ある水神(地神様)の形
 沖縄県の方からメールを頂きました。

 妻の体にこたえる、程度が低く、それでいて凶悪なものが作用している相談事や、よろず相談が続いていましたので、正直嫌になっていたところでした。

 メールや電話による相談は料金を頂いておりませんので、私の考えでお断りすればそれで良いのですが、まあ、そうにもいきませんので、全てを受け入れていたら、疲れてしまったわけです。

 今回のメールの内容、文面を見て、「これは良い」と思いました。

 この領域の他の方はどう思われるか知りませんが、両部神道、神道をかじる者にとっては、大変勉強になるものでしたので、登載させていただきました。

 三回にかけて霊視したものを登載させていただきます。

 この方は神仏に対し、大変謙虚な方と思えます。

 少し謙虚過ぎるかも知れません。

 そしてこの領域のお役が決められていて、もう既にその時期に来ていると観ます。

 この方は、今から家を新築される予定ですが、すでに家族全員で建築予定地にお供え物をし、その土地に祈りをされたそうです。

 その後、真言宗の住職を招き、仏式による地鎮祭を済まされています。

 住職のお経が始まると、バケツをひっくり返した様な雨が降って来たそうです。

 途中休みを取り、再びお経を上げ始めると、又大雨になったそうです。

 住職は東北の方向に、気を感じると言われたそうです。

 以前、東北の方角には、湧き水場が在り、信仰の場だったらしいとも言われます。

 すでに建築予定地の横には、この方の妹さんの家が在りますが、地鎮祭をとり行った霊能者の方が、この辺には沢山の水神が居ると言われたそうです。

 そしてこの方は、この地に巳神様(地神様、水神様)が居るのか、又居るならば、今回の地鎮祭で巳神様のお許しを得たのかどうかを聞いて来られました。

 
 早速此方の巳神様に、この土地の事を聞いてみました。

 一回目
 
 私、「〜の土地の神様、居られるなら御姿をお見せください」。

 しばらくして、

 妻、「棒の周りを何かが回っているわ」。



 私、「地神様、それをもう少し大きく見せてください」

 妻、「斜めの木やわ」、「茶色いわ」。

 私、「回っているものは白色か?」・・・・、「水やろ」。

 私、「どっちに回っているんや?」。

 妻、「右に回ってる」。

 妻は手に持った数珠で、その様子を見せます。

 私、「〜の土地の水神様(地神様)なら、御姿をお見せください」。




 妻、「木を噛んでるわ」。

 私、「巳さんやろ?」。

 妻、「蛇やわ」、「目が見えて来た」。

 妻、「渦が巻いてるわ」、「横から見たらこんなんで」。

 と言って、図に示します。

 妻、「御姿を見せてくださいと言わなかったら、渦になってしまったみたい」、「ちょっと茶色いわ」、と言います。



 私、「〜の土地に縁の有る水神様、再度御姿をお見せください」。

 妻、「棒の下に、青い葉っぱが出て来たわ」。

 私、「榊や」。

 妻、「巳さんが、その棒をくわえて回っているわ」、と言います。

 私、「〜の土地に縁の有る水神様、今からこの土地に〜さんが家を建てるが、又既に地鎮祭を済ませたと言われるが、水神様、この土地に家を建ててもよろしいですか」、と聞きました。

 私、「家の(此方の)地神さん、どんな様子や?」

 妻、「普通に見てる」。

 私、「小さい神さんは?」。

 妻、「あっちに(沖縄へ)行ってるみたいや」。

 妻、「この水神さん、何も言わないわ」。

 私、「〜の水神様、正式に祀ってほしいか」、と聞きました。





 妻、「巳さんだけの姿になってしまったわ」、「頭を上にして、胴体を曲げて」。

 と言って、絵に書きました。

 妻、「真っ白で、綺麗な巳さんやけど、頭の上に模様の様なものがあるわ、其処の色は、ちょっと灰色?、薄茶色みたいに見える」、と言います。

 私、「分かりました」、「〜の水神様、もし〜さんが水神様の存在を無視して家を建てれば・・・・」。





 妻、「此処の巳さん、頭を下にして、さっきと似た様な格好になったわ」、と言います。

 私、「分かりました、〜の水神様、〜さんに伝えておきます」。

 今までの過程で、この水神様がかもし出すものは大変清清しく、私達の体にも、何ら不快感は無く、気持ちの良いものが入って来ます。

 妻、「渦になってしまって、すごい勢いで回り出したわ」。





 私、「出来たら、この神様をお祀りさせてもらったら、この家の宝ものになると思うけど・・・・・・」。

 妻、「土地の上で回っているわ」。

 私、「まだ、正式に勧請してないから・・・・、それは当然、その形で出るやろ」。

 私、「〜の水神様、御姿をお見せください」。

 妻、「出てあった」、「榊をくわえて出て来てあったわ」、「胴の部分はぼやけてはっきりしないけど」。

 私、「〜の水神様、正式に祀ってほしいか」、と再度聞きました。

 少し間を置き、

 妻、「巳さん、榊を地面に置いたよ」。




 私、「祀って欲しいんやろ」。

 私、「〜の水神様、この事は〜さんに伝えておきます」、「今日は有難う御座いました」、「お送りします」、と言い、「龍神祝詞」を上げました。

 私、「帰ってあったか?」。

 妻、「いや、まだ居ってや」。

 私、「〜の水神様、確かに伝えておきますので、お帰りください」。

 妻、「帰ってあったわ」。
 

 二回目
 

 私の性格か、慎重を期する為と、少しの疑問が有りましたので、再度水神様を御呼びしました。

 私、「地神様(私の方の)、〜さん、〜の土地に縁の有る水神様を御呼びください」。

 妻、「菱形が出て来てる」、「四つ程出てる」、「赤、青、黄色、白が混ざった・・・・」、「それに、とげみたいな飾りみたいなものが出てる」、「こんな形の所から出てる」。

 と言って、妻が図に書きます。



 妻、「チビ(小さい巳神)が、頭に同じものをつけて、嬉しそうにしてるわ」、と言います。

 私、「地神様、これはこの土地の水神様の頭から出ているものですか」、と聞きました。

 妻、「何も言わないわ」。

 私、「分かっているけど、言わないんやろ」、「こっちが(私が)的確な聞き方をしないからやろ」。

 私、「小さい神さん、あんた、目の前に出てる、光っているものの横に行ってみ」。

 妻、「チビ、嬉しそうに横に行ったわ」。

 私、「此処の水神様やろ」、「頭に模様みたいなのが有ったから、それと関係があるんやろ」。

 妻、「この菱形、立ったり納まったりしてる様に思うけど」。

 私、「見ていて、何も悪い感じはしないか?」。

 妻、「普通」。

 私、「・・・・・、安心して良いものやろ」。

 妻、「龍のたてがみみたいなものは、家(高橋の方)の地神さんが出してくれたものと違って、この水神さんが自ら見せたものと思う」、と言います。

 私、「水神様、体全体をお見せください」。

 妻、「やっぱり渦巻きが出て来たわ」、「渦巻きが地面にあたって、ぽんと跳ね返されてるわ」、「この動作をずっと続けてるわ」、と言います。




 私、「降りたいんやろ」、「祀って欲しいんやろ」。

 
 三回目

 妻が、明け方の夢で、沢山の鳥の羽が散らばって出て来た場面を見ています。

 尚、沖縄県の〜さんは、最初私に連絡を取ろうと思った時から、頭痛が起きていると言われます。

 良く有る事ですので、早速その事についても聞いてみました。

 私、「地神様、〜さんが、最初此方に連絡をしようと思った時から、頭が痛いと言われますが、何が禍してますか、見せてください」。

 妻、「青、濃い青、水色じゃなく、濃い青色が・・・・」。




 私、「滝か」。
 
 妻、「水とか滝じゃなく、只の濃い青色のものが・・・、こんな形の中に入っていて・・・」。

 妻が図に書きます。

 妻、「その横に、水が飛び散ったみたいなものが出て来た」、「同じ濃い青やわ」、と言います。

 私、「地神様、これが〜さんの頭痛の障りですか」、「全く分かりませんので、このものを大きく見せてください」。

 妻、「濃い青の中に、黄色と白の線があるわ」、「その一番下が鉤(かぎ)になって、それが人間の鼻の穴みたいなものにかかって、上に引っ張り上げてるみたい」、と言います。

 妻、「横の水滴が飛び散った様なものの、横から見たものが出て来た」。

 妻、「鳥の様にも見えるけど・・・・・?」。




 私、「全く分からん」。

 妻、「家の地神さんが遠くに居るんやけど・・・」。

 私、「これも分からんな」、「地神様、このものが〜さんの頭痛の障りなら、これを消してください」。

 妻、「さっきから、これを地神さんが押しているわ」。

 しばらくして、

 妻、「地神さんが押して、それが何処かに落ちて、消えたよ」、と言います。(時間は、午前11時20分位と記憶しています)

 私、「後で〜さんに聞いたら、頭痛が治ったか、分かるやろ」。

 私、「地神様、昨日と同じ様に、水神様を御呼びください」、と言って、「龍神祝詞」を上げます。

 妻、「白い土星の輪の様なものが、回りながら出て来たわ」。




 私、「〜の水神様、どうか巳神様の形を取ってください」。

 妻、「変わらへん、渦のまま」。

 妻、「又小さい神さんが頭に前と同じものをつけて出て来たわ」、「嬉しそうに跳ね回ってるわ」、と言います。

 私、「小さい神さん、あんた、此処の水神様が好きか、好きやったらうんと言ってみ」、と言いました。

 妻、「こっち向いて、うんと言ってるわ」。

 私、「地神様、〜さんが5月の連休明けに工事に入りたいと言っていますが、この水神様の勧請は、家が完成した後でも宜しいですか、何か障りは無いですか」、と聞きました。

 妻、「こんなのが出てる」。



 と図に書きます。

 私、「水神様の勧請は、家の工事が終わった後でも良しと取りますが、それで宜しいですか」、と聞きました。

 妻、「こっちを向いてるけど、何も言わないわ」。

 私、「小さい神さん、あんた、教えて、水神様を祀る前に、家を建てても良いか、あんたが教えて」、と聞きました。

 妻、「こっちを向いて、うんうんと言ってるわ」。

 この始終は、この二時間後位に、〜さんから連絡が入る予定でしたので、説明させていただきました。

 又、〜さんの頭痛は、昼前には治っていたと言われます。

 この頭痛の障りは何か分かりませんが、〜さんが私達と連絡をとっては困る存在なのでしょう。

 よく有る事です。



 
この水神様(巳神様、地神様)の容姿、出方、振る舞い、又私達の体に入って来る清清しさから観て、相当な力をお持ちになっておられると観ます。

 
そしてこの水神様は、〜さんが家を建てられる土地の守り神としてではなく、何か他に、大きなお役を持って降りて来られたものと観ます。

 
水神様が、口にくわえた榊をそっと地面に置いた行為は、これからこの土地の守り神になるという事だけではなく、この家の主、〜さんに榊を渡した、即ち、〜さんにお役をつけたと取ります。(普通、水神様(地神様)の出方はこの様なものではなく、単に御姿が見えて来るという、単純な出方が多いです)

 
この水神様のお役を全う(まっとう)する為の使者として、〜さんが選ばれたという方が正しいかも知れません。

 そのお役とは、「人を助けなさい」、と取ります。

 この水神様から受ける清清しさから観て、「善」を特に強く要求される神様と観ます。


 
純粋なものが求める修行とは、相当なものを覚悟する心構えが必要です。

 
その修行とは、肉体を限界まで痛めつけるようなものでは決してなく、メンタル的な修行を要求すると思います。

 
相当辛い修行になると思えます。

 
今の私にこれをやれと言われれば、自信がありません。


 (文中の図は、霊視をしている時に、妻が素早くメモしたものに色を付けたものです)







  
鳴釜神事の実際と考察