宗旨変えや人の恨みから来る怨念を消し、
      本人を守る神霊が子供の縁をつけてくれた例です
 母親思いで、周囲の人に気を使い、人間関係を大切にする大変礼儀正しい女性からメールをいただきました。

 家族で会社を経営されていますが、経営は苦しいと言われます。

 会社には東伏見稲荷神社の御札を祀られています。

 子供も欲しいが、子宮の病気があり、中々出来ないとも言われます。

 今回、商売の件や今回の主題と関係の無い見せられた多くのものは書きません。

 何故、子供が出来ないのかを、此方の巳神様に聞いてみました。



 @着物を着た女の人が、少し時代がかった着物を着た男の人の胸倉(むなぐら)をつかんで、激しく叩いています。

 目、口は真っ赤で、怒りにつり上がっています。(それだけ、怒りの念が強いと観ます)

 A石?、金属?で出来た重そうなものを男の人が担いで歩いていますが、直にぽしゃってしまいます。




 B御鏡が見えますが、片方が陰っています。

 C榊が見えます。

 D水玉も見えます。

 E三角形の形も見えます。(この時点では、この形の意味するものは見えません)

 左上のもの・・・・この意味は分かりません。(私の力不足です)



 @・・・・この方の御先祖様(男性)(ひょっとしたら、つい最近の事を意味するのかも知れません)(当の本人は、何も気がついてないかも知れません)に放たれた女の恨みの念と取ります。

 A・・・・この方の母方の方の宗旨変えから来る、御先祖様の辛い状態を現していると取れますし、@の男性の背負った業を意味するものとも取れます。(無理にこじつければ、この時点での商売の現状とも解釈出来ますが・・・?)

 B、C、D、E・・・・この女性を守る神霊(巳神)(この女性はその昔、ある場所で白い蛇を見たが、それ以来その白蛇が、自分を守っていると思うと言われます⇒この時点では、私の方にはその情報は入っていませんでした)を祀るべきと取ります。祀っていないので御鏡の一部が陰っています。

 この祈祷は、商売繁盛と子宝成就を祈願の主題としました。

 この方の家に着き、この女性を守護する巳神様に御姿をお見せする様に伝えますと、白く(絵では少し黒っぽく描いていますが、小さく、細い巳神様ですので、この様な描き方になっています)(現在の巳神様は、この女性が一生懸命にお祀りされていますので、もう少し大きく、太くなっています)小さい巳神様が、此方の巳神様に甘えて巻きついています。



 この巳神様は、私達が来るのを待っていたのです。

 先ず、御先祖様に対し宗旨変え件を侘び、次に線香護摩でも再度侘びを入れます。

 お坊さんと取れる方が、頭を揺らしながら、感謝の気持ちで此方を向いて手を合わせています。(御先祖様にお坊様が居たと取ります)

 もうこの時点では、事前に見せて頂いた、憎しみの表情の女性や、重いものを背負った男性や、榊、水玉、御鏡などは見えません。

 女性の怨念や宗旨変えから来る障りは一応鎮まったと観ます。(勿論、釜で仕上げはしますが)

 線香護摩の途中から、この女性を守護する巳神様が、私の周りをうろうろしたり、私の白衣の袖や肩を甘噛みして、早く護摩を焚く様に急かします。




 次に鳴釜神事に入ります。

 先ず東伏見稲荷様のお札についている会社の稲荷様をお呼びします。

 可愛い仲の良さそうな、稲荷様の夫婦が姿を見せます。

 この稲荷の夫婦、奥さんの方がしっかり者です。(これで良いのですが)

 次に京都伏見稲荷大社、白狐社、白狐(命婦専女神)様をお呼びします。

 何時もの場所、向かって右上に、白狐様の前足が地面を右左に何かを払いのけながら出て来ました。

 そして何時もの場所に白狐様が座られました。

 そうこうしていると、この女性を守護する巳神様の口には、沢山の鈴が付いた紐がくわえられているのが見えます。

 この巳神様、その鈴の付いた紐を、白狐様の首にかけに行きました。

 白狐様は何も言わずに、なすがままに任せています。



 私、「あんた、祀って欲しいんやな、その様に言うたるわ」。

 妻、「手を叩いて喜んでいるわ」。(人の両手が出て来ました)

 こうなると、この巳神様の独壇場です。

 内心、この時点で、この子宝成就の祈願は成就したと思いました。

 祈願の願文は、商売繁盛と子宝成就です。

 コンロに火を入れます。

 湯が沸騰して来ます。

 米を入れます。

 釜は大きな音で鳴り出しました。

 私、「どや、巳神さん、子供が出来る様にしてくれるか」。

 妻、「此処の巳神さんの口が開いて、その中に3個程?、丸いものが入って行ったよ」。

 この領域プラス、現代医学にも頼れとも取れます。

 この時点で、この祈願は成就したのと同じです。

 釜が鳴り終わり、白狐様には御礼を言い、「稲荷大神秘文」を上げ、お帰り願いました。

 妻、「この稲荷さん、白狐様の首にかけた鈴を取りに行って、自分の首にかけてるわ」。



 子供は出来ます。

 私、「巳神様、子供は何人で、男か女か?」。

 妻、「白い玉が3個出たよ」。

 男の子が3人?と観ますが・・・、男の子3人は・・・しんどいやろな・・・と。



 商売のこの先を聞いてみました。

 この家の伏見稲荷様は、奥さんの方が大きく、主人の方が奥さんの方に頼っている様です。

 主導権は奥さんが取ります。

 稲荷様の上には、「人」という漢字が見えます。

 人と人との関係を大切にすれば、商売は繁盛すると取ります。



 程なく、子供が出来たと連絡が入りました。

 そしてその後、男の子の写真も届きました。

 可愛い男の子です。

 まだ後・・・・?人、生まれる・・・・か・・・・。

 







 
鳴釜神事の実際と考察