BYRDS [Younger Than Yesterday] — 60年代ポップとカントリーの境界
BYRDSの名盤『Younger Than Yesterday』。 タイトルはボブ・ディランの「My Back Pages」の歌詞から取られています。 初期POP的黄金時代の集大成として、今も色あせない魅力があります。
どうしてか画質の悪いジャケット写真ですが、内容は秀逸。 DYLANの30周年コンサートでもこのバーズ・ヴァージョンが演奏されるほど、完成度が高かったことが伺えます。
DYLANのカヴァーは「My Back Pages」のみですが、オリジナル曲の完成度も高く、とても聴きやすいアルバムです。 クリス・ヒルマンの曲が目立ち、リッケンバッカー12弦ギターの名手ロジャー・マッギンも外せません。
ライナーノーツには「Fame and Misfortune(名声と災難)」「The End of The First Golden Era(最初の黄金時代の終焉)」などの題名が付けられています。 このアルバム以降、バーズはカントリー色を濃くしていき、初期のPOP的時代は終焉を迎えます。
DYLANが「Blonde On Blonde」を発表した後の事故による隠遁生活の影響もあり、サイケデリック色の強いカントリー寄りのアルバムへと移行。 もしバーズがジミ・ヘンドリックスのようにサイケデリックに進んでいたら…と考えると、非常に興味深いです。