稲荷勧請・・・・2
 この女性は、自分の実家の業を消除するお役があります。

 その為に、今まで辛い経験を一杯されていますし、これから先も、そのお役が続きます。

 勿論それは永遠に続くものではなく、お役をまっとうすれば、世間一般の生活を送り、又それを与えてくれるのが、この方の御先祖様です。

 今の時点では、この方を守護する神霊は何も存在しませんし、この方の不安定な状況から、外部からの程度の低い邪霊の悪影響を受け易い状態にあります。

 この方は今まで何回か、自分を守護するのは稲荷様という旨の夢の経験をされています。

 此方の巳神様に、この方の守護神として、稲荷様をお祀りする是非を聞いてみました。

 此方の巳神様は頭を下に下げ、「それで良し」の仕草をします。

 その時は、「稲荷様をお祀りして良し」の答えを伝えたのですが、2日後のお昼前に、「今、京都伏見稲荷大社で稲荷勧請を受けました」との連絡が来ました。

 この方には事前に、伏見稲荷大社に行った時は、先ず本殿に参り、その後白狐社にお参りし、命婦専女神様には私の名前を言って、その後本人の住所、名前、用件を伝える様に伝えていたのですが・・・・。

 事前に、何日に勧請を受ける旨を私に知らせてもらっていれば、私の方から命婦専女神様の方へは、こういう所に住む者が、こういう願いを持って白狐様の前に行きますので、そのお役に相応しい稲荷様と縁をつけて欲しいという旨を伝えていたのですが・・・・。

 はたして、この方の持っているお役の消除に相応しい稲荷様が来られたのか・・・・。

 まだこの方は伏見稲荷大社の境内に居られるはずです。

 此方の巳神様を通し、今さっき、この方に勧請された伏見稲荷様を御呼びしてみました。

 

 上記したものが出つくすまでの経緯を書いてみます。

 瞬時に見えて来る(出て来る)時も有りますが、少しづつ見えて来る(出て来る)場合の方が多いです。

 先ず、向かって右側の稲荷さんの左腕だけが見えて来ますが、左腕の格好が、前に出して変な格好です。

 次に、この稲荷さんの顔が見えて来ました。

 白色です。

 体が見えて来ます。

 この稲荷さん、左腕で棒をつかんで(持って)います。

 次に、向かって左側にもう一体の稲荷さんが出て来ました。

 此方は瞬時に出て来ました。

 男の稲荷さんです。

 この稲荷さんは、普通に前で足をそろえています。

 次に、棒の先に、何か・・・、風呂敷包みの様な、白い袋が結び付けられているのが見えて来ました。

 稲荷さんの後ろが明るく光っています。

 右側の稲荷さんの肩付近が、棒の重みで肩に食い込み、赤くて痛そうな感じです。

 この稲荷さんは女です。

 私、「あんたら、今、〜さんの所に勧請された稲荷さんか」、「私の事は、命婦専女神様に聞いてみ」。

 妻、「聞いた」、と言ってる。

 私、「稲荷さん、〜さんを助けてやってよ、頼むで」、「〜さんは苦労をしてるから、力になってやってよ」。

 妻、「下を向いてよ」。

 私、「女の稲荷さん、あんた、棒の先に結んでいるものは何や?」、「何か教えて」、「字で教えて」。

 妻、「何も出て来ないよ」。

 私、「地神様、女の稲荷さんが棒の先に風呂敷包みをぶら下げているが、この意味は、〜さんがこなすべき業を、この稲荷さんも一緒になって助けて行く、この稲荷さんも一緒になって消して行くと取りますが」。

 妻、「地神さん、下を向いたよ」。

 事前に〜さんの情報を伏見の方に入れていませんでしたが、やはりお見通しでした。

 この稲荷さんがこの方と一緒になって、この方の業を消して行ってくれるでしょう。

 只一つ気になるのは、この稲荷さん夫婦が少し距離を置いて出て来ているという事です。

 〜さん夫婦はこの先、御主人の方が海外転勤になると聞いていますので、単身赴任で行かれるのか・・・・?

 まあ、心配する事でもないでしょう。

 良い稲荷様と縁があったものです。

 この勧請された稲荷様が一緒になって、この方の業を消除されて行くでしょう。











 

 
鳴釜神事の実際と考察