●俗に言う、霊能者と呼ばれる人、
           又この領域に従事されている人の騙され易い事
私は本職(美容業)に従事している時、又この領域の仕事をしている時もよく思う事が有ります。「我が家には昔から、何々神社の神様、何々明神様、何々菩薩様、何々稲荷様、をお祀りしています。朝晩確りお祀りしています。私の家の神様、仏様は、全国的にも有名な神社仏閣の位の高い方に、高いお布施を払い御正念を入れていただいたので大丈夫です」。

 しかし、
家の中に神仏、又は信仰の対象のものを全く置いていない家に比べて、何かと問題が起きやすいのは、何故なのかと考えてしまう時があります。

 @先日も、ある自営業の方が来訪され、マスコミ等で有名な京都の高僧に、商売繁盛をも兼ね、大日如来様の仏像に正念を入れてもらい、家にお祀りしているが、主人のお酒の量が増え、癖の悪い酔い方になり、おまけに自営の方が急に左前になってしまった、何か原因が有るのなら教えて欲しいとの事で来られました。お布施と仏壇屋さんに払った金額は、相当な額になった、と言います。


 案の定、その仏像には「邪」が入っています。お坊さんと仏壇屋さんが組んでいたのです。「邪」は畜霊です。

 
この畜霊は、お正念を入れた高僧には、大日如来の姿を見せていたのかも知れないし、高僧の方もそう勘違いをしてお正念を入れたのかも知れませんが、、私はそうとは取りません。

 
この高僧の邪念が、仏像に入ったと取ります。

 何を思ったのかこの方は、その日家に帰り、大日如来の周りに塩を置いたそうです。

 あくる日の朝、主人がぎっくり腰になりました。

A精神病の母親を、娘さんが連れて来られました。家には祀り方を間違った仏壇と、複数の宗教を祀っています。この母親は、「祀り事は確りとしているので、私は何も異常はない、何々様(神様)が守ってくれるので大丈夫」、と言います。

 この母親の障りの元を出して見ました。

 最初、金色の帯が巻かれた和紙の巻物が出て来ました。そのものにきつく脅しをかけると、巻物の上に畜霊が出て来ました。


 この家の場合は、どの様な宗教かは知りませんが、その宗教の大元が、この様な畜霊がかったものの影響を多分に受けたものと、取ります。その神事に使用する物を見せ、私をごまかそうとしたでしょう。

B「伏見稲荷の眷属神様について」の項のなかで、最初若い娘が姿を見せましたが、私はこの絵を何も言わずに、ある年配の霊能者に見せました。そうするとその方は、「この家には若くして亡くなった娘さんがいて、供養をして欲しいが為に姿をみせた」と言います。


 真相は「伏見稲荷の眷属神様について」で述べた、そのものです。

 
この家には、若くして亡くなった娘さんがいたとは感じませんでしたし、家の人からもその様な事は聞きませんでしたが、家によれば当てはまる事も有りますので、その様な場合、上記の様な判断をすると、代々この狐を祀る事になり兼ねません。


 余談になりますが、私がまだこの領域の仕事に慣れない時、上記の様に娘さんの姿が出て来た事が有ります。私は試す為にその娘さんに対し「稲荷祝詞」を上げた事が有ります。その娘さんの、いやな表情を、今も忘れません。



鳴釜神事の実際と考察