ひとりごと・たまに・ふたりごと・・・番外11(妻の入院の光景・・・)
 まあ・・・これもこなしとかんと・・・嫁さんも、何時までも腕に金属を入れたままにしとられへんやろからな・・・。

 去年の9月の骨折から半年か・・・で、4月6日に入院して・・・7日・・・腕に入れてた金属を取り出した訳やが・・・しかし・・・こっちも年々・・・あの、病院の空気に負けて来るな・・・まあ・・・ちょっと前から負けかけてたかな・・・。

 病院の空気に負けて来たというより・・・病院の空気に飽きて?来たんやろな・・・情熱?が無くなって来たんやろな・・・そら・・・35〜6回も入院しとったら・・・な・・・。

 「そんなもん、なんどい・・・来るなら来たらんかい・・・」、と言う・・・けつをまくる(穴を捲る)気持ちが薄れて来たみたいやな・・・。

 嫁さん・・・手術は・・・案外というて良いんか・・・普通の方なら動揺されるんやろが・・・全く気にしとらんな・・・慣れとるんやろな・・・。

 ・・・言うても・・・入院の日の朝・・・4月6日・・・家を出る前・・・「地神さんが私の頭の上?・・・周り?・・・に居るわ・・・乗ってる様な・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 あ・・・偶にするな・・・地神さん・・・「守っとるぞ・・・」、という事やな。



 案外・・・嫁さんの気を見抜いとったんかな・・・地神さん。

 4月7日の朝、手術の前・・・病院に行ったら・・・「昨日、ベットで横になって目を開けていたら・・・キラキラ・・・としたものが見えて来たと思ったら・・・地神さんが首にキラキラしたものをかけて出て来たわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「守ってくれるんかい・・・有り難いな・・・普通の方やったら・・・こんな訳には行かんで・・・」、と思ったな・・・。

 しかし・・・ようよう考えたら・・・「普通の方やったら・・・こんな目に遭わんでもええわな・・・」、と思ったな・・・。

 どっちがええのか・・・「もう此処まで来たらこれで行かなしょうがないわな・・・」、と思ったな・・・。

 「そんなもん・・・先の方が全く短いんやからな・・・短い・・・聞いとるとこでは・・・」、と思ったな・・・。

 そやから・・・「私らにしか出来ん事を・・・しっかりとやっとかんと・・・それまでに・・・」、と思ったな・・・。

 「もう・・・昨日や今日・・・始めた様な駆け出しに出来る事は・・・そんな方に任せとったらええがな・・・」、と思ったな・・・。

 それから・・・「夜中の2時頃(午前)・・・枕の左側が水でビチャビチャになって、看護師さんを呼んで・・・結局、そのままやけど・・・水もこぼしてないのに・・・渦やったわ・・・汚い水ではなかったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。



 「あ・・・やっぱりな・・・」、と思ったな・・・。

 「この病院・・・大きな池を埋め立てて建てとるからな・・・その上、まだ半分くらい池は残ってるからな・・・」、と思ったな・・・。

 一升びんでも持って来て・・・日本酒でも撒かせてもらったらええと思うが・・・誰が見てるか分らんから・・・そんな事は出来んわな・・・。

 手術中・・・待合室で撮ったが・・・。

 去年の9月はこんなんやったな・・・所々にハスの花が咲いて・・・ハスの葉が風で・・・波打つ様に揺れてたな・・・。

 余りええ気持ちはせんかったな・・・風が吹いたら何かが池の中から頭をもたげたり・・・引っ込めたりしてる様に見えたりして・・・。


 
 今の時期は・・・枯れとるな・・・。

 余りええ気持ちはせんかったな・・・全てが終わりの様に見えて・・・。



 その上・・・4月7日は雨やったんやな・・・うっとお・・・しい雨やったな・・・。



 まあ・・・やっぱり・・・雨がにおとる(似合ってる)な・・・俺は・・・と思ったな・・・。

 嫁さん・・・手術が終わって・・・「痛いない」、言うて・・・普通にしとったな・・・。

 病院でのこういう修業は済んどる?人なんやろな・・・。

 しかし・・・家では・・・何やかやと・・・済んでない人?なんやろな・・・。

 一人、・・・一生懸命に仕事してる若い看護師さんが居ったな・・・。

 「あんた・・・そないに一生懸命にしてたら、何時か、破裂するで・・・」、と言いたかったけど、言わんで良かった・・・と思ったな・・・・。

 破裂せんと分らんやろからな・・・あの子も・・・軽はずみな事を言わんで良かった・・・。

 それにしても看護師さん・・・マスクしとる方がええな・・・大概。












 


鳴釜神事の実際と考察