ひとりごと
たまに
ふたりごと
(番外4)
某月、某日・・・言うても、ちょっと前の事やが・・・・・・。
ある会社の家の方を改築するんやが・・・、その土地の祓いと事業繁栄の祈祷で行かせてもろたんやが・・・・。
此処だけやないが・・・・・、依頼する方の・・・、私らに対する考えが解るんやな・・・、これは・・・、よう・・・解るんやな・・・、何の為に私らを呼ぶのかが・・・事前に。
それと・・・、何の為に神霊を祀っているのか・・・・。
それと・・・、その神霊に対し、どんな気持ちでおられるのかが・・・、行く前から解るんやな・・・。
まあ・・・、それに対し、此処の巳神様と伏見稲荷様が・・・。よう態度で示してあったと思うな・・・。
此処の神霊も、限界に来ていたんやろな・・・・・。
正統な神霊はよう辛抱してやが・・・、それも限界に来ていたんやろな・・・。
それで、家の地神さんが、「行け」、と言うたんやろな・・・・。
それと・・・、もう一方で、私らの仕事があったからやろな・・・。
此処の地神さん・・・、まあ・・・、以前、私らが勧請させて頂いた巳神様やが・・・、よう・・・、しっかりなられたと感心したな・・・、まあ・・・、それは、この家の方がお祀りされたからやが・・・・。
此処の地神さん、何や・・・、行き場を失った巳神様をこの家に呼んで、それを私らの釜で対処してくれへんか・・・、この行き場を失った巳神様を釜で大元に帰してくれへんか・・・、という事で私らを呼んだんやな・・・・・。
この家の巳神さん、「主人を助けた」、と言うたな・・・。
何やら・・・、3年ほど前、脳動脈瘤が早く見つかって、助かったと言われていたな・・・、家の方が。
「地神さんが助けた」、と言われてますよ・・・、と伝えしたが・・・・、余り・・・解っておられんみたいやな・・・・・。
それと・・・、此処の伏見稲荷様夫婦は・・・、どちらかと言うと・・・軽い方で・・・昔から・・・、それが今回、静かにしておられたな・・・・。
土地の祓いが終わって、この家の地神さんと稲荷さんに、「これで宜しいか」、と聞いたら、うなずいてあったな・・・・。
稲荷さん夫婦の乗りが悪いな・・・と思ったな・・・、その時。
「地神さん、あんたら、この家に大分ストップかけとるな?」、と聞いたら、うなづいてあったな・・・、この家の地神さん。
まあ・・・、其処へ来られている稲荷様夫婦のタイプを観たら、その家の人間の夫婦のタイプとよう似てるな・・・・。
人間の夫婦のタイプと同じ様な稲荷さん夫婦が来られる事が多いな・・・。
それが今回、稲荷様夫婦が神妙で乗りが悪いんやな・・・。
それが何故か・・・、と言うのが、二つ目の、商売繁盛の釜を焚いて解ったな・・・。
釜の前にはこの家の地神様夫婦と伏見稲荷様夫婦が此方を向いておられる訳やが・・・・・。
釜が鳴って・・・、鳴り終わって・・・・、この家の地神様と稲荷様に、「これで宜しいですか?」、と聞いた訳や・・・。
どっちも返事せんがな。
「駄目ですか?」、と聞いたら、どちらもうなづいたな・・・。
さあ・・・、そこで一番最初に思う事は・・・、私が・・・、何か・・・、勘違いをして釜を焚いたのか?・・・、と思った訳や。
どうやらそうではないみたいやな・・・・。
声に出さずに、聞いた訳や・・・。
私は前から解っていたんやな・・・・、そやから、5年間ほど関わらんかったんや・・・・。
「○○家の地神さん、稲荷さん、この会社が良い様に回っているのは、地神さんと稲荷さんがその様にしている事を、この家の者は解ってない。自分らの働きが良いので会社が回っていると勘違いしてる事やな?。その事を怒っているんやな?」、と聞いた訳や。
地神さんと稲荷さん、うなづいてあったがな・・・・・。
当たり前の事やそんなもん・・・、神霊が居られなかったらとっくに会社つぶれとるがな・・・・。
その事をお伝えしたが・・・・、何処まで解ってられるかやな・・・・・。
まあ・・・・・、日頃、一生懸命に祀られる事はされるので、神霊も守って来たんやろな・・・。
しかし・・・、この家の方には言うてないが・・・、この先、ちょっと試すかも知れんな・・・・。
根本が解ってなかったら、試すやろな。
その時、ほんまに解ってやろか・・・・、この方らは・・・・。
矛先を他に向けられるかも知れんな・・・・・。
そんなんで5年間ほど、関わらんかったんやがな・・・・・。