ひとりごと・たまに・ふたりごと・・・番外17

「根にひげの無い植物は枯れる」・・・それも私の声で・・・ある会社の事)のその後
 そうや・・・此処へ行かせてもらおうと思とったら急に声が出ん様になったんやな・・・。

 病院に行って抗生剤もらって飲んだが、全く効き目が無かったな・・・。

 そらそうや・・・後で聞いたら、地神さんが声を出さん様にしてたらしいな・・・。

 「地神さん、声を出ん様にしたんは地神さんがしたんですか?」、と聞いたら、うなづいたな・・・。

 「私らを守る為に声を出ん様にしたんですか?」、と聞いたら、うなづいとったな・・・。

 二週間以上待ってもらったな・・・。

 待ってもらってる時、ある日の朝嫁さんが起きて来て、夜中に、地神さんが白い蛇をくわえて放り投げていたわ・・・」、と嫁さんが言ってたな・・・今から思ったら・・・。

 何やかやと沢山の相談を聞いてるんで・・・何処からのものが作用してそうなってるのかが・・・アホやから分らんのや・・・自分の歳もあるけど。

 まあ・・・今回の祈祷が終わってみて・・・「あ・・・そういう事で・・・そうなって・・・ああやったんやな・・・」、と自分の頭の中だけで納得したが・・・以前、明石で美容室をしている時のお客さんで、「あれやねん・・・それやねん・・・あれがああなって・・・あれやねん・・・」、で会話を通してしまう方が居られたが・・・自分もそれと余り変わらんな・・・と思ったな・・・。

 ある時期まで抵抗していた念がピタッと止んだんやな・・・ピタッと。

 「夜中に、地神さんが白い蛇をくわえて放り投げていたわ・・・」、と嫁さんが言ったんは・・・私達がこれから対峙しょうとしていたある組織の神霊を地神さんがくわえて放り投げていた訳やな・・・。

 それでピタッと止んだんやな・・・「来たらあかん」、という念が・・・。

 まあ・・・私の声を止めて・・・当初の予定を二週間以上も延ばして対処しないといけない力が有ったんやろな・・・向こうの神霊?には。

 それと、後から聞いたんやが・・・組織の長が存命の時・・・家の方の敷地にも、この工場にも、「玉」、を埋めたらしいな・・・。

 これ・・・拝み屋だけやなしに・・・一般的にようやるんや・・・ええ念が其処に入ってる場合はええが・・・考えもんやな・・・。

 ・・・というのは・・・「ええ念(良い念)」、というのがそう無いんやな・・・無いねん。

 それと、今回の祈祷・・・現場でこの玉を出してみて・・・ちょっと話をして・・・その話の都合で、まあ、まとまる方向へ話を持って行ったら良いか・・・と思って臨んだが・・・想定してなかったもんが・・・想定してなかった形で出て来たな・・・そいで、想定してなかったこの先の展開をアホな頭で考えないとあかん様になったな・・・、釜を焚く前に。

 一つ目の釜の前に、亡くなった祈祷寺の長が埋めて行った緑の玉と話をしょうと思ったが、中々出て来なかったな・・・。

 空間(地面)を割って・・・其処から腕を中に入れてつかみ出して来たな・・・。

 「あれ・・・緑の玉の下に目が在るわ・・・二つ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「緑の玉の下に二つの目?・・・その目は緑の玉に押さえつけられてる感じか?」、と聞いたら、「そんな感じにも見えるけど・・・」、と嫁さんが頼りなさそうに言ったんで、「其処をちゃんと観て欲しいんや、其処がちゃんと解らんとこの祈祷、失敗するからな・・・」、と思ったけど・・・まあ・・・あんまり偉そうに言ったら後が有るんで、いろいろと・・・黙ってたが・・・。

 この緑の玉の下に出る二つの目の玉・・・これは緑の玉の目として出ているのか、又は、この緑の玉に押さえつけられた状態のものが在るのか・・・又は、この家に祀る地神様が祈祷寺が埋めて行った緑の玉の力で押さえつけられて出て来た形(状態)なのか・・・アホな頭で考えたな・・・。

 ちょっと試しに出たったな・・・。

 「あんた・・・拝み屋が埋めて行ったあんた、あんた、元は神霊やろ?。何や・・・夜中に内の(私の)地神さんにくわえられて放り投げられてたあんた・・・あんた、白やな・・・まだ神さんやな・・・まだ汚れてなさそうやな・・・あんた、こんなとこに居って楽しいか?。この会社、ぐじゃぐじゃにして楽しかったか?。ところであんた、どうや、もう一回修行し直してみるか?。もう一回修行して、今度は人助ける方に周ったらどうや、この釜であんたの大元へ送るから・・・、あんたの元の祈祷寺の事なんか何にも心配せんでもええがな、ちゃんとつながりを切ったるがな、怖い事なんかないで、祈祷寺とあんたとの縁を切ったるから、上に行って修行し直すか?」、と聞いたな・・・。

 「「し直す・・」、と言うてるわ・・・」、と嫁さんが言うたんで・・・、「どっちが言うたんや?、目か玉か」、と聞いたら、「目が言ったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 目が修行をし直すと言ったという事は・・・この目は、私達が勧請をさせてもらった地神様ではないという事が、アホな頭でも解ったな・・・。

 ・・・という事は・・・、この目の存在は・・・拝み屋が残して行った念の緑の玉に押さえつけられて身動きが取れない状態になっているこの目の存在は・・・ひょっとしたら・・・地神さんが口にくわえて放り投げていた白い巳さんか・・・いや・・・其処までする必要はない・・・其処まで警戒する様な力は目の存在には無いと思われるので・・・やっぱり、夜中に、地神さんが口にくわえて放り投げていたのはこの緑の玉の正体で・・・そうなると、この目の存在は、最初、祈祷寺の長がこの工場に降ろしたのは神霊の巳だったのか・・・という事は、その当時の拝み屋は案外正当な拝み屋だったのかも知れんな・・・そして何回もこの工場に来たらしいから・・・また、ある時期から、「お金・お金・お金」、と言い出して、この会社にも借金を申し込んだ程なので・・・そんな事が有った時期から程度の低いものと縁を持ったのかも知れんな・・・そしてこの緑の玉は元は神霊だが、拝み屋に感化されてしまったのかも知れんな・・・案外、感化されないでいたのは最初にこの工場に降ろした巳神だったかも知れんな・・・拝み屋の言う事を聞かないこの工場の巳を、緑の玉が、「いう事を聞け」、と押さえつけていたのかもな・・・と何十秒間の内に、頭の悪い私の中で思った事やが・・・。

 兎に角、拝み屋に何回も祈祷を頼んだらしい・・・その度に、どんどん悪い方に事象は流れて行ったと言われるな・・・。

 そんな事を考えてると、

 「はっきりしないけど・・・ボ〜っと、白〜い、長〜いものが漂ってるわ・・・。首の様な所に魚のひれの様なものがあるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。(この説明は省きます)

 「ああ・・・やっぱり・・・まあ・・・職種から観て、しょうがないな・・・。これは此処の伏見稲荷様と地神様が対処してやろ」、と思ったな・・・。

 それにしても、祈祷の前日から当日にかけて・・・何も体に入って来ないとういうのは・・・まあ・・・嫁さんは工場の土を踏んだら目まいがしてふらふらしてたが・・・、地神さんが私らの仕事の殆どをしてくれていたんやろな・・・。

 「地神さん・・・、此処へ来るまでに、地神さんが綺麗にしてくれていたんですね?」、と尋ねたら、「うれっそうに・・・知らん顔してるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 この家の地神様を呼んだが姿は出んな・・・。

 今回の祈祷の道筋をつけたのはこの家(会社)の伏見稲荷様で、稲荷様夫婦のお姿は直ぐに出たな・・・。

 この家の正一位伏見稲荷様から観て、この会社のこの先は、この工場の敷地、建物を、兎に角障りのない、綺麗な状態にしないとこの会社のこの先が無いと観たんで、この祈祷を企画?したんやろな・・・。

 一つ目の釜は、この工場の土地、建物の祓いだけに使おうと思ったな・・・。

 釜を焚く前に、「まだ無いですか?。神様から観て、この釜で消すものはもう無いですか。有ったら出してください」、と伝えて釜に入ったな・・・。

 まあ・・・釜を焚く前に、この家の方が、「寺に行ってお札をもらって来ましたが、もう処分しました」、と言われたが・・・きっちり・・・「黒〜いまりもの様なものが出てるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 まあ・・・こんなもんはどうでも良いことや・・・。

 釜を焚くと・・・緑の玉も・・・目の存在も・・・直ぐに消えたな・・・あっけなかったな・・・。

 此処へ来るまでに、地神さんが家の方から、今日、やるべき事は済ませていた様にしか思えんな・・・。

 「釜が鳴ったら、何か見えたか?」、と嫁さんに聞いたら、「全く何にも見えなかったわ・・・」、と言ったな・・・。

 ここで、この家の地神さんを呼んでみたら・・・お姿が出たな・・・。

 しかし・・・、何かボ〜ッとしてるな・・・。

 何聞いても・・・何か、解ってない様な・・・頼りない感じがしたな・・・。

 「地神さん、此処の地神さん、これで良いんですか?」、と聞いたらうなづいたので、これで良いんやろ。

 私達が勧請させて頂いた後、ボ〜ッとした姿しか出なかったのは、長い間、緑の玉の力が働いていたのでお姿が出なかったと観るが・・・それならやはり、緑の玉に押さえ込まれていた目の存在がこの家の地神さんだったのか・・・、しかし・・・そうなら・・・修業をし直すか?と聞いた時、修行をすると答える訳がないし・・・。

 まあ・・・長い期間、この家の地神様にも緑の玉のそれを押さえ込む力が働いていた事は確かやろ・・・。

 地神さんにこの事を聞いてみたが、「「どっちでも良い・・・」、という様な良い顏してるわ・・・」、と嫁さんが言ったので・・・「どっちでも良い方向に行ったらそれで良しやな」、と思ったな・・・。

 二つ目の釜は、この家(会社)の正一位伏見稲荷様とこの家の地神様の前で焚いたな・・・。

 釜を焚く前に、声に出さず、

 「地神さん、釜が鳴ったら、この会社のこの先見せてください」、と伝えたな・・・。

 「地神さん・・・此処の稲荷さん、声に出さなくても此方の言う事が解りますね?」、と聞いたらうなづいたので、稲荷さんにも同じ事を聞いたな・・・。

 「稲荷さん、うなづいてるわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 湯が沸騰して、米を入れたら・・・釜は大きな音で鳴ったな・・・。

 「どや?」、と嫁さんに聞いたら、「何か・・・朱色の光が上に勢い良く上がって行ったわ・・・」、と言ったな・・・。

 「あ・・・此処はやっぱり稲荷さんやな・・・」、と思ったな・・・。

 「この会社を引っ張って盛り上げるのは・・・伏見稲荷様やな・・・」、と思ったな・・・。



 「しかし・・・其処には、ベースに地神様の力が働かないと・・・二つの神霊の力が働かないと出来ないので・・・今回の祈祷になったんやろな・・・」、と思ったな・・・。

 何回も、しつこい程、会社のこの先を聞いたが、全て良い返事をもらったな・・・。

 祈祷に同席した方にも、「神霊に聞きたい事が有ったら言ってください」、とお伝えして、神霊に聞いてみたな・・・。

 神霊も、しょうもない質問には答えないが、真面目な質問には大概答えてくれるな・・・有り難いもんやと思うな・・・。

 私も、ちょっと、アホな質問をしてみたな・・・。

 「地神さん・・・今回の祈祷の筋書き、これは、前に地神様をこの家に勧請させて頂いた時からこうなると、筋書きが出来ていたんですか?」、と尋ねてみたな・・・。

 「何か・・・それらしい顔してるけど、何も言わないわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「○○家の正一位伏見稲荷様・・・、今日の祈祷の筋書き、これは稲荷様がされたのですか?」、と聞いてみたな・・・。

 そうすると・・・、「小間使いの様な稲荷さんが出て来て、竹ぼうきを持って○○さんの稲荷さんの前を掃いて行ったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「道が出来たか・・・。筋書きが在ったか・・・。粋な知らせ方やな・・・」、と思ったな・・・。



 それにしても・・・、久しぶりに・・・、粋なお知らせやな・・・と思ったな・・・。

 この知らせ方をやる稲荷さん・・・センスがええんやろな・・・。

 人間やったら・・・面白い奴やろな・・・と思ったな・・・。

 祈祷が終わったあくる日、仕事が入ったと連絡が有ったな・・・。

 まあ・・・此処は、神霊の嫌がる様な事をしないで、真面目に、普通にして行ったら、会社は繁栄して行くと思う・・・あれだけ神さんに頼んで・・・あれだけ良い返事をもらえたとこやから、神さんに任せていたら良いと思うな・・・。

 此処、「某月、某日、(48)(60)(139)(149)(150)(253)(278)(295)(296)(301)」、にちょっとだけ(上辺だけ)登載させてもらってるが・・・最初、連絡を頂いた時、この領域から観て、余りにもひどい状態だったので何回も断っていたが・・・この家の方もよく頑張ってあったと思う・・・。

 今の私なら・・・、また今の地神さんなら・・・、当然お断りするし・・・地神さんも、「関わるな」、と言うと思うな・・・。

 しかし・・・此処の若い社長がよく頑張ってあったと思う・・・。

 良かった・・・。

 しかし・・・この前、社長にも言ったが・・・「神さんはお試しが有るで・・・」、と・・・。

 この・・・、「神さんのお試し」、というのは理由が有っての事で・・・、神さんは急にそんなものをぽんと出して来ない訳で・・・しかしこれは絶対気づかないとあかんもので・・・まあ・・・事前に気づくというのは難しいと思うが・・・。

 神霊を祀って、長い間、事業が順調に行っていたところでもよくある事・・・しかしこれも、其処の状態をよく知るこの領域の者なら解る事で・・・この領域の者の責任もある場合があると思うな・・・。

 
「根にひげの無い植物は枯れる」、・・・と私の声で言ったというが・・・これは男の地神さんが言うた言葉やが・・・、簡単に言うたら・・・、商売だけ、お金儲けだけで神さんを一生懸命に祀って、そのお蔭でお金が入って、ええ暮らしして、お金が入ったら前以上に、「有り難い、有り難い」、と言って一生懸命に神さんを祀ってする人が居るが、正統な神さんの本当の狙いは其処とは違うねんな・・・。神さんを祀る人が人間的に成長して欲しいという事に尽(つ)きると思うねんな・・・。

 ・・・というてこの領域や、それに似たものを利用して、人集めしてセミナーを開いてる様な所に行って勉強したらええのかという事では全くないんやな・・・。

 この領域とは関係なしに言うたら、何か悩み事がある場合・・・そら、その道の専門的な技術や助言が絶対必要なものは別として、自分の考えや意見を持たずに、直ぐ人に聞いて、人が出した答えを自分が出した答えと勘違いしてる人が居るが・・・ちょっと違うねんな・・・。

 じっくり一人で考える、自分で考える癖をつけるという事やと思うな・・・。

 この領域から言うたら、主に神さんから観たら、自分の信じる神さんなりを祀って仕事も家庭もうまいこと行って、その神さんに、「有り難い、有り難い」、と言うとるだけやなしに、今の自分が在るのはその前の先祖が在ったという事で、当然、御先祖様の正統な供養も欠かさずして、御先祖様にも、「有難う、有難う」、と感謝をしなさいということなんやろな・・・。

 正統な神さんから観たら、神さん祀って、「有り難い、有り難い」、だけではなしに、当然、長い歴史の中では、今、人が住んでいる土地の歴史もある訳で、それは、過去、例えば、この領域のものが汚して行ったものも在るし、その反対に、中には稀に見る良い土地も在るが、そういう基礎になるものの見極めもちゃんとしてないといけないということやろな・・・と思うな・・・。

 
「神さんのお試し」、やが、神さんも・・・最初から何も嫌がらせをしてそんな事をする訳がないんで、そら、最初から、「神さんのお試し」、を受ける幸運な方も居られるが、その人に取っての、その人の程度の、今以上に飛躍するには、「こんな宿題が有るで・・・」、という神さんのお知らせやと思うな・・・。

 当然、神さんを祀るその方の霊格で、
「神さんのお試し」、の大小は違って来ると思う・・・。

 霊格が上がって来るほど、
「神さんのお試し」、は大きくなって来ると思う・・・。

 この、
「神さんのお試し」、の宿題を、案外無視する人が在るんやな・・・今まで順調に行っていた事が行かん様になるんやな・・・。

 
「根にひげの無い植物は枯れる」、も・・・「神さんのお試し」、の一つやろな・・・と思うな・・・。

 正統な神霊は事前に言うてくれたり、知らせてくれたりするはずやが・・・まあ、素人の方には解らんでも、其処に関わってるこの領域の者は事前に解らんとあかんと思うな・・・。

 ・・・と言うて、この領域の者も他のケースや仕事を持ってたらそこまで気が回らんのが現実やと思うが・・・。

 定期的にというたら何やが・・・疎遠にならん程度に現状を知らせてもらってたら・・・まあ・・・そんなとこは事業は安泰に行ってるとこが多いな・・・。

 しかし・・・事前に解ったら解ったで・・・しんどいんや・・・、辛いんやで・・・、神さんのお知らせを受けるもんは・・・。
 
 まあ・・・しゃないな・・・。

 言うても解らんやろな・・・。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察