稲荷勧請・・・8
 ある土木会社に来られた伏見稲荷様です。

 登載させて頂いたものは、二回目にお呼びして出て来られたものです。

 一回目にお呼びした時は、女の稲荷様だけがお姿を見せて、男の稲荷様の存在は感じるのですが、後ろで忙しそうに動き回って、そのお姿は出ませんでした。

 その時の場面は、稲荷様の後ろには青い山が見えていました。

 気になるので、数日後、再度、稲荷様をお呼びしました。

 妻、「石が見える」、と言います。

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 私、「○○家に来られた伏見稲荷様、どうか・・・・・・」。(言おうとすると)
 
 妻、「でとってや」。

 妻、「大人しい稲荷さんが二つ出てるよ」。

 私、「あんたら、○○家に来た稲荷さんか?」。

 妻、「そう」。

 私、「あんたら・・・・」。(言おうとすると)

 妻、「後ろで石が光ってるわ」。

 何か・・・、解らなくなって来ました。

 私、「石が光ってるとは、どういう事や?」。

 妻、「解らない」。

 私、「あんたら・・・・」。(言おうとすると)

 妻、「屋根が出て来て、その上に狐が乗って、向こう、斜め上を見てるわ」。

 ますます、全く、何が何やら、解りません。

 私、「前のあんたらは○○家に来てあった伏見稲荷さんやと解る」、「ちょっと、屋根の上に居る稲荷さん、こっちを見てみ」。

 妻、「一瞬、こっちを見たけど又直ぐに向こうを向いてしまって、なんか、向こうの方に言ってるみたいに見えるけど・・・・・?」、と言います。



 この会社の今までの経緯を知っていますので、大体の察しはつきます。

 私、「屋根の上の稲荷さん、あんた、帰りたいんか?。帰りたいんやったら、○○さんに言うたるから、○○さんに伏見まで送ってもらうか?」。

 妻、「向こうを向いたままやわ」。

 私、「あんた、以前此処にお祀りされていた稲荷さんやな?」。

 妻、「うなずいたけど、直ぐに向こうを向いてしまうわ」、「帰りみたい」。

 私、「あんた、送ったろか?」、「地神さん、この稲荷さん、伏見稲荷か?」。

 妻、「違うみたい」。

 私、「違うって」、「伏見と違うんか・・・・」。

 私、「地神さん、この屋根の上の稲荷さん、帰られへんのか?」。

 妻、「そうみたい」。

 私、「ぅな・・・、どなしたらええんや?。難儀やな・・・・」。

 私、「地神さん、この屋根の上の稲荷さん、此処で伏見さんと一緒に祀ってもいいんか?」。
  
 妻、「うなずいたよ」。

 二体の伏見稲荷様に、

 私、「あんたら、あの屋根の上に居る稲荷さんもあんたらと一緒にお祀りしてもいいんか?」。
 
 妻、「いいらしい」。

 屋根の上の稲荷さんに、

 私、「あんた、此処の伏見稲荷様と一緒に居るか?」。

 妻、「居ると言ってる」。

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 それやったら、それでいいんやけど・・・・・・。

 まあ、兎に角、社長本人に直接聞かなければ解りませんので、電話をかけて上記した事を話してみました。

 判明しました。

 屋根の上で、向こう、斜め上を向いて、帰りたい素振りを見せている稲荷様は、先代がお祀りしていた豊川稲荷様と判明しました。

 当然、お返ししたと言われますが、どの様な形でお返しされたのか・・・・、拝み屋さんが中に入って返されたのか・・・、しかし、神霊は(稲荷)残ったままです。

 石については、今の社長さんが、稲荷が祀られている山(稲荷山?)の石を5〜6個待ちかえり、家に置いていると言われます。

 石は伏見稲荷様の後ろで光っていますので、これは良しとします。(しかし、この様な事はしない方が賢明です)

 私の経験上、伏見稲荷様と豊川稲荷様は何故か合います。

 この方には、二体の伏見稲荷様、一体の豊川稲荷様が其処には居られますが、それを頭に入れて、同じお社でお祀りされる様に伝えしました。

 お試しも有る、という事をお伝えしました。

 そして、其処で祀られていた今までの神霊とは違い、今回、本当に純粋な御神霊が来られている事もお伝えしました。

 ある期間、お試を受ける所と観ます。

 しかし、一生懸命お祀りすれば、神霊は助けてくれます。

 それが無いというのは、全て祀る方の責任です。

 向こう(神霊)が試すのです。

 この方ではない事を強く言っておきますが、よく、「この祈願、この願いが良い様に行ったら、稲荷様にお礼をする」、と言う方が居られますが、「愚の骨頂」、こんな方は直ぐに稲荷様をお祀りするのは止めて欲しいし、神霊をお祀りさせて頂く資格の無い人です。

 こういう方は沢山居られます。

 神霊(稲荷様)を試しているのです。

 今まで稲荷様の数え切れないほどの守護を受けて、商売も繁盛させて頂いているのを解っている方でも、この様な事を言われる方は多いです。

 こうなったら神霊は横を向きます。

 試すのは神霊の方です。

 神霊は(稲荷様)は絶えずお試しがあると思って頂けたらと思います。

 しかし、一生懸命お祀りすれば、神霊(稲荷様)はきっと助けてくれます。

 そして此処に来られた伏見稲荷様には、この会社を守ってくれる事の約束は取っていますが、この領域の祈願成就のスパンは、その方によって違う事も頭に入れて欲しいと思います。
















 
鳴釜神事の実際と考察