伏見稲荷の眷属神(白狐)(命婦専女神)様について・・・・9
 何かと難解な祈祷が多くなりました。

 祈祷も静かに、穏やかに終えるのですが、何故か疲れます。

 以前の様に言葉を荒げて「愚の骨頂」の様なものと対峙する事の多かった方が、はるかに楽な様に感じます。

 考えてみれば、長い事、伏見稲荷大社にはお参りしていません。

 命婦専女神様に用がある時は、此方の巳神様を通じてお伺いを立てたり、また、美味しいものが有ったり、頂きものが有ったりした時はチビに頼んで、「命婦専女神様に持って行ってよ」、と言って持って行ってもらいます。

 先日、ある所での祈祷が終わって家に帰った次の日、、その家に降臨された巳神様、命婦専女神様、命婦専女神様の使いとして来られた稲荷様、そして我が家の巳神様にお酒と果物をお供えして、「チビ、命婦専女神様と使いの稲荷様、あの家に来られた地神様に持って行ってか」、と言うと、「よいしょ」、とお盆を持ち上げて持って行っていました。



 「チビ、命婦専女神様が、「偉いな・・・」、と言ってくれたやろ?」、と聞くと、うなずいていました。

 京都での祈祷の帰りに寄らせて頂ければ良いのですが、祈祷の内容にもよって、寄れない場合も多々あります。

 汚いものと接した後では当然失礼になりますので、寄らせて頂く事は遠慮しています。

 先日、この領域の仕事もこんなに集中的にやらせて頂いていると、何か、頭に幕が張った様な、少し疲れているな・・・、というのが解ります。

 「そうや、久しぶりに白狐社の中の命婦専女神様にお会いしてこよう」、と思い、「地神さん、久しぶりに伏見稲荷へ行かせてもらおか」、と言うと、静かにうなずかれました。

 私、「地神さん、10月30日に行くけど、その日で宜しいですか」。

 妻、「うなずいてあったわ」。

 私、「そしたら、10月30日に行かせて頂く事を、命婦専女神様に伝えておいてください」。

 妻、「うなずいてあった」。

 丁度、仙台のK地家での地神様の勧請での必要なものを、伏見稲荷の神具店でそろえなければいけなかったので、それも兼ねてお参りさせて頂いました。

 水曜日でしたが、さすが伏見稲荷大社は沢山の人出です。

 しかし、白狐社の前に誰も人は居ませんでした。

 白狐社の前で、「稲荷大神秘文」、を上げました。

 妻、「右上からすーと出て来てあったわ」。

 妻、「お社の中に居ってやわ」、「優しい感じやわ」、「毛も乱れてないし、表情も穏やかな感じやわ」、と言います。

 小さな声で、

 私、「命婦専女神様、何時お守りくださいまして有難う御座います。どうかもう少し近くへ来てください」。

 妻、「すぐ目の前(私の)に来て、両手で肩から下へ(私の)なでてるよ」、と言います。

 私は、お社の中の前の方に来てくださいという意味で言ったのですが、私の真ん前に来てくださり、体をなでてくださるとは・・・・・・・・・。



 妻、「地神さんは、今日は大きく出てるわ。以前は命婦専女神様の前に出ると小さくなっていたけど、今日は大きく出て、上の方に出てるわ」、と言います。

 私、「命婦専女神様、お忙しいのに、私達の為に御姿をお見せくださり、有難う御座います。もう解りましたので、どうかお姿をお隠しください」。

 この間、約、3分。

 妻、「瞬時に消えてあったみたい・・・・・、見えなかった・・・・・」。

 私、「地神さん、有り難いもんやな・・・・」。

 妻、「うなずいとってやわ」。

 有り難い話です・・・・・・。

 








 

 

 

 

 

 
鳴釜神事の実際と考察