地神(巳神・水神・土地の神)様の勧請・・・2
この方(女性)は本職の占い師です。
以前から知っていたのですが、文章や話し方から感じるものが、何処か清い水の存在を感じさせていました。
此方の神霊には、この方の守護神の存在も聞いていましたし、この方にはその事もお知らせしていました。
2〜3年前の事です。
そして今回、この女性占い師は、正式に守護神様をお祀りしたいと言われます。
久しぶりに、この方の守護神を呼んでみました。
その出方、形によって、正式にお祀りする是非を観てみようという考えも有りました。
私、「地神さん、〜さんの神霊様、久しぶりに呼んでください」、「〜さんを守護する御神霊様、どうかお姿をお見せください」。
この答えをお聞きする前に、妻が、
「私、昨日の午後から今日の朝まで、青い水の中に居た様(泳いでいた様で)で、疲れてしまった」、と言います。
答えに戻ります。
妻、「青い三角形が出て、二箇所に角の様なものが出ている」、と言います。
水神様です。
前と同じ出方、形です。
此方の巳神様に、この神霊を正式に祀る是非を聞いてみますと、「良し」、と言われます。
妻、「三角形の中は綺麗な青い水で満ちあふれているけど、三角形の一部に穴が開いて、其処から水が出ているわ」、と言います。
私、「〜家の水神さん、ちょっと聞くが、その家の中に、いろんな所の神社のお札を祀っているな?。それを早くどけて欲しいか?そうなら一回光を出してみ?」。
妻、「三角形の中が光った」、と言います。
私、「早く勧請してほしいか?」。
妻、「三角形の中が光ったよ」、と言います。
水神様には、私達が勧請しに行く旨を伝え、早く帰る様に伝えました。
この占い師の方には、家にある御札をお返しする様に伝えたところ、直返されと連絡がありましたので、明くる日、再度この家の水神様をお呼びしました。
妻、「地神さんが(我家の)、良い顔して出てるわ」、「〜さんの水神さん、今日は姿が出てるわ」、「真直ぐ体を上に伸ばして、舌を出して、上へ上へ、ジャンプしてるけど、スニーカーを履いた足が、巳さんの尻尾を踏んで上がれなくしてるわ」、と言います。
この占い師の方の、神霊を祀る事への迷いと取ります。
まだ決心が揺らいでいるものと観ます。
神霊を正式にお祀りする事、ましてや巳神様に関しては、途中で止めてしまったり、祀る事を放棄する事は慎まなければなりません。
一時の感情で、お祀りするものではありません。
この方も其処のところはよくお解りで、後日水神様勧請に伺った時にその事をお話になられていました。
この方の守り神様の水神様(巳神、地神)の勧請の日にちを決めました。
この方は直にホームセンターに行き、板を購入して、自分で御社を作られました。
女の人のしては珍しい方です。
そして巳神様のお姿、他、水、塩、酒、米の容器、榊立てなど、直に用意をされました。
水神様(巳神、地神)勧請の当日になりましたが、その2日程前から、やはり私の体にはそれ相当なものの作用が入っています。
当然水神様から来るものではなく、この方の(御主人の方ではありません)御先祖様の方からのお知らせというか要求です。
誰にでも御先祖様が居られますので、それは当然と言えば当然です。
今回、その事は書きません。
祈祷の当日、この方の家に着いてみると、立派な?御社が中央に座っています。
十分です。
その中にお姿が此方を向いて座っています。
その前には各種の器が有ります。
完璧です。
お姿の向きも(稲荷様と違い、巳神様は余り向きにはこだわりません)問題有りません。
先ず、両家の御先祖様をお呼びします。
次に線香護摩をもって、御先祖様の成仏(漂っている仏様が出られましたが、詳細は省きます)と、この方夫婦の祈願成就を行いました。
最後に、鳴釜神事をもって、この方の守護神、水神様(地神様、巳神様)の勧請を行います。
此方の巳神様には、この方の水神様の御姿を見せてくれる様に頼みます。
妻、「何も出ないよ」。
私、「そんなわけないやろ」、「〜家の地神さん、御姿を見せてください」。
妻、「出ないわ」、と言います。
理屈では出なくて当たり前ですが、もう以前に御姿が出ていますのでそう思ったのですが、釜が沸騰(湯)してくると御姿が出てくる自信は有りましたので、先に進む事にしました。
水神様勧請の表白を読み上げます。
「身滌の大祓い」、「六根清浄大祓」、「龍神祝詞」、を上げます。
(勿論、釜焚きの細かい次第を書くのは省きますし、今までも書いた事はありません))
コンロに火をつけます。
湯が沸騰する音がして来ます。
私、「見えるや?」。
妻、「見えない」。
私、「???????」。
湯の沸騰具合を観て、此方の巳神の了解を取って米を入れます。
私、「ええか?」。
妻、「地神さん、頭を下に向けたよ」。
米を入れます。
米を入れた瞬間、この釜は違うなと思いました。
音が鳴り出します。
鳴るのですが、小さい音です。
やがて音が止んで行きます。
私、「地神様、これはこれで良いんやな?」。
妻、「頭を下に向けたよ」。
これは、線香の護摩の段階で、一体の漂う霊体(水死者)が出ていましたので、「正信偈」をもって上に消えて行きましたが、まだ完璧ではなかったのでしょう。
これで成仏されました。
次が本番です。
再度、「龍神祝詞」を上げます。
私、「出て来てあったやろ?」
妻、「丸い、大きな玉が、白く(白、金色、黄色の混ざった色で、この場合だけではなく、この世に無い色ですので、言葉での表現が難しいものです)光ってる」。
私、「そうやろ・・、それを見といて」。
湯が沸騰して来ます。
洗い米を入れます。
音が鳴り出します。
少し控えめな音ですが、これで十分です。
私、「出て来てあったやろ?」
妻、「白い光が釜の上から下へ、縦に渦を巻いているわ」、「玉にそって(上)、二体の白いものが乗ってる」、と言います。
私、「それ、巳さんや」、「まだ目は出てないやろ?」
妻、「目は出てない」、「頭を(顔)を向かい合わせて出ているわ」。
それにしても二体の巳神様の御姿が出て、安心しました。
一体だけなら、どんな説明をして良いやら悩んでいましたが、二体(夫婦)の御姿が出て、良かったです。
やがて音が止んで行きます。
私、「〜家の地神様、縁あって〜さんの所に来られたわけですので、〜さんのこれから先の人生、〜さんの御主人の人生、仕事、守ってやってくれるな?、そうなら、その玉を光らせてくれ」、と頼みました。
妻、「光ったよ」、「ずっと光ってるよ」、と言います。
この御神霊(水神、巳神、地神)様は、この方が自分のお役に気がついて、早く勧請してくれないかと待っていたと思われます。
この方の本業は占い師ですが、口一つで生きて行く方ではなく(私は本職の占い師をそこそこ知っていますが、中には本人が思う前に、口の方が勝手に喋って、自分でも想像出来ない様な立派な事を相談者に喋ってしまい、びっくりする事があるという方も居ます)真面目に占いを続けて行く内に、占いの限界に行き当たったものと観ます。
そうさせたのも、この方と縁が有った神霊かも知れません。
しかしこの方も、正式に神霊を勧請し、お祀りして行くわけですので、今までとは違う、この領域の厳しい試練が待っている事は承知されているはずですし、この領域の知らせも神霊が入れて来る事になりますので、覚悟が要ります。
「当る」、「外れる」、という世界から、厳しい世界に入って行かれるでしょう。
何故なら、今回勧請し、正式にお祀りした神霊が綺麗だからです。
真の綺麗な神霊は、祀る方にもその様な要求をします。
そして綺麗な神霊のこの方に知らせるお知らせは、多分に痛みを伴ったものが多くなるでしょう。
汚いもの、荒いものと縁を持つと、痛みでお知らせが入るでしょう。
しかし縁の出来る相談事の90パーセントは、荒く、汚いものが関与しています。
困ったものですが、しょうがない世界です。
しかし、この方の(この神霊の)観方は正確なものになるでしょう。
困った方の為に役立ってください。
水神様勧請の儀式の明くる日に、この方が再度、水神様の様子を観て欲しいと言われますので、此方の巳神様に頼み、御姿を見せていただきました。
大きな光る玉で出てこられました。
これで十分です。
又、御呼びする形を変えてお伺いを立てると、二体の御姿を取って出て来られる時も有るでしょう。
これで完璧です。
しっかりとお祀りしてください。
(追記)
今回の祈祷の後、方向は逆になるのですが、近くに伏見稲荷大社が在りますので、白狐社の方に寄せて頂く予定にしていました。
白狐社の前に立ち、命婦専女神様の御姿を請うのですが、御姿が出ません。
何時もなら、2〜3秒で御姿が出て、私達が帰るのも見ておられるのですが、今日は様子が違うみたいです。
此方の巳神様が動きました。
そうこうする内に、
妻、「来てあったわ」、「何や」、「何か用か!?、という様な感じやわ」、と言います。
別にこれといって用事は無い旨を伝え、日頃のお礼を述べていると、
妻、「白狐さん、何かもじもじし出したよ、急いでいるみたい」、と言います。
私、「白狐様、忙しい時にお手を取らせました、もう元の所にお帰りください」、と言った瞬間、
妻、「瞬時に消えてしまった」、「パッと消えてしまった」、と言います。
お忙しい存在は解りますが、何処で何をされているのか、まあ、冗談ですが、一度聞いてみようと思います。
勿論、お答えはないでしょうが。
そう考えると、私の祈祷にも長時間辛抱して出席されたり、この頃は少なくなりましたが、家の方にも来て頂いたりして、考えてみれば大変有り難い気持ちで一杯です。
この後、数件の祈祷をさせて頂き、3月下旬は東京に行かせて頂く予定が入っています。
此処は相当な地位の稲荷様ですので、命婦専女神様に御出席をお願いしております。
東京で御顔が見られそうです。
(末尾に、命婦専女神様に関する追記あり)