巳神、我が子を想う気持ち
 チビ(小さい巳神様)の姿が見えなくなって、もう何ヶ月になるのかと、その事は毎日考えます。

 このチビは、ある日突然に姿を現して、最初から私に良くなついてくれました。

 私の手の甲や、腕で遊んだり、顔や首をなめに来たりして、自由に遊んでいました。

 そうこうする内に、やはり神霊なのか、此方の問いには、的確な答えを見せてくれるまでに成長してきました。

 このチビの答えは分かり易く、此方に取っては何の苦労も無しに解明し易いお知らせを見せてくれました。

 今現在起きている事象の根本の障りを、その動作や姿を取って教えてくれました。

 以前一度、一週間程姿が見えなくなった事がありましたが、その後姿を見せて、以前と同じ様にうろうろしていましたので、今回、姿が見えなくなった時も、直に姿を見せるだろうと思い、気楽に待っていました。

 しかし今回は、、もう何ヶ月にも渡り姿が見えません。

 此方の巳神様(お母さん)に聞いても、知らん顔しています。

 3〜4回程、どうしてもチビのお知らせが必要な件が有りましたので、強くチビを呼んでみた事がありましたが、「何〜、忙しいねん」という様な様子で姿を見せ、此方の問いには答えてくれた事があります。

 妻は、「チビが、背中に湯たんぽみたいな格好のものをつけて忙しくしていた」、と言いますが、・・・・?。

 最後に強く呼んで私達の前に姿を見せた時、私達の問いにはしっかりと答えを見せてくれましたが、私が「もう帰り」と行っても、全く帰らないで、私の近くに来たり、うろうろしたりして、帰りたくない表現を強調しました。

 お母さん(女の巳神様)があご(顎)で、「もう帰り」と言って、帰る様に促すのですが、中々帰らない事がありました。

 この事があってから、もうチビを呼ぶのは止めにしました。

 此方の男の巳神様は、「此方には居ないが、何時でも呼べば来る」と言われますが、チビもすべき事が有って姿を見せないのでしょうから、呼ぶのは止めています。

 チビは、ジュース、お菓子、飴など、何でも欲しいというものですから、姿が見えなくなっても毎朝お供えはしています。(以前、チビが棒付きの飴が欲しいと言ったのですが、此方には売ってないものですから、神栖市に祈祷に行った際、鹿島セントラルホテルの横のカスミというスーパーマーケットに売っていましたので、買って帰りました)



 (全く余分ですが、お供えしているお菓子と卵は、毎日来る、行儀の大変良いカラスが持って帰ってくれます。米はカラスが来る隙を狙って、雀が食べてくれます)

 ある時此方の巳神(お母さんに)様に、「チビが居なくても淋しくないか」、と尋ねましたが、表情を崩しませんでした。

 そして、「毎朝チビに供えているお菓子、チビの所に届けてくれているんやろな?」と尋ねますと、お母さんの巳神様は、一瞬人間の女性の姿を取った念を此方に送り、そしてはっきりとした形を見せました。

 着物の袖です。(巳神に手はないのですが、其処に手が有るかの様に)



 白い着物の袖です。

 やはり人間と同じ思いだなと、思いました。

 毎朝、着物の袖の中に、お菓子を入れて、チビの所に届けているという意味です。

 ・・・・・・・・・・・・・、人間の母子の情と同じです。











 
鳴釜神事の実際と考察