ひとりごと・たまに・ふたりごと・・番外8
       (只々、知って欲しい・・、気がついて欲しい・・という念の形)
 ・・・・・・言うても解る方は居らんやろし・・・「んなアホな・・・」、と思われるやろし・・・で、迷ったが・・・・。

 ほんまに難しい・・・途中で、「どないしょ」、と思ったな・・・・。

 こんなもん・・、誰が解る?・・・・・・。
 
 それで地神さんも教えてくれんかったんやろし・・・・また、地神さん、こんなん嫌いなんや・・・筋の通らん訳の解らん・・・先祖祀りせん人の事が・・・・。

 そやけど・・・こんな見せ方せんと私らも釜焚きに行かんかったやろしな・・・・・。

 後から考えたら・・・この家に祀る伏見稲荷様が仕組んだんやろな・・・・。

 しかし・・・誰が解る?・・・こんなややこしい知らせ方。

 この家は強い力を持った伏見稲荷様が居られるので別に困った事もなく順調に行ってるが・・・、娘さんと二人で神戸の三宮から北区に在るスーパー銭湯に行ったらしいが、途中トンネルを抜けた時に道端に立ってる人?を見たらしいな・・・・。

 それから少し走ったところで、何かが、「ドン」、と左の脇腹に入ったと言われていたな・・・・。

 まだ刺さらんで良かった。

 痛かったらしいな・・・。

 あれ・・痛いんや、私ら・・・主に・・嫁さんはしょっちゅうやからな・・・あれ・・・こたえるんや。

 それから銭湯に行って、風呂に入って上がったところで気を失ったらしいが・・・、娘さんに言わせると、この方の目は開いてたらしいな・・・・。

 目は開いとるな・・・・この領域の気を失うというのは・・・それと、目は閉めとるが気は失ってないとか・・・気を失って全く何も覚えてないとか・・・いろいろやな・・・・。

 娘さんが一生懸命に起こしてたらしいが・・・この方も、「もう死ぬ・・・」、と思いながらいろんな事を思ったらしいが・・・目の前に渦が出て・・・灰色・・、黒・・、銀色・・、?色・・、いろんな色の渦がど・・・っと出て行って気がついたらしいな・・・・。

 その次の日もぼ〜っとした感覚やったらしいな・・・。

 そして私のとこに来られたんやが・・・娘さんが私の所へ行こうと言ったが、この方は来たくなかったらしいな・・・。

 まあ・・・、上に書いた事は。この方らが来られて初めて聞いた事で、それまでは何も知らんからな・・・私らは・・・。

 そいで・・・私も5〜6件の相談を同時進行で行く時がよくあるんで、頭の中がグジャグジャになってる時がよう有るんや・・・。

 この方が来られる朝、地神さんに手を合わすと・・・、「地神さんの出る格好が何時もと違うわ・・・」、と嫁さんが言うんで絵に描いてもらったがな・・・・正直、何の事か分らんからな・・・・、「今日は、何時もと違う格好で出て来とってやな・・・・」、くらいしか思わんからな・・・・。

 それから後、この方らが来られて、その話を聞いた訳や。

 地神さんに、「まだ調子が悪いと言われてるが・・・何が作用してるんですか?」、と聞いたら、「薄緑の???こんなのが垂れ下がってる・・・・」、と嫁さんが言って絵に描いたな・・・・。

 この時点で、今朝、何故、地神さんがあんな格好で出て来てあったのかが解ったわけや・・・・・。

 山の神・・・水神・・・渦・・・と取った訳やが・・・・この方は以前にもこの山の付近で山中に顔が沢山出ているのを見た経緯が有ったらしいので・・・体質的なものかな・・・・と、その時はそう取ったな・・・・。

 この家は強い神霊が付いておられるので、何でこんなものが憑いて来るんかな?・・・・と思いながら、伏見稲荷様を呼んだな・・・・。

 祝詞を上げかけたら・・・もう来てあったな・・・・。

 「○○家の伏見稲荷様、あなたなら今目の前にあるものを消せますね?」、と聞いたらうなづいたので、「私が刀を振り下しますので宜しくお願いします」、と伝えて、「エイ」、と刀を降ろしたな・・・・。

 「稲荷さん、前足で揉み消す様に直ぐに消してしまったわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・・。



 「ありがとう御座いました」、で・・・、もうそれで終わったと思ってたんやがな・・・。

 二日後に、「どうしても渦の事が気になって・・・、あの渦は私を助けてくれたのですか?」、というメールをもらったので・・、「ひょっとしたらまだ・・体に残っとるんと違うんかい?・・・」、と思って地神さんに聞いたら、「地神さんの上半身は白く出てるけど、下半身が黒い中に消えてるわ・・・」、と嫁さんが言ったんで・・・・、「やっぱりまだ残っとるがな・・・」、とその時は思ったな・・・・。



 それでこっちから電話をかけて、「いや・・・、反対で・・・、あれは貴女の調子を悪くする為に体に入ったんで・・・・・」、という様な説明をして一旦電話を切ったら直ぐに電話がかかって来て、「あれから下半身が重くて、何か下半身に重りが付いてる様で・・・、少し動いて、その後横になってりしています・・・・」、と言われたな・・・。

 直ぐにこの家の伏見稲荷様をお呼びして、「どないなっとるんや?」、と聞こうと思って呼んでみたけど全く姿が出んかったな・・・・何時もならこの家の稲荷さんは直ぐに姿が出るんやが・・・ない事やな・・・。

 この家の伏見稲荷様のお姿が出んかったのは二回目やが・・・一回目も、何か、ややこしい事が有った時で・・・、今回もややこしいんかな・・と、その時は思ったな・・・。

 家の地神さんの下半身も黒い中に消えてるし・・・、この方も下半身が重いと言われるし・・・、この時点でも、あの、「渦」、やな・・・と思とったが・・・・。

 この方も、「何年も稲荷様に感謝の釜を焚いていないので一度来てください・・・」、と言われるので、急遽、行かせて頂いたが・・・、祈祷の朝、家の地神さんの下半身が割と白っぽくなっていたな・・・・。

 この方の家に着いたら・・・、「下半身の重いのが、昨夜くらいから楽になりました」、と言われたな・・・。

 そうやねん・・・嫁さんの症状を観てたら・・・、まあ・・・トイレの回数は多いが、痛みは少ないみたいで・・・、この方も痛みはないと言われるし・・・・厳しく対処するものでもなさそうやな、と思って来たが・・・。

 地神さんも、何を聞いても・・、祈祷の段取りの確認をしても・・、「まあ・・・そんなもんやな・・・・」、という感じやったしで・・・・・・。

 祈祷は、一つ目の釜で此奴を消除して、二つ目の釜でこの家の伏見稲荷様に所願成就の祈願をと思って行ったな・・・・。

 一つ目の釜で、「あんた・・・、山の神霊のあんた・・・、渦のあんた・・・、姿、見せてみ」・・・、と何回も言うたが、全く姿が出んかったな・・・。

 地神さんは黙っとるし・・・。

 「一回・・・斬ったれ」、と思って空間を上から下に斬ったら、「目が出てるわ・・・。目だけ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「切れ間から・・・ちょっとだけ覗いているわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・・。

 「どんな目や?」、と聞いたら、「丸い目・・・。でも遠慮がちに隙間から覗いてるだけやから、はっきりしないわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「山の神→水神→渦→巳→」、と解釈して、丸い目を鳥の目と取って、「あんた、聞こえとったら一回目を閉じてみ」、と聞いてみたな・・・・。

 「閉じたわ」、と嫁さんが言ったので、「鳥が目を閉じた感じやったか?」、と嫁さんに聞いたら、「鳥は下まぶたが上に上がって閉じるのと違う?・・・」、と賢い事を言ったので、「要らん事を知っとるな・・・此奴」、と思ったな・・・。

 兎に角、狭い隙間からこっちを見てるだけやから、「もうちょっと広げたれ」、思って、十字に斬って隙間を広げたな・・・。

 「あんた、聞こえるか?。聞こえたら目を閉じてみ」、と言うと、目を閉じたな・・・聞こえとるな・・・此奴・・・と思ったな・・・。。

 「あんた、山に帰りたいんか?。あんた、此処はな、伏見稲荷様が居るから、あんたに居ってもらったら困るんや、分っとるやろ。あんた・・・・、あんた・・・・、あんた・・・」・・・、沢山言うたが全く反応が無かったな・・・。

 腹が立って、「ちょっと此奴、つかみ出して来るわ」、と言って広げた空間に腕を入れてそいつを引きずり出して来る恰好をしたら・・・、「目の後ろにずるずる〜とした長いものが付いて出て来たわ・・・・。目だけ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「目の後ろに付いて来たものは蛇の様か?」、と聞いたら、「違う」、と嫁さんが言ったな・・・。



 その後も、いろいろ聞いたが・・・反応は無かったな・・・・。

 「地神さん・・・、もう任せます。解りませんので任せます」、と伝えて釜を焚いたな・・・・。

 しかし・・・地神さん・・・返事が無かったんや・・・・。

 釜は大きな音で鳴ったが・・・、私がはっきりと解ってない、把握してない状況で釜を焚いたんで・・・・。

 「どや?。消えたか?」、と嫁さんに聞いたら、「何も消えないわ・・。まだ出てるわ・・・・。目は在るわ・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「さあ・・・困った、どないなっとるんや・・・。確かに、俺は疲れとるで・・・、嫁さんも・・・、地神さんもや・・・疲れとるで・・・、急遽決まった祈祷やからな・・・前からよう事情を知っとる家やからな・・・気は抜いてないで・・・しかしや・・・事前に地神さんに聞いても何も教えてくれんかったし・・・まあ・・・地神さんも余り乗り気やないものを感じたし・・・何で釜で消えんのや・・・消えんというのは、俺の判断が間違ってたという事で・・・」・・・困ってしまったな・・・・。

 「あんた、何か知って欲しいので出て来たんか?。そうなら目を閉めてみ」、と聞いたら、「目を閉じたわ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「何か・・・行けるな・・・」、と思ったな・・・・。

 「あんた、この人に何かを知って欲しいというのは分った・・、あんた、何かをして欲しいんか?。そうなら目を閉めてみ」、と聞いたら、「目を閉めたわ」、と嫁さんが言ったので・・・、「何か分らんが、行けるやろ・・・」、と思ったな・・・。

 「あんた、困っとるんか?。困っとるんなら目を閉めてみ」、と聞いたら、「目を閉めたわ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「その目の前に、鉄瓶・・南部鉄瓶が出て来たわ・・・・」、と嫁さんが言ったな・・・・・。

 此処で余計に頭がこんがらがってしまったな・・・・・。

 「南部鉄瓶がどなしたんや・・・・」、と思ったな・・・。

 「あんた・・・、この家を困らす為に来たんか?。そうなら目を閉じてみ。怒らへんがな」、と聞いてみたが、返事は無かったな・・・・。

 この家の方に・・・何かして欲しい、知って欲しいが為に来た事だけは確かやな・・・・と思ったな・・・。

 それと・・・このもの・・亡くなった方の、何かして欲しい・・・、気がついて欲しい・・・という念と・・・、生きてる人の、何かして欲しい・・・、気がついて欲しい・・・という生霊の混ざった・・・・それも、まだまだ優しい要求の念やというのはアホな私でも解るな・・・。

 そこで・・・、この方らの心当たりのある人物、親戚の名前を上げて、このものに聞いてみたな・・・・。

 その中で、この方の姉妹の嫁ぎ先の名前を上げて、「あんた・・・、○○家の先祖か?。何か言いたいのか?。知って欲しいのか?。何かして欲しいのか?」、と聞いてみたが、全て目を閉じて反応したな・・・。

 まあ・・・、此処では書けんが・・・、話を聞いて納得する部分は大いに有るという事やな・・・。

 「解った。あんたの言いたい事は解った。しかし、此処は親戚やが・・・あんたの家とは血のつながりは無いからな・・・。この方の姉妹があんたとこに嫁いだという事だけで、そんな事言われてもどうしようもないからな・・・。まあ・・言いたい事は解った」、と伝えて、「地神さん・・・、このもの・・・、此処へ来てそんな事を言われてもどうにもならんから・・・、もう帰る様に言ってください・・・・」、と頼んだな・・・。

 「地神さん・・・、うなづいとってやわ」、と嫁さんが言ったな・・・。

 「はい、もうお帰りください・・・」、と伝えたな・・・しょうがないもんな・・・・気の毒やと思ったが・・・・。。

 「どや?。帰ってるか?・・・・」、と聞くと、「向こうへ行ってる様な・・・・」、と嫁さんが言うたな・・・。

 もう綺麗?になったんで、此処の伏見稲荷様を呼んだら、そのお姿が出たな・・・・。

 一つ目の釜を焚く前に呼んでも出なかったんやな・・・・。

 此処の伏見稲荷様は真ん中に出て来てあったな・・・・。

 やっぱり・・・、今日は・・・、ご自分が主役やと解っとってんやろな・・・・・。

 私も知らんもんやから・・、此処の伏見稲荷様に、「何か分らんものが来ていて稲荷様のは御迷惑をおかけしました・・・・」、と伝えてから、「この家の者を守ってやってください」、とお伝えして二つ目の釜を焚いた訳や・・・・。

 
 釜は波の無い大きな音でなったな・・・・。

 「釜の上とその周りに綺麗な色が出ていたわ・・・」、と嫁さんが言ったな・・・。

 この後、いろんな事を聞いたが・・・全て気持ちよく答えてくれたな・・・・嬉しかったんやろな・・・・釜を焚いてくれたという事に・・・。

 ほんまに神霊は人間が感謝の意を表してくれる事に喜ぶな・・・・・。

 それと・・・ほんまに神霊やな・・・此処の伏見稲荷様は神霊?やな・・・・と思ったな・・・・。

 これ・・・私の方の神霊がよくする事で・・・・・、此処の伏見稲荷様・・・何時もなら、「ハイ、有難う御座いました。もうお姿を隠してください」、と此方がお伝えするまでず〜っと姿が出てるんやが、今回は、「稲荷さん・・・向こうの方へ行ってしまったわ・・・・」、と嫁さんが言ったな・・・・。

 あ・・・・・、神霊やな・・・・、神さんやな・・・・優しい稲荷さんやな・・・・と思ったな・・・・。

 今さっきまで来ていた訴える念を、元の所に帰す為に付いて行ったんやろな・・・・・。

 中々、神霊でも出来ん事?やと思うな・・・・・。

 こんな伏見稲荷様が守ってるこの家は幸せやな・・・・と思うな・・・・。

 その後、釜の米を空けに流しに行ったら・・・何と・・・「南部鉄瓶」、があったな・・・・。

 あの訴えに来ていた念・・・粋な知らせ方をするな・・・・と思ったな・・・。

 お茶が欲しい・・・お茶を供えて欲しい・・・もっと仏壇祀りをして欲しい・・・成仏させて欲しい・・・・という意味やろな・・・・。

 優しい訴えの念やったが・・・その形は初めて見るものやったな・・・初めて見る形やったな・・・・。

 こんなもん・・誰が信じる?・・・漫画みたいな・・・・「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉親父の様なものが出て来た訳やからな・・・・。

 此処のは・・・登載させてもらう事には・・・ためらったんや・・・ほんまは・・・。

 しかし、こんなものが出て来た事は事実やからな・・・。

 それと・・・、この方が見た渦・・・・、あれはスーパー銭湯の在る山の神→水神→渦と取ったが・・・、ひょっとしたら・・・・この方の姉妹の嫁ぎ先から来た念の形と取っても・・・・ええかな・・・・。

 しかし、この方の姉妹、ええ加減にしとかんとあかんと思うな・・・・・。

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察