ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外27(神さんもつらいよ・・)
あの時・・・これも消そう(撥遣)と思ったんやな・・・。
あの時・・・消しとったら良かったんやな・・・あの時・・・。
あの時・・・しとったら良かったのに・・・あの時・・・あの時・・・とこんなんばっかりや俺の人生は・・・。
変な情けがあだとなったな・・・いろんな意味で・・・この家の方の体にも・・・私らの体にも・・・。
地神さんもそこらが優しいからな・・・、霊視してる嫁さんにしても・・・「余り悪とは思えないので・・・このまま置いていても良いのと違う・・・」、と言うし・・・、地神さんに聞いても・・・撥遣までは・・・という様な素振りをするので、そのままにして帰って来たんやがな・・・。
まあ・・・それは今思う事で・・・あの時点ではまだその時期が来ていなかったとも取れるし・・・。
前々からそれは観ていたし・・・この会社にしても・・・40年ほど前から事務所に置いて手を合わせていると言われるし・・・。
そいで、私らにしても・・・関東の祈祷が終わって帰り道の寄り易いとこやが・・・その前の祈祷がややこしいものだった時はしんどいので・・・ついつい通り過ぎて帰ってしまうんやな・・・。
今回にしても・・・ちょっと前に寄らせて頂いてたら・・・大分違う展開になって落ち着いて行ったと思うがな・・・。
まあ・・・もう済んだ事やからしょうがない。
「ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外16・17」、のとこやが・・・それと、「ひとりごと・たまに・ふたりごと(某月、某日(324)」の最後の部分に書かせてもらったとこやが・・・。
会社のネズミ除け用の粘着シートに一メートル位の長さの緑色の蛇がかかってお腹が裂けて苦しんでいたのを業者が持って帰ったらしいが・・・。
まあそれを聞いて・・・私らにしても、この蛇は、神霊がかった青大将かな・・・と思ったな・・・その時は。
その明くる日から三日間、社長の奥さんが今までに経験した事のない様な腹痛があったらしいな・・・。
そんな事があってから後・・・社長は40年程前から置いてるものに手を合わせて「龍神祝詞」、を上げると・・・体がくらっとするらしいな・・・。
地神さん・・・斜め下を向いて目を閉じたまま・・・結局・・・全く・・・何も・・・教えてくれんかったな・・・祈祷日・・・釜を焚く寸前まで・・・。
この会社・・・この夏・・・よう・・・大きな蛇が粘着シートにかかるんやな・・・。
この会社・・・3年前の12月に大きな事件があったが・・・その前の日・・・事務所の入り口に蛇が出て来たらしいな・・・。
普通・・・12月に蛇は出んな・・・。
まあ・・・私はそんな事があった後からお付き合いをさせて頂いてるが・・・。
そら・・・長い間・・・拝み屋の念がこの家の中、会社の中、隅々まで入っていて・・・まあ・・・みんな・・・綺麗にさせてもらったが・・・40年ほど前から置いておられるこれだけはその拝み屋からのものではないので・・・気になってたが・・・そのままにしていたんやな・・・。
しかし・・・聞いてみると・・・この、40年間程置いてるものに対しても・・・何回も・・・拝んだらしいな・・・。
この拝み屋・・・本来は・・・そんなに悪い者でもなかったと思うな・・・。
途中から・・・変わって行ったんやろな・・・。
お金儲けの方に気が行ったんやろな・・・。
現に・・・ある時期までは良かったらしな・・・会社。
拝み屋からお金儲けの話しを聞かされる様になってから・・・要するに、一緒にお金儲けをしませんかと誘われてから会社は急激に・・・何をしても駄目になったらしいな・・・。
その後、拝み屋も直ぐに亡くなったらしいな・・・。
この、40年程置いて手を合わせているものは・・・全く最初はただの金属の仏像で・・・土産物に近い物やったんやろな・・・。
其処へ、拝み屋が念を入れたんやろな・・・拝み屋が汚れる前の時点の綺麗な念を・・・。
今回・・・緑の蛇が粘着シートにかかって苦しんで死んだ?・・・ひょっとしたら神霊がかった蛇が・・・。
これは何とかせんとあかんな・・・と思ったな・・・。
それと、40年間程置いてる仏像・・・これは無くさなあかんと思ったな・・・。
こんなものを置いてるから会社に沢山の蛇が入って来るんやろな・・・と思ったな・・・。
地神さんが全く何も教えてくれんので・・・全く教えてくれないとこは・・・解釈、解明に難しいものがあるという事やが・・・。
それにしても・・・この会社は・・・きつい・・・事前に入って来る念はきついな・・・。
嫁さん・・・祈祷の四日前から何も口に入らず・・・トイレばかりで・・・そのうえ下痢で・・・寝ているのか起きているのか自分でも分らん様になってたな・・・。
白い便が出て・・・透明の便が出て・・・。
ふっと目が覚めたら・・・女の地神さんが優しそうな顔で嫁さんの頭の上に居ったらしいな・・・。
見守ってくれてたんやろな・・・。
刺して来るものも在ったな・・・。
祈祷の前日の朝・・・パンを少しだけ食べてたな・・・。
緑色の蛇・・・業者がシートをゴミ収集車に放り投げて・・・ローターを回して・・・燃やしたな、多分。
嫁さん・・・お腹・・・急激に痛くなって来たと言うな・・・。
緑色の蛇・・・痛いんやろな・・・熱いんやろな・・・辛いんやろな・・・。
祈祷の前日、「地神さんの顔が赤いわ・・・」、と嫁さんが言ってたな・・・。
「あ・・・緑色の巳さん・・・顔・・・体・・・つぶされて焼かれたな・・・」、と思ったな・・・。
「その辛い念が嫁さんに入って来てるんやろな・・・」、と思ったな・・・。
「この巳さんの辛い思い・・・解らせてもらわんとあかんのやろな・・・」、と嫁さんと話したな・・・。
「この辛い思いを解らせて頂いて・・・初めて本当の祈祷が出来るんやろな・・・」、と嫁さんと話したな・・・。
「不幸に遭われた神霊様・・・もう少し待ってください・・・楽になる様にさせて頂きますので・・・もう少し待ってください・・・」、とお伝えしたな・・・。
しかし・・・刺して来る念があるというのは・・・抵抗しているものの存在・・・そんな念も在るわけやな・・・と思ったな・・・。
一つ目の釜で尊像を撥遣をして・・・二つ目の釜で不幸な目に遭われた神霊様に詫びを入れようと思ったな・・・。
地神さん・・・その段取りで良いと言ったな・・・。
今回、商売繁盛は抜きにしようと思ったな・・・。
嫁さん・・・祈祷の前日のホテルで・・・急に耳から膿が出て血も沢山出たな・・・。
片耳が完全に聞こえなくなっていたな・・・。
「頭・・・顔・・・ゴミ収集車のローターでつぶされたな・・・巳さん・・・」、と思ったな・・・。
「地神さん・・・嫁さん・・・どうもないんか?」、と尋ねたら、どうもないと言うたな・・・。
地神さんがどうもないと言うんやから、どうもないんやろ・・・と思ったな・・・。
当日、尊像撥遣の前に、40年間程手を合わせていた魚○観世音菩薩の鉄の像を私の前に置いて・・・この尊像の中に入っているものを呼んでみたな・・・。
この時点での私の頭の中は、一つ目の釜で丁寧に尊像撥遣をして、二つ目の釜で不幸に遭われた巳神様に詫びを入れ、神霊の苦痛を取り除かせて頂いて・・・後は地神さんに任せよう・・・というそれは恐ろしい程の単純な段取りを考えていたな・・・ほんまに・・・アホやな・・・。
「魚○観音の中に入っているもの・・・出てください。長い間、この会社を守って頂いて有難う御座いました。地神さん、観音さんの中に入っているもの、出してください」、と頼んだな・・・。
確かに・・・ちょっと時間はかかったが・・・、「白ではないけど・・・薄汚れた色のものが出て来たわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「巳やろ?」、と聞くと・・・「蛇やわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「あんた・・・長い間、この会社守ってくれたんやな・・・。そらよう解る。会社・・・ある時期まで忙しかったらしいな・・・。それが急におかしな方向に行ったな・・・。それとな・・・もうあんたも解っとると思うが・・・、此処は家の方に伏見稲荷様が居られるし地神様も居られる・・・あんたも解るやろ?・・・一軒に二つも地神様は要らんねん。何にも喧嘩腰で言うとるわけやないんやで・・・よう聞いてや・・・。そやから・・・もう此処から出て行って欲しいねん・・・。なんで私がこんな事を言うか、解っとるやろ・・・。あんた・・・ここ数年・・・仕事してないな・・・、この会社も家も守ってないな・・・。まだその反対の事をしとるな・・・。もう神霊としてのお役からずれとるで・・・。そんなんでな・・・もう・・・あんたの大元の所に帰って欲しいねん」、と伝えたな・・・。
「グラグラ〜と動いてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「あのな・・・あんた・・・、元は綺麗な色の神さんやったはずや・・・よう人も助けたはずや・・・それが何やその色・・・。何でそんな色になったか、あんたが一番よう解っとるやろ。もう一回修行して・・・綺麗になって・・・もう一回この世界に降りて来て人を助ける方に周ったらどないや?。釜で大元に送るから・・・そないし」、と伝えたな・・・。
「この巳さん・・・、薄〜い緑色やわ・・・」、嫁さんが言ったな・・・。
何か解らんが・・・解って来た様な気持ちになりかけたな・・・。
「あんたからわしを観て・・・、わしの元が何かは解るな?」、と尋ねたら、「うなづいてるわ」、と嫁さんが言ったな・・・。
「そしたら・・・私の言うてる意味は解るな?」、と尋ねたら・・・「何も返事しないわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「あ・・・この念が・・・嫁さんに刺して来ていたんやな・・・」、と思ったな・・・。
「まだ此方の世界に居りたいんやな・・・この巳さん」、と思ったな・・・。
「あんた・・・昔はよう人助けをしたのは解る。そやけどな・・・もう・・・決めなあかんで・・・もう、こっちには居られんで・・・。釜で送るから、もう一回修行をし・・・あんたがわしを観て解るなら・・・わしが間違ってない事が解るやろ?。釜で送るからもう一回修行してください」、と伝えたな・・・。
「うなづいたわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「有難う・・・有難う・・・すまんな・・・そうし・・・その方がええ・・・絶対ええ・・・」、と伝えたな・・・。
「巳さん・・・とぐろを巻いたわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
この時初めて・・・この祈祷の流れ、意義が解明したな・・・。
私の目の前に在る魚○観世音菩薩の尊像の色・・・薄緑の錆で覆われているな・・・。
会社のネズミ除けの粘着シートにかかってもがき苦しんでいた緑色の蛇は・・・この魚○観世音菩薩の中に入っていた、本来のお役から離れてしまった神霊の蛇やったんやな・・・。
それで3年程前、会社の一大事の前から沢山の蛇(野蛇)が出て来る様になったんやろな・・・。
まあ・・・こんな尊像を置いているから蛇が沢山出て来る・・・呼び寄せるんやろな・・・とは感づいていたが・・・。
それと何故・・・魚○観世音菩薩の中に入っている神霊の緑色の蛇が・・・粘着シートにかかって苦しい思いをして死んだ?のか・・・。
声に出さず・・・「地神さん・・・この観音菩薩の中に入って・・・過っては人を助けていた神霊がこの様な事になったのかは・・・これは大元がやった事ですか?。この神霊を此方の世界に置いていても何も人の役には立たないので、大元がこの神霊をこの様な形で呼び戻したのですか?。その流れですか?」、と尋ねたら、「地神さん、うなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「そうか・・・神霊も本来のお役から外れたら・・・こうなるのか・・・」、と思ったな・・・。
「薄緑の巳さん・・・方向が変わってるわ・・・とぐろ巻いて立ってるわ?・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「この巳さん・・・耳が付いてるわ・・・横向いてるから一つしか見えないけど・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「耳が付いてるか・・・。元は大分力の有る正統な神霊やったんやろな・・・。一時期・・・会社が繁栄したはずやな・・・。しかし・・・途中から拝み屋が欲に走り始めて・・・欲に走り始めたと思ったら直ぐに死んで・・・この巳さんも可哀そうやが・・・意思が弱かったんやろな・・・。しかし・・・神霊も道を外れたら・・・こうなるか・・・」、と思ったな・・・。
「・・・な・・・あんたも大変やったやろうが・・・もう一回修行して降りて来てください。釜でお送りします」、と伝えたな・・・。
「水が見えて来たけど・・・下の方に・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「水か・・・万物の根源やな・・・やっぱり水か・・・」、と思ったな・・・。
「地神さんの顔がずっと赤いよ・・・昨日から・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「神霊も・・・きびしいとこやな・・・」、と思ったな・・・。
今までの守護に対して丁寧に御礼を述べて・・・丁寧に撥遣の表白を読んだな・・・。
釜は短い波の有る音で鳴ったな・・・。
当然の音やな・・・と思ったな・・・。
こんな時に・・・脳天気みたいな大きな・・・平らな音で鳴ったら・・・この祈祷の趣旨を施術する者が・・・要するに私が・・・全く理解していない事になる・・・要するに、この祈祷は失敗だった・・・という事になるが・・・まあ・・・この音の出方で良しと思ったな・・・。
「どや?」、と聞いたら、「・・・釜が鳴ったら・・・消えてたけど・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「それだけか?」、と聞いたら、「それだけ」、と嫁さんが言ったな・・・。
「今・・・目の前は・・・何も無い・・・見えるものは何もないか?」、と聞いたら、「何も無い」、と嫁さんが言ったな・・・。
「ずっと水は見えてるよ・・・下の方に・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「水か・・・やっぱり」、と思ったな・・・。
二つ目の釜は、一つ目の釜で撥遣した神霊に対し、粘着シートを置いたが為にこの様な事になった詫びの表白を読んで・・・一応読んで・・・、又、この地域一帯を掌ります水神様にもご迷惑をおかけした事を詫びて・・・丁寧に対処したな・・・。
例え・・・大元が作った流れとはいえ・・・死んだ神霊?に詫びの表白を読んだな・・・。
釜は少し長い波を伴なった大きな音で鳴ったな・・・。
「後半・・・す〜っと波の無い普通の音に入って行ったので・・・まあ・・・この音やったらええやろ」、と思ったな・・・。
「どや?」、と聞いたら、「釜の下の方に綺麗な水が出てるよ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
「水か・・・水やな・・・やっぱり水か・・・元に帰ったか・・・神霊の元に帰ったか・・・還ったか・・・」、と思ったな・・・。
「神さんも・・・汚れて来たら・・・元から迎えに来るか・・・元に帰されるか・・・」、と思ったな・・・。
「正統な神霊の場合・・・この様になるのか・・・」、と思ったな・・・。
自業自得やが・・・、「神さんもつらいな・・・」、と思ったな・・・。
一応・・・これで綺麗になったので、この家の伏見稲荷様をお呼びしたな・・・。
「稲荷祝詞」、を上げだすと直ぐにお姿が出たな・・・。
待っておられた様やな・・・。
この家の地神様もお呼びしたが出なかったな・・・。
「まだ時間がかかるな・・・。この地神さんがぱっと出る様になったら、もう何も言う事は無いんやけどな・・・この会社は」、と思ったな・・・。
急に・・・、「地神さん(私の方の)が笑っている様に見えるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
この家の地神様はこの会社の○○やねんな・・・。
まあ・・・もうちょっとかかるな・・・。
この家の伏見稲荷様にはいろんな事を聞いたり頼んだりしたな・・・。
「○○○家の伏見稲荷様、あんたら、この家の事や会社の事、命婦専女神様の方へ細目(こまめ)に報告してな・・・頼むわな・・・」、と頼んだら、「稲荷さん、どちらもうなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。
会社も守ると言うたな・・・伏見稲荷様。
有り難いもんやな・・・と思ったな・・・。
祈祷から帰って来て、あくる日、耳鼻科へ行ったが・・・嫁さん・・・中耳炎になってたな・・・。
風邪もひどくなったな・・・。
やっぱり・・・此処は・・・魚関係の会社は・・・きついな・・・。
しかし、これで綺麗になった。
後は・・・、この家の地神さんがパッと出て来る様になったら私らのお役は済んだ事になるな・・・。
魚○観世音菩薩の中に入っていた念もこの様な展開になって辛いと思うが・・・私らもつらいよ・・・。