地神(巳神、水神、土地の神)様の勧請・・・4
この領域を真面目に冷静に判断される人(男)と判断しましたので、地神様を勧請させて頂きました。
ややもすると、男の人はこの領域に頼り過ぎ、仕事もせずにこの領域に依存して、一度ご自分が描いている事と違う結果が出ると、神霊を憎み、自分が勧請を希望されたにも関わらず、神霊を勧請した私達にも責任転嫁されようとする人が極偶に居られます。
それは男性です。
本末転倒。
この方は全くそれのない方と判断しましたので、地神様を勧請させて頂きました。
神霊をお祀りし、成功しておられる方は、兎に角、よく働かれます。
従業員が休んでいる時でも、経営者は働いておられます。
この方も震災により、厳しい役職の仕事をこなしておられます。
それとこの方には、最初お会いした時点で、「縁が有る」、と感じていましたの地神様を勧請させて頂きました。
私の方の巳神様も、この方に神霊を勧請させて頂く事に最初から賛成でした。
最初、この方とは、家の新築に際しての土地の鑑定、土地の祓いをさせて頂きました。
家も出来上がり、何か心のよりどころと言うか、一生手を合わせていける信仰の対象が欲しいと言われます。
私、「地神さん、○○さんがこう言っておられるが・・・、あそこの土地には地神様は居られないし、あの人のタイプとしては、前面に出て来られる様な神霊ではなく、後ろでしっかりと家族や仕事を守ってくれる様な神霊の方が良いと思うし・・・、そうなると巳神様になるが・・・、地神さん、地神さんの力で最初から力の有る神霊を勧請してくれませんか」、と尋ねてみました。
妻、「地神さん、体を白く光らせてあったわ」、と言います。
そしてこの方は、既に神霊をお祀りするスペースも作っていると言われます。
私達にしても、この家に行かせて頂くうえで、以前に祈祷をさせて頂いていますので、特別に祓い清めるものも無いし、只、神霊の勧請だけで行かせて頂くというのは、気持ちの良いものです。
年に一回、有るか無いかの気持ちの良い祈祷です。
○○家地神様勧請の祈祷の前夜、ホテルで、
私、「地神さん、明日の祈祷、力強い巳神様と縁をつけてください」、と言うと、
妻、「紅白の模様の提灯が出てるわ。紅白の模様が、横にも見えるし縦にも見えるわ。縄が出て、紙垂が下がっているわ」、と言います。
もうこれだけで明日の巳神様勧請の成功は疑いなしです。
この方の家には、この少し前、私が伏見稲荷大社にお参りした時に買って送らせて頂いた巳神様のお姿、御鏡など、備品は全て揃っています。
この方の家に着いてみると、神霊をお祀りする立派なスペースが家を建築する段階で空けてあります。
そして巳神様のお姿、御鏡など、備品が配置されています。
全く何も事情の無い綺麗な状態の所に神霊を勧請させて頂くのですから、其処には人の欲とかエゴとは無縁のすがすがしい空気を感じます。
今は何も魂の入っていない巳神様のお姿の前で、鳴釜神事の準備をします。
準備が整い、鳴釜神事による地神様勧請の儀に入ります。
全く何も無い、何も感じない、只静寂だけの中で、
私、「本月、本日、此処、・・・県・・・・・・・、○○○○の処において、○○家地神様勧請の儀を修し奉る。それ夫れ推れば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、恐み、恐みも申す。・・・・・・・・・・・・・・」。
「大元造化三神報恩之祈詞」、・・・・・・・・・、「龍神祝詞」、を上げます。
静寂だけが流れて行きます。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
不動明王の真言を上げながら、米を入れていきます。
当然、釜は大きな音で鳴り出しました。
「身滌大祓」、・・・・・・・・「龍神祝詞」、を上げます。
釜は波の無い大きな音で鳴っています。
柏手を打ちます。
私、「来てあったやろ?」。
妻、「一瞬、どー、と言うのか、だー、と言うのか、上の方から神前幕に向かってものすごく強い光が入って来たわ」、と言います。
私、「それだけか?」。
妻、「それだけ」、と言います。
何の祓いの対象も無い、綺麗な所に降りて(降臨)来て頂いた形としては、それは当然としての形です。
やがて釜の音は止んで行きました。
私、「地神さん、これで宜しいか?」。
妻、「深くうなずいてあったわ」。
これで地神様の勧請は完璧に終了したのですが、さあ・・・・・、
私、「今日、○○家に降臨されました巳神様、どうかお姿をお見せください」、とお伝えしたのですが、具体的な巳神様のお姿が出ません。
普通、この様な場合、お姿が出たり、白く光る丸い玉が出るのですが、○○家の場合、何も出ません。
○○家に降臨された事は確かですし、私の方の地神様も満足な顔で出ていますので心配はしていないのですが、私としては、もっと○○家の方にその存在を詳細にお伝えしたい考えでおりました。
私、「今日、降臨された○○家の地神様、どうかこの○○家の家族、仕事、学業など、守ってやってください」、とお伝えしました。
妻、「ばーっと、金色の光が全体に破裂した様に光ったわ。その真ん中に「家」が在ったわ」、と言います。
これで解明しました。
やはり、今日、○○家に来られた地神様は普通程度の巳神様ではない事だけは確かです。
「地神さん、○○さんは慎重で、人を蹴落として前に出る様な人ではなく、大人しい方ですので、最初から少し力の有る神霊と縁をつけてください」、と頼んでいましたが、この光を見て、納得出来ました。
真ん中に家が見えて、周りが金色に光ったという事は、「家、土地、家族、全て守ってやる」、という意味と取ります。
私、「地神さん、今日来られた地神様は龍に近い存在ですか」、と聞くと、うなずきました。
後、お姿をお見せになる時は巳神様の形を取ると思いますが、力が普通の巳神様のそれではない事は確かな様です。
この後も、いろんな事を頼みましたが、その答えは神前幕の奥で光って答えてくださる形のお知らせでした。
祈祷が終わり、○○さん夫婦の実家のある閖上地区に行きました。
仙台空港のすぐ近くで急に、
妻、「すーっと、何か・・・、丸い・・・、光の塊の様なものがついて来た様な・・・・、二体の金色の体が・・・・、多分、巳さんやろと思う・・・」、と言います。
今日、○○家に降臨された巳神様と観ますが、この時点で、私の中では解っている事がありました。
○○さんの実家を見せて頂いて、又、その地形的なものから判断して、確信するものがありました。
仙台から帰って来て、
私、「地神さん、○○家に来られた巳神様、あれは、元々、○○さんの実家がある地域に居られた、あの地域を治める神霊と観るが」、と聞くと、うなずかれました。
私、「○○さんがその巳神様をお祀りさせて頂く事は、それは決められていた事か」、と聞くと、うなずかれました。
決まり事だった様です。
その手助けを、私達がさせて頂いたという事です。
11月の終わり、○○さんが家族の事を聞かれますので、○○家の地神様をお呼びしました。
妻、「やっぱり金色やわ。○○さんとこは金色やわ。鮮やかに輝く金色の玉が出て来たわ」、と言います。
私、「○○家の地神様、○○さんが家族の事を聞いておられます。どうかお姿をお見せください」。
妻、「初めて出てあったわ。大きな巳さんやわ。真っ白の巳さんやわ。向かって左が少し小さい巳さんやわ」。
私、「○○家の地神様、○○さんが・・・・・・・を聞いておられます。どうか良い方向に行く様に守ってやってください」。
妻、「全体が金色に光ってるわ。ずっと光ってる」、と言います。
「守ってやる。守っている」、と取ります。
有り難いものです。
今まで、縁あって、巳神様の勧請は沢山させて頂きましたが、一番力強く、綺麗な巳神様の勧請でした。
それは、元々この神霊が閖上の○○さんの実家一帯を治める神霊であった事と、○○さんの計算の無い綺麗な所が関係するのかも知れません。
気持ちの良い地神様の勧請でした。