3年生の子どもたちと作った学習問題です。説明文や物語文の内容を十分読み取らないで作文や新聞作りなどの表現活動に力を入れる傾向がありますが,本当に読み取るということをしないで,国語の楽しさやすばらしさは味わわせられません。 本当に主体的に読み取らせたいと思ったら,じっくり時間をかけて指導を加えながら読み取らせるべきです。 |
子どもたちと,一緒に作った学習問題ですが,教師は,どんな学習問題がふさわしいか事前に考えておくべきです。そして,子どもたちからどんな学習問題が出てくるかも予想しておくべきです。 |
1の場面 @ お父さん、お母さん、お兄ちゃん、ちいちゃんは、それぞれどんなことを考えながら「かげおくり」をしたのだろう。 A ちいちゃんは、お父さんをどんな気持ちで見送ったのだろう。 |
2の場面 B ちいちゃんはなぜひとりぼっちになってしまったのだろう。そしてひとりぼっちのちいちゃんはどんな気持ちだったのだろう。 |
3の場面 C ちいちゃんは、ぼう空ごうの中で、どんなことを考えながらお母ちゃんとお兄ちゃんを待っていたのだろう。 |
4の場面 D 一人でした「かげおくり」なのに、なぜ声が聞こえたり、かげが四つ見えたりしたのだろうか。 E ちいちゃんは死んでしまったのに、どうしてこんなにきれいで、きらきらわらっているのだろう。 |
5の場面 F なぜ、「ちいちゃんの命」でなくて、「小さな女の子の命」なのだろう。ちいちゃんは、どんな気持ちで公園で遊んでいるこどもたちを見ているだろうか。 |