・・。

 言うて・・・何を誇示したいのか解らん様なこの領域の本が本屋に沢山並んどるけど・・・こんなん嫌いで、読んだ事が無いんやな・・・。

 そんなんで・・・この領域の他の方は全く知らんし、知りたくもないと思ってたが・・・先日、佐賀の・・・歯科技工士の・・・伏見稲荷様のお像を造る市丸さんが、「こんなん、買いました」・・・言うて、「お稲荷様と霊能者」、という本の写真を送って来たんやな・・・。

 伏見稲荷大社の御代さんをされていて、少し前に亡くなられた砂澤たまゑさんの事を書かれた本やが・・・、まあ、もうこんなお代さんは出んやろ・・・という程の方やったらしいが・・・、「また、市丸さんも・・・こんな方、何処でも居るがな・・・」、とは思ったけど・・・、「私らも伏見さんにはお世話になっとるからな・・・」、とも思ったし・・・、それと、ちょっと私と嫁さんの体調面の事で年が明けてから余り仕事をしてない事もあって・・・時間も有ったので読んでしまったんやな・・・。

 要するに・・・「よく当る人」・・・「よく当てる人」・・・やったらしいな・・・。

 そいで・・・この方の以前出した本、「霊能一代」、という本も読みたくなって・・・これは何処を探しても無かったので市丸さんに頼んで送ってもらって読んだんやな・・・。

 うん・・・まあ・・・よう理解出来る面も沢山あるし・・・よう解らん面も沢山あるな・・・。

 この方がどんなスタンスで・・・どんな方法で・・・
「よく当てる人」の後の問題解決、解明をされるのかを知りたかった訳やが・・・

 其処がよう解らんかったな・・・。

 この方も小さい頃病気をされて・・・この領域に将来進まなあかん様になるきっかけの病気やな・・・。

 嫁さんは、まだ1歳になるかならん頃・・・誤ってお手伝いさんに頭から地面に落とされたらしな・・・。

 その時の記憶、光景が今でもはっきり有ると言うな・・・その時の後遺症・・・いろいろ有るな・・・これ・・・この領域に入らなあかんきっかけの出来事やろな・・・。

 しかし・・・砂澤たまゑさんに付いた神霊・・・沢山の神霊・・・それにしても
よう喋られる・・・。

 私らに付いてる神霊は巳神やからか・・・先ず、喋らんな・・・。

 それと、この方もよく喋る方やったらしいな・・・。

 ・・・というより、稲荷神はよく喋るんかな?・・・。

 「ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外32(こんな正一位伏見稲荷様も在る・・という事)」、にも書かせて頂いたが・・・此処の稲荷神もよく喋るが・・・総じて稲荷神はよく喋るんかな・・・。

 しかし、
私達が接する事の出来る伏見稲荷の神霊は先ず喋らんな・・・。

 砂澤さんというお代さんも、この方に喋りかける稲荷神の詳細や喋り言葉、声(決して耳から聞こえるわけではないが)の種類、トーン等は書かれてなかったな・・・。

 砂澤さんというお代さんは純粋な方やったんやろな・・・。

 私やったら・・・もし・・・絶えず話しかけて来る神霊が居たら・・・粗(あら)・・・探してしまうな・・・。

 もうこんな能力のある伏見稲荷のお代さんは出んのかな・・・とも思うな・・・。

 生きておられる内にお会いしたかったと思ったな・・・。

 しかし・・・私らが接する事の出来る稲荷神も喋らんが・・・私の方の地神さんも喋らんな・・・。

 以前は・・・ほんまに沢山の情報を見せてくれたが・・・この頃は頓(とみ)に少なくなったな・・・。

 その少ない情報を見せて・・・考えさすんやな・・・。

 言葉では見せないが・・・、
このわしが(地神様が)出したものを観て、お前はどう解釈する?。お前やったらどうと観る?。それで、お前やったろどうする?」、と来るから・・・困ってしまうんやな・・・毎回。

 時間は食うし・・・頭は疲れるし・・・大概、私が間違った事を言うので地神さんも嫌になって来るんやろな・・・。

 怒りはしないけど・・・反応が無くなって来るな・・・私らの問いに対して・・・。

 私があんまり的を得てない事ばっかり言うと・・・横向いてしまうな・・・。

 私達の祈祷を見た方はお解りやと思うが・・・祈祷の途中で見せてもらったものに対して、私が地神さんに・・・、「
私はこう取りますが・・・それで宜しいですか?、その解釈で宜しですか?・・とか、それはどういう事ですか?・・とか、それはどういう意味ですか?・・とか」・・・また・・・、祈祷の依頼者に聞かれてはちょっと・・・という意味の有る事を聞く時・・・声に出さずにグジャグジャやり取りして・・・「どや?。何が出とる?。どや?。返事したか?。首・・・うなづいたか?。首・・・横に振ったか?」・・とか・・・霊視してる嫁さんに聞いたりして・・・。そいで、あんまり解らん事や解明出来ない内容の時は・・・「地神さん・・・解らん・・・任せます。ええ加減な事出来んから・・・解らんと釜焚いたらえらい事になるから・・・任せます」、という様な流れになってしまうな・・・。

 「任せます」、と伝えた時のそれに対する地神さんの次の反応・・・これ・・・数秒かかるんやな・・・その数秒の間・・・「此奴は何時まで経ってもアホやな・・・」、と思とるやろな・・・と・・・気・・・使うんやな・・・。

 まあ・・・大概は、「良し」、と首を下に振ってくれるんやが・・・気・・・使うな・・・。

 しかし・・・一応、
祓いの対象として見せてもらった・・・出て来たものに対しての古神道で言う審神者と神主のお役・・・やり取りは・・・慣れているんやな・・・。

 これは知らん間に・・・みっちり鍛えられたという事やろな・・・。

 全く我流やから・・・教えてくれる方なんか居られないし・・・数を重ねて重ねて・・・自分のやり方になったんやろな・・・と思うな・・・。

 そら・・・古神道の正当な他感法なんか・・・教えてくれる方が居ないと出来たもんやない・・・とんでもなく難しい・・・。

 決まりが多い・・・多過ぎるが・・・まあ・・・当然やと思うな・・・。
 
 相当な修行をされた方でも・・・相当な知識をお持ちのこの領域の方でも・・・ちょっと無理な部分が有ると思う・・・我流の私が何やかやと観させて頂いて・・・何やかやと言わせて頂くのもなんやが・・・。

 それだけ
難しいものだと思うし・・・それだけ危険なものだとも思う・・・。

 そら・・・あんまりホームページには書いてないが・・・そら・・・紛らわしいものが入って来るからな・・・それらしき事言うて・・・。

 そら・・・この領域に興味の有る方の元に・・・ある日、あんな、何でもよう当てる、「わしは神霊やで・・・」、と自分で言うものが入って来たら・・・そら・・・ちょちょまうわな・・・。

 信じたらえらい事や・・・。

 えらい目に遭う・・・。

 これは、
修行を積んだ方でも騙されるんやな・・・。

 
それを見極める力が審神者には必要なんやが・・・中々、難しい

 私達の場合は、地神さんという神霊が絶えずドンと上に?居るから・・・地神さんが睨みを効かせてくれているので・・・まあ・・・失敗はしないが・・・
審神者をされる方によっては・・・その部分がはっきりしない方も居られるかも知れない・・・まあ・・・難しいな・・・。



 上記した図は、私達が
正統な神霊とやり取り?する場合を描いてみたけど・・・これは大変気持ちの良いもので・・・地神様、正統な神霊の意思(黄色線)は私より妻の方に多く入る傾向が有ります。

 正統な神霊の意思は妻の方に多く入る傾向が有りますが、
その意思に対する働き(赤色線)は私の役目で、妻よりは断然私の方が強く働きかける事が多いです。

 正統な神霊が余りにも位の高い存在の場合、地神様が中を取ってその意思を私達に伝えてくれる場合もあります。

 その場合、私の、その神霊に発した意思は、地神様が中を取ってその神霊に伝える場合もあります。

 いずれの場合も・・・
地神様、正統な神霊からの意思は妻が私に口に出して喋って伝えます

 しかし、
私から神霊に発した意思は、口で喋ってお伝えする場合と、口に出して喋らずに黙ってお伝えする場合があります

 私と妻との意思の疎通は・・・これは人間と人間ですので・・・これが一番難解な部分で・・・黙っていても通じる場合と・・・全く通じない場合があります。

 その時は口で喋っての意思伝達になります。

 中々気持ちの良いものやが・・・、先ず、この様な綺麗な神霊とのやり取りは?、鳴釜による、祓いの済んだ後になる事が多いな・・・。

 そいで・・・このケースが殆どやが・・・これが・・・ややこしいんや・・・。



 上記した図は、私達が・・・要するに・・・
「邪神」とのやり取り?をする場合を描いてみたけど・・・まあ・・・これが大半を占める形になるが・・・これは余り良い気持ちのしない・・・まあ、慣れてしまったらそれはそれでどうって事はないが・・・まあ、しんどい部類に入る形です。

 この場合、
「邪神」から入って来る意思は(紺色線)、妻には大変厳しく、きつい作用が入って来ます

 私の方にも、
「邪神」からの作用(細い紺色線)は入って来ますが、そんなにきつい作用は入って来ません(極偶に、どうしょうもないきついものの作用を受ける事はあります)

 その
「邪神」からの作用に対し、私は強く対峙出来ますが(赤色線)、妻は全く出来ません(黒色線)

 この「邪神」への対峙に対し、普通は声に出して対処しますが、
「邪神」も力が強い程、要するに、質の悪い輩ほど、私が声に出さなくても、此方の意志が伝わる場合が多いです。

 「邪神」に対し、いろんな方法で意思疎通を試みても通じない場合、地神様に頼んで対処する事も有ります。

 しかし・・・この
「邪神」の形を取って出て来る存在も、元は正統だった神霊も沢山あって・・・見極めが難しいんや・・・。

 そういう訳で・・・
審神者の力が試されるんや・・・。

 この様なやり取りにしても・・・少し前のテレビ番組やないが・・・
あんな大げさな展開は審神者(私)と神主(妻)の間では展開されんな・・・。

 その反対に、この様なやり取りをする前段階では・・・要するに、祈祷前までは・・・私も含めて、嫁さんの身辺がややこしくなるが、この様なやり取りが始まれば、反対に、すかっとして来る場合が多いな・・・。

 私と妻のやり取りなんか・・・古神道や修験道の大家から観たら・・・オモチャやろな・・・。

 その時の私と妻とのやり取りを聞いた事のある方ならよく御存知やが・・・。

 今までその場の皆さんと普通に喋ったり笑ったりしていたと思ったら・・・。

 私、
「ちょっと・・・何にも考えんと、目・・・閉めてか」・・・と嫁さんに言うて・・・。

 私、「地神さん・・・出てください。どや?。地神さん出たか?。地神さん・・・其処に隠れてるものと話をしたいので出してください。あんたと喧嘩しに来たわけやないんやからな・・・、話をしに来たわけやから・・・ちょっと出てくれるか?。私らと話をしょう・・・な、・・・しょう」・・・。

 そいで・・・、

 私、「どや?。出て来たか?」、と嫁さんに聞いて・・・。

 嫁さんが・・・「何々が出てるわ・・・」、と言うと、そのものに対して・・・、

 私、「あんた・・・今はそんな格好になっとるが、観たところ○○(いろんなケースが有ります)やな・・・。そいで・・・今日、此処へ来させてもらったんは・・・あんたと喧嘩しに来たわけやないねん・・・あんたと話をしに来たわけや・・・あんたも言うたらええがな・・・あんたも言いたい事が有るはずや・・・それを言うたらええがな・・・どっちもがええ様に行ったらええからな・・・どや?・・・・・・・・・・・・・」・・・・。

 ・・・と、こんな展開が相当な時間続く事になるんやな・・・。

 それは今までの私のホームページを読んで頂いたらお解りになると思います・・・。

 
基本は・・・依頼者も「邪神」も・・・どっちもが良い様に行く様に考えて考えて・・・進めて行くんやな・・・。

 案外・・・ええ様に行くな・・・。

 しかし一番怖くて難しいのは・・・位の高い正当な神霊の怒りをも含めて、いろんな思いを鎮めさせて頂く場の審神者と神主の役は・・・そら・・・邪と対峙しとる時とは全く違うからな・・・怖いな・・・難しいな・・・。

 これはやってみた方しか解らんやろな・・・。

 そら・・・
正当な神霊は怖いで・・・。

 それと・・・、それと同等に難しいのが・・・
審神者(私)と神主(妻)との関係やな・・・。

 これが一番怖くて難しいのと違うか・・・とも思うな・・・。

 この間の関係が・・・日によっては・・・
ぎくしゃくしとる時・・・全く機能せんな・・・。



 先ず、
私から地神さんに送った意思が全く地神さんに通じないんやな・・・地神さんが拒否してるんやろな・・・。

 勿論、地神さんからの意思は私には入って来んな・・・。

 その時に、地神さん以外の他の神霊が関わっていても、その神霊に対する私の意思も伝わらんな・・・勿論、神霊からの意思も来んな・・・。

 これは嫁さんも同じやな・・・。

 勿論、地神さんと他の神霊の間の意思は通じているな・・・。

 そいで・・・
審神者(私)と神主(妻)の間での意思のやり取りも・・・審神者(私)から神主(妻)の方に送る意思は、送ったつもりでも届いてないのか・・・神主(妻)からの意思は来んな・・・。

 こんな時、
私の気持ち・・・心の中で反省すれば・・・全てが機能し始めるな・・・。

 
審神者(私)が悪いという事かな・・・。

 かなんな・・・。

 それと、
人霊・・・仏様の意思の疎通に関しては・・・妻は私と同じ様に・・・また、それ以上に仏様とやり取り出来るな・・・。



 ・・・という訳で・・・やっぱり、ちょっと違うんやろな・・・
古神道でいう・・・正式な審神者と神主が取る形とは・・・。

 「知らんけど・・・」、とまではよう言わんが・・・よう解らんな・・・。

 文中に書いた
意思表示、意思の疎通とは・・・「観える」、「観る」、「聞こえる」、「聞く」、「感じる」、「ひらめく」、「意思が通じる」、「意思を通じさす」・・・という意味を示します

 因みに・・・
妻は、「観える」、「聞こえる」、「感じる」、「意思が通じる」という能力は強くありますが、「観る」、「聞く」、「意思を通じさす」、という能力は若干弱い様に思います

 
私は・・・「観える」、という能力以外は有りますが、祈祷の段取りを考えながら・・・意思疎通の対象と絶えず喋ったり・・・お経を上げたり・・・釜の状態を観たりして動いていますので、そんな時は、「感じる」、「ひらめく」、「意思を通じさす」、以外の能力は殆ど働いてないに等しい状態です

  自ずと妻の方には全てのものが作用する事になります

 しかし、一
番重要な要素は・・・「ひらめく」、に尽きると思います。

  
審神者の正確なひらめきをもって、正確な判断で、正確な解明に近づけたらと何時も思っています

 ・・・と思とるが・・・中々・・・難しいもんです・・・。















 

 



 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 
鳴釜神事の実際と考察