稲荷神の守護、ある形
つい先日、ある女性が来られました。
この方とお付き合いをさせて頂いて3〜4年になります。
私達はこの方の為には何もお役に立っていないのですが、節目の季節には、何かと此方の神霊の喜ぶ様なものを送って来られます。
きつい作用を伴った相談に、時間をかけてお伺いを立てた結果をお伝えしても、何の返信もなく、此方が振り回されただけでそのままになってしまう方の多い中、大変珍しい方です。
3〜4年前、ある縁で、この方には伏見稲荷様をお祀りされる様に進言しました。
直に稲荷勧請を受け、家の方にお祀りされています。
同じ敷地内に商売をされていますが、今回は商売の事で来られました。
今年は大半の商売で、目も覆いたくなるほど悪い現状が続いています。
この方の所も同じく、余り売り上げが伸びないと言われます。
以前(大分前)、この家の稲荷様をお呼びした折は、普通の状態の稲荷様がお姿を見せた事を覚えています。
そしてこの方の店舗の土地には、地神様(巳神)が居られる事、そしてそれを正式にお祀りすれば、商売も上向いて行く旨をお伝えした事も覚えています。
しかし、神霊(地神様)を正式にお祀りするとなれば、やはり周囲(家族)の了解は絶対に必要になります。
絶対に、無理をしてお祀りするものではありません。
その様な事情もあって、土地の神様(巳神)の件は、そのままになっています。
今回、この方の商売の事について、この家の伏見稲荷様をお呼びして、意見を伺う事にしました。
この家の伏見稲荷様をお呼びして、商売の事をお聞きしようと思いましたが、稲荷様のお姿が見えません。
何回も書いていますが、伏見稲荷様に関しては、先ず、お姿は出ます。
出ますが・・・・。
私、「地神様、〜家の伏見稲荷様、此処にお呼びください」、「〜家の伏見稲荷様、どうかお姿をお見せください」。
何回もお呼びしますが、全くお姿が見えません。
そうこうしていると、
妻、「地神さんの前に、丸い、蛍光灯の様な光る輪が出て来た」、と言います。
この輪に対し、伏見稲荷様なら、お姿を見せてくださる様に言い、「稲荷祝詞」を上げました。
妻、「丸い輪が切れて、二つになった」と言います。
大体理解しましたが、この二つになった輪に対し、「龍神祝詞」と上げました。
妻、「輪の中に、右回りの渦が出来て、すごい勢いで中心に入って行ってる」、「輪の中が光っている」、と言います。
此方の巳神様は、この輪に対し、穏やかな顔で見ています。
そうこうしていると、
妻、「金色に光る丸い玉を乗せた、白く光る綺麗な両手が出て来て、それを二つに切れた輪の下に滑り込ませたわ」、と言います。
解らなくなって来ました。
こうなると伏見稲荷大社の命婦専女神様に聞いた方が話は早い。
しかしこの様な問いに対し、わざわざ此方に来られるとは・・思われない・・・、少し無理を感じましたが、此方の巳神様に頼み、命婦専女神様に通していただきました。
「稲荷五社大神祓」を持って、命婦専女神様をお呼びしました。
お呼びしましたが、中々お姿は見えて来ません。
妻、「斜め上(向かって右側)(何時も伏見の神霊様が来られる場所です)から、誰か、白く光る人間の手の様な形のものが、白く光る丸い玉を転がして来たよ」、「その白い玉が、此方の二つに切れた輪の所に届いて、一つになって周り全体が光っている」、と言います。
解って来た様な・・・・。
妻、「この二つに切れた輪は、地面に着かないで、上に在る様な感じがする」、と言います。
此方の巳神様は、首を上に向け、上の方ばかり見ています。
私、「地神さん、この二つに切れた輪は巳神様と取ります。そしてそれは稲荷神のお役も持っていると観ますが」。
私、「この二つに切れた輪は巳神と観て、これを祀れば生業は繁盛すると観ますが」。
妻、「舌を出したよ」。
私、「この巳神様は、本来この土地に居られる神霊ではなく、伏見稲荷と繋がる稲荷神のお役も持ち、この地に正式に祀られた暁には、本来この土地に居られる神霊(巳神)を取り入れ、絶大な力を発揮されると観ますが」、と言いますと、
妻、「地神さん、頭を上に向けたまま、何も言わないけど」、と言います。
私、「まだ降りてない(正式に祀ってない)からやろ」。
巳神様と稲荷様のお力を持った神霊様と観ます。
巳神と稲荷のお力は、伏見稲荷大社からのお力が来ると観ます。
祀る形としては、巳神として祀る方が筋が通ります。
勿論、今までお祀りされている伏見稲荷様は、そのままの形でお祀りされるべきです。
お祀りされている方の、神霊に対する純粋で綺麗な気持ちが、この様な綺麗な形の縁となって表れたと取ります。
この様な綺麗な形で出る事は、余りありません。
口先だけで立派な事、綺麗な事を言っても、直に分かります。
念は正直に出ます。
又時期が煮詰まったら、正式に勧請されたらと思います。