平成25年8月4日(日)、京都で行った祈祷の始終です。
この会社は、「鳴釜神事の実際と考察・・14」、「鳴釜神事による事業繁栄、達成感謝・・・2」、に登載させて頂いた会社です。
会社は売り上げ等、順調に伸びています。
毎年、4月頃に祈祷を行いますが、今年は仕事の都合上、8月に行いました。
この会社にお祀りする伏見稲荷様、地神様に対し、1年間御守り頂いた事の感謝とこれからの1年間の事業繁栄を祈願して、各々釜を焚かせて頂きます。
伏見稲荷様に対し、又、地神様に対し、一つずつ釜を焚かせて頂きます。
何時もの様に、この会社で行う釜焚きは、事前に命婦専女神様には、私の方の巳神様を通して、御出席頂く様にお伝えしてあります。
祈祷の前日、この会社に関しては祓い清めるものは何も無いと思いましたが、その事に関し、一応私の方の巳神様に聞いてみました。
妻、「人間の唇が震えている状態で出て来たわ」、と言います。
この唇に対し、出所を聞くと、
妻、「「あ・・・・・・・・・・・・・・」、と、あ・・・・・だけ言ってるわ」、と言います。
この会社に関しては祓い清めるものは何も無いと思っていましたが、こうなれば、当然、命婦専女神様が来られる前に対処をしなければならなくなります。
祈祷の当日、京都の桂川サービスエリアでトイレに行こうと車を止め、ドアを開けて降りたのですが、足が前に進みにくい状態です。おまけに腰も痛くなって来ました。
妻の方も、「歩けない」、と言います。
まあ、何時もの事なのですが・・・、この会社だけは大丈夫と思っていたのですが・・・、それは私達の仕事ですので、対処させて頂いたら良いだけの話ですので、とりあえず会社に向かいました。
会社に着いて、鳴釜神事の用意を済ませて、
私、「ところで、○○さん、腰、痛いのですか」、と聞いてみました。
そうすると、社長さんが、「4日ほど前、作業中、ぎっくり腰の一歩手前の様な状態になり、今でも痛いです」、と言われます。
妻、「女の人が出てるわ。若くない」、と言います。
この女の人は、祈祷の前日に出て来た人と同じ人物です。
生霊と観ます。
社長さんには、「最近、何かもめ事は無かったですか」、と聞くと、「曼荼羅を作って、それを寺院に納めている女の人の所と取引をしたが、お金を払ってくれないので、此方の商品を取り返してきた」、と言われます。
私、「地神さん、○○さんの腰に何がついていますか」。
妻、「棒に羽がついたものが刺さってるわ」、と言います。
「矢」、です。
曼荼羅を作っている女の念です。
此方の商品が無いと、曼荼羅を寺院に売る事が出来ないので、その恨みの念を社長に向けた訳です。
そして、この女の家には、いろんなものを祀っているとも言われます。
さあ、困りました。
こんな汚いものが居る状態で、命婦専神様をお呼びしても来られない事は解っていますので・・・・。
私、「地神さん、これ、釜で対処しないと駄目ですか」、と聞いてみました。
妻、「首を横に振ってるわ」。
私、「地神さん、そしたら、これ、消してください」。
妻、「消えたわ」。
(巳神様にしては簡単に祓えるものなのですが、普段は余りこの様な事はしません。この後に大事な事が控えているので、瞬時に消したのでしょう。普段なら先ずしません)
これで良しです。
後は命婦専女神様が来られるかどうかです。
これは命婦専女神様が決められますので、正直、お姿が見えるまで解りません。
先ず最初に、この家に祀る伏見稲荷様に対し、釜を焚かせて頂きます。
私、「○○家の伏見稲荷様、どうかお姿をお見せください」。
妻、「出とってや」。
私、「○○家の伏見稲荷様、お久しぶりです。高橋克明、幸子です。今日は宜しくお願いします」。
妻、「うなずいてあった」。
○○家の伏見稲荷様には、日頃の守護に対し、感謝の気持ちを述べて、釜を焚く旨、お伝えしました。
妻、「此処の稲荷さん、嬉しそうにしているわ。何時見てもりっぱやわ。右が男の稲荷さん」、と言います。
目の前の釜の周りには、10数個のコップにお酒を入れて、沢山のお連れの稲荷様が来れても良い様に準備は出来ています。
次に、命婦専女神様をお呼びします。
これが一番、緊張します。
何時もの事ですが、会社の方には、絶対、命婦専女神様が来られるとは限りませんという事はお伝えしてあります。
「稲荷五社大神祓」、をもって命婦専女神様をお呼びしました。
妻、「来てあった。やはり大きいわ。後に沢山の稲荷さんが続いているわ。白狐さん、斜め後ろを向いて、偉そうにあごで指図したら、後ろに並ぶ稲荷さんがしゃんとしたわ。中にはええ加減そうな稲荷さんもいるわ。茶色っぽい稲荷さんも居るし・・・・。2列に並んでいるわ。一番後ろは見えない」、と言います。
命婦専女神様には、8月の忙しい中、ましてや日曜日にお呼びさせて頂いた事を詫び、何時も○○の会社を守って頂いている事の感謝の言葉をお伝えしました。
妻、「うなずいとってやわ」。
命婦専女神様が来られたという事だけで、この会社の将来が想像出来ます。
妻、「○○家の稲荷さんと、命婦専女神様の周りが金色の光で包まれているわ。命婦専女神様の毛が、以前よりも長くなられた様に思うけど・・・」、と言います。
改めて、日頃の守護の感謝と、この先の事業繁栄を祈願して釜を焚かせて頂く事をお伝えしました。
「大元造化三神報恩之祝詞」、「稲荷大神秘文」、を上げます。
釜に火をつけます。
途端に、
妻、「
わっ、命婦専女神様の顔が、釜の前、一面に大きくなって出て来たわ。びっくりした」、と言います。
「稲荷心経」、を上げます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜はそれこそ大きな音で鳴り出しました。
私、「命婦専女神様、今日は有難う御座いました。沢山お酒は用意しております。お連れの稲荷様にお酒を飲んで頂いてください。お連れの稲荷様、御酒を飲んでください。有難う御座いました」。
「稲荷祝詞」、「身滌大祓」、を上げます。
私、「飲んでるか?」。
妻、「コップの中に顔を突っ込んで飲んでるわ」。
私、「お連れの稲荷様、沢山の飲んでください。祝いですので、沢山飲んでください」。
やがて音も止んで行きました。
私、「釜が鳴ってる時、何か見えたか?」。
妻、「特別何も見えなかった」。
商売上の事ですので内容は言えませんが、釜が止んでから、商売上のいろんな質問を伏見稲荷様にはお尋ねしました。
これが出来なければ、この領域の者の資格は有りません。
私、「○○家の伏見稲荷様、この会社を御守りして頂いているのは重々承知しています。伏して請う。この会社のこの先、お見せください」。
妻、「カメではない・・・・、何か・・・、稲荷さんが向き合って、お互いに容器を持っているわ。その中から銀色?の砂?の様な物が、ものすごい勢いで流れ出ているわ。ずっと出てるわ」、と言います。
有り難い事です。
最近、お呼びしても来られない命婦専女神様が来られたり、また、この様なものを見せて頂いたりで、有り難い事です。
命婦専女神様はずっと前を見ておられます。
この様な神霊を長時間御引止めする事に焦りを感じて来ましたので、御引き願い事にしました。
お礼の言葉を述べ、「稲荷大神秘文」、を上げて、御帰り願いました。
妻、「帰ってるわ。来られる時は命婦専女神様が先頭で来られたけど、帰る時は命婦専女神様が一番後で帰られたわ。来られる時も、帰られる時も、やっぱり緑の色の方から来られたし、帰られたわ」。
私、「稲荷山やろ」。
次に、この会社にお祀りする地神様に対し、日頃の守護の感謝と、この先の事業繁栄を祈願して釜を焚きます。
この土地の地神様も、この会社でお祀りする伏見稲荷様同様、大変強い力をお持ちです。
普通、稲荷様と巳神様が祀られている所では、どちらかの力が弱いものですが、此処は両方とも大変力の強い神霊がそろっています。
大変力強く、心強い存在です。
地神様が祀られている部屋に場所を移し、鳴釜神事の準備を終えました。
「龍神祝詞」、をもって、○○家の地神様をお呼びしました。
妻、「出てあった。此処は・・・、一体・・・?」。
私、「○○家の地神様、奥さんの方の地神様、お姿をお見せください」。
妻、「二体出てあった」、「どちらも鱗がはっきりとした強そうな巳さんやわ」。
稲荷様と同様、今までの守護に対しお礼の言葉を述べ、この先の商売繁盛を祈願して釜を焚かせて頂く旨を伝えました。
私、「○○の地神様、釜を焚く前に、地神様から観て、祓い清めるものは無いですか。有ったら出してください」、と尋ねました。
妻、「男の人の鼻。鼻筋が通ってる。それと若いぽっちゃりした女の人が出てるわ」、と言います。
この者達に対して接した始終は省きますが、どちらも生霊です。
男の人の方は商売上の事ですが、若い女の人は・・・・・、それは・・・・、分かりませんでしたが、商売とは関係無さそうですので、これ以上の追求は止めました。
○○の地神様には、商売繁盛と生霊との対処を頼み、釜に入りました。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は大きな音で鳴り出しました。
「龍神祝詞」、を上げます。
私、「どや?」。
妻、「棒の両端を二体の地神さんが噛んでいるわ。さっきの男の人がその棒につかまっているのを地神さんがその棒を揺らして放り落としたわ」、「女の人は・・・見えない」。
私、「放り落としたって?。きついやないか、此処の地神さん・・・。放り落としたか・・・」。
やがて釜の音が止んで行きます。
私の方の巳神様に、声に出さずに、
私、「地神さん、此処の地神さんは、私が声に出さなくても通じますね?」。
妻、「うなずいたよ」。
声に出さずに、
私、「○○家の地神様、○○の商売のこの先を見せてください」、と尋ねてみました。
(微妙な問いには、祈祷を依頼された方が後ろで聞かれていますので、この様に声に出さずに聞く事は多々有ります)
妻、「真っ赤に熟したイチゴが一つ出て来たわ」、と言います。
これを聞いて安心しましたので、私が声を出さずに質問した内容をこの家の方に話し、社長さんには、この意味をどう取りますかと此方から聞いてみました。
社長、「イチゴが熟して、もう後は腐って行く、要するに、会社も駄目になって行く意味ですか」、と言われます。
とんでもない。その正反対と取ります。
今度は声を出して、
私、「○○の地神様、今、示して頂いた意味は、熟したイチゴには沢山の種が有る。その種が沢山のイチゴを生む。この会社のこの先は、社長をはじめ、社員が一体になって頑張って努力の沢山の種を撒いている、その撒いた沢山の種がこの先実になる。要するに会社は伸びて行くと取ります。そうですね」、と聞いてみました。
妻、「此処の巳さん、二体が舌を出したわ」、と言います。
それにしても粋な、綺麗なお知らせの形です。
中々・・・、大した巳神様夫婦です。
奥さんの方の巳神様が見せたものか・・・・・?。
有り難い事です。
巳神様からもお墨付きを頂きました。
次は、この社長の妹さんの所で祀られている巳神様に、何時も守って頂いている事の感謝の意味の釜を焚きます。
妹さんが祀られている巳神様というのは、長年、社長さんの両親が住んでおられた借家の井戸の神霊です。
借家を引き払う際、私達がこの妹さんの所にお祀りさせて頂いた御神霊様です。
可愛い、真っ白の小さい女の巳神様です。
それこそ一生懸命に祀られていますので、力をお付けになられていますが、今でも可愛いままです。
そしてこの妹さんには一人息子さんが居られます。
仕事の関係上、今は北海道に居られます。
この息子さんの事は、「鳴釜神事を行う、私達夫婦の事」、で登載させて頂きました。
この息子さんには青みがかった巳神様がついて居られます。
ついているというより、左の腕に入っています。
今までにも何回かお呼びした事がありますが、左の腕に入っています。
息子さん自身も、それは解っていると言われます。
この会社の地神様には、お社の前をお借りして、上記した二体の巳神様に対して釜を焚く事の許しを請いました。
妻、「うなずいてあったわ」、と言います。
鳴釜の準備を終え、二体の巳神様をお呼びします。
妹さんの祀られている巳神様は直ぐに御姿が出ましたが、北海道の息子さんについている巳神様のお姿が出ません。
何回も呼ぶ内にお姿は出たのですが・・・・、どうやら北海道から此方を見ておられる様です。
それだけ、離れずについておられるという事です。
そして北海道の巳神様と妹さんが祀られている稲荷様は絶えず交流をされている様です。
主に、京都の巳神様が北海道の巳神様の方に行かれている様です。
これは京都のお母さんが北海道の息子さんを心配して、京都の巳神様に頼んで様子を見に行ってもらったり、北海道の巳神様に言付(ことづけ)を頼んだりしている様です。
釜を焚く前に、妹さんの方から沢山の質問が有りましたが、それは書きません。
只、息子さんについている巳神様の要求が強そうでしたので、私の方の巳神様を通して(この北海道の巳神様は、私が声に出さなくても意味は通じますが、今から話す内容は大事な事ですし、それに対して息子さんのお母さんがどの様に思っておられるのかが分かりませんでしたので、念の為に、私の方の巳神様を通しての会話になりました)話をしました。勿論、妻も私が巳神様と話す内容は分かりません。
声に出さず、
私、「○○○君を守護しておられる巳神様、正直に答えてください。あんた、○○○君を介して釜を焚いて、人助けをしたいんやな?。もうそれが限界に来てるんやな?。私が早く○○○君に鳴釜を教える事を待ってるんやな?」。
妻、「北海道の巳さん、こっちに来てあったわ」、と言います。
私、「○○○君の巳神さん、私が○○○君に釜の全てを教えます。でもな・・・、まだ○○○君は大学を出て就職したとこやからな・・・、普通の仕事が出来て、それで食べて行ける様になって、人生経験も積んで、それからでも遅くはないと思うが・・・・、勿論、○○○君にはあんたがついているので大丈夫やと思うが、あんたも知っての通り、この道に入れば辛い事も沢山経験するやろ・・・、自殺の一歩手前まで思い悩む事も経験するやろ・・・、実際、その様な経験をして来ないと人の相談にも乗れない事は解る・・・、私はまだ○○○君をこの領域に入れたくはないんや・・・、釜は私が教えるで・・・・。責任を持って教える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。
妻、「今、人が光って出て来たけど・・・・・、男の人」、と言います。
私、「そうか・・・。男の人が光って出たか・・・」。
妻、「○○○君も出てるけど・・・・・・。左腕に青い巳さんが入ってるわ・・・・」。
私、「出たか・・・・・・・。○○○君、出たか・・・・・」。
黙っていてもしょうがないので、今○○○君についている巳神様との会話の内容を○○○君のお母さんに話しました。
そうすると、その様な展開になる事は息子も私も解っていますと言われます。
まあ、解っておられたらそれはそれで良いのですが、この先、辛い事も経験させられる事も説明させて頂きました。
妻、「巳さん、向こう(北海道へ)へ行ってあったわ」、と言います。
コンロに火をつけます。
湯が沸騰して来ます。
米を入れます。
釜は大きな音で鳴り出しました。
やがて音は止んで行きました。
確かに、○○○君はこの道のお役が有りますし、生まれながらにして巳神様が体に入っています。
○○○君が拒否しても、結局はこの領域に進む様になるでしょう。
幸いに、お母さんや本人がその様に思っておられますし、巳神様もしっかりされていますのでこの道に進まれたら良いと思います。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
何回も、いろんなところで書いていますが、上記した祈祷の始終はこんなものではありません。
時間や日にちが経つと、忘れてしまっている事が沢山有ります。
良い祈祷でした。
と思って車に荷物を積み終え、帰ろうとすると、
社長、「たかはっさん、ちょっと観てください」、と言われ、鬼門と裏鬼門の所に連れて行かれました。
この会社の(この会社のある土地だけではなく、京都という所は、工事の為に土地を掘ると至る所から人骨が出ます)鬼門の場所は、以前沢山の仏様が出て来られた場所です。
鬼門に立って手を合わし、
私、「地神さん、何も無いと思うが・・・、祓うものがあったら出してください」。
妻、「こんなんが・・・・」、と言って手でその格好を書きます。
私、「野狐やな。別にこんなん何処でもうろうろしてるからな・・・・。気にせんで良しですわ」。
次に裏鬼門に立つと、
妻、「両手が出て、向こうへ行け、と押し返して来るわ」。
書きませんが、ある印を結びました。
妻、「消えたわ」。
私、「地神さん、これで良いな?」。
妻、「うなずいてあったわ」。
鬼門と裏鬼門に居た輩は同じ奴です。
商売をしていると、いろんなつながり、商売仇、お客さんの出入りなど、いろんなものが入って来るのでしょう。
これで良しです。
良い祈祷をさせて頂きました。