白い反物

 「神霊がこう言うのですが、ご指導願いたい」。

 数日後、

 「解ったから帰り」。

 「あんたとは縁がないから、もう帰り。地神さん、帰る様に言ってください」。

 私から観て、まだまだ雛(ひよこ)で危なっかしく、私にしても、特に妻がもう少し元気がある時なら、何らかのアドバイスは出来るのですが、この頃は地神様にしても、先ずこの類の相談には無関係を装います。

 要するに、関わるなという事です。

 確かに近年、この様な相談は少なくなりましたが、年間に十数人ほど、寄こされる方が居られます。

 そしてこの類の相談はものすごく私達の体にも負担がかかります。

 この様な方の相談はメールが此方に着く前に私達の体に作用するものが多く、念の為にパソコンを開けてみると着いている事が多くあります。

 相談内容にしても普通ではないものが大半を占めます。

 そしてこの様なメールを送って来られる方は、共通して直ぐ一方的に何回も電話をかけて来られます。

 私が初めての方の電話を取らないのは、今までに数え切れない程この様な経験をしていますので、電話に出なくなった訳です。

 何も嫌で初めての方の電話に出なくなったのではありません

 特異な例としては、一日に百回以上の迷惑電話や同数のメールが、それが何か月も続く事も有りました。これから先もまた有るでしょう。

 無料といい、またあえて電話番号を記載しているのは、ハードルを低くすればより多くの方がアクセスし易いのでそうさせて頂いていますが、それを逆手に取って来られる方も多く居られます。

 有料の所へは、そんな訳にも行かないのでしょうが・・・・。

 そして私達を人格者と大間違いしてアクセスして来られる方も居られます。

 この領域が普通の方より解るのが、それが即人格者と勘違いされる方も居られます。

 霊媒体質、イコール人格者とうい図式は成り立ちません。

 むしろ、その反対を想像された方が良いかと思います

 私が各所で書いていますが、一般の方がこの領域の者の正邪の判断をされる場合、この領域の者がどの様な生活をしているのか、その近所に住む方に聞けば直ぐに判明します。

 話がそれました。

 「家の神霊がこう言うのですが、ご指導願いたい」、という内容の相談をよく受けます。

 内容を読んでみると・・・、その前に、私達の体に入って来ているものが有ります。

 真の神霊の存在を示すお知らせではなく、不快を伴った派手なパフォーマンスのそれが体に入って来ます。

 「またかい・・・」、と思いますが、「ひとりごと、たまに、ふたりごと・・・1のA」





 に登載した様にふるまう事になります。

 私、「関わらへんからな、・・・、心配せんでも関わらへん、もう、帰り」、という事になります。

 妻、「わあ・・・・・、ぐじゃぐじゃしてるわ・・・、形は無いけど・・・、黒い・・・ぐじゃぐじゃやわ・・・」。

 私、「わしも忙しいんや・・・・、もう帰り。地神さん、これ、帰る様に言ってください」、という事になります。

 数日後、まだ私の体に入って来るものが有ります。

 私、「地神さん、あれ、断ったはずやで。まだ何が来てるんや?」。

 妻、「白い反物が出て来たわ」、と言います。



 私、「解ったから帰り」、「あんたとは縁がないから、もう帰り。地神さん、帰る様に言ってください」。

 妻、「帰ったわ」。

 今までの内容を読んで、これを理解出来る方は居ないと思います。

 「あ・・・・・・、また、一つ不幸が出来るな・・・・。しょうがないな・・・・。魅入られたんやろな・・・・。それだけのものを持ってるんやろな・・・・。気に入られたんやろな・・・・・・。どうにもならんな・・・・。まだ何も分からんから、綺麗な色なんやろな・・・・。巳さんやな・・・・、この人。間違って途轍もないものと対峙した時、あかんな・・・。まだ何も解ってないんやろな・・・」。

 ちゃんとした神霊が守っていないと・・・・「あかん」。

 「白い反物」はこの相談者の今の状態です。

 この方の私達に対する未練が来たのです。

 この方に憑いてるものは、私達が関わらない事を知っています。

 この方は巳です。

 この方、今は綺麗な方です。

 気をつけんとあかん。

 「関わられへんねんで・・・。関わったらえらい事になるんやで・・・、あんたが」。

 年に十数人、この様な相談を頂きます。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察