ある稲荷神のお知らせの形
稲荷様へのご相談は、やはり商売繁盛、事業繁栄、生業成就、金運成就に関する事が多いように思います。
もう既に其処に祀られている稲荷様、又今から祀ろうとされている稲荷様に対し、商売繁盛、事業繁栄、生業成就、金運成就を祈願するわけですが、それは稲荷神と通じる者がする仕事となります。
稲荷様には、病気平癒、息災安穏など、所願成就を祈願されても良いわけで、それこそ何でも聞いてくださる優しい面を持つ神霊様です。
勿論、それは稲荷様との信頼関係が成り立った上での話となります。
個人で稲荷神を祀られている方も沢山居られますし、商売や事業をされている方やその事業所で祀られている形など、様々な形があります。
商売や事業をされている方に取って、お客様の入りや商談、取引の成否はそれこそ大事な事で、その事の是非を此方の巳神様や其処で祀られている神霊(稲荷様)に尋ねる形になります。
この神霊とのやり取りにより出た結果というものは、その他の御伺いとは違い、形に出るものです。
御神霊様も、この領域の者も、その結果に対し、それこそ逃げ場が有りません。
神霊も(今回の場合、稲荷神)、この領域の者も真剣勝負です。
神霊も考えます。
長い時間、考えておられる時も有ります。
今回書かせて頂くのは、「@ある稲荷神の不義」、「Aある稲荷神の不義・・・その後の発展」、で登載させて頂きました所の稲荷様の事を書かせて頂きます。
この家は、いろんな事業をされています。
事業内容は聞いても解かりませんし、公に出来ない事も多く有ります。
又、大きなお金が動く事になりますので、商談や取引に関わる事や、具体的に聞かれる内容は省き、こう聞いた時に、どの様な形で教えてくれた、という程度に留めます。
この家の伏見稲荷様は、元は一つの神社を任された稲荷様です。
発端は、この家の御先祖様が神社を建立されましたが、前の戦争で神社が焼かれ、その後、この家に祀られています。
御名前も○○稲荷大明神様とはっきりしています。
そして、「@ある稲荷神の不義」、「Aある稲荷神の不義・・・その後の発展」、に書かせて頂いた経過をたどりますが、しかしつい最近までは、御呼びをしても御姿が出なかったりする事が度々有りました。
そして今年の春、事業繁栄の祈祷をさせて頂いてから後、確実に御姿が出る様になりました。
御神霊(○○稲荷大明神様)は、試されていた様です。
この家の方を試されていた様です。
本当に祀り続ける気持ちが有るのかを、試されていた様です。
今回、ある事業を立ち上げる事の是非について聞いてみた事から、その後の事情により中止になるまでの、○○稲荷大明神様が取られた知らせ方を書かせて頂きます。
勿論、実際は登載する場面の数倍の量は見せて頂いていますが、稲荷様と話をしながら手早く書かれませんでしたので、これ位の量になってしまいました。(少ない量の中でも、登載出来ないものも有り、相当省いています)
又、諸手続きの届け日やその他の吉日などの具体的な日にち等のお知らせも幾度にも渡り教えて頂いていますが、その事も省かせて頂きます。
この家の方は優しい方々ばかりで、ある方を助ける為に、ある事業をこの家主体で立ち上げ、軌道に乗った時点で、その方に譲る考えで、その是非をこの家に祀られている○○稲荷大明神様にお聞きしたいと言われます。
今回の事業立ち上げとは別に、ある二箇所の土地の購入の是非を○○稲荷大明神様に聞いてみました。
○○稲荷大明神様を御呼びします。
稲荷様の御姿は出ず、人間の手が出て来ました。
親指と人差し指で何かを摘んでいます。
その後、白い透き通った布、赤い模様?、袖の様な所から人の手の一部が出ています。
茶色(竹の色)の笛が出て来ました。(笛が出て来た時には、何かを摘んでいる手は見えなくなっていました。おそらく、摘んでいたものは笛と観ます)(この笛は、最初?この家に伺った時、祈祷中に出て来た笛です。私はとっくに忘れていましたが、この家の方は覚えておられました。そして今回、御伺いを立てる前に、この家の方が助ける方の家に行った時、その家の家宝の笛をもらって帰られています)
一箇所の土地の是非を尋ねました。
○○稲荷大明神様の御姿は出ていたのですが、この問いをすると、御姿がはっきりとして来ました。
稲荷様の周りに何重もの輪が出て、白く光っています。
しかし、稲荷様の足の裏が真っ黒です。
買っても良いかと聞くと、藁(わら)で出来た輪が出て来て、その中を勢い良く○○稲荷大明神様が飛び込んで来ました。
買って良しと取ります。(その地にこの家の家族が住まないという前提で)
もう一箇所の土地購入の是非を聞いてみました。
二体の稲荷同士が、噛み合いの喧嘩をしています。
手を出すなと取ります。(その土地には、伏見系の稲荷ではなく、野狐に近い、力を持った稲荷が居ます)
これからもこの家、家族を守ってくれるのかと聞くと、赤い宝珠の様なものが出ました。
又ある時には、この家の方が複数、原因不明の腹痛に襲われた事がありました。
○○稲荷大明神様を御呼びしますが、中々御姿が出ません。
此方の巳神様が向こうへ呼びに行きました。
向こう(この家の御社と観ます)の方から、くるくると回りながら、何かが(稲荷様と観ます)来ました。
途端に、手の甲に黒い脚半の様なものつけて、鋭い刃ものを持った左手が出て、刃ものを上下に動かしています。
ある一線の下には、朱色の格子の様なものが見えます。
この家に向けられた呪詛と取ります。
この家族の優しさに付け入った卑劣な念です。
勿論、○○稲荷大明神様の御力で消していただきました。
その少し後、事業立ち上げの是非を聞いてみました。
○○稲荷大明神様の御姿は有りません。
鯛と南天の実が出て来ました。
向かって右側に鯛の頭が来ています。
鯛の上が光っています。
事業は立ち上げても良しと取ります。
何ヶ月後、取引先や諸々の事の是非を○○稲荷大明神様にお聞きしました。
○○稲荷大明神様の御姿は出ませんが、五匹の子供の赤狐様(少し頼りない感じがします)御姿を見せました。
「○○稲荷大明神様のお使いの稲荷様かと聞くと」、情けなさそうにうなずきました。
此方の巳神様に聞くと、「○○稲荷大明神様の使い」、と答えますので、「今回の御伺いの件は、此方の思う通りに進めて良いのか、○○稲荷大明神様に聞いてくれ」、と言うと、「その通りに進めたら良い」、と答えます。
少し後、今回の件と違う事で、○○稲荷大明神様を御呼びしました。
やはり御姿は見えませんが、綺麗な白い稲荷様が代理として来られ、○○稲荷大明神様の意見を伝えてくれました。
事業の立ち上げは、順調に進んでいます。
その後もお聞きしたい事が有って、○○稲荷大明神様を御呼びしましたが、御姿は見えません。
はっきり言いまして、○○稲荷大明神様に何が起こっているのか、少し不安になって来ましたが、御姿は出ませんが、いろんな形でお答えは頂けます。
ピンクの芍薬と、その下に羊羹が出ました。
目出度い事と取ります。(お聞きした内容は書きません)
事業の立ち上げは順調に進み、後少しという所で、事業を立ち上げて助けようとしていた方から、思わぬ条件を出して来ました。
人間は身勝手です。
この方からは、この事で○○稲荷大明神様の意見をお聞きしたいと言われていたのですが、私の方の都合で、○○稲荷大明神様を御呼びするのが大分後になってしまいました。
何時もなら、此方の巳神様を通じて○○稲荷大明神様を御呼びするのですが、この日は此方が手を合わせた瞬間、○○稲荷大明神様の御姿が出ました。
御呼びするのを待っておられた様です。
直に前の手(前足)を横に振られます。
話を元に戻せ・・・、事業の立ち上げは無かった事にしなさい、と取ります。
途中、私に電話がかかって来ましたが、その間、ずっと待っておられました。
話をチャラにしなさいという事です。
○○稲荷大明神様には、解かりましたという事でお帰り願いましたが、もう大分計画は進んでいます。
この方に取っては複雑なものがあります。
それから後、この方から、もう一回、○○稲荷大明神様の方に、この計画を修正しながらでも続けて良いものか、聞いて欲しいと言われます。
その事で○○稲荷大明神様を御呼びしました。
直に御姿が出ました。
土地(土)を掘った様な所に長方形のものがあって、その底部に水が入っています。
しばらくするとその横に、土瓶が出て来ました。
計画を修正して、やり直したい旨を伝えると、○○稲荷大明神様の体の部分が消えて、首の辺りかららせん状の形が下に降りました。
計画を中断して、何も無かった事にしなさいと取ります。
此方の巳神様は、口に棒はかりの様な物をくわえています。
この方の考えがまだ決っていない、という意味です。
稲荷様の言う事を聞かずに計画を進めるとどうなるのかと聞くと、@の様な形が出ました。
稲荷様の言う事を聞いて、この計画をチャラにすればどうなるのかと聞くと、Aの様な形が出ました。
この方は考えた末に、今回の計画は止めにする事を決められました。
決められましたが、優しい家族で、今度は助けようとされた方が自力で再建出来る様にお膳立てをされました。
人にそこまで優しくする必要はないと思うのですが、案の定、又不条理な事を相手が言って来ました。
この事の是非を○○稲荷大明神様に聞いてみました。
直に御姿が出ました。
今回は、この方の家の稲荷社が後ろに見えます。
○○稲荷大明神様は、両手に榊を持っています。
この勝手な相手の話を聞いて、その様にするべきか、駄目な場合は×、した方が良いのなら○を出してくださいと言うと、○の中に×(図で示す形です)が出ました。その○は底の部分が欠けており、その場所から黒いものが図で示す様な形で流れ?出ています。
相手の身勝手な話を聞かない方が良いなら、手に持つ榊を振ってくださいと伝えると、榊を振っておられます。
この身勝手な相手のこの先は・・・・・・、かと聞くと、榊を振っておられます。
絶対止めておけという、お知らせです。
この方は、このお知らせを守って、この計画からは全面的に手を引かれました。
後日、ある土地の購入の是非を聞きました。
稲荷社をバックに、○○稲荷大明神様の御姿ははっきりとはしませんが、全体が白く光り出しました。
稲荷社の前で、誰か、男の方が手を合わせています。
その土地は買っても損はしない。
お金を生むと取ります。
上記した始終は、私達が日常行っている事で、何も特別な事ではありません。
しかし、この様な種類の霊視は、御先祖様がどうの、障りがどうのとかとは違い、結果が短時間の内にはっきりと出ますので、やはりある程度の力量が必要になってきます。
経験の少ないこの領域の方は、この様な祈願とは縁を持たない方が賢明です。
尚、稲荷社の前で手を合わせていたのは、この家の男性です。
*結果的には事業立ち上げの祈願は成就しませんでしたが、それなら神霊は最初から何でも御見通しで、最初から反対をすればと思われる方が居られると思います。
神霊も悩まれます。
それは自身が神霊的に観て悩まれる場合と、神霊が見せてくださっている事に、この領域の者(私です)が理解出来ない事に悩まれる事も有ります。
しかし、結果的には良い方向に導いてくださいます。
素人の方は勿論、この領域の方でも、神霊が悩む姿を理解出来る方は少ないと思います。
その神霊の個々の性格?、考え?を理解出来る方も少ないと思います。
そして神霊にとって一番厄介なのは、人間の本性を見抜くことかも知れません。
やはり人間が一番難解な生き物かも知れません。
私の恥、判断の未熟さを暴露します。笑ってください。
*この○○稲荷大明神様の判断は、最初から間違っていなかったのです。この方が人を救う為に会社を立ち上げる是非を尋ねられた時、鯛の頭が右向きに出て来ました。その時一瞬、私も考えた事は事実です。しかし直に目出度い事と取ってしまいました。
その後計画を進めて行くと、相手方の出す条件が変わって来たわけです。
「鯛の頭が右向きの」の条件を出して来たわけです。
鯛の頭は向かって左、これは左が上位の位置、向かって右が下位の位置。
この方は、此方の主導で企業を立ち上げる事で計画を進めておられました。しかし途中で助けてやろうとした方が主導権を主張して来たわけです。
○○稲荷大明神様は最初から御見通しだったのです。
解からないのは私だったのです。