ある土地に展開されたもの
 ある男性からメールが有り、家庭内での事が書かれています。

 今回の題名の内容とは決して関わりが無いとは言われませんが、その内容は書きません。

 この男性の相談される事の障りを聞いてみますと、

 妻、「チビが高い所に居て、深い穴の様な底を覗いているわ」、と言います。



 その穴の様な深い底には何が有るのかと聞くと、三角形の様な形と、その右側に書いた様な形が出ました。

 巳と、この場合、正統な神霊とは反するものと観ます。

 そうこうする内に、、

 妻、「人間の耳の様なものが出て来た」、と言います。

 私、「あんた、本当の姿を取ってみ」。



 妻、「耳の先が尖って、黒い毛も生えてる」、と言います。

 私達に興味を持って、聞き耳を立てている存在です。

 あくる日、再度この家の土地の障りを聞いてみました。

 妻、「丸い輪の様なものの真ん中に、一本の線が上から下に出ている」、と言います。



 同じ様に此方の巳神様に質問を続けていると、

 妻、「器に入った水?・・、お酒の様なものを手で持って、誰かの口にそそぎこんでるわ・・、飲んでる」、と言います。

 妻、「器に入った水?・・・、お酒の様なものが、地面にそそがれているわ」、と言います。



 そうこうする内に、

 妻、「畳の上で、何かをたたんでいる」、「茶人帽をかぶった、目がくりっとした、若い、細いお坊さんが此方を見てる。白い着物を着てるわ」、と言います。

 私、「あんた、耳を立てて聞いていた方か?。そうやな、あんたやな、聞いとったのは?」。

 妻に、

 私、「坊さんの着物の色はまだ白か?」。

 妻、「白」。

 私、「坊さんの中の、低いもの、出て来てみ」。

 妻、「お坊さんの左の肩に手をかけた、黒い人形の様なものが此方を覗いてるわ」、と言います。




 妻、「四角い形の・・もの・・・・、土地・・・・?」。

 妻、「だらしなく、ポカ〜と開いた口が出て来たわ」、「白い唇。口の中は・・・空洞」。



 この方の実家の土地(地続き、直ぐ横)の障りも聞いてみました。

 妻、「何か分からない、冗談みたいな顔が沢山出てるわ。髭の様な?・・・。黒い目も有る」、と言います。

 解りましたが、メールではなく、実際に電話で聞いてみました。

 この方も、気になられたのか、ある宗派のお坊さんに土地の事を聞かれたそうです。

 そして、土地には巳さんの念が働いているので、その対処の為に、お寺にお酒、塩を持って行き、何らかの儀式の後(私その内容は解りません)、家の土地に撒いたと言われます。

 それで解りました。

 今までの段階で私が解釈するするものは、この方の家が建つ土地には巳神様が居られる、しかし、何の祓いの儀式もなく家を建てたので、この地の巳神様は土地深く居られて、その知らせを、この方の身辺を不安定なものにさせて知らせ様としている。

 そして、良かれと思ってあるお坊さんに対処を頼まれたが、その結果、お坊さんの持っている低い部分の念がこの土地に入ってしまった。(このお坊さんは決っして悪い方ではないが、人間ですので、誰でも持っている低い部分が作用してしまったと思います。お酒を飲みほしたのも、このお坊さんの低い部分のものが飲んだのでしょう。その低い部分が、このお坊さんの左肩にしがみついているものです)

 そして電話で、もうひとつの事も話されました。
 
 この土地(村)には、和歌山のK神社の分社が在ります。

 最近、その横にある施設が出来たと言われます。

 後日、その事についても聞いてみました。

 私、「地神さん、この村のK神社の横に○○○が出来たと言われるが、この神社の御祭神様をお呼びください」。

 妻、「上から力…、力が加わって・・・、その下に線・・・地面…と思うが見える」、と言います。

 私、「地神さん、これは私達の釜で、この神社の御祭神様が楽になりますか」、と尋ねてみました。

 妻、「何も言わないわ」。

 私、「K神社の御祭神様、私は高橋克明という者です。私達の釜、その釜で、御祭神様の御役に立てますか」。

 妻、「地面の下に、「の」の字の様な白い丸が出たわ」、「これ、地神さんの出したものと違うわ」、と言います。



 これで俄然、やる気が出て来ました。

 最近、K神社の横に埋め立てて出来た施設は、その昔、宮地だった部分も含むと観ます。

 当然其処には、K神社の御祭神様の念も働いていると観ます。

 それを私達の釜でお役に立つなら、これは嬉しい事です。

 祈祷の二日前、再度、この家?の土地の障りを聞いてみました。

 妻、「蓋の様なものをチビが口で取ったら、その中から縛られた両手が出て来た」、と言います。

 妻、「包丁が出て来た」、と言います。

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 祈祷の前日、解らない事の多い家ですが、再度、土地の障りを聞いてみました。

 妻、「黒いものが沢山居るわ。動いている」、と言います。



 十分解るのですが・・・・・・。

 此方の巳神様は、「行ったら解る」、と言います。

 尚、私達の方には、祈祷の二日前までは相当なものが作用していましたが、祈祷の前日は殆ど何も作用するものは感じません。

 祈祷の当日、この家は天台宗ですが、御先祖様には、「正信偈」、を上げさせて頂きました。

 妻、「沢山の御先祖様・・・?・・・だと思うけど、横に一列に並んであったわ。揺れてる」、「一人だけ、白い着物を着た男の人が寝ている」、と言います。

 瞬時に、この男の方がどなたかが解りました。

 この方の御先祖様ではありません。

 何故、御先祖様でもない仏様が寝て現れたかは・・・・・、深い、悲しい、何もそうしようと思って起きた事ではありませんし、誰もが車に乗る時代です。誰もが気をつけなければならない事です。

 私、「地神さん、「阿弥陀経」、を上げさせてもらおか、その方が良いな?」。

 妻、「頭を下に向けたよ」。

 「仏説阿弥陀経」、を上げさせて頂きました。

 妻、「一列に並んだ仏様は直ぐに消えてしまったよ」、「白い着物の男の人は、紙の人型になって、ひらひらと上に上がって行ったよ」、と言います。



 妻、「メガネをかけた、ストレートの30〜40代の女の人が出て来たわ。首から上だけ。余り綺麗な人ではないわ」、と言います。

 瞬時に理解しました。

 妻、「仏さんではないわ。生きてる人と思う」、と言います。

 私、「貴女は・・・・・(書きません)身内の方ですか」。

 妻、「そうらしいわ」、「厳しい顔を崩さないわ」。

 声に出さず、

 私、「貴方は・・・・を憎んでいますか?」。
 
 妻、「うなずいたわ」。

 私、「貴女は手に何を持ってるのですか。貴方の手を上に上げてください」。

 妻、「両手を合わせて、頭の上に上げたわ」、と言います。

 「包丁」、です。



 私、「地神さん、不注意で起きた事、しようと思ってした事ではないので、許してやって欲しいと頼んでください」。

 妻、「顔が消えて行ったわ」、と言います。

 線香護摩に入ります。

 線香護摩も終盤までは特に注意するようなものは出て来ませんでした。

 線香護摩を終わる前、

 私、「地神さん、この土地の祓い消すもの、出してください」。

 妻、「下の辺に、「人」、という漢字の様なものが沢山出て来た」、と言います。

 私、「目が有るやろ?。赤い目」。

 妻、「赤い目が出て来たわ」。

 私、「まだ居るやろ?」。

 妻、「蓋の様なものが出て来たわ」。

 私、「地神さん、それ、取ってください」。

 妻、「黒い、コールタールの様なものが上に飛び出て来たわ」、と言います。
 
 私、「首は何本ついてる?」。

 妻、「・・・・、解らない。ドロ〜と流れてる」。

 私、「地神さん、それ、逃げない様に頼みます」。



 私、「地神さん、この家に入ったお坊さんの念、出してください」。
 
 妻、「白い着物を着た丸坊主の人が後ろ向きに出て来た」、と言います。

 このお坊さんの念に対し、この家から出て行って欲しいと丁寧に頼んでいると、

 妻、「左の肩の辺に、黒い人形が出て来たわ」、と言います。



 これで祓い消すものは出た事になります。

 鳴釜に入ります。

 鳴釜では、K神社の御祭神様に対し、この地域(村)の人になり代わり、宮地に施設を建設したお詫びを、この家の方が行う旨を伝えました。

 そして、ある仏様に成仏も祈願しました。

 勿論、祓い消すものの対処もお願いしました。

 コンロに火をつけます。

 湯が沸騰して来ます。

 米を入れます。

 米を一握り入れた途端、釜が鳴り出しました。

 K神社の御祭神様には、この地域の者が何の理解もなく、又土地の祓いをした者(神主)も何も解らずにした事を許してやって欲しいという旨をお伝えしました。

 そして、この機会を作ったのはこの家の○○さんですので、どうかこれからは○○さんを守ってやって欲しい旨を」お伝えしました。

 やがて釜の音が止んで来ました。

 私、「どうやった?」。

 妻、「特別何も見えなかったよ」、「お坊さんも、黒いコールタールの様なものも、直ぐに消えて無くなってしまったよ」。

 私、「K神社の御祭神様、御姿をお見せください」、と言っていると、突然右の耳から何かが入って来ました。

 妻、「チビが帰って来たわ」、と言います。

 どうやら、黒いコールタールの存在が消えるまで、チビを何処かに行かせていたみたいです。

 妻、「屋根の様なものが出てるよ」、と言います。

 私、「K神社の御祭神様と観ます」、「K神社の御祭神様、こうしてこの縁を作ってくれたのが○○さんです。どうか○○さんのこれからの人生、守ってやってください」。

 妻、「屋根の両端がぴくぴくと上に揺れたよ」、と言います。
 
 妻、「屋根の下に、紙に何か書いあるものが出てるけど、続け字で何が書いてあるのか解らない」、と言います。

 私、「有難う御座います」、「守ってやってください」。

 K神社の御祭神様、これから先、この地域の者や地域の安泰は勿論ですが、個人としてこの方を守ってやって欲しいと嘆願しました。

 妻、「紙の下から両脇に、光が上に上がっているわ」、と言います。



 私、「有難う御座います」。

 そこで、一応聞いてみました。

 私、「K神社の御祭神様、どうか御姿をお見せください」。

 妻、「何も出ないよ」。

 やはり出ないか・・・・・、と思いましたが、祈祷の数日前、K神社の御祭神様は龍神と巳神様からは聞いていました。

 私は神霊というものは、行き着く所は龍に行きつくと思っていますので、その確信を得たかったのですが・・・、又その様な縁が有るでしょう。

 一個人の家の土地の祓いと思っていましたが、珍しい展開があった祈祷でした。

 そして、この祈祷の縁を作って頂いた○○さんにしても大変心強い神霊がつかれて、この先の人生、良い様に行くと思います。


















 

 

 
(都合により、絵に色はつけておりません)
鳴釜神事の実際と考察