●講演レポート
2011年11月、某東京都保育園で講演させていただきました。その講演の一部を紹介させていただきます。
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【お悩み】
保育士の仕事は重労働で、腰痛・肩こりの人が多い。接骨院や針治療に通うなどしている人も多い。今後健康でいつまでも働いていくために日常的な痛みを改善・解消するにはどのようなケアをするべきか等、園としての取り組みを考えていた。
【講演タイトル】いつまでも健康で働き続けるための腰痛予防のストレッチ
【講演内容】
(1)腰痛に関する基礎知識
(2)ヒロタダ式スタンダード・ストレッチ
(3)歩行時の正しい脚の使い方・歩き方 〜ビューティーウォーク〜
(4)首・肩こりの原因と解消法
(5)プチ施術体験
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みなさん、こんばんは。今回はお招きいただきありまがとうございます。
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では始めにヒロタダ式整体についてお話しますね。
ヒロタダ式整体は、 対症療法をするのではなく痛みの根本原因を探して改善していく整体です。
さて、みなさんが感じている“コリ”とはなんでしょう。
筋肉が固まり、血液が流れにくくなっている状態です。
たとえば同じ姿勢を続けているなど生活習慣的理由がコリの原因になることが大きいです。
そして、やっかいなことに腰が痛いからといって直接患部に原因があるわけではありません。 |
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腰ばかりをガリガリほぐした場合、毛細血管を切ってしまったり、更に悪化させることがあります。
つまり、
どこに凝縮箇所があるかを診断する必要があるのです。
そして、凝縮の解消・改善ができるよう、あるいは症状が起こる前に日ごろからストレッチや歩き方など適切な健康管理をし予防することが大切です。
今回の講座で、その方法を順にご説明していきますね。
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健康というのは外見だけでなく、身体の内側からの取り組みも必要です。
まずは良質なたんぱく質を摂りましょう。お水を1日に2Lぐらい摂りましょう。そしてビタミンCが重要。ビタミンCは3時間半で尿となって出てしまうので、こまめに摂ることが大切です。
あとはよく寝ることです。新しい細胞に生まれ変わるのに必要です。
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健康でいつまでも働き続けていくことは素晴らしいことですね。少しの意識でそれが可能になりますので是非実行してみてください。 |
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筋肉は縮むことしかしません。ストレッチでしっかり弛緩させることが大切です。
そして実は、常識としてやってしまっているストレッチにまったく意味がない、あるいは逆効果の動作となることがあります。。
たとえば、腰に手をあてて後ろに反る動作、肩を一旦上にあげてストンと肩を落とす動作。これは、肩こりや腰がつらいとやってしまいがちな動作ですね。
しかし残念ながら、この動作は、縮んでいる筋肉をまたさらに縮ませてしまうのです。
さあ、ストレッチをやってみましょう。
適切な姿勢、このストレッチにどんな効果があるのかなども合わせてご説明していきますね。 |
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ストレッチをやる目安は 5回程度/1日。朝起きた時や、ちょっとした作業の前後などがいいですね。
みなさんだったら朝職員室でみなさんでやるとかはいかがですか?
夜中に足をつる人には寝る前にやると効果的ですよ。
保育園だと、会議などで先生方が子供用のイスに座ることがありますよね。
これは腰を悪くします。
あぐら・正座、もしくは片足すわりに変え、長く同じ姿勢をとらないようにしましょう。
職員の方みなさんでこの講座を聞いていますから、もうあぐらや正座、同じ姿勢でいなくても、もう大丈夫ですよね(笑)。みんなでやれば怖くないですね。(笑)
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(3)歩行時の正しい脚の使い方・歩き方 〜ビューティーウォーク〜 |
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職業やその人の環境で歩き方の癖が出ることがあります。
正しくない歩き方をしていると痛みを伴うような症状が出てきます。
たとえば、妊婦さん。妊婦さんはおなかが大きいので、腰におなかを乗っけるようにして腰を後ろに倒しています。これでは腰痛になりますね。
たとえば、腰痛を感じている方は、疲労・緊張した筋肉をかばって歩くため歩行にゆがみを生じやすくなっています。
たとえば、外反母指の人は外側に体重がかかっています。
たとえば、内また歩き。つま先を内側に向けて、足首を反らして歩く内また歩きは、足の外側の筋肉を疲労させ、坐骨神経痛へと進ませます。つま先を内側に向けてしゃがんだ時の股関節の負担は相当です。また、股関節がズレ、骨盤あたりに肉がついて太ってきます。
正しい歩行で、痛みを伴う症状の慢性化を防ぐと同時に症状を解消することができます。
治すことは可能なのです。
骨も2〜3年で入れ替わります。
気が付いた時から習慣を直せばよいのです。決して諦めないでくださいね。
内また歩きの人は、まず外向きに足を向けます。
右足が利き足としたら、左から歩きます。
最後に右足のひざ裏が伸び、右足の親指で床を蹴ることを確認します。
そして、何よりも大切なのは意識です。
生活習慣ですから、気が付くと元の内またにしてしまうかもしれません。すぐに身につくわけじゃないかもしれません。少しずつ、「あれ、内またになってる?!」と気付いた時に、意識していくようにしましょう。
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さて、歩いてみましょう。
数人ずつ、見ていきますよ。
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首・肩コリも自分で改善・予防することができますので、そのやり方をお教えしますね。
一緒にやってみましょう
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一旦、講演はここで終了いたします。プチ施術を体験したい方は症状をおしゃってください。一人5分〜10分で順番に対応させていただきます。
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