神霊(地神様)の厳しさと優しさ
 何時もと違う所から、重く、冷たく、鋭く、「お前にやった(与えた)やろ」と聞こえます。

 冷たい表情で眼光鋭く、「お前にやったやろ」と聞こえます。

 私の方を向いて、「お前にやったやろ」。

 つい最近の祈祷時の事です。

 三回聞こえました。

 この祈祷に関しては、祈祷の相当前から、かなりのものが体や精神に影響を与えて来ていました。

 祈祷の内容から考えても、そして祓う対象に対しても、慎重に、正式に丁重に筋を通し、何ら失礼の無い様に、事前に此方の神霊には何日も前から何回も表白を読み、それで良しと了解を取ったつもりで望んだ祈祷でした。

 伏見稲荷様の窮地に対処する祈祷のつもりでした。

 祈祷の当日、妻は車の中で寝てしまっています。

 ろれつも回りません。

 物が二重に見えると言います。

 あのパターンだなと思いました。

 しかし、今回の祈祷に際し、此方の神霊からはその様なお知らせは入っていなかったはずですが・・・・・。

 現地に着く前に妻を起こしましたが、まあ、人から見れば、アホのおばさんを連れて来た様にも見られかねません。

 妻のトイレの回数が尋常ではありません。

 妻の体に痛みが走り出しました。

 妻は寝てしまう次第です。

 祈祷の詳細は省きますが、釜が鳴りません。

 全く鳴りません。

 五回、六回と試しますが、全く鳴りません。

 妻は寝ています。

 この様なパターンは、経験が無い事は無いのですが、程度がひど過ぎます。

 何故釜が鳴らないのか、此方の神霊に聞くのですが、全く反応が有りません。。

 その時に上記する言葉が聞こえて来ました。

 「お前にやったやろ」。

 何とも冷酷で重く、着き放つ様な言葉です。

 男の地神様です。

 普段、殆んど女の地神様とのやり取りが主ですが、やはり男の神霊は性格的にきつい態度や言葉を発します。

 「お前の嫁さんの命を助けたやろ」、「あの時(末期の胆のう癌と診断され、医者から見離された時です)寿命がつきるところを、命を与えたやろ」、「もっと根性を据えて祈祷に専念しろ」、と取ります。

 何も私達にしても、決して気を抜いて祈祷に望んでいるわけではありませんが、まだその先を望んでいるものと取れます。

 妻が、余りの痛さに、「もう帰ろ」、と言う始末です。

 この場に御呼びするのは失礼かとは思いましたが、伏見稲荷大社、命婦専女神様(白狐様)をお呼びしました。

 中々御姿が見えてきません。

 そうこうする内に、白狐様の足が見えて来ました。

 その後体全体が出て来ました。

 全く普通に出て来られたので、今までの経緯を話し、その事の答えを求めました。

 何も言われません。

 全く何の仕草も有りません。

 何も見せてはくれません。

 此方の神霊、そして白狐様も全く何も教えてくれないと、もう完全にお手上げです。

 此処で私のいらちが出てしまいました。

 白狐様には、私の考えを述べ、そして、

 私、「白狐様、これで釜を焚きますので、宜しくお願いします」、と伝え、再びコンロに火をつけました。

 他のところでも書きましたが、技術的に釜を鳴らすのは簡単な事です。

 今度は釜が鳴りました。

 釜が鳴り終わり、白狐様には礼を言い、「稲荷大神秘文」を上げお帰り願いましたが、白狐様は帰られません。

 「間違ってる」、「お前の考えは間違っている」、と取ります。

 そうこうしていると、

 妻、「木が見える」、「3本程見える」、と言います。

 この意味を白狐様に尋ねましたが、何も答えてはくれません。

 妻、「木のお札が出て来た、「木のお札に、人間の毛が生えている」、と言います。

 悪い頭がこんがらがって、余計に解りません。

 白狐様には、見せて頂いた意味は解りませんが、兎に角、白狐様のお力で消してくれる様に頼み、再びコンロに火を入れました。

 釜は鳴りました。

 妻、「人間の毛が生えたお札が、一回上まで上がったけど、又降りて来た」、と言います。

 これは焦りました。

 全く何も解りません。

 祈祷に行った家の事情も聞いてたのですが、この見せられたものとは結びつきません。

 この類の祈祷は数え切れないほどこなしています・・・・、が、どうなったのか・・・・。

 今回の祈祷の主旨は・・・、そして事前(一ヶ月程前に)に聞いた情報では、こんな展開になる訳がない・・・・。

 その時後に居られた家の方が、つい2日ほど前、ある仕事(土建業)(神社の宮地の整理)の依頼が入り、現地を見てきたが、釘が打ち込まれた木があり、それを見て急に気分が悪くなり帰って来たと言われます。

 この一言で全てが解決しました。

 妻の症状、此方の巳神の現れる位置、これで解りました。

 この仕事をしていて、一番気をつけなければいけない事です。

 少しそれますが、このブログはこの領域の方も見て居られるのが解りますので言わせて頂きます。

 神社、宮地はさわらない事、絶対に関わらない事、一霊能者の出来る仕事ではありません。

 もし自信が有る方が居られても、止めてください。

 本題に戻ります。

 この家の方には、折角の仕事ですが、絶対この仕事はお断りしてくださいと伝えました。

 此方の巳神と白狐様には、私の間違いを侘び、そしてコンロに火を入れました。

 釜が鳴り出します。

 人間の毛の生えたお札は消えました。一応消えましたが・・・・、此方の体には相当なダメージが残っているのが分かります。

 白狐様には侘びを入れ、「稲荷大神秘文」を上げ、お帰り願いました。

 今度はくるっと後を向いて帰られました。

 此方の神霊にしては、この展開は当然分かっていたはず、私達には2日前のこの家の新しい情報は分かりませんが・・・、それを承知でこの祈祷に望ませたのか・・・・。
 
 そして混乱する私達に、「お前にやったやろ」、の言葉、・・・・・。

 この領域をやればやる程、厳しく難しいものに縁をつけて行く様に思えます。


 


 つい先日の朝、何時もの様に巳神様と向かい合っていると、横で手を合わせている妻が、「地神さんが、口に金色に光るかんざしのようなものをくわえて私の所に持って来た」、と言います。

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 解る様な・・・・、解らん様な・・・・。

 妻、「私の所に持って来て、又直に元の場所に戻って、普通の顔をしてるわ」、と言います。

 私、「有り難くもろとけ」。


 


















 
鳴釜神事の実際と考察