大阪玉造稲荷神社の稲荷様
1年半ほど前、大阪の会社経営者の方から連絡が有り、会社のこの先を知りたいと言われます。
メールの文章や電話の話し方などから、大変真面目で実直な方と分かります。
昨今、どの様な職種でも厳しい状況が続いており、皆さん一生懸命に頑張っておられますが、やはりそれだけではまだ足りないものを感じ、神仏をお祀りされている所が多いです。
この方の所でも、玉造稲荷神社の御神霊をお祀りされています。
何年か前に家をリフォームされた時、玉造稲荷神社から出張して頂き、御祓いを受けた折に頂いた御札を手厚くお祀りされています。
玉造稲荷神社は、日本三大稲荷とか、日本五大稲荷とか名が知られている神社に匹敵するほど、有名な稲荷神社です。
又玉造稲荷は伏見稲荷からの勧請は受けていないと記されています。
伏見稲荷からの勧請は受けていないと気がついたのは後になっての事で、この時点では全くその知識はありませんでした。
日本の殆んどの稲荷神社は、伏見稲荷から勧請された(伏見系)所が多いのと、仏教系の豊川稲荷にしても、伏見の稲荷様を通して御呼びした事が有りますので、玉造稲荷の御神霊も伏見の稲荷様を通して御呼びして御言葉を頂ければと、安易に考えていました。
そしてこの方は、玉造稲荷様を祀る稲荷社の写真を写されたのですが、御社の横の二本の蛍光灯の一本の光が、紫がかったものに包まれている事を気にして写真を添付されてきました。
もう一本の蛍光灯は普通の光を発しています。
私の家にも同じ形式の蛍光灯がありますので、写真を撮って試してみました。
今回美容室に改装した部屋は、同じ様な形式の蛍光灯が八つ、計16本の蛍光灯が並んでいます。
何回も、角度を変えて試してみましたが、その様な光を発するものは一本も有りませんでした。
勿論、ストロボも焚いて、角度を変え、写してみましたが、やはりその様な光は出ません。
私はある時期写真に凝って(私の写真は被写体を綺麗に写すのとは反対の写真です)、自分で現像したり、Nフォトコンテスト、N
カメラに投稿し、「この作者はただ者ではない」、と評された事もあります。(決して自慢ではないのですが・・・・)
そういう次第ですので、写真のメカ的な問題は一応除外して、此方の巳神様から玉造稲荷様を御呼びし、この方の会社のこの先をお聞きする事にしました。
私、「地神様、お姿をお見せください、チビも出ておいで」。
妻、「出て来てあったよ」、「チビはお母さんの尻尾の辺りでウロウロしてるわ」。
私、「地神様、大阪市・・・・・・、○○家にお祀りされている玉造稲荷様を御呼びください」。
妻、「んんん・・・・・、んんん・・・・、何か・・・、紫色とピンクと白・・・・、が混ざった・・・、渦の様な・・・・、縦・・・、光の渦・・・渦ではないけど・・・・兎に角、その様な縦に光るものが出て来たよ」、と言います。
私、「地神様、この光るもの、玉造稲荷様なら、御姿を御見せ願うように頼んでください」。
妻、「稲荷様が出て来てあったわ」、「大きいわ」。
私、「白か」、「この家に祀られている稲荷様とは違うな」。
妻、「白」、「一体」、「伏見とは少し違う雰囲気やわ」、「何か、普通の稲荷様とは違うみたいに思うけど・・・・」、「この家で祀っている稲荷さんとは違うみたいやけど・・・・」。
私、「それ今俺が言うたうやないか」。
私、「有難う御座います。貴方が玉造稲荷様で、そして貴方が地位のある稲荷様なら、伏見稲荷大社、白狐社、白狐(命婦専女神様)をご存知ですか」。
妻、「それらしい返事はしたと見えたけど」。
私、「玉造稲荷様、伏見稲荷の白狐様(命婦専女神様)を御存知なら、白狐様に私の事を聞いてください、信用のおける男か、聞いてください」、と伝えました。
妻、「余り変化は無いみたいやけど」。
伏見稲荷大社、命婦専女神様を御呼びしましたが、御姿は出て来ませんでした。
この時点で初めて、この所の稲荷様は伏見と繋がりが無いのかな・・・・?と思ったわけです。
私、「貴方が玉造稲荷様で、それ相応の地位のある稲荷様なら、お連れのもの(神様)を御呼びください。
妻、「沢山来たわ、一列に並んで、後ろから覗き込んだりしているのも居るし、伏見に比べれば大分・・・、違うわ」、と言います。
少し安易に考えていた事もあり、具体的に聞く事も深く考えていなかったので、とりあえず、この会社を守ってくれるのかと聞きますと、
妻、「白い人間の手が出て来て、前で両手を合わせ、その手ですくい上げる様な動作をしている」、と言います。
結論としては、「守ってやる」、と取りますが、向こうの(玉造稲荷様)神霊としては、初めて私達と接するわけですし、勿論神霊に取って人を見極める事はなやすい事と思われますが、表情としてはまだ警戒をしている様にもみえます。
今日の事の礼を述べ、御帰り願いましたが、大きな稲荷様の後に続いて、お付きの稲荷様方は、一列に並んで帰られました。(伏見稲荷のお付きの方は、先ず、二列に並んで御姿を見せられますが)
この方には、今回の始終をお話し、「守って頂いていますので大丈夫ですよ」、とお伝えしておきました。
直にこの方からお酒が届き、どうか地神様にお供えくださいと言われます。
相談は沢山来ますが、私達に聞くだけ聞いて、私達もお困りの様なので時間をかけて地神様にお伺いを立ててお答えを伝えるのですが、後はお礼の言葉も無い方が多い中、この方は奇特な方です。
そしてしばらくしてこの方から、初めての取引相手ですが、取引額も大きく、相手の事も分かりませんので、うかつに契約をすると此方に取っても損害が生じるかも知れない、この事を此方の地神様、玉造稲荷様に聞いて欲しいという連絡がありました。
私、「地神様、〜さんが初めて取引する相手の事を聞いて欲しい、取引して良い相手なのか、聞いて欲しいと言われます」、「玉造稲荷様を御呼びください」。
相手の会社名、住所、代表者の名前を読み上げます。
妻、「代表者の名前を言った途端、ザーと、何か分からないけど、何かが沢山集まった様なものが出て来たよ」。
再度、会社名、住所、代表者の名前を読み上げます。
妻、「大きなローソクが出て来たわ」。
私、「火は点いてるんか?」。
妻、「点いてる」。
私、「ローソクの後ろに隠れてるもの、出て来い、見えとるやないか、出て来い」。
妻、「狐が・・・稲荷が、ローソクの後ろから顔だけ出したり引っ込めたりしてるわ」、「右から出したり、左から出したりしてる」。
私、「白やな」。
妻、「白色」。
私、「あんた、何にもしないから出て来てみ」、「早よ、出ておいで」、「あんた、格好ええんやろ」、・・・・・、「早よ出てこんかい、ボケが」。
妻、「そんな事言うたら、余計出て来ないわ」。
私、「早よ出ておいでよ」。
妻、「出て来たわ」。
私、「もうちょっと、こっちに来てみ」。
妻、「この稲荷さん、お面をかぶってるわ」、「その面を手で持ってるわ」、「この稲荷さん、耳が二つに別れてる(割れてる)わ」、と言います。
この時点で、これは誰が観ても、素人が観ても、信用のおける取引相手ではない事が理解出来ます。
私、「あんたな、何でお面をかぶっているんや?」、「かぶらなあかん訳が有るんか」、「ほんまはええ顔してるのに、何で取らへんのや、一回取って顔見せてみ、早よ、ほら」。
妻、「取らないわ」。
私、「あんた、ええ加減にしときよ、ほんまに」、「あんまり言う事を聞かんかったら・・・」。
妻、「取ったわ」、「取った時、何か下に落ちたよ」、「・・・目・・・やわ」。
私、「目って・・・?」。
妻、「お面取ったら、普通の稲荷さんやわ」。
私、「お前な・・・・」。
妻、「何か・・・、もう一つ出て来たわ」、「黒い●の中に、白い小さな○があるけど・・・?」。
私、「分からん奴やな・・・」、「信用のおける奴やないけど、そんなに悪でもないんやろ・・・、でも信用したら騙すんやろな」。
私、「玉造稲荷様、御姿を御見せください」。
何回も御呼びしますが、中々御姿が見えません。
妻、「白い綺麗な手が出て来たわ」、「その手の上に金色のものを乗せているわ」。
私、「宝珠やろな・・」、「守ってくれているんや」。
私、「失礼ですが、貴方が玉造稲荷様なら、その金色のものを消し、稲荷の御姿を御見せください」、と言いました。
妻、「金色のものの中に、稲荷の顔が出てるよ」、と言います。
私も用心深い方ですので、
私、「地神さん、この金色のものの所に行って巻いてください」。
妻、「動かないわ」。
私、「チビ、あんた、この金色のものの所に行って、其れを巻いてみ」。
妻、「チビ、小さいムカデの様になってしまったわ」。
私、「地神様、この玉造稲荷様、本物ですか」、と聞きました。
妻、「うなずいたわ」。
本物の神霊に対し大変失礼な試し方をしましたが、まあこれも、許して頂かないとと、自分勝手な事を思い、御礼を告げ、御帰り願いました。
一応、「稲荷大神秘文」を上げ、御帰り願いました。
妻、「紫とピンクと白のものが出たわ」、と言います。
最初、玉造稲荷様を御呼びした時に出て来たのと同じものです。
この方には、この取引は、余り進められないが、もし話を進めるのなら、用心して進める様に進言させて頂きました。
それ以後、玉造稲荷様とのご縁が有りませんので分かりませんが、伏見稲荷の場合、御神霊を御呼びすると、各祀られている所の神霊が御姿を見せますが、この度縁が有った〜さんの場合、大変地位のある御神霊が御姿を見せられましたが、それだけこの方は玉造稲荷様からの信頼が厚い方なのでしょう。
今回縁が有って、玉造稲荷様と接しさせて頂きましたが、普段殆んどと言って良いほど伏見稲荷様ばかりと接する事が多いですので、豊川稲荷様、そして今回の玉造稲荷様と、動作振る舞いなど、微妙な違いが分かり、良い勉強になりました。