この領域の方、また職種を問わず、広く解釈すればご自分の霊媒体質を通してこの領域からものを言い、収入を得ている方が心して欲しい事
これから書く場面は極端な例かも知れませんし、私が祀る神霊からも常々この様な姿勢で指導されていますので私が余計に思うのかも知れませんが、この領域をして何らかの収入を得ている方が、ややもすると落ちる世界だという事を心しておいて欲しいと思います。
現在この様な番組は無くなったが、相当前から数年前までのこの領域を扱ったテレビ番組を覚えている方ならお分かりですが、この領域を派手な形で演出して一儲けし、後に方向性を変えたり、仕事を変えたりしておられる方やそれにたずさった方、またそのうまみに触発され、ご自分の霊媒体質を利用して人に接して収入を得ている方が気をつけなければ陥りやすい世界です。
それは何も私の様な仕事の形だけではなく、占い師、整体師、美容師、理容師、店員さん・・・・、全ての職種に言えますが、人と接して自分の霊媒体質を利用して収入を得ている方が落ち易い世界です。
こんな場面は、何故か今まで誰も言わなかっただけで・・・、目の前に見せられると、やはり気が引き締まります。
詳しい経緯は省きます。
日本で一番人気のある、ある有名な都市の、有名な神社の前の土地に展開された話しです。
古都があった様な土地ですので、今の代の方になるまでは、当然、いろんなドラマが展開され、持ち主も相当の数、変わった土地と思われます。
今の持ち主に分るのは、その前の土地の持ち主の事までですが、それも分る方は亡くなって、今は若い世代に変わっています。
今の方の前に住まわれていた方がその土地を手放す時、土地に祀っていた神霊?を置いて出られた様ですが、直ぐに亡くなられたらしいと言われます。
そして今の代の方がこの土地を買われて其処にビルを建てられたらしいのですが・・・・、今の方が言われるには、「よく当てる拝み屋さんで、ビルを建てる時も、「日にちが悪いので死人が出る」、と言われたので、その拝み屋さんの言われる良い日にちに工事に入ったから、建設途中で大けがの事故があったが、それだけで済んだ」、と言われます。
大分前にその拝み屋さんが亡くなったので誰か良い方を探していると、今は亡くなった方が、風呂屋さんで女の拝み屋さんが近くに居ると聞いて、以後、女の拝み屋さんがこの家に出入りする事になったと言われます。
そして、「何十年と付き合いのあった男の拝み屋さんは良かったが、女の拝み屋さんは信用出来ない人だった」、と言われます。
その女の拝み屋さんも亡くなったので、誰か良い人を探していたが、誰に聞いても、「昔は居たけど、もうそんな人は居ない」、と言われて困っていたら、私の事が目についたらしいです。
先ず、この家の方と電話で話しをしたのですが・・、「先代の男の方は良かった・・・。良く当てた」、と言われます。
そこで、拝み屋さんが当てた内容を聞いてみると、ブックオフの百円コーナーに並んでる占いの本を三ページ位読むと、誰でも当てる事が出来る内容に近いものでした。
そして、その土地に、男の拝み屋さんが神霊を降ろしたと言われます。
それを今まで、何十年とお祀りしている事になります。
しかし今回、この家の方が私に相談された内容は、拝み屋さんがその土地に降ろした神霊の事ではなく、家族に不幸が続いているという事でした。
親戚付き合いも全くなく、そんな形の家で家族に不幸が続いたら、それは何故なのか、という気になって当たり前です。
上記した拝み屋さんの事は、何故家族に不幸が続くのかと霊視した結果、拝み屋さんの影響の有るものが出ましたので、電話をして来てもらい、その確認をしたら上記した内容の話を聞いた訳です。
上記した、電話をかけて来てもらう前に、此方の地神様に聞い内容です。
私、「地神さん、この家の障り。何で不幸が続くのか、教えてください」。
妻、「木に・・・、若い男の人が・・・、開襟シャツにぶかぶかのズボンで・・・、ちょうど私らの親の若い時の恰好やわ・・・、木にもたれているわ・・・」、と言います。
この男の人にいろいろと話しかけてみましたが、何も反応はありませんでした。
そうこうする内に、
妻、「丸〜い、白い鏡餅の様なものが出て来たわ。嫌な感じはしない」、と言います。
妻は、嫌な感じはしないと言いましたが、そんな事はないと思いました。
大分時間をかけて、その白い鏡餅の様なものに話しかけてみましたが、何の反応もありません。
私、「その下に居るもの。その餅の下に居るもの、辛いな・・・、出てみ」、と呼びかけてみました。
妻、「何か・・・、楕円形のものが・・・、口やわ・・・、人間の様やわ・・・、パクパクしてるわ」、と言います。
妻、「口みたいな楕円形の中に、線が二つ、出てるわ」、と言います。
私、「目や。蓋されたな・・・」。
上から蓋をされたな・・・、と思いました。
見事に・・・、その後、何回も聞いたのですが、見事にこれだけです。見せてくれたものはこれだけです。
経験上、見せてくれるものが少ない程、其処には深いものがある事は・・・、解ります。
この後、電話をかけて来てもらい、ビルが建つ所の土地に拝み屋さんが入った事、「拝み屋さんが祀ったものが有りますね?」、と聞いたら最初の上記した内容になった訳です。
それと何故、ひっかかるものが有るかと言うと、正に神霊と言われる存在は、私達が御姿も請うと、先ずその神霊の存在が出るものですが、この土地に祀られているものの存在が全く出ません。
何回お呼びしても出ません。
私には解るのですが、まだこの家の方は、「先代の男の拝み屋さんは良く当てた・・、よくお解りだった・・・」、と言われます。
これを聞いて、此処とは関わらない方が賢明かな・・・、と思いましたが、此方の巳神様は、「行け」、と言います。
「行け」、と言われても、こんな少ない情報で、素人の方にどう説明すれば良いのかと悩みましたが、話をしたら来てくださいと言われます。
しかし・・・、情報の少ない所ほど相当深いものが隠れていますし、又、この家の場合、完璧に祈祷を遂行するには距離の離れた二か所を一回で済ますにも難があります。先ず、家の方で行い、後日、ビルの建つ土地で祈祷をする必要があります。
それと、真っ先に、何故この家が、一等地にビルを持つ様になったか、何故、親戚付き合いが全くないのか、という疑問が先立ちました。
この方からのメールが付く前から私の体には勿論、妻の方には、「腹が立って、腹が立って、もうぶち壊したい・・・、棒が有ったらそれで殴りたい・・・、家の猫を見ても棒で殴りたい・・・」、という感情が入って来て、それを押さえ切れないと言います。
何故かというのは解りますが、これは今回の題の内容とは違いますので書きません。
この家での祈祷の、何故かという部分の内容は書きませんが、兎に角、御先祖様、親戚の霊に対し、詫びて、詫びて、謝って、謝っての先祖供養になります。
線香護摩でも、謝って、謝ってという形を取らせれ頂く予定です。
鳴釜では先祖供養は勿論、ビルが建つ土地のものを呼んでみょうと思っています。
祈祷の当日、先ず、仏壇の前で御先祖様の供養に入りました。
妻、「全く、何も、全く何も・・・、解らない」、と言います。
線香の護摩に入ります。
妻、「何も・・・、何も・・・、解らない」、と言います。
まあ・・・、この様な展開は、予想はしていましたが・・・、これ程ひどいとは思いませんでした。
此方の地神様も、全く知らん顔というのか、無表情で何時もの形を取ったままです。
今回の題の内容とは違いますので書きませんが、その内容をこの家の方が理解していないのと、私にしてもきつい事ですので、この家の方にははっきりとは言っていませんでした。
何故この家が一等地にビルを持つ様になったのか、何故親戚がないのか、何故妻があんなに腹を立てさせられたのか、何が妻の体を通して怒りの感情を訴えていたのか・・・、この家の方にははっきりとは言っていませんでした、というより、話しても解ってもらえないから言いませんでした。
余りにも何も見せてくれませんので線香護摩の途中で、声を出さずに、
私、「地神さん、・・・・・・(要するに、今居られる方は知らないが、この家の不義を詫びて、又その事をこの家の方にお話しして、この家の方はその事実を心において生きて行く事で許して欲しいという内容を伝えました)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。
妻、「瓦・・・、屋根が出てるわ」、と言います。
この家の親戚の亡くなった方、親戚の生きてる方の念と取ります。
この後の展開は書きません。
今回の本題の内容に入ります。
線香護摩の途中で、
私、「地神さん、ビルが在る土地に居るもの、昔、拝み屋さんが降ろしてお社に祀ったもの、呼んでください」。
(この時点までに、お社に祀られている、拝み屋さんが降ろした御霊の箱の写真を送って頂いていました)
同じ事を何回か頼んでみましたが、中々その存在を見せてくれません。
何回も頼んでいると、
妻、「人の足・・・・・、すねから下の両足がでんと出て来たわ。裸足で・・・、すねの辺から上は着物の様なものが見えるわ」、と言います。
やっぱり・・・、と思いました。
私、「あんた、拝み屋さんやな?。神さんを降ろした男の拝み屋さんやな?」。
妻、「足の下に板が出て来たわ・・・」。
私、「板の上に立ってるんか、その拝み屋は?」。
妻、「立っている?・・・・・・・」。
私、「拝み屋さん、あんた、おかしいやないか。何であんたがお社に居るんや?。何であんたがその土地に居るんや?。あんた、何かしたな?。悪い事したな?。騙したな?」。
妻、「バリッと板が壊れたわ・・・・。下は尖った岩やわ・・・、石みたいにも見える・・・」、と言います。
私、「あんた、やっぱり、やったな?。騙したな・・・。苦しいか?。辛いか?」。
妻、「その上に・・・、人が吊り下げられているわ?・・・。両手がだら〜んと垂れ下がってるわ・・・・。頭が下向いて・・・・・。着物の様なものを着てる・・・・。首根っこを何かで吊られて・・・、それで顔が下向いてるわ・・・。苦しそうやわ・・・」、と言います。
私、「拝み屋さん、あんた、ええ事はしてないわな・・・、その格好・・・、状態を見たら・・・。あんた、食う為に人を騙したな・・・。まあ・・な・・・、俺もあんたと同じ様な仕事をしてるけど、騙した事はないで。俺が人を騙してあんたみたいな事をしたら、家の巳さん、あんな真っ白な体ではないわな・・・。あんたが降ろした弁財天の流れをくむ、あんたが名づけた龍神さん、姿、出んがな・・・。あんたが○○龍神かいな?。苦しいか?」。
妻、「苦しそうにしてるけど、吊り下げられているから返事が出来ないみたいやわ」。
私、「地神さん、鏡餅の様な蓋、釜で取ったら本来のこの土地の巳さん、出るな?」。
妻、「うなづいてあったわ」。
私、「それと、地神さん、この拝み屋さんやが・・・。釜で楽にさせてもらって・・・、成仏させてくれませんか。まあ・・・、食べる為に・・・、何も無いのにある事にして、この領域で飯を食べてきたと思うが・・・、こんなに苦しんでいるんやから・・・、釜で楽にさせてもらったらどうやろ?」。
妻、「黙ってるわ」。
私、「地神さん、この家の方が余り解っておられないので、途中で祈祷をお断りしょうと思ったが・・・、解っておられなくても、今居られる方が良い方向に行く様に・・・・、また、親戚の生きてる方、亡くなった方の念が鎮まる様に・・、ビルが建つ土地に居られるであろう神霊が元の形で出て来られる様に・・・・、と思って来させて頂いた訳やが・・・・。この拝み屋さんも、地神さんから観たら生前行って来た事は丸解りやと思うが・・・、と言うて・・・、このままほかしとく訳にも行かんやろ。この拝み屋さんを楽にさせてもらうのも私らのお役と違うか・・、どや、釜で楽にしてあげてください」。
妻、「やっとうなづいたわ」、と言います。
私、「有難う御座います。地神さん、釜焚いたら・・、出て来てやな。頼みます」。
鳴釜神事の用意をします。
正規の表白?、そしてこの拝み屋さんには口語体で諭すように話して、神事に入りました。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
洗い米を入れます。
釜は大きな音で鳴り出しました。
私、「拝み屋さん・・・、な・・・、成仏しいや・・・・」。
釜が鳴ってる途中、いく種類かの祝詞を上げます。
私、「どや?。拝み屋は?」。
妻、「釜が鳴ったら、直ぐにすーと消えたわ」。
私、「それだけか?」。
妻、「それだけ」。
私、「長い間ご迷惑をおかけしました。いろんなものを上で祀って・・・、誰も長い間気がつかんと・・・、失礼な事をしました。はい、どうかお姿をお見せください」。
妻、「出て来てあったわ」。
私、「そうやろ。出てあったやろ。どんな地神さんや?」。
妻、「・・・まあ・・・、普通の巳さんやけど・・・。一体、出てるわ」。
私、「長い間、汚いもので蓋をして、腹がたったでしょう.。よく辛抱をしてくださいました。これからは貴方をちゃんと祀る様に言いますので、安心してください」。
妻、「うなづいているわ」、と言います。
この後、本来この土地の居られる巳神様には再度謝りの気持ちを伝えました。
私、「地神さん・・・、本来居られる巳さんやが・・・、拝み屋さんが作った立派なお社(この地域はのお社はコンクリートや石で高い土台を造り、その上に立派な木のお社を置かれている所が多いです)やが・・・、そのお社を釜で綺麗にして、その後で本来居られる地神様をお祀りするというのはどうですか?」。
妻、「あかんらしい」。
私、「直ぐにではないが、そのお社を壊した方が宜しいですか?」。
妻、「「壊せ」、と言ってるわ」。
この家の方には、立派なお社を壊すという事は大事になりますが、その様にしてくださいとお伝えしました。
この家の方は・・・・・、余り、お解りではなかったみたいですが・・・、その様にしてくださいとお伝えして帰ってきました。
尚、このビルが建つ土地は、男の拝み屋さんが祀ったとされる弁天系の龍神の前にも、その前の持ち主が祀ったものが居たはずですが、今回の祈祷ではそれは分かりませんでした。
手つかずの自然の土地に居る神霊が一番怖いですが、代々人が住み、その人の念が染みついた土地も怖いものがあります。
私達が対処出来るのは後者の方に なります。
・・・と言って、先ず、殆どの土地は何もありませんので、心配する必要は無しです。
本題とは違うものも書きましたが、祈祷の流れとしてその様なものになりました。
上記した男の拝み屋さんですが、ある時期までは真面目にお役を遂行されていたと思いますが・・・、多分、一人でされていた方なのでしょう。
一人でやっておられる男の拝み屋さんは、いろんな所でお試しが待っています。
魔が刺したが最後、ずるずるとその中にはまって行ったのでしょう。
私は妻と二人でこの様な仕事をしていますので、つくづく良かったと思っています。
*妻が、この拝み屋さんの首の根っこを何かが吊り下げていると言いましたが、よく見ると人間の手〔指)が着物を吊り下げている様に見えたと言います。そしてこの拝み屋さんは生きている様にも見えたと言います。何故なら・・・、目が開いている様にも見えたとも言います。
*この領域で生計を立てている方、自分の霊媒体質を通してものを言い、収入を得ている方は、ご自分で考えて解らない事ははっきり解らないと伝えて、出来ない事ははっきりと出来ないと伝えて、それ以上は奥に入らない事が大事だと思います。
*この領域を専業にしておられる方は、今、社会生活の中で、ご自分が置かれる状況、状態を冷静に観て、大多数の一般の方の幸せ、安泰と言われる形と違う現状なら、ご自分が崇める神霊と言われるものとじっくり話をしてみる事をお勧めします。
偉そうな事を書きましたが、祈祷を通して、過去、この領域を生きて来た方とお会いしたら大多数の方が苦しんでおられる状況に、この領域と関わる事の怖さを再確認した次第です。。