相談にみる「邪」の形   8
 笑われるかも知れませんが、現実にこういうものが展開されました。(相談後、妻が忘れない内に手早く書いた物を登載しました)

 中年の婦人が相談に来られました。

 20代の娘さんが変な行動を取り出し、家に閉じこもっているかと思うと、ふらっと家を出て、何日も帰って来ない事があると言われます。

 最近は少し荒れる事もあると言われます。

 挙句の果てに、この家は私のものなので、親には出て行けと迫ってくると言われます。

 電話予約の後、4日ほど後に来られましたが、私達の体には、本来この方が持っている「邪」の部分に入って、この方を自由に動かし楽しんでいるものの圧力が抵抗して来ます。

 この婦人が持っている程度の低い部分と、「邪神」の持っているものの程度が同じですので、自ずとこういう形を取って主張して来るのでしょう。

 この婦人の中に「邪神」が入っていても、やはり親の部分も残りますので、子供の事は心配になります。

 此方の巳神様に、この娘さんに影響を与えているのもを見せてくれる様に頼みました。

 図に示した様なものが出て来ました。



 下の図で示したものから、何か、雫の様なものが落ちています。

 この段階で、「アホ、ボケ」、と攻めても良いのですが、優しく、「ほんまの姿を見せてみ」、というと、昆虫の様なものが出て来ました。

 「ほんまの姿を見せてみ」、「あんた、かっこええんやろ」、「ハイハイ」、「見せてみ」、「かっこうええなあ」、と手を叩くと、図で示す様な狐が出て来ました。



 狐の後ろには光背の様なものが輝いています。

 こんな事を言っては怒られますが、最初婦人を見た時から、娘さんの病気の原因はこの婦人自身にあると分かっていました。

 分かっていましたが、何が作用しているのか見極めないと先に進めませんので、優しくおだてながら聞き進んで行きました。

 同じ様な言い方で聞いて行きますと、鳥の羽の様にも見えるし、鳥のくちばしに牙が生えている様にも見えるし、鳥の鋭い目のの様にも見えるものが出て来ました。



 その下には、羽の様なものが見えます。

 目とも取れます。

 次に、何と程度の悪いものが出て来ました。

 言葉で何と表現したら良いのか・・・・。

 般若のお面の様な・・・・。



 今巳神様から見せられているものの始終はこの婦人も聞いていますが、具体的には説明していませんし、勿論、この婦人もこの様なものの元が、まさか自分である事も気がついていません。

 次に、灯篭の屋根の様なものが出て来ました。



 屋根の様なものの上に跳ね上がる形、今までの経験から、この形を取るものは相当程度の低いものが多いです。

 その下に、×の形が見えます。

 それにしてもよく姿を変える輩です。

 妻が、「映画のエマニエル婦人のポスターとそっくりなものが見えてる」、「笑ってる」、と言います。



 何とも言い様がありません。

 次に、図で示すものが出て来ました。



 此方の巳神様も、冗談でこんなものを見せてはくれませんので、まあ、これが真実なのでしょう。

 これがこの婦人の持っている程度の悪い部分を、この婦人に入ったものが形として表面に出したのですが、この婦人に入った程度の悪いものの正体は、多分野狐でしょう。

 余り程度が悪いので、正体を見極める気力も無くなったのと、この婦人の顔を見ていると・・・何か・・・・・無理な様な・・・。

 この婦人には、見せてもらった全てをそのまま話し、それがどういう意味なのかを説明するわけにも行きませんでしたし、それを話しても、この婦人は納得されない事が分かっていましたので、困ってしまいました。

 結局、娘さんの事情も考慮して、親子で話し合いをしてくださいと助言するだけにしました。

 後味の悪い相談でしたが、この家の御主人の存在が見えませんので、其処の所の問題も有るのでしょう。

 娘さんが災難です。





 
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