本人が気づかない閉ざした心と、この領域が起因して成す、不妊の特殊な例です
 40過ぎの方から連絡が有り、子供が出来ないと言われます。

 若い一時期、すさんだ生活をしていたと言われます。

 その時、更生させて頂いた方の影響で、大変信心深くなり、今もその方の指導を受けていると言われます。

 御主人は大変良い方で、子供が出来ない事を余計に申し訳なく思うと言われます。

 この方は、御先祖様の祀り方や神棚の祀り方に間違いがあるのか、又この方自身に問題が有るのかを聞いておられます。

 大変根が真面目な方と思われます。

 只、この方と電話でお話をしていますと、喉が締め付けられて苦しく、声が出にくい状態になります。

 此方の巳神様に、何故、この方に子供が出来ないのかを聞いてみました。

 一日目

 妻、「お不動さんの印の様なものが出て来た」、「その横に、線で、何か分からない形が出てる」、と言います。



 私、「地神様、もう少し詳しく見せてください」。

 妻、「髪の毛が白色・・?、茶色い・・?、金色の様な・・・?」、「顔が赤い?、アトピーのひどい様な顔の色で」、「鼻が高いわ」、「白足袋を履いて」、「体の中程が見えない・・・、体の中程を隠している」、「足元に近づいて来るもの?を足で蹴飛ばしている」、と言います。

 私、「あんた、こっちを向いてみ、私を見てみ」。

 妻、「見ないわ」、「知らん顔してるわ」。

 私、「あんた、女やな?。なんでこっちを見ないんや」。

 妻、「見ないわ」、「意固地になってるみたい」、「この人、手で何かを大事そうに隠してるわ」。

 私、「あんた、前で隠しているものを見せてみ」。

 妻、「関わるな」、と言ってるわ。「ほかしといて」、と言ってるわ。

 私、「私らに訳を話してみ」、「力になれるかも知れんし、な、訳を話して」。

 妻、「横を向いてまま、下を向いてしますわ」。

 妻、「相談の女の方と、この出ているものが重なって、淋しそうに観えるわ」。

 相談の方と、この天狗?の様なものが重なっている様に思え、何かを隠している様にも観えます。

 この出て来た女のものには興味がありますので、明日、再度、呼ぶ事を伝えました。

 妻、「ほっといて」、と言ってるわ。

 2日目

 あくる日、このものを再び呼んでみました。

 私、「地神様、昨日見せてもらった〜さんに関係しているもの、再度お呼びください」。

 妻、「直出て来たよ」。

 私、「待ってたんやろ」。

 妻、「信用しない」、「ほっといて」、と言ってるわ。

 私、「あんた、言ってる事と、思ってる事は違うんやろ?」。

 妻、「前に隠しているものを困っている様にも見える」。

 私、「あんた、少しで良いから、前に隠してるものを見せてみ」、「地神様、このものが前に隠しているものを見せてください」。

 妻、「石みたいな・・・、大理石・・・、墓石の色(グレーっぽい)・・・・、重そうで・・・、上から下にかけて、ひび割れしてる様なものが見えてるけど・・・・、そんなにはっきりとは見えない」、と言います。



 私、「あんた、困ってるんやろ、それの始末に、困ってるんやろ」、「あのなー、それ、誰にも分からないように釜で消してあげよか」、「負担になってるんやろ」、と優しく聞いてみました。

 妻、「少し此方を向いた様に思える」、と言います。

 妻、「今日は、顎(あご)が見えた」、「頭のてっぺんに毛が立っているわ」、「足で丸いものを蹴飛ばしているわ」、と言います。

 私、「あんた、行者か」。

 妻、「その様にも見える」、「背中は見えないわ」。

 妻、「だんだん薄くなって行くわ」、「見えなくなって行くわ」、「ほっといて、と言ってる」。

 此方を全く信用しないというか、人を信用しないで、殻に篭って行く様に観えましたので、この辺で終りにしようと思いました。

 この時期、こなさなければいけない祈祷が後7〜8件続いていましたので、もう終りにしようと思いました。

 連絡頂いた方からも、その後何も連絡が有りませんし、最初の電話の時に、不動明王の印の件で、私が言った事(此方の巳神様に、この方の不妊の原因は、不動明王の印が関わっているのかと聞くと、下を向いて舌を出しました)がその方に取っては気に入らない事も解っていましたので、相当な理由が有る様なのですが、この辺で終りにしようと思いました。

 終りにしようと思いましたが、やはり大変興味をそそるものが展開されつつありますので・・・・・・。

 やはり2〜3日後、時間を作って呼んでみました。

 呼んでみると、直に姿が出て来ました。。

 此方に背を向けています。

 頭、下半身は見えますが、やはり背中、お腹の部分が見えません。

 そうこうしていると、

 妻、「着物を着た女の人が、手に数珠をかけて、手を合わせて此方を見ている」、「薄い鶯色の着物で、髪は後で束ねている」、「おばあさんではない」、と言います。

 妻、「鼻の高い女の人」、「お参りに来たという態度を取るわ」、「何か分からないものと向かい合ってる」、と言います。



 私、「着物を着た貴女、あんた、〜さんの御先祖か?」。

 妻、「違うと首を横に振ったわ」。

 妻、「後ろ向きのものが、アホと言った」。
 
 どっちがアホやねんと思いましたが・・・・、又、着物を着た女の方に対し、後ろ向きのものが何かを作用させているのかとも思いましたので、その作用を解いてみました。

 妻、「白い四角形のものから、黒い線が出て来た」、と言います。

 ???????。

 他にも、葉っぱが弦の様なものでつながったものや、文字の様なものも見せてはくれますが、解った様な・・・、解らない様な・・・。

 着物を着た女の方に、何度も私達の方(私の顔)を見る様に言ったのですが、全く此方(顔)を見ようともしません。

 後向きのものに、再度同じ事を聞いてみました。

 私、「釜を焚いて、楽にしてあげようか?」。

 妻、「首を横に振ったわ」。

 私、「あんた、〜さんに何か悪い事でもされたんか?。そうなら、足で前を蹴ってみ」、と、私自身も分からなくなりましたので、的を得ない様な事を聞いてみました。

 妻、「蹴ったよ」。

 ??????????。

 まあ、解って来た様な、全く解らない様な・・・・、又、後日聞く事を告げ、今日は終りにしました。

 少し日にちを置いて、再度呼んでみました。

 私、「地神様、この前のもの、此処に呼んでください」。

 妻、「後ろ姿が見えて・・・・、少し横顔も見える」、「今日は背景が赤いわ」。



 私、「あんた・・・」、と言おうとしましたが、

 妻「信用しない、ほかしといて」、と言ってるわ。

 私、「あんた・・・・」、と言おうとすると、

 妻、「下の方に、怒った様な、困った様な顔が見えるわ」、と言います。

 私、「地神様、この前見せてもらった、着物を着た女の人を呼んでください」。

 妻、「出て来たけど、肩から上しか見えない」、「此方を向いて、手を合わせてるわ」、と言います。



 私、「着物を着た方、あんた、〜さんやな?」。

 妻、「下を向いたわ」。

 私、「地神様、この着物を着た方は〜さんですか?」。

 妻、「地神さん、舌を出したわ」。

 やっと解って来ました。

 今から書く事は、私の推測、それ以後、相談者からの連絡は有りませんし、相談の内容が微妙ですので、この件に関しては、「そう想う」と取って頂いた方が良いかも知れません。

 事実、子供が出来ないが、何かこの領域の障りが有るのかと聞いて来られる方で、勿論殆んどがこの領域の障りは無いのですが、この領域の障りを伝えても、殆んどの方は何の返事も無しに、其処で連絡は切れてしまいます。

 そして、この様な相談をされて来られる方は、先ず女性です。

 奥さんです。

 そして私の答えを男の方(主人)に伝えると、先ず、一笑に付されるのでしょう。

 其処で、殆んどの縁は切れてしまいます。

 男(主人)の方の理解が有るケース、そしてこの領域がかんでいるケースは、先ず良い結果が出るものですが・・・・。

 本題に戻ります。

 着物を着た女の方・・・、表面上は普通の表情を取って出ていますが、内面は後ろ向きに姿を表し、私達を拒否する同一のものと観ます。

 手を合わせて、此方向きに出る女の方は社会的な表の顔、もう一つの顔は、この方自身が歩んで来た人生の中で、誰にも知られたくない、触れられたくない心を閉ざしたもう一人のこの方と観ます。

 幸せそうに振舞っておられますが、余り幸福ではないと観ます。

 誰にも知られたくないものや過去を両手で覆い隠しています。

 私にはこの方が、悲しそうで可哀想に思えますし、そう見えます。

 この方が一時期、すさんだ生活をされていた時、低い程度の天狗の世界と縁が出来たと観ます。

 前に隠し続けた、重くひび割れした石の様なものが何かとは言いません。

 そうこうする内に、丸いひび割れした石(灰色の石)の様なものは、図に示す様に土地(?)に根付いた様な形になってしまい、後ろ向きのものの姿は消えてしまいました。

 正面を向いている着物を着た女の方が左手で筆を持っているが、直に消えてしまいました。

 今まで見えていたものが、土地(?)に根付いた図に示す様な形に全て集約され、元の振り出しに戻った感じがします。

 もう呼ぶのは止めにしました。

 この方が何故子供が出来ないのかは、この方が直接、間接に縁が付いている不動明王様と関係が有ると観ますが、その解釈(子供が出来た方が良いのか)の是非は、もっと深く深くこの方やこの方と縁が有る不動明王様に聞いてみないとその結論は出ないと思っています。

 神仏に対する姿勢や考え方や、この方自身の根の部分の大変真面目な方ですので、神仏(不動明王様)がこの方を守る為に子供の縁をつけないとも考えられます。

 

 大変難しい、特殊な例です。



 
 

 





 
(文中の図に関しては、霊視中に妻が急いで書いたものを、登載します)
鳴釜神事の実際と考察