2004年の夏、初めてスクーリングに行ってきました。
3週間みっちり絵を描きました。
たくさんの人たちに出会えて、本当に楽しい毎日でした。
物を作っている人たちは皆、無邪気な子供時代にかえった様に見えました。

 絵を描くという行為が、普段気にも留めない、
日常のありふれた物事を新鮮にみせてくれます。
 そして絵の具や木炭と奮闘しながら、
その素材そのものとの出会いが、新鮮な気持ちをよみがえらせてくれるのでしょう。
 
 
物を作るって、本当に楽しい!


ここでは私の習作を数点、展示してみました。


 
  

色で絵を描く

と言う課題です。(3日間、20号油彩)

モチーフが組んであって、
後は自由に表現できました。

マティスやピカソ、ボナール

のような世界・・・かな?

『雲の上のサーカス』をイメージして

楽しく妖しげに描いてみました。

鉛筆デッサンの課題です。
(3日間、B2画用紙)

人物を表面的に追うのではなく、

骨と筋肉を意識しながら、片側に体重がかかることによって生まれる
美しい均衡を追及しました。

また、面で見ることで、2次元の人体がぐっと立体的になると言うことも分かりました。

彫刻的に面で物を見る。
これは全てに共通する大切なことなんでしょうね。
ああ、むずかしい・・・。

静物油彩の課題です。
(3日間、20号)

自分が見たものを、
人にどのように伝えるか。

自分が感動しなければ、
人にもその感動は伝わらない。
と言われました。

中央の、きらきらと光る
宝石箱のような信号機が描きたくて、
そこばかり
集中的に描いてしまいましたが、

「いい絵には名脇役がいるものだ。
脇役をおろそかにしてはいけませんよ。」
だそうです。

 勉強になりました。

初めてのモザイク作品。「ちょっちゃんの夢」

一週間で作りました。  45cm×45cmです。

 やってるときは、もう仕上がらないんじゃないかと思って必死でした。
土台を作ることからはじめて、木枠をつけて、
モルタル(セメントと砂と接着剤を練った粉末)づくり、
そして大きな大理石をみんなで運んできて、
自分で使う分をハンマーでかち割っていくのです。
もう、背中はビキビキ、腕は腱鞘炎になりそうな始末。
意外と大変なのですね。

貼り付けは簡単かと思いきや・・・
とんでもないことが分かりました。
モルタルを耳たぶくらいに練って、付けていくのですが、
固まるのに2時間と言うことで、
貼りながらも余分な力がかかると、前のところが動いてしまって、
ほんとに大変でした。

でも、なんだか病み付きになります。
モザイクはみんなでの共同作業が楽しいのでしょう。
またやってみたい感じです。


ありがとうございました

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