ある祈祷
決して軽い気持ちでお受けした祈祷ではありませんでしたが。
どちらかと言うと、目出度い部類の祈祷になるのですが、やはり歴史のある家は、それ相応なものも展開されるのではないかという不安も有りました。
初めてメールを頂いたのが祈祷の2か月程前になります。
メールを頂いた方のお母さんの実家の事です。
その間、何回もお伺いを立てて見せられたものがありますが、この様な内容の祈祷は数え切れないほど経験がありますので、祈祷の筋書きは自分の中では出来上がっていました。
祈祷の5日ほど前にも、最終的な段取りを地神様にお伝えして了承を得ていました。
築100年位の家の、相談者のお母さんの言われる、「家霊様」、の事や、御先祖様、土地、井戸の障りの有無を知りたいという内容でした。
初めてメールを頂いて、直ぐに感じるものが有りましたので、他の方より早く聞いてみました。
私、「地神さん、この家、巳さん、居ってやな?。○○家の地神様、お姿をお見せください」。
妻、「天井一杯に、大きな太い巳さんが出てるわ。ネズミの様なものが巳さんの体を噛んでるわ。いろんなものが巳さんの体中を噛んでるわ。虫みたいなものも巳さんを噛んでるわ」、「お社が出て来たわ」、と言います。
私、「○○家の地神様、辛いか?」、「地神さん、此処の巳さん、生神さんやな?」。
妻、「そうらしい」。
妻、「もう生神さんのお役は終わった様に思えるわ」。
私、「○○家の地神様、祀って欲しいですか?」。
妻、「もう、いろんなものにかじられて辛いから祀られたい・・・・、生きるのがしんどい様な・・・・」。
私、「○○家の地神様、この家の方に貴方を祀る様にお伝えしようか?」。
妻、「祀って欲しいと言ってるわ」。
この展開の始終を、この家の方にお伝えしました。
早速、この家の方は巳神様のお姿を置いて、お祀りしましたと言われます。
気持ちは解るのですが、この場合の神霊は、そんな簡単に降りて来られない旨をお伝えすると、正式に勧請してくださいと言われます。
この内容を、私の方の地神様にお伝えすると、
妻「黄色い銀杏の葉が三枚出て来たわ」、と言います。
正式に勧請する事を喜んでおられると取ります。
そして、祈祷の5日ほど前、最終的な祈祷の段取りを地神様にお伝えすると、「それで良し」、と言われます。
しかし、そのあくる日の夕方、その日一日の御礼を述べようと地神様をお呼びするのですが、何故かお姿が出ません。
小さい巳神様(チビ)を呼ぶと、直ぐに出て来ましたので、何かの都合でお姿が出ないだけで、明日の朝になったら帰って来られていると思い、その日はそれで終わりました。
あくる日の朝、地神様をお呼びするのですが、やはりお姿が出ません。
地神様のお姿が出ないという事は、今まで、先ず無かった事です。
お呼びすれば、何時でもお姿は出ていました。
チビは普通に出ていますので、
私、「チビ、お母さんは?」。
妻、「「分からない。留守番をしているだけ」、と言ってるわ」、と言います。
私、「チビ、お母さんは何時帰ってくるんや?」。
妻、「「分からない」、と言ってる」、」と言います。
私、「チビ、お母さんに、今度の祈祷は、前に話した段取り通り、したら良いのか聞いて」。
妻、「ぼーとしてるわ。分からないのと違う」。
私、「地神さん、聞こえてると思うが、祈祷の段取りはこの前話した通りで宜しいですか、そうなら光を見せてください」。
妻、「右横から光が来たわ」、と言います。
2〜3、聞きたい事が有って聞いていると、
妻、「もう光らなくなったわ」、と言います。
神霊が、そんなに根掘り葉掘り教えてくれる訳ではないのですが、地神様のお姿が出ないという事は、何かが起こっているはずです。
何か、今までにない、今までに経験した事が無い、何かが起こっている様です。
祈祷の2日前の朝、
妻、「地神さん、帰って来てあったわ。夜中に帰って来てあったわ」、と言います。
妻は、一睡もしていないと言います。
妻が、一方的に見せられた(始終を)と言います。
妻、「地神さんが男の地神さんの所に行った時は、地神さんは疲れ切った様だったわ。男の地神さんは、「みんな斬れ。斬りまくれ。斬ってまえ」、と言ってるわ。お父さんの声(私の声)で。女の地神さんがよれよれになって、着物の袖の様なもので顔を隠して帰って来たわ。疲れ切っているみたいやわ。悲しそうな顔してたわ。女の地神さん自体は白い色やけど、空間は黒色やったわ。川・・・溝みたいなものの両側に黒い人間が沢山立ってるわ。川の上を、お父さんが(私が)地神さんの上に乗って上に上がってるわ。剣(私が)を持っているわ」、と言います。
この時点では、此方の地神様は帰って来られています。
私、「地神さん、今度行く家は、ちょっと前まではそんな事せいとは言わんかったで・・・、確か」。
妻、「女の地神さんでは解らない事が有ったから、男の地神さんに聞きに行っていたみたいやわ」、と言います。
私、「地神さん、確かに、古い家やから何かが有るとは思っていたけど・・・・。人を斬らなあかんのか?。もうそんな祈祷はしとうないで・・・・」。
妻、「「斬れ。私(地神様が)が守るから斬れ。私が上に載せる(私を)から斬れ。みんな斬れ」、と言ってるわ」、と言います。
私、「地神さん、それは男の地神さんの命令か?」。
妻、「そうだと言ってるわ」。
私、「・・・・・・・、もし、俺が剣で斬った時、その後、俺にではなく、嫁さんの体に残るものは無いか?。後々、体に残る様なものがあったら大変やからな・・・・。それだけは無い様にしてくれるか?」。
妻、「「心配しなくても良い。守る」、と言ってるわ」、と言います。
私、「再度聞くが、絶対斬らなあかんのか?」。
妻、「「斬らなあかんと言ってるわ」」、と言います。
私、「そうか・・・・・、斬らなあかんか・・・・・・・・・・。解った・・・・・・。人を斬るのか・・・・・・。そんな事・・・せなあかんのか・・・・」。
私、「解った。斬るわ。その代り、絶対に嫁さんの体には残らん様にしてくれよ」。
妻、「「斬れ」、やて」。
私、「地神さんの表情は?」。
妻、「普通」。
私、「普通か・・・・・」。
仙台の祈祷から帰って来たのが11月19日ですが、確かに、被災地での沢山の仏様の影響?は、妻の方にはまだ残っているのは認識していました。
これは、この様な仕事をしている限り、しょうがない事なのですが、新たに、今回の祈祷でのものも妻の方に入って来ている事も分かります。
入り方(憑依)から観ると仏様です。
御先祖様です。
(今回の事とは関係なく、以前、憑依の事を深く書こうと思った事があるのですが、地神様には瞬時に首を横に振られた経緯があります。余りにも相手にする対象が広過ぎて、此方の身がもたないという理由なのでしょう)
祈祷の前日の朝、祈祷を行う家の御先祖様の念は若干残っているものの、妻の調子も戻ってきたのが分かります。
祈祷の前日、夜、ホテルで、明日の祈祷の最終的な段取りの確認に入ります。
私、「地神さん、やっぱり斬らなあかんか?。説得をして、何とか良い方向に対象を向けられへんのか?。余り気が進まんが・・・・」。
妻、「何か?・・・・・・、何か?・・・・・出てるよ。足があって・・・、胴体?があって・・・・・、体に毛?が生えてる様な・・・・・、頭は昆虫?・・・みたい?・・・・」。
あ・・・・・・、この類(たぐい)か・・・・・・、と思いました。
偶に経験する事なのですが・・・・、あえて、今まで書いた事がなかったと思います。
妻、「川の両側に黒い人が沢山並んで、その川(溝)の上を、お父さんが(私が)地神さんの上に乗って上に進んでいるわ」、と言います。
妻、「地神さんが、「一回で良いから、斬れ。一回で良い」、と言ってるわ」、と言います。
私、「地神さん、これはもう、説得して納得する様なものではないという事か?。此方が説得する気の緩みに付け込んで、反対に此方が危ないという事か?」。
妻、「うなずいてあったわ」。
私、「そうか・・・・」。
その後、ビールを飲んで、食事をして寝ようと思ったのですが、完全に覚醒しています。
何処に泊まっても、眠れないという事はまずありませんでしたが、今夜は何か、覚醒しています。
夜中、突然、「克明!」、という声がしました。
「気をつけて」、という様な、言葉の語尾に力があります。
「あれ?、これ、死んだ母親の・・・、50代の時の声・・・、私を呼んでいた時の声」、という事が直ぐに解りました。
途端に、今まで寝ていた妻が起き上がり、
妻、「この部屋にもう一人、女の人が居たけど・・・、誰も居ない・・・・」、と言います。
・・・・・・、はっきり言って、まさか、私の身にどうこう作用するという心配は全くしていませんでしたが、死んだおふくろが・・・・・、それも、警告の様な言い方で私の名前を呼ぶとは・・・・・、これは相当な覚悟が要る事を、夜中に悟りました。
祈祷の朝、再度、今日の祈祷の段取りを確認しました。
私、「対象には、躊躇なしで斬ります。それで良いな?」。
妻、「うなずいてあったわ。普通の顔してるわ」、と言います。
現地に着き、家に一歩入ると、
妻、「ど〜んと体が重くなったわ」、と言います。
しかし、今まで数多くの、いろんなケースの祈祷を経験して来ましたが、私は勿論、妻の方にも、表面だった、言い方は変ですが、派手な、痛みを伴った様なものの作用は極少なく感じます。
家を観て、中に入らせて頂きましたが、「よくこの家で、しかも女の人が一人で居られるな・・・・」、というものは感じました。
兎に角、全てを綺麗に、落ち着いた状態にして終わらせて頂くのが私達の仕事です。
最初、この方からのメールで私が描いた段取りは、先ず、御先祖様の供養をして、それからこの家の生神様の巳神様を正式にお祀りするという段取りでした。
それでも良いのですが、念の為、先ず最初、鳴釜で祓いの対象を祓い清めて、その後、線香の護摩をもって先祖供養を行い、その後、鳴釜をもって巳神様の勧請を行う事に段取りを変更しました。
そう考えていたら、地神様のお姿が消えた訳です。
結果的に、釜を二つ焚くという変更は的を得た選択になった訳です。
一つ目の釜に入ります。
当たり前ですが、何の派手さ?も無く、只、重いだけの念が体に入って来ます。
釜の準備も終わり、祓う対象を呼んでみます。
当然、表白なども普通の口語体で行いました。
私、「ちょっと出て来い」。
妻、「う・・・・・・、もう出てるよ。気持ち悪いわ・・・・・・。黒光りして・・・・、頭はカメ?の様な・・・・、蛇?の様な・・・、胴体は薄っぺらいけど(カメ虫の様に)、大きいわ。毛?が生えてる様な・・・・・・、目が・・・・・、顔は向こうを向いているのに、こっちを向いている様な顔で・・・・・、足が四つあるわ」、と言います。
私、「わしの方を見てみ」。
妻、「・・・・?、向こうを向いている様だけど、こっちを見ている様な・・・・顔・・・・・・」。
私、「此の処に住するの・・・・・・・・・・・・・・・・、所応の力に応じて往還せよ」、「この鳴釜の威力により・・・・・・」。
妻、「そわそわし出したわ。逃げ様としているみたいやわ」、と言います。
これ以上何も言わないで、コンロに火をつけました。
後から気がついてのですが、「龍神祝詞」、すら上げるのを忘れていました。
やがて湯が沸騰して来ます。
妻、「逃げようとしてるけど、逃げられないみたい」、と言います。
米を入れるタイミングをみていますと、
妻、「地神さんが、「首を斬れ」、と言ったわ」、と言います。
釜は大きな音で鳴り出しました。
釜の音が最高潮に達した時、それまで大上段にかまえていた剣を、「エィ」、と振り下しました。
妻、「ぐらぐら〜となって、ぱらぱら〜と下に落ちて消えて行ったわ」、と言います。
私、「地神さんは?」。
妻、「じっと見てたわ。でもお父さん(私を)を乗せていた地神さんも居たと思うわ・・・、気持ち悪いけど消えるところばかり見てたから気がつかなかったけど・・・・・・」、と言います。
私、「地神さん、これで良いか?」。
妻、「うなずいてあったわ」。
私、「これで良いか・・・・・・」。
妻、「川の両側に居た黒い人は見えなかったけど・・・・・・」、と言います。
私、「これで良いんや」、「これで成仏されたやろ」。
一つ目の釜が終わり、次の釜の為に台所の流しで釜を洗っていますと、メールを頂いたこの家の娘さんが、
「この土地は昔は寺地で、この家の土地も墓地だったらしいです。何回も、いろんな方が祓いをされたと聞きますが・・・」、と言われます。
それで解ったのと、メールでその事も書かれていましたが、他に沢山の祈祷を聞いていたのと、この家の御先祖様の複雑な関係ばかりが気になって、忘れてしまっていました。
川(溝)の両側に居た沢山の黒い人は、昔は墓地で、今はこの家が建っている下に葬られた仏様と観ます。
そして、釜で消えた、頭はカメの様な、蛇の様な、胴体は薄っぺらく、黒光りして、胴体に毛が生えた四足の存在は、その昔、この土地はじくじく湿った、水が湧く様な土地(田んぼ)か池だったと観ます。
今まで詳しくは書かなかったのですが、上記した様な土地には、体の長い(蛇を含め、ドジョウ、うなぎ、なまず、みみず等)生き物、足が沢山はえている様な生き物が住んでいます。
笑われるかも知れませんが(笑われるから今まで書かなかったのですが)、この様なものの発する念はそれはきついものがあります。(何も分からんこの領域の者がこの様な所へ行って、以後、病気になったり、この様なものに取りつかれて、一生台無しにする訳です)
その様な場所を、大そうな供養して道を通したり、住宅地にしたりしても、後々問題が起きる場合が多々あります。
湿地、池(大きい小さいに関係なく)を埋めて、その上に道路を造った場合、事故の名所になる場合があります。
今回の場合もその類と、よりによって其処に墓を造った事で、余計にその念の増したものが有ったのでしょう。
その様なものの作用も有り、又墓を撥遣する際の儀式のお坊さんの力不足もあって、沢山の仏様がこの地に取り残されたままになっていたのでしょう。
こんな土地の上に家を建てて住んだ方も災難です。
此方の女の地神様が疲れ切って、男の巳神様の所から着物の袖の様なもので顔を隠して帰って来られとというのも、女の巳神様の事ですから、祓い消す対象に対しても、何らかの説得で対処しようと思っていたが、男の巳神様が一歩も引かないので、又そうしなければ此方(私に)に危害が及ぶので、祓いの対象に対しても気の毒な気持ちと、自分に(女の巳神)対しても悲しい思いで帰って来られたのでしょう。
次に、線香護摩をもってこの家の御先祖様の供養をさせて頂いました。
確かに、沢山の仏様が出て来られましたが、その始終は書きません。
最後に、鳴釜神事をもって、この家の天井一杯に居られる(それだけ存在価値の高い、強い力の巳神様と取ります)生神様の巳神様を正式に勧請させて頂きます。
「本月、本日、此処・・・・・・・・・・・○○家、地神様の勧請の儀を修し奉る。・・・・・・・・・・」。
「此の御神殿を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。
「この鳴釜の神事を・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。
「龍神祝詞」、「大元造化三神報恩之祈詞」・・・・・・・・、を上げます。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は・・・・・・、長年、この様な事をしていますが・・・、初めての音です。
初めての波です。
今日、正式に降りて来られる巳神様にしても、厳しい?状態に置かれていたのであろうと理解します。
やがて音は止んで行きました。
妻、「釜が鳴り出すと丸い光の中に、丸い丸があって、その中に二体の巳さんが見えて来た」、と言います。
妻、「まだ丸の中に巳さんが居るよ」、と言います。
私、「今日、○○家に来られた地神様、高橋克明と言います。宜しくお願いします。その中から出られて、どうかもう少し前に来てください」。
妻、「来てあったよ」。
私、「○○家の地神様、長い間ご苦労様でした」、「今日は目出度い事ですので、幣立てに紅白の水引を結んで来ました」、「お酒も・・・・ワンカップですが買って来ました」、「紅白の鹿児のもちも買って来ました。食べてください。飲んでください」。
そして、この釜の米を洗う時に思った事を聞いてみました。
私、「○○家の地神様、今日、この縁を作って頂いたのはこの家の娘さんです。私達もこの娘さんと縁がなければ今日此処へ来させて頂いていません。この方のこの様な縁がなければ地神様もこの様な形にはなっていません・・・・」。
妻、「うなずいてあったわ」。
私、「○○家の地神様、お解りだと思いますが、この方は○○県に住んでおられます。此処の家を守ると同時に、この娘さんも守って頂きたい。そして出来れば、この娘さんの方にお姿を置いてお祀りさせて頂きたい、それで宜しいですか?」。
妻、「娘さんの方で祀ってくれと言われているわ」。
私、「地神(私の)さん、それで良いか?」。
妻、「それで良いと言ってるわ」。
私、「地神(私の)さん、今日来られた巳神さん、声を出さずに言っても通じますか?」。
妻、「うなずいてあったけど・・・・・?」。
声を出さずに、
私、「○○家の地神様、この娘さん夫婦は子供がおりません。一生懸命にお祀りしますので、子供が出来るように、どうか守ってやってください」。
妻、「丸い丸の真ん中に線が出て、子供の手がそれを両側から開けて・・・・・・、子供の顔が見えるわ」、と言います。
此処で声を出して、
私、「有難う御座います。宜しくお願いします」、と言い、後ろに座るこの家の方に説明させて頂きました。
殆どが声に出して、皆に分かるように聞くのですが、その答えによっては微妙なものもありますので、そこは私の判断で決める様にしています。
この後、今日降臨された地神様には、娘さんの所とこの家の所も御守り頂くという事で納得して頂きました。
鱗もはっきりとした、相当御力のある巳神様と観ます。
女の巳神様(奥さん)は男の巳神様よりは小さく、良い夫婦の巳神様です。
何回も念を押しました。
私、「地神さん、これで良いか?。何か、仕残しているいるものはないか?。家屋敷、綺麗になったか?。祓うものは残ってないか?」。
妻、「「何も無い」、と言ってるわ」。
これで祈祷は終わったわけですが、私達の体に感じるのは、只、重〜いと感じるだけの祈祷でした。
体に痛みを出したり、刺してきたりする様な祈祷ではなく、只、重たい・・・・・・と感じる祈祷でした。
この、只、重た・・・・・・・いと感じさせるものが、今回の祈祷の重大さを示していたのでしょう。
地味な?祈祷でした。
祈祷が終わり、車で少し走った所で、
私、「地神さん、今日の祈祷はこれで良かったな」。
妻、「うなずいてあったけど、しんどそうな感じやわ」、と言います。
私、「疲れたんやろ。此方が知らんところで働いて、守ってくれたんやろ」。
有り難いものです。
尚、後日連絡が有り、地神様をお祀りされた事、仏壇の事、墓の事など、善処されるとの事で安心しました。
そして何故か、祈祷の前日、祈祷の当日はやたらとカメムシ臭とトイレの悪臭がしていたが、祈祷の翌日には消えていたとの連絡を頂きました。
綺麗になったという事です。
尚、祈祷の前夜、私の母親の声で私の名前を呼んだのは死んだ母親ではなく、多分女の地神様ではないかと観ます。
私、「地神さん、母親の声で俺を呼んだのは地神さんか?」、と聞いた事があります。
しかし、地神様は黙って何も言いませんでした。
そうか、他に私の名前を呼んだ存在が居るのか・・・、それは解りません。
後日、妻がこの事を女の地神様に聞いていると、突然、「うち(私)と違う」と言う母親の声が聞こえて来たと言います。
又、その内、解明するでしょう。
そして、祈祷の後、地神様は長い時間、疲れた様な感じでした。
小さい巳神は、祈祷の間は姿が見えませんでしたが、祈祷が終わると走り周っていました。